慈悲深い聖職者

登録日:2014/06/29(日) 13:44:28
更新日:2024/03/28 Thu 12:41:53
所要時間:約 6 分で読めます







どこからか謎の声が響き渡る・・・




機械音声(CV:ショウ君)
ようこそ迷えるアニヲタさん。
この項目はニンテンドー3DS『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』の
ネタバレを含んでいるぞ。



機械音声
もしも君がこのゲームをまだ手に取っていないなら
ネタバレのせいできっと楽しみが薄れてしまうことだろう。



機械音声
君はその前に『ペルソナQ』を買いにお店へ走ってもいいし
ネタバレを気にしない性分ならこのままスクロールしてもいい。
でも、既にクリアした人は物語の核心に直接触れるコメントをしないでね。



機械音声
あの人にメギドラオンで消されても責任は取らないぞ。
そんなわけで、コメント欄には絶対ネタバレを書かないと・・・




誓いナ・サーイ・・・




・・・!?





誓いナ・サーイ!!






慈悲深い聖職者とは、『ペルソナQ シャドウ オブ ザ ラビリンス』に登場するボスキャラクターの1体である。
Hoo!




概要

主人公達が迷い込んだ異世界の学校「ヤソガミコウコウ」に潜む大型シャドウ。
第2迷宮「ごーこんきっさ」の最深部で登場する。
この世界から脱出しようとしていた善と玲の記憶を奪い、主人公達の帰還を妨げる「番人」の1体。

神父(牧師)の姿をした4本腕の大型シャドウで、戦闘時は巨大な棺桶にまたがっている。
イラスト自体は発売前からゲーム雑誌等で発表されているため、見たことがある人もいるだろう。


最深部で色々あってなぜか結婚式を挙げるハメになった主人公と仲間を教会で待ち伏せていた。
第1迷宮の番人と同じく、こいつも敵シャドウの中では人語を解する特殊な存在なのだが・・・




病めるトキモー?Huu!

健やかなるトキモー?Hoo!

神ノー?御許ヘー?

YOU・SHALL・DIE!!




めっちゃテンションが高い。
コテコテの外人風な口調から来る胡散臭さと、無駄にラッパー風の台詞がネタっぷりを助長する。
このノリは戦闘中においても全く同様。
リズムを刻みながら聖書らしき本を放り投げたりする様は、とてもボスに思えないほど威厳もへったくれもない。
何というか、色々と罰当たりのキャラである。

中の人の怪演と加工音声もあって発言の一つ一つがプレイヤーの腹筋にダイレクトアタックしており、
本作屈指のネタキャラとして謎の人気を確立するに至っている。
戦闘中の待機モーションがボス曲「Laser Beam」と絶妙にマッチしているのもポイント。
プレイヤーによってはあまりの衝撃から、わざわざ神父撃破前のセーブデータを残す人もいるとか・・・




戦闘能力

無論、曲がりなりにもボスなので強いことは強い。


全体を「バインドボイス」で麻痺させ、「マッスルダウン」「サイレントノイズ」で力・魔封じを与え、
時には誰か一人を「プリンパ」で混乱させるなど搦め手は実に豊富。
一方で物理スキルの割合は少なく、拡散攻撃の「ヒートウェイブ」、単体攻撃の「ハイスラッシュ」と2種類しかない。
ただし、体力が減るとマハジオンガで全体雷攻撃も仕掛ける。
雷弱点の陽介などを前線に出すのは危険か。



前の迷宮のボスに比べると弱点(雷)あり、体力も多くないなど相対的にやや打たれ弱い。
(満足に育てていないパーティーはこの限りでないが)
その代わり、耐久面をカバーするためにラッパー神父は「誓いの言葉」という厄介なスキルを行使してくる。
発動すると神父の周りを4つの棺桶が取り囲み、そのうち1つが発光して神父がこう言い放つ。


「~しないと誓いナ・サーイ!」


このスキルは特定の行動に反応して自動的に攻撃するというカウンターの類。
例えば、赤い棺桶が出た状態で「ワタシを殴らない~」と誓わせた場合、神父に通常攻撃をしてはいけない。
(コマンド欄のATACK=通常攻撃)

