モヤモヤさまぁ〜ず2

登録日:2014/07/23(水) 16:47:50
更新日:2023/11/09 Thu 17:18:05
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テレビ東京にて放送中の旅番組。通称「モヤさま」。英称「Complicated SUMMERS2」(ロケ中にしれっと決まる)。

キャッチコピーは「世界一ドイヒーな番組」。

概要

2007年1月に単発特番として放送され、好評につき同年4月より深夜帯でレギュラー化。2010年4月から「田舎に泊まろう!」の後任としてゴールデン進出。
さらに2013年10月からは放送時間が1時間半になったりと何気に勢いがすごい。
というかテレビ東京の看板番組の一つになりつつある。

放送時間・曜日の頻繁な移動が実施されており、土曜深夜に始まり→金曜深夜→日曜19時→日曜21時→土曜23時→火曜23時→土曜11時と7回も移動し、同じ曜日での時間帯変更を含めたら計9回も引っ越ししている。

2021年10月よりスピンオフとして土曜早朝にも「あさモヤさまぁ〜ず2」として進出する事になった。こちらは旅番組では絶対に取り上げないようなマイナー地域に行くなど棲み分けが図られている…と思ったら2022年4月の火曜移転と同時にあさモヤは終了している。

2022年7月には放送15周年記念として「モヤさまドイヒー展」を池袋で開催。またこれ以外にも歴代アシスタントによるトークショーなどのイベントも不定期に開催されている。

内容

さまぁ〜ずとアシスタントの3人が、人気番組ではいかないような場所、いわゆる「モヤモヤ」したところを訪れ街の人々とふれあっていく。

…ぶっちゃけそれだけの番組。

番組の目的上、当初は東京23区と海外以外ロケ禁止、またメジャーなものは禁止(温泉地で温泉入浴など)といったルールが課せられていたが、
ゴールデン進出以降は見栄えを考えてかそれなりに華のある場所を訪れることも多くなった。
ただしメジャースポットに行った場合は「三村が人ごみを露骨に嫌がる」、「買ってきたオモチャを露天風呂で試す」、「大竹が風呂でチ○コを出す」、「グルメレポートを真面目にやらない」など何かしらのボケをかます。
毎年夏には本編内で水風船や水鉄砲を購入し、近所の公園で出演者・スタッフで水合戦をやるのが恒例となっている。

訪れる先々での街の人々とのふれあいも見所のひとつ。毎回誰かしら強烈な素人に出くわしており、年末には「モヤさまアワード」にて最も印象的な素人を決定していた時期もある。

ちなみに製作費がかなり安い。いわく「イッテQ」のVTR一本分にすら満たないらしい。

2021年初頭には再び街ブラロケが難しくなったことから、しばらくはさまぁ~ずと田中アナの3人が車で特定の場所を巡る形式になっていた。またこの時期は過去映像を再放送していた。

出演者が目立つ場面や肉料理などテーマ曲があったりと音楽のチョイスが特徴的。ただ、基本的にはダジャレであったり、単語がかすっているだけだったりする(「電気」や「卓球」といった単語が混ざっていれば電気グルーヴが使われがち)。

出演者

  • 三村マサカズ
さまぁ〜ずのツッコミ担当。テーマ曲は「ダメおやじの唄」
最も多いであろうツッコミは沈黙に対しての「しゃべれよ!」。お店の小さな段差に躓いて土下座入店をかますなどポンコツ担当でもあるが狩野アナの時期は影に隠れがちだった。
女子アナへのセクハラや、痛風にもかかわらずビールやエビ天を食べたりと行動がかなり自由(実際家族に相当怒られた)。
城ロケでは毎回「戦国無双」の話が出てくる(小田原城の北条氏康の話は有名)。また、お化け屋敷とサルは基本NG。
意外にも絵の才能があり、DVDの特典グッズに起用されたりもしている。

  • 大竹一樹
さまぁ〜ずのボケ担当。テーマ曲は「MEGANE(Ver.HANAGOE)」
昼食のタイミングは彼の独断で決まる(通称お食事大臣)。たまに遅れに遅れ夕食と化すことも。息子の話題がよく出ており、旅先でお土産を買ったりもする。なお、妻である中村仁美の話題が出ると急激にトーンダウンする。
盲腸で倒れたり、「チン」が映り込んでしまったりと何気に結構やらかしている。何かに挑戦するが三村とアナウンサーが見ていない、出番がカットされるなど雑な扱いを受けることもしばしば。また、ちょくちょく詰め寄る。

