R-11A フューチャー・ワールド

登録日:2014/05/29 (木) 0:24:00
更新日:2024/01/04 Thu 22:50:26
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R-11A フューチャー・ワールドは、『R-TYPE』シリーズに登場する異層次元戦闘機である。
元ネタはアイレムが発売したレースゲームの意匠を盛り込んだ横スクロールシューティング『GALLOP』の主人公機。


R-11A フューチャー・ワールド

アロー・ヘッドの基礎データを元に開発された最後の量産機。とはいえ、系譜上の母体はアルバトロスだが。
機動性と旋回性を高め、機体を小型化し、兵装を厳選することで、居住区においても運用可能かつ被害を食い止められるように仕上がっている。
機体上部の兵装ユニットは圧縮炸裂波動砲と複合電磁射撃システム「ボルトクラスター」のオプション選択式で、投入ミッションに応じて換装可能。
一点集中型と面制圧型の兵装を選択でき、小型でローコストかつメンテナンス性も良好とあって、軍部のみならず民営武装組織でも運用されている。
まさにR-9Aから続くR戦闘機の正当なる末裔と言っていいだろう。

サタニック・ラプソディー当時、暴走したモリッツGの鎮圧任務に辺境警備隊も動員されており、その際当機が出撃したという記録が残っている。
が、辺境警備隊員が対バイド戦の経験に乏しかったのか、はたまた敵がバイド化により強化されていたためか、あえなく全滅。
しかもバイド汚染されたR戦闘機開発計画担当基地に残されていた本機が、"堕ちた英雄機"の随伴機と化したという記録があり、おまけに主人公機に叩き落とされたという。
おお、もう……

この項目の通り後続機がたくさん存在するがSTG的には全くの下位互換でもなく、ギャロップ・フォース系を装備する機体の中では唯一圧縮炸裂波動砲を搭載している。
ロックオン波動砲に使いにくさを感じる場合はこの機体を使ってみるのもいいかもしれない。

TACTICSシリーズでは移動力と回避性能が高い高機動型として参戦、小回りのききを活かして攻撃後の再移動も可能。
生命系バイド捕獲用の特殊弾頭を装備しており、これでバイドを破壊することでバイドルゲンを入手できる。
圧縮炸裂波動砲もなかなか高性能で、火力と機動性の両立した使いでのある機体となっている。

武装

○圧縮炸裂波動砲
衝撃波動砲をデバイスの小型化、簡素化に重点を置いて改良したもの。2ループMAXの波動砲の中でも極めて高い攻撃力を維持している。
目標内部に転送・即時炸裂する原型とは違い、投射した波動弾の着弾をトリガーに起爆する方式。
デバイス小型化の恩恵で本機のような小型機にも搭載可能となった。ちなみに本機の波動砲はオプション式。

○ギャロップ・フォース
都市部での航空治安出動を想定し、誤射や巻き添えによる被害を極力避けるよう工夫を凝らしている。
その工夫の一環として極力レーザーを細く強くするというものがあり、機体速度と連動して照射角度や攻撃範囲を変化させることも可能。
なお、このフォースはオペレーション・ラストダンスに投入された機体にのみ供給された。

レーザー弾種は
機体速度に応じてレーザーの威力と太さを変えるレーザービーム
自機の速度に応じて照射角を変えるレーザーを上下斜め方向に放つレーザーワイパー
自機の速度と連動して発射角を変える対地滑走式のレーザーチェイサー
の3種。
分離時のショットは正面に一極集中で連射するタイプで正面火力に優れるが、フォースを付けたまま高火力を出せる赤レーザーの方が優先されがち。分離ショットは青や黄を装備してる際の正面のカバーがメインとなるか。


R-11B ピース・メーカー

元ネタは『GALLOP』登場機体であり、本作ではR-11Aのバリエーション機。通称「パトロールスピナー」。
民営の武装警察に供給されたこともあって、カラーリング、細かな備品共に『らしい』ものとなっている。
機体上部の波動砲ユニット付近に設置されたパトライトがチャーミング。
例によって都市部での運用を前提としており、都市航空戦への適応を推し進めた結果、強力な捕捉・追尾機能を有するロックオン波動砲を搭載している。
オペレーション・ラストダンスに投入された機体はフォースやビットを供給されていることから軍用機と思われる。
せめてカラーリング変えるなり艤装変更するなりしろよ……
機体の形状、設定、そしてアイレム本社の所在地から、ファンから贈られた愛称は「石川県警専用R戦闘機」。

TACTICSシリーズではどういうわけかロックオン波動砲が圧縮炸裂波動砲に差し替えられており、前身機との差異は回避性能+2%だけ。
おまけに派生機もなしという、某向こう岸に渡っちゃった子並みに不憫な子。
使えなくはないのだが、エーテリウムの消費に見合うかというと、ねぇ……?


