新選組(龍が如く)

登録日:2014/05/20 (曜日) 20:43:53
更新日:2024/04/20 Sat 16:13:34
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新選組といえば幕末に存在した武装組織であるが、本項では同時期を舞台としたゲーム『龍が如く 維新!』に登場する新選組について説明する。実際の新選組についてはこちらを参照。


京の町を警備している組織。腕に覚えのある屈強な男たちが集まっている。
浅葱色のだんだら羽織には、各隊の番号が漢数字で書かれた隊長専用のものも存在する。
傍若無人な振る舞いをする者も多く、「京の壬生狼は鴨をも食い殺す」などと陰口を叩かれている。

元々は江戸で試衛館という道場を開いていた近藤勇が組織した壬生浪士組だが、ある事件をきっかけに新選組に改名する。
主人公の龍馬は師・吉田東洋の仇である覆面の男が、新選組の幹部にしかいないと言われる天然理心流の使い手であることを知り入隊することになる。

ほとんどの名有り隊士が歴代の龍が如くに登場したキャラクターと同じ外見をしており、中でも東城会に所属していたキャラクターが多い。リメイク作の『龍が如く 維新!極』では一部のキャストが変更されている(変更されたキャストは新選組関係者以外にも複数いるがここでは省略する)。
また、(これは本作すべての登場人物に言えることだが)実在した新撰組とは異なる点も多く、明らかに史実と違うタイミングで死亡するキャラもいる。


作中に登場した隊士



上級幹部


  • 局長 近藤勇

新選組の局長であり天然理心流の宗家。外見上のモデル及び声は俳優の船越英一郎。多忙のため滅多に姿を見せることはなく隊内では死亡説まで流れている。
なお、初登場時は遊郭遊びの最中という情けない姿だったが(口元だけは池田屋襲撃前に登場している)、直後に龍馬の気配に気づいたことから実力は確かなようだ。
劇中での出番こそ少ないものの印象的な活躍をしており、演じた船越氏の演技も合わさり印象に残るキャラとなっている。
『極』では龍が如く7に登場した足立宏一にモデルが変更されている。不真面目な印象ながら内面には信念がある足立にはピッタリの配役と言えよう。


  • 副長 土方歳三

外見上のモデルは龍が如く3に登場した峯義孝。天然理心流の使い手の一人。
多忙の局長に代わって隊を取り仕切っている。冷徹な人物であり、鬼の副長と呼ばれている。
今回は念願の味方の立ち位置。


  • 参謀 伊東甲子太郎

外見上のモデルは龍が如く3・4に登場した浜崎豪。口調は穏やかだが言動の端々に野心をのぞかせている。
彼の一派は伊東派と呼ばれており、土方をはじめとした試衛館派と対立している。
残念ながらあまり見せ場は無い。
『極』では龍が如く0で大きな存在感を見せた久瀬大作、ひいては俳優の小沢仁志にモデルが変更されており、明らかに圧が増している。ゴリゴリの武闘派である久瀬が謀略タイプの伊東を担当することにはプレイヤーだけでなく演者も不思議な感覚を覚えた模様。本人曰く「ミスキャストじゃんw」


各隊隊長


  • 一番隊隊長 沖田総司

外見上のモデルはご存じ真島 吾朗。天然理心流の使い手の一人。
血に染まった羽織を着る、美少年を自称する、歌声酒場の歌詞を無視するなど奇妙な言動が多い。
芹沢鴨が死亡した事件に何らかの形で関っているらしいが・・・
ちなみに、沖田といえば病弱というイメージだが、本作にそのような描写は微塵もない。
「兄さんは岡田以蔵(実際にはそっちは)あたりだろう」と予想していたプレイヤーの度肝を抜いたキャスティング。


  • 二番隊隊長 永倉新八

外見上のモデルは冴島大河。本作では彼も天然理心流の使い手である。
新選組の中では情に厚い良識的な人物。初登場のときも、入隊試験の相手を「医者にかかれば命は助かる」程度の怪我にとどめた。
維新でも本家とあまり性格が変わらないため、普段の冴島をイメージすれば間違いないだろう。
龍馬に助言をくれることも多い。また、彼も歌声酒場で歌う。


  • 三番隊隊長 斎藤一

外見上のモデルは我らが桐生 一馬。その正体は土佐を脱藩して京に潜伏していた坂本龍馬
おやっさんこと吉田東洋を目の前で暗殺した『覆面の男』を追って入隊した。
入隊後土方からのある試験を受けて三番隊隊長に任ぜられる。
斎藤率いる三番隊には、通常の任務のほか、バトルダンジョンの探索という特別な役目がある。


  • 四番隊隊長 松原忠治

外見上のモデルは5に登場した森永悠。
生真面目で実直な人物であり、試衛館派と伊東派の対立を快く思っていない。
龍馬がかつて使っていた情報屋と接触している。


  • 五番隊隊長 武田観柳斎

外見上のモデルは1,2に登場した林弘。光州流軍学(本作での表記は甲州流ではない)という兵法を極めており、効率的な戦いを好む。
五番隊の隊士を「訓練」しているらしいが、原田曰く、隊士たちは「愛が重い」と悩んでいるという。というかホモ。
『極』では龍が如く0で大きな存在感を見せた阿波野大樹、ひいては俳優の竹内力にモデルが変更されており、やはり明らかに圧が増している。本作ではリメイク前の武田同様関西弁で話す。


