親統坊(装甲悪鬼村正)

登録日: 2014/05/01 Thu 10:28:10
更新日:2024/04/11 Thu 14:53:40
所要時間:約 3 分で読めます




この行が終わるまでは死ねぬ どうかそれまで武者どもの対処をお願いしたい




親統坊は『装甲悪鬼村正 魔界編』の登場人物。
今作においての湊斗景明の依頼人となる。

◆人物
本人曰く「病の身」とのことで僧衣で顔を隠しており、発作で苦しむ姿が見られる。また、少年の小姓を常に侍らせている。

建長寺で行われる足利護氏の大法要に参加する予定でいたが、突如として武蔵坊弁慶を名乗る武者の襲撃を受ける。
なんとその正体は四百年前の僧兵である弁慶本人だった。
幸いにも今川雷蝶が弁慶を撃破した事で難を逃れるが、あちこちで似たような武者の報告がある事、そして今際の際の弁慶の「目指すは鎌倉建長寺大法要 全てを知るは親統坊」という言葉から自身が再び襲われると考える。

もしも法要中に襲撃を受ければ六波羅の求心力低下と取られ、危うい均衡で平和を保つ大和が今度こそ滅びかねないと警戒した彼は善悪相殺の掟を知りながらも景明に警護と『空から落ちてきた武者』の迎撃を依頼した。
以降は全てが終わった暁には自分の命を取ればいいとして寝床と善悪相殺の人柱となる僧侶を提供する。
















ネタバレ注意







これより俺は親統坊と名乗り

大和の和

国家平安の大願成就に己の死命をかける

手段は選ばぬ

必ず果たす


◆正体

その正体は並行世界の湊斗景明であった。
『空から落ちてきた武者』たちを金神片で呼び出していたのは彼本人である。

銀星号事件発端の日、村正を装甲したことで善悪相殺の理によってを殺めてしまった彼は怒りから魔剣・兜割を発動させ村正を破壊するが、その際に時空の歪みに飲み込まれ本編の世界の景明の殺戮を、更にその果てに行きつく悪鬼としての姿を垣間見たことで悪とは湊斗景明自身なのだと悟る。
その直後に悪鬼編終盤の景明と金神の戦いの現場の傍に放り込まれ、偶然飛んできた金神片が左目を直撃し昏倒した。

意識を失った後は親統坊の下に運び込まれていたが、銀星号の文字を見た事で錯乱し金神片の力を発動させた。
どこかで暴徒に殺されそうになっている少年を知覚し、空間を捻じ曲げて引っ張り出して救った事で自分の能力に気づくと、いずれ世界に善悪相殺を布くことで多くの人々を殺すこの世界の湊斗景明を抹殺することで大和に平和をもたらそうと考え、親統坊を殺害してなり代わり武者の召喚を開始した。「全てを知るは親統坊」というのは正に言葉そのままだったわけである。
また、この時助けた少年を小姓にしている。

柳生十兵衛が景明に討たれた直後、遂に最強の武者である宮本武蔵の召喚に成功するが、彼に金神片を抉り取られて死亡した。

金神片の発動は本人にも大きな負担をかけており、まだ若い(そもそも本編の景明さんより年下である)にもかかわらず白髪の老人の姿になるまで年老いている。
また、金神の力を宿している為に茶々丸の『咆哮の城塞』が通用しない。

武者を召喚する能力は任意の人物をこちらへ引っ張り込むため時間跳躍というよりも時間湾曲が適切と言える。茶々丸曰く「奇跡が起きちゃったレベルの強い願い」。



◆余談
ちなみに、並行世界の自分に殺されそうになるというレアな体験をした景明さんであるが後に再び並行世界の自分が殺しにやってくる。どんだけ自分嫌いなんだ…







追記・修正は過去のWiki籠りを召喚してお願いします

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 装甲悪鬼村正
  • 魔界編
  • 親統坊
  • 僧侶
  • 坊さん

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月11日 14:53