斉藤さん(漫画)

登録日:2014/07/20 Sun 22:46:52
更新日:2023/05/29 Mon 18:35:56
所要時間:約 5 分で読めます




うるさかろうが、煙たかろうが、斉藤さんは正義の道を行く。

2006年〜2011年に連載された小田ゆうあの漫画。全14巻。
2008年と2013年にテレビドラマ化されたが一部登場人物の設定と展開が異なる。
ドラマ版第二期は前作の展開を受けて舞台と一部の登場人物がオリジナルのものになった(原作のエピソードと人間関係は取り入れている)

同名のスマホアプリとは無関係。


◆登場人物
カッコ内はドラマ版のキャスト。

斉藤全子(観月ありさ)
主人公。通称「斉トーさん
ジムに通ったりランニングを行ったりと運動系の趣味を持つ。
正義感が強く物事をはっきり言える性格で特にマナー違反や子供を顧みない親に厳しい。そこから逆恨みなどのトラブルも以前からある。
当然ながら周囲から敬遠されママ友には縁がなかったばかりか物語冒頭ではあらぬ噂をたてられていた。
無論トラブルに対する恐怖心がないわけではないが、本人は間違ったことを間違ってると言えない社会で子供が育つことの方が怖いと捉えている。

夫はたまに帰国するものの海外に単身赴任中。彼のことは常に気にかけメールチェックも欠かさない。
かつて理系企業に勤めなかなかの立場を築いていた。妊娠発覚直後に母親業を一大プロジェクトとみなしてあっさり離職し現在は専業主婦。

文武両道で英会話もできるなど一見弱点がないようにも見えるが裁縫が大の苦手。
なかなか素直に弱みを見せられない意地っ張りなところもある。

ドラマ版では第一期に夫の転勤先である南アフリカに引っ越し、約三年後となる第二期で夫より一足先に息子と帰国した。


斉藤潤一(谷端奏人)
斉藤さんの息子。通称「潤(くん)」
落ち着いた性格で母に似たのか正義感が強いしっかり者。
手先が器用で折り紙をはじめとする工作が得意。
入学後は学業も優秀な様子。
母親の方針からゲーム機を持っていないが尊に時々貸してもらっている。
原作後半で妹の笑(えみ)が誕生した後しばらくは嫉妬心と小学校高学年という難しい年頃もあり反抗期になった。


真野若葉(ミムラ)
もう一人の主人公で斉藤さんの親友。
物語冒頭でこばと台市に引っ越し、そこでのママ友の噂から斉藤さんとは疎遠だったが偶然同じジムに通うことになった縁から親しくなった。
特技は料理と裁縫。作中では息子達に手作りお菓子などをよく振る舞う。

日和見主義かつ流されやすい性格。更にしばしば検討違いの努力で突っ走っては更なるトラブルを起こすことも。
一時期レストランでパートをしていた。尊が寂しさのあまり家出、出先で誘拐されかけたのを機に辞めている。
子供のことは思い込みなどから問題を見逃してしまうことも多かったがその度に斉藤さんから叱咤され親として少しずつ成長していく。

原作終盤で夫が九州へ転勤、最初は単身赴任だったが彼の入院騒動を機に尊の小学校卒業を待って引っ越していった。


真野尊(平野心暖)
若葉の一人息子。
やんちゃですぐ手が出てしまう問題児。しかし叱られれば素直に反省できる。
引っ越す前の幼稚園では彼によるトラブルが続いて母子ともども追い出されるように転園した。
母親と同じく声の大きい方の意見に流されやすい面がある。
ちなみに入学後の学業成績は若葉曰く「ワイルド」


三上(高島礼子)
斉藤さんと若葉の共通の友人。ドラマ版では社長婦人で明確なライバルキャラとして描写されている。
最初斉藤さんとは馬が合わなかったが子供たちの入学辺りから親しくなる。
二人の娘を持ち、次女のかおりが潤一たちと同じ学年。
教育熱心らしく娘二人ともが習い事をしており、かおりは幼稚園児にして学習塾で漢字や計算はおろか百人一首をマスターしていた。


小倉(北川弘美)
斉藤さんと若葉の共通の(ry
息子の佳也が尊にいじめられ通園拒否状態になりかけたのを助けられて以降斉藤さんと親しくなった。
若葉とは後に母子ともども和解している。


泉コーチ(弓削智久)
斉藤さんと若葉の通うジムのインストラクター。
正義感が強く女性であることに甘えない斉藤さんに憧れの念を抱いている。
ドラマ版で何故かオネエキャラにされた。


桜井綾子(石橋杏奈)
こばと幼稚園の近所にある阿久津高校に通う女子高生。
プールで落とした財布を斉藤さんに届けてもらい、後に若葉(顔を覚えていた)を見かけたことから友人と共に交流する。
派手な見た目とは裏腹に成績優秀で生徒会に入っている。
同じ学校の不良グループによる風評被害から大人に不信感を抱いていたが、彼らの悪戯で幼稚園を汚された時は生徒会として掃除に来た。後日斉藤さんにお礼を言われ大人を見直すようになる。
高校卒業後も変わらず関係は良好。


安西磨沙夜(前田航基)
潤一たちの四学年上の友人。小学五年の時に姫路から転校してきた。
髪はメッシュで両親もやたら派手派手しい。

あまり子供を顧みない両親に育てられ、更に兄が寮生活を送るようになったため寂しさから荒れていた。
意地悪な上級生から潤一と尊を助けたことから彼らを舎弟にする。上履きに書かれた名前の漢字が読めなかったため「アブラ(潤一)」「ソン(尊)」と呼んだ。
潤一が自宅に連れてきた際自分の素行を叱ってくれた斉藤さんを慕う。
兄の影響からバスケが得意。

中学進学後は教師を父に持つ同級生と親しくなりおかげで受験勉強をなんとかやれている。一方携帯電話で無駄遣いし母親に叱られたことも。
ドラマ版では高校生の不良グループとつるんでいた。


玉井大和(玉元風海人)
中学年以降に登場した潤一たちの同級生。
要領がいいが躾は割と放任状態で育てられたため我儘。少し都合が悪いがあれば「ムリ〜」と言って逃げてしまう。
尊を含む周りを巧みに扇動し潤一を対象とするいじめを起こしてしまった。
特技はサッカー。

ドラマ版ではいじめの経緯が少し異なり、モンスターペアレントの母親が斉藤さんを嫌っているのを知った結果彼女を喜ばせようとした行動がエスカレートしていった。


前園冴(松岡茉優)
若くして息子の彪牙を出産したヤンママ。
母親として多少自覚に欠ける部分があり、自分でも周囲の目を気にするあまり虐待寸前までいったことも。
夫と斉藤さんの励ましから立ち直り以降は良きママ友及び子育ての後輩になる。
赤ん坊を現在進行形で初めて育てる彼女にとって、小学校高学年の子供は尊もかなりいい子に見えるらしい。それを聞いた若葉が昔のエピソードを暴露した際はかなり戦慄した。

ドラマ版では玉井家の親戚という設定。伯母である大和の母親からはいい顔をされておらず子育ての援助を拒否され追い詰められていた。




うるさかろうが、煙たかろうが、項目は追記修正の道を行く。


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最終更新:2023年05月29日 18:35