武装

波動砲以外はR-11A準拠。

○ロックオン波動砲
誤射厳禁の意気込みで開発された強力な捕捉追尾性を持つ波動砲。最大2ループチャージ。
エネルギー弾を3方向に連続発射する。なお、本来は波動砲ではなくビーム兵器。
威力が分散してしまうのか、ループ数増加と威力が反比例する傾向にある。


R-11S トロピカル・エンジェル

R-11ナンバーズ後期型の第1号。ピース・メーカーの方針を継承し、更なる高機動化に加えてフォースと波動砲のバージョンアップを行い、周囲の安全性を確保したまま火力を高めている。
機首下部に旋回式サブブースターを搭載することで旋回性は極まったが、極まりすぎて全力機動なぞしようものならザイオング慣性制御システムですら旋回時のGを打ち消しきれなくなる。
簡単に言うと、機体名の通りにパイロットがトロピカルなことになって天使にお出迎えされる。
つまり欠陥品。というか、旋回テストは基本有人なわけで……おい軍部。

TACTICSシリーズでは内部耐久値が平均以下だが、最高値の移動力に戦闘機としては良好な索敵性能、回避能力を備えた素敵スペック。
しかも新規一発生産なのでエーテリウムの消費なしという太っ腹。
波動砲こそ未搭載だが、それを補って余りあるチート武装、ロックオンビームを備える。
射程2-4、命中率90%、威力50、総弾数15というぐうの音も出ない程のチートっぷり。
しかも光学兵器なので迎撃されないが、こっちからミサイル迎撃は可能という超ぐう畜兵装である。
恐ろしいことにバリア弾やスケイルディフェンス弾と違って攻性兵装。
事実上の撃破手段が波動砲や光学兵器とフォースシュートだけという、まさに畜生畜生アンド畜生な最終鬼畜超高機動機である。
しかもこの先に強化型が控えているという、ね……

どことなく水上バイクにも見えるデザインと爽やかなカラーリングがオシャレだが、それもそのはず、1983年に同名のアーケードゲームが発売されている。

武装

○ロックオン波動砲Ⅱ
ロックオン波動砲のアップデートモデル。最大3ループチャージ。
最大4方向へ攻撃できるが、そこまでチャージすると威力が落ちるので、最大ループで使われることはほとんどない。

○ギャロップ・フォース改
高耐久な敵性体との交戦を想定し、レーザー出力を向上させている。
そのため、系列機の欠点だった火力不足を補う事に成功した。
レーザー弾種は原型にSが付いた威力向上型。
1速時の赤レーザーはFINAL・FINAL2共に、全機体の赤レーザーでも最高クラスの火力を誇る。

R-11S2 ノー・チェイサー

R-11ナンバーズ最終型。コクピットを新造直前まで改良した結果、全速旋回時の横Gに耐えられるだけの性能を獲得した。
その名の通り「我ニ追イツク敵機ナシ」を地で行く機体。
外見は軍用機というより違法改造車っぽくなっている。

TACTICSⅡでもその性能は健在で、ほぼすべての面でトロピカル・エンジェルの上位互換となっている。
無論、ぐう畜兵装ロックオンビームも健在。
唯一の相違点である鹵獲弾は、損傷した敵機に撃ち込むことでHPを最大値の半分まで回復させ、自軍に引きずり込むことが可能。
鹵獲したユニットは撃墜されなかった場合、ミッション終了時に資源に還元される。
が、1発撃つたびに燃料を10も消費してしまう(本機の燃料上限は40である)ため、迂闊な発射は死を招く。

武装

波動砲以外はトロピカル・エンジェル準拠。

○ロックオン波動砲Ⅲ
ロックオン波動砲の最終型。ループチャージ増大と最大捕捉数増加にともなって単発火力が大幅に低下した。
が、そもそも本機の主任務は都市に降りてくる雑魚バイドの早期殲滅や治安出動なので、単発火力は特に必要なかったりする。
その攻撃範囲の広さ故か市街地での最大出力射撃には許可が必要とされ、無断使用は禁止だったらしい。
ぶっちゃけ最大ループまで溜める機会はそんなにないので使用感覚はトロピカル・エンジェルと大差無い。


追記・修正はコンクリートジャングルを潜り抜けつつフルチャージのロックオン波動砲Ⅲで敵性体のみを撃破してからお願いします。


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最終更新:2024年01月04日 22:50