  • 六番隊隊長 井上源三郎

外見上のモデルは1~3に登場した柏木修。天然理心流の使い手だが、歳のせいでその実力は既に衰えたといわれている。
「無用の六番隊長」などと陰口を叩かれているものの、龍馬を試すような言動をしたり、土方や伊東ですら知らない近藤の居場所に現れたりとどこか謎めいた隊長。
本来存在しない冷麺を出す店を行きつけにしている。


  • 七番隊隊長 谷三十郎
外見上のモデルは5に登場した八幡。粗暴な性格で、おそらく当時の京の人々が思い描いていた「壬生狼」に最も近い男。
5の八幡が見せたような男気はほぼ持ち合わせていない。博多弁も使わない。
貪欲な男で一番手柄を求めて標的に襲いかかる。その素早い足さばきは並の者では追い切れない。
『極』では7に登場した馬渕晶に変更されている。性格が性格な為八幡に比べるとまだ配役に違和感はない。


  • 八番隊隊長 藤堂平助
外見上のモデルは5に登場した馬場茂樹、ひいては彼を演じた俳優の大東駿介。天然理心流の使い手の一人。
龍馬の世話係を任せられ、龍馬に屯所の案内や初任務の手伝いをしてくれる。
常に飄々とした態度を崩さない。試衛館出身でありながら、伊東に近い立場をとっている。冴島である永倉とはあまり絡まない。
『極』では7で初登場した趙天佑に変更されている。馬渕である谷とはあまり絡(ry。


  • 九番隊隊長 鈴木三樹三郎
外見上のモデルは5に登場した荻田冠。伊東の伝手で入隊したらしい。
よく谷と手柄を競い合っている姿が見られる。
荻田は5でも割とアレな男だったのであまり変わってない。今回は踊らない。
『極』では6に登場した小清水寛治に変更されている。配役は異なるものの八幡と同じスキンヘッドのヤクザなので少し分かりにくいが…。広島弁ではなく関西弁。結果的に元の小清水と比べ明らかに小物…もとい落ち着きがないキャラになっているのは内緒。
余談であるが史実では伊東の実弟なのだが、今作においてはその手の話が一切出ないため違うようである。
まぁ「浜崎の弟が荻田」も「久瀬の弟が小清水」も違和感MAXなので妥当だろうが。


  • 十番隊隊長 原田左之助
外見上のモデルは5に登場した相沢聖人。試衛館出身ではないが近藤派を自称している。
幹部会では姿勢が悪かったり武田を挑発したりととにかく態度が悪い。
槍術の使い手で勝つためには手段を選ばない。また、泥棒紛いのことも平然と行うなど、京の人間からは谷以上に恐れられているようだ。
原田で相沢、ということで冴島である永倉との絡みを期待していた人も多かったと思われるが特にそういった場面はなかった。
5の相沢が賛否の分かれる扱いだったため今作での挽回を期待されたのだが、その結末は…。


その他




  • 監察 山崎蒸
外見上のモデルは5に登場した釘原広志。
変装の名人でよく浮浪者などに化けて龍馬に伝言を伝えるほか、諜報活動や捕らえた勤王志士の拷問も担当している。
サディスティックな性格で、勤王派を笑みを浮かべながら拷問していた。元があの釘原なので異常にハマってる役柄。
『極』では何と6で初登場したハン・ジュンギに変更され、最もリメイク前と後で人相のギャップが激しいキャラになったと言える。相変わらず勤王派を人間焼肉にしていた。


  • 秋元
外見上のモデルはサブストーリーでおなじみの秋元くん。
コネで入隊したが新選組についていけず脱走。歴代シリーズと同じく、美月という遊女に入れ込んでいるが相手にはされていないようだ。
忘れたころに秋元文吉というフルネームが判明する。そしてクリア後には…


  • 白装束の男
外見上のモデルは4に登場した葛城勲(声は別人)。新選組と関わりのある人物らしいが…。
『極』では世良勝にモデルが変更されており、より謎めいた雰囲気を醸し出している。



  • 芹沢鴨、平山五郎、平間重助
故人。芹沢はかつて近藤と並ぶ局長だった。
狼藉を働いたために粛正されたとされているが、三人とも八つ裂きにされて殺害されたという。その死には沖田が何らかの形で関わっているようだ。


  • 三番隊隊士たち
バトルダンジョンに登場。募集したり路上で覆面の男を撃退したりダンジョンをクリアするとカードとして手に入る。
SR隊士はサブストーリーに登場するキャラクターと歴代作品に登場したキャラクターがいる。
『極』では通常のバトルでも使用可能で、強力な副次効果や明らかに世界観から逸脱した特殊攻撃を発動できる。
春日品田の出番は残念ながらここだけ。歴代シリーズの主人公なのに…。その分性能が高めにされており、中でも品田は指折りの強さを誇る。






追記・修正は、藤堂に惨殺されたと思ったら数日後何事もなかったかのように骸街二階に佇んでいた人にお願いします

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最終更新:2024年04月20日 16:13