もしも誓いを破ってしまうと、そのキャラクターに対して「天罰」が発動。
瀕死級の大ダメージを受けた挙句、力・魔・速を一斉に全封じされるという凶悪な効果を受けてしまう。
完二や荒垣のようにタフな前衛は辛うじて持ち堪えられるが、雪子やゆかりなどの後衛は防具が弱いと・・・
更にカウンター回数は限りが無いため、他のキャラが続けて誓いを破っても随時反応してくる。
また、カウンターとは別に神父も普通に行動する事から、無駄に破ることは敵の手数を増やしかねない。




導いてやる・子羊メーン!
天罰デッドナーウ・・・




誓いの言葉は発動したターンから次のターン終了時まで効果が続く。
まあ要するに偶数ターンは誓いの言葉、と思えばよい。
しかし速封じ状態のキャラより優先順位が早いので、該当キャラに迂闊な行動をさせるとかえって危険。


誓いの種類は以下の通り。


  • 「ワタシを殴らないと誓いナ・サーイ!」・・・通常攻撃禁止
  • 「技を使わないと誓いナ・サーイ!」・・・スキル使用禁止
  • 「道具を使わないと誓いナ・サーイ!」・・・アイテム使用禁止
  • 「えばらないと誓いナ・サーイ!」・・・リーダースキル使用禁止


守りさえすれば簡単そうに見えて厄介なところがあり、状況次第では一方的に不利なことも起きる。
例えば
  • 回復スキル持ちが魔封じなのに、アイテム禁止の誓いで一切回復できない
  • せっかくブーストを取ったのにスキルor通常攻撃禁止で攻めあぐねる
など。
特に回復できないのが地味に凶悪で、体力の一番低いキャラが被害を受けないことを祈るしかない。
祈りナ・サーイ!


体力が減ると、これらの中からランダムで2つ同時に選んで誓わせてくる。
「とにかく色々と誓いナ・サーイ!」
神父の台詞も誓いの内容に対応しなくなるため、どの棺桶が何を禁止しているか覚えないと泣きを見ることに。
実はコマンドの色と対応している事に気づくとさほど難しくない



だが、前述したように耐久面は脆いため、全員で弱点を突けば総攻撃をかけやすい。
そうでなくとも、2章以降はペルソナ作成の自由度が向上して戦略の幅が広がることに加えて
比較的ブーストを取りやすく、行動に余裕を持てる辺りが前のボスより簡単と言われる所以である。
誓いの言葉をキッチリと守り、かつ制限下で出来ることをしっかりやれば負ける要素は薄い。


ただし混乱したキャラを放置すると、赤棺桶のあいだに神父を攻撃してしまう可能性がある。
難易度RISKYだと主人公の混乱が一番危険で、殴る→天罰直撃→即ゲームオーバー・・・となりかねない。
普段以上に主人公の身の安全に注意を払うこと。




  • 慈悲深い聖職者様の語録

「Hoo!」(通常攻撃、及び物理スキル使用時)


「迷える子羊には、コレデース↑」(補助スキル使用時)


「神の祝福デース!」
「神の声が聞こえマース!」(誓いの言葉使用時)


「悔い改めナ・サーイ!」(カウンター発動)


(HP約75%以下)
「神に・逆らう・不届き子羊!
 そんな・奴には・誓ってもらHuu!


(HP約50%以下)
「HEY MEN!
 SO MEN!
 HERE SO MEN!

 神の言葉を信じない!
 そんなやつはJU-ZAI-NIN!

 迷える子羊・縛り上げ!
 誓いをSO MUCH 改心せYO!」


(HP約25%以下)
「聞こえてきたかい神の声!
 信じる者は救われる!
 救われないのは君のせい!

 御許に行くにはまだ早い!
 憐れみたまえこの運命(さだめ)

 神の救いをYES,AGAPE!






「追記・修正すると誓いナ・サーイ!」

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最終更新:2024年03月28日 12:41