  • 田中瞳
テレビ東京アナウンサー。通称はひとみん。
福田アナの後任として2019年8月より出演。できる?と振られると「できると思います」と答えるなど、妙に自信家。
2019年4月に入社したモヤさま出演を目指していた新人アナウンサーで、初登場回ではハワイで偽番組のロケを行う中でさまぁ〜ずが乱入して4代目アシスタント就任を宣言するというドッキリが行われた。
なお新人アナウンサーだった都合上、新人研修等があったため2019年5月の福田アナ降板から田中アナの番組合流までは間が空くことになり、その間の8回分は毎回ゲストアシスタントが出演していた*1

ナレーション

  • ショウ君
人間ではなく、HOYAサービスの音声合成ソフト。ソフト故の独特の間とアクセントが特徴。
最初期の特番からナレーターを務めているが、元々ナレーターのスケジュールを押さえられず、機械で無理矢理代用したのが始まり。
初期は割とタメ口で砕けた喋りだった。
名前の由来は「正月返上」。

番組スタッフ

  • 伊藤隆行
初代プロデューサーで現テレビ東京編成局長。通称「伊藤P」。
特番や放送時間改変時にたまに出演。
この番組での功績で、「伊藤Pのモヤモヤ仕事術」という本を出した。

  • 中田麻紀子
ディレクター(初期はAD)。通称「中田D(AD中田)」。出産後も子供を現場に連れてきて仕事をこなしていた。

  • 円城寺健一
AD。通称「ジョージ」。台湾出身であり中国語がペラペラ。番組では出演者に代わって体を張った企画を行い、その感想を中国語で述べるのが恒例となっている。イッテQに異動した。

  • 青木芳行
カメラマン。何故か犬によく懐かれる。

  • 佐々野昌樹
音声担当。通称「ささじい」。スタッフではかなりのベテラン。

過去のレギュラー

  • 大江麻理子
テレビ東京報道局キャスター。番組初回から出演しており「さまぁ〜ずの3人目」と言われるほど関わりが深い。セクハラ被害が絶えないが毎回うまくスルーしている。
一方運動神経は壊滅的であり、特にスケートでは「おばあちゃん」と化す。さらに言えば歌唱力も別の意味で定評がある。代表曲はテレサ・テンの「つぐない」。
2013年4月、ニューヨーク支局転属のため番組を卒業。翌年には帰国したが、番組への復帰はなさそうである…と思われたが、
10周年スペシャルにおいて2017年4月に4年振りに出演。同スペシャルの前半はさまぁ〜ずと大江アナの3人でロケを行った。
そして、田中アナが合流するまでのゲストアシスタントの最後を飾る第八号として再登場した。
ちなみに、田中アナとは同局の看板番組「ワールドビジネスサテライト」で絶賛共演中。
卒業以降モヤさまを一度も見ていないらしい。通称「悪女大江」。

  • 狩野恵里
テレビ東京アナウンサー。大江アナの後任として2013年4月より出演。
料理が下手、人の話を聞かない等ガサツな面が目立つ。さまぁ〜ずいわく「生き様がダサい」。一方、運動神経は相当高く、またかなりの負けず嫌いでもある。
帰国子女で英語がペラペラだがどこか憎たらしい。前任の大江アナとはあらゆる面で真逆。
2016年10月、結婚を機に大泣きしながら番組を卒業。
しかし半年後の10周年スペシャルで早々に再登場し、2018年10月の放送でたまたまロケ地の近くにいた事から少しだけ登場、2019年6月及び7月には田中アナが合流するまでのゲストアシスタント第一号/第七号として登場、更に2022年の時間帯移転に際してもプレゼンターとして登場するなど、準レギュラーと化している。

  • 福田典子
テレビ東京アナウンサー。狩野アナの後任として2016年10月より出演。
顔が大きいのをよくいじられている。クラシックバレエをしていた経験からY字バランスを取るのが得意。*2
真面目な性格故か、「迷惑をかけられない」「面白い事が言えなかった」などかなり悩みながらロケに参加していたものの、
2017年8月に顎を強打する大怪我を負った事にもかかわらず口をワイヤで固定された状態でロケへの強行参加を希望した事で吹っ切れたとは本人の弁。
2019年5月、テレ東への入社理由であったスポーツ番組に専念すべく番組を卒業。
感動屋なところがあり、10周年スペシャルで大江アナの励ましの言葉に涙したり、卒業発表回含め実際の卒業回までの6回の間は毎回感極まって泣いていた。

  • 榎本幹人
元AD。独特の髪型から通称「ダンスヘアAD」。お試しボーイであり、終わった後は疾走して立ち去る。
大江アナと同時期に番組を卒業。彼の役目は円城寺に引き継がれた。

