恐竜大戦争アイゼンボーグ

登録日:2014/06/05 Thu 17:20:54
更新日:2024/04/01 Mon 22:08:13
所要時間:約 ? 分で読めます






『恐竜大戦争アイゼンボーグ』とは、円谷プロダクションが制作した特撮テレビドラマである。
テレビ東京系で放映された。


【ストーリー】

絶滅したと思われていた恐竜が突如地上への侵攻を開始した。
実は恐竜達は密かに地底で生き延びており、その過程で高度な知性と強靭な肉体を獲得していたのだ。
この事態を予見していた鳥居博士は対恐竜組織「D戦隊」を結成。
隊員である立花善、愛兄妹と黒沢一平、神原五郎の四名は鳥居博士の指揮の元、恐竜軍団へと立ち向かっていく。


【概要】

円谷プロダクションが70年代後半に制作した恐竜をテーマにした作品群「円谷恐竜三部作」の二作目にあたる作品で、
恐竜保護を主軸とした前作の「恐竜探検隊ボーンフリー」同様、特撮とセルアニメで構成されている。
…しかし内容はうって変わって高度に進化した恐竜が軍団を結成し地上へ侵攻する内容となっている。
初期は恐竜軍団の長であるウルルが送り込む恐竜型怪獣をD戦隊が迎撃する内容となっており、比較的シリアスな展開が続いたが、
中盤でテコ入れが行われウルルを影で操っていた侵略者「恐竜魔王ゴッテス」や主人公側の巨大ヒーロー「アイゼンボー」の登場など、
従来の特撮ヒーロー番組に近い構成となった。
また、恐竜を悪役として描く事には無理があったのか、ゴッテスの登場以降敵として登場するのは純然たる怪獣となった。
内容面では、緻密に作られたミニチュアセットや恐竜とD戦隊の激しい戦闘、アイゼンボーの派手なアクション、
そして視聴者の予想の斜め上を行くハイパー超展開が見どころ。
長らくソフト化されていなかったが、2013年に単品DVDが発売された。

2017年12月15日に新撮を加えたドキュメンタリー番組が、中東地域限定で放映され、後にYou Tube円谷公式チャンネルでも配信された。
『帰ってきたアイゼンボーグ』というタイトルであり、関係者へのインタビューも行われた。
なおこの企画はサウジアラビア皇太子の政策である『Saudi Vision 2030』の元、現地の強い要望で実現したもの。

2021年12月には、漫画版『レッドマン』も手掛けたマット・フランク氏によるコミカライズ版が、フェーズシックス出版よりリリースされた。


【登場人物】

-D戦隊の関係者

  • 立花善
本作の主人公。冷静な判断と熱い心を併せ持つ。対恐竜用の兵器開発による事故の為体をサイボーグへと改造されている。

  • 立花愛
もう一人の主人公で善の妹。優しい性格で、兄共々体を改造されている。
19話で致命傷を負うが、手術中に浴びた高圧電流により超能力を得て復活、後述するアイゼンボーへの変身が可能になった。

  • 黒沢一平
世界を股にかける冒険野郎でやや直情的な性格。単独で北極横断をした事があり、その時に現地の女性に惚れられていた。

  • 神原五郎
温厚な性格で、ナマケモノのネムを可愛いがっている。愛称は「バラさん」。妻帯者であり29話では子供も産まれたリア充。

  • 鳥居博士
D戦隊のリーダー。主に指揮をとるが緊急時には自ら銃を手に敵に応戦した事もあった。
妻と息子がおり息子は高校球児。


-恐竜軍団の関係者

  • 恐竜帝王ウルル
恐竜軍団を率いる、IQ200ティラノサウルス型怪獣。
ゴルゴサウルスプテラノドンステゴサウルスなど恐竜型怪獣を率い地上を攻撃していたが度重なる失敗により自ら出撃、アイゼンボーグ号を爆発寸前まで追い込むも機転により逆転され爆死。
その後、ゴッデスの尖兵に過ぎない事が判明する。
最終決戦でのキャラ崩壊が酷い。

  • 恐竜魔王ゴッテス
ガザリヤ星から飛来し、ウルルを操っていた侵略者。20話より自ら侵攻の指揮をとり、恐竜を改造した怪獣を使い地上を攻撃する。
初期は冷酷非道な悪役として描かれていたが、ゾビーナ登場以降コミカルな面も描かれるようになった。が武器。

  • 恐竜調教師ゾビーナ
26話より登場、ゴッデスの婚約者を自称し暴力的かつ冷酷、ヒステリックな性格。
調教には毒ガスとを使用し、同話では調教の犠牲となった恐竜の悲劇が描かれた。


【登場メカニック】

  • アイゼン号
  • アイゼンI号
善と愛が操縦する戦闘車両で、アイゼン号の前部を構成。
ミサイルや上部のレーザー砲、鉄球のアイゼンボールなどで恐竜を攻撃し、車体は恐竜の攻撃にも耐えられる程頑丈。

  • アイゼンII号
一平と五郎が操縦する支援車両で、アイゼン号の後部を構成。飛行能力を使用した消化活動や人命救助が主な任務。

  • キャリーボーイン
アイゼン号を格納する母艦で、同機はこれにより現場へと出撃、分割し活動する。


愛、クロスだ!

いいわ、善!

アイ!

ゼン!


  • アイゼンボーグ号
善と愛が上記の台詞とともに腕をクロスさせる事によりアイゼンI号が変形というより変身する戦闘艦。
艦首にそびえる漢のロマンが印象的。
この状態では飛行が可能で、操縦は善と愛が合体した「アイゼンボーグマン」(意識や体格は善のもので愛の意識は後部の回路に移る)が行う。
武装はドリルや前部から発射するビーム、主翼の回転ノコギリなどで主な戦法はノコギリなどによる格闘戦というらしい機体。
主な必殺技は機体のノコギリやドリルをフル稼動させて敵に突撃する「アイゼンクロスカッター」。
弱点は、操縦可能な時間が3分30秒である事。


ボー、チェンジ!

アイ!

ゼン!

ボー

  • アイゼンボー
20話で怪獣ギラーにより絶体絶命の危機に陥ったアイゼンボーグマンが制御回路に飛び込んだところ誕生した巨人。
ナレーションによると傷を負った愛が、手術の際高圧電流を浴びた時に超能力を獲得した事により誕生したらしい。
アイゼンボーグマンが巨大化したような姿をしており、額にはカラーチェッカーと化したアイゼンボーグ号が装着されている。
また、この姿で活動出来るのは2分20秒のみであり、制限時間が来ると大爆発を起こす。
武装は、の矢を射る「アイゼンボウ」(中央で分割しとしても利用できる)や右手に装着する回転ノコギリ「アイゼンフックカッター」、発光する剣。



妹と合体した後で追記、修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 保護→迎撃(今ココ)→脇役
  • 恐竜
  • 円谷恐竜三部作
  • 特撮
  • ツッコミどころ満載
  • 超展開
  • 円谷プロ
  • 恐竜大戦争アイゼンボーグ
  • 怪獣
  • 戦争
  • 合体変身
  • まさかの続編
  • テレビ東京
  • 恐竜作品
  • サウジアラビアで大人気
  • お前らのような恐竜がいるか
  • アニメ
  • 二次元と三次元の融合
  • センターマン
  • サウジアラビア
  • 恐竜軍団
  • 70年代テレビアニメ
  • 70年代特撮ヒーロー
  • 円谷版ゲッターロボ
  • 路線変更
  • 東京12チャンネル

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月01日 22:08