その他

  • 向井理
俳優。
モヤさまのファンであり、自身の出演番組の宣伝も兼ねてちょくちょくゲスト出演してさまぁ~ず&アシスタントに同行する。
なお、登場する際はロケの途中で現れてしばらく同行する形となっており、毎回突然のタイミングで現れて3人を驚かせる。*3

街の人々

上記の通り、毎回強烈な素人が出てくるもし仕込みだって言われたら怒るのを通り越して納得するレベルだが、それにしてもみんな強烈過ぎる。
過去に訪れた場所に再度訪れた場合は同じ人が再登場することも。
一方で10年以上もやっている番組であるため、もう一度会いに行ってみたら既に亡くなられていたということもあった。後述の素人特集の際も亡くなられている事が明かされた方が何人かいる。
また、他の芸人の親族や関係者の店に訪問する事もちょくちょくある。その芸人が電話出演する事が多い。
2020年4月には当時の情勢によりロケができなくなった関係でこれまでに登場した素人の特集が行われた。

  • タップおばさん
月島在住のおばさん。詩吟、民謡、カラオケ、コーラス、タップダンスの五つが出来る。異次元と称される番組最強の素人。

  • マネージャーおじさん
タップおばさんとセットで出てくる人。タップダンスするおばさんを「血圧上がるから」と制止するのが仕事。

  • 天野大也(ヌシカン)
ハワイ出雲大社神主。神主を業界用語風にして「ヌシカン」。ハワイロケの際はほぼ毎回訪れており、そして毎回何かをプレゼントする。
なお、歴代アシスタントで福田アナのみハワイロケがなかったため会う事がなく、訪れる参拝客から「最近はヨーロッパに行っている」とチクられていたため、
田中アナ初登場回でその事を愚痴っていた。

  • 井戸おやじ
品川在住。至近距離なのに会話中「え?」を繰り返す。わざとじゃないかってくらい繰り返す。

  • カメボーイ
伊豆の亀専門水族館(現「iZoo」)の職員。普段は謙虚でおとなしいがカメのことになると人格が豹変する。

  • 北なんだよおじさん
「北なんだよ…」

  • ブラジルの方
岡山県鷲羽山ハイランドのキャラクターで妙にオカマっぽいブラジル人。
マイペースかつグイグイのインタビューを繰り出すうえ、逃げても執拗に追いかけてくるため厄介なことこの上ない。
しかも諦めて相手をしても「ドモアリガト」とすぐインタビューを打ち切られる。
決まり文句「ブラジルスキ?」は他所で使われるくらい流行し、
現在では遊園地のマスコットキャラクター的なアレに就任している。


用語

  • モヤモヤ
メジャーな番組では訪れないであろう場所を指す言葉。何とも言えない空気や悪天候に対しても言う。
ちなみに当番組は降水確率が高い。真夏のシドニーで気温10度を叩き出すくらい高い。

  • とれ高サイコロ
とれ高が足りない時に使うサイコロ。各面には様々なミッションが書かれており、出されたお題をこなしてとれ高を稼ぐ。
なんか公園など広い場所で主に行われる。
サイコロの形はマイナーチェンジが繰り返されており、最終的には「転がりすぎるとめんどくさい」という理由でものすごく角ばった形に落ち着いた。
ゴザ、ちょうちん、傘、Tシャツなどの亜種もある。こちらはクジ引きのように選ぶ。
田中アナがアシスタントになってからはしばらくの間毎回サイコロを振っていた*4が、2020年以降は不定期の登場となっている。

  • 1000円自販機
1000円を入れると何やら適当なオモチャが出てくるガチャガチャ。
第1回放送以来ちょくちょく挑戦しており、番組とは腐れ縁的な関係にある…というか、1000円自販機をメジャーにしたのがこの番組と言ってもいい。
当たるモノは「哀しいBGMを奏でて走り回るパンダ」「変なアイマスク」など碌なものが無いが、
一度だけ大江アナがニンテンドーDS(初期型)を引当てている。
なお1000円自販機側もモヤさまを意識するようになったらしく、アタリ景品にモヤさまのDVDがあったり、
番組への応援メッセージが張り付けてあったりと露骨に擦り寄っている。


追記・修正よろしくです。

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最終更新:2023年11月09日 17:18

*1 という事情は田中アナも知っていたが、後任が自分である事は上記のドッキリまで知らなかった

*2 ただしネタを振られた時は10年振りにやってみたとのこと。

*3 大体の場合、さまぁ~ずが訪れた店で客の振りをしている。

*4 ショウ君曰く「いやぁ、サイコロって本当にいいですね」