ナイトウィザード THE ANIMATION

登録日:2014/08/13 Wed 12:31:27
更新日:2022/01/17 Mon 16:05:00
所要時間:約 13 分で読めます




<<超☆概要>>
菊池たけし/F.E.A.R原作のテーブルトークRPGを原作として、2007年に放送されたテレビアニメ。
制作はハルフィルムメーカー(現在はTYO)。
監督は山本祐介、シリーズ構成は藤咲あゆな。
全13話。
原作の設定や、これまで原作で展開していたリプレイ(ゲームをプレイした内容をラノベ風にまとめた読み物)の内容を踏まえたオリジナルストーリーとなっている。
TRPGと言うニッチな層からのアニメ化だったが、一見さんがおいてけぼりということもなく、なおかつ原作ファンも楽しませつつ、現代ファンタジーの王道を手堅く描いた良作となった。
作画も良好で、女の子はかわいく、ご飯は美味そう
ややマイナーではあるが、現代ファンタジー&アニメ化のお手本のような作品である。
メディア展開として、ノベライズの『ナイトウィザード The ANIMATION 柊蓮司と宝玉の少女』、PS2用ソフト『ナイトウィザード The VIDEO GAME 〜Denial of the World〜』などが発売された。
(なお、ノベライズ版はアニメと設定や展開が異なっており〈アニメは設定を初見向けに改変した部分が一部ある〉、以後のナイトウィザードの展開はこちらが元になっている)
原作のTRPGはアニメ放送後に版上げ、さらに2014年に第三版へとさらに版上げがされ、現在も展開が継続している。
現在では、場所によってはDVDがレンタルされている店もあり、バンダイチャンネルでは有料配信(1話のみ無料)されている。
TRPGを知ってる人も知らない人も、機会があれば観てみてはいかがだろうか。


<<あらすじ>>
―――世界は、狙われている―――

天空に紅い月が昇る時、エミュレイターと呼ばれる侵略者が人間の住む世界に襲い来る。
科学の力が通じないエミュレイターに対抗できるのは、人々が遠き過去に忘れ去った力、魔法の力を使う者
夜闇の魔法使い=ナイトウィザード(ウィザード)だけなのである!
志宝エリスは、私立輝明学園秋葉原分校に転校してきた転校生。
3学期の途中と言う季節外れの転校生ではあるものの、転校早々先輩の赤羽くれはに天文部に勧誘されるなど、エリスは学園に暖かく迎え入れられる。
しかし、転校初日の夜、エリスは怪物=エミュレイターに襲われる。
魔法―――ウィザードの力でエリスを救うくれはとその幼なじみ柊蓮司。
そして、戦いの中でエリスもまたウィザードの力に覚醒する。
エリスは、世界の守護者アンゼロットの依頼により、柊たちと力を合わせ、世界を救うために、『七徳の宝玉』を回収していく。
しかし、彼女たちは知らない。
七つの宝玉が揃った時―――”世界の危機”が訪れることを。


<<登場人物>>
  • 主人公パーティ
柊蓮司
CV:矢薙直樹
ウィザードとしてのクラス(種別)は魔剣使い。
二枚目から三枚目までこなす正統派主人公。
私立輝明学園秋葉原分校3年生(一応)。ちなみに秋葉原はF.E.A.R社の所在地。
弱冠18歳ながら、何度となく世界を救ってきたベテランウィザード。
しかし、そのたびに学年が下がる、レベルが下がると言った貧乏くじを引いており、ついた仇名は『下がる男』。
任務のせいで出席日数が少なく、卒業が危ういのが目下の悩み。
本人曰く「不良学生」なのだが、出席日数の問題で学校に行きたがる。不良ってなんだっけ…
今回は学校にこそ行けるものの、エリスの護衛のために学年を3年生から2年生に下げられることになる。
性格は、正義感の強いお人好し。
ギャグパートではツッコミ&イジられ担当。
新人ウィザードで学園の後輩であるエリスにとっては、頼りになる気の良い兄貴分的存在。
今回の任務では自分以外のメンバーは全員女子&エリスと2人暮らし(ただし寝床はベランダ)と言ううらやまけしからんシチュエーションに恵まれるが、
色恋に関しては朴念仁なので、あまり意識はしていない様子。
なんだこの絵に描いたような主人公。
戦闘時には、クラスの名前の通り魔剣を使ったアタッカーを担当。
様々なスキルを使うが、『魔器解放』と言うスキルが必殺技のような扱い。魔剣が展開し、強力な一撃を放つ。
ノベライズ版では事件決着の際魔剣が壊れ、その後の話では剣型箒『ウィッチブレード』として改造された。

元々は多くのリプレイで活躍していた、本作のリプレイシリーズを代表する人気キャラクター。原作でのプレイヤーはF.E.A.R社のゲームデザイナー(当時)の矢野俊策氏。
柊のヒロイックな活躍は、彼のクレバーなプレイングによる部分も大きい。
実はリプレイでは初登場時から脇を固める立場での活躍が多い。なまじ主人公らしい宿命とか背負ってないせいでこき使われた側面もある。

セッションに続投するごとに、魔剣の方には「星の巫女を守るために作られた魔剣の一振り」「碧き月の神子への介錯のために『神殺し』の機能を付与された」「異世界で超次元戦艦の起動キーに設定された」等の壮大な設定が増えていったが、柊自身は「下がる」だけの普通の少年である。

ちなみにやたらと女性にモテるのはリプレイからで、登場すると大体ヒロイン格に惚れられるという一級フラグ建築士。
くれは、エリスは勿論、因縁深いアンゼロットとベール=ゼファーも柊蓮司にこだわっており、さらに兄弟剣(あと五本あるらしい)を持つ七瀬晶、彼女の転生的存在であるキサラ=ノースライト、平行世界の自分でもある柊レン、碧き月の神子、その転生者である真壁翠、加えて美人で破天荒な姉までいたりする。
しかし、プレイヤーが全力で恋愛展開をスルーするので彼が通った後には折れたフラグしか残らない……というより明確に好意を示したっぽいのはくれはに対してだけだったり。
アニメ本編終了後も一流ウィザードとして世界を救うべく奔走中。なお、彼が卒業できたかどうかは公式レベルで都市伝説扱いされている。
またノベライズ版の後日談では、なりゆきでかつて『フレイスの炎砦』で訪れた異世界・アンゼロットの前世がいた異世界・別作品の世界(これはお祭り企画で渡った夢オチ的話だが)と3つの異世界に飛ばされて奔走し、その間くれはが苦労していた。


志宝エリス
CV:宮崎羽衣
「私の光、戻りなさい」
クラスは転生者/大いなる者。
季節外れの転校生の後輩、小動物系正統派ヒロイン。本アニメのオリジナルキャラクター。
私立輝明学園秋葉原分校2年に転校してきた転校生。
孤児院育ちで、『おじさま』と言う支援者がいると言う、まるで『足長おじさん』の主人公のような境遇。(本人も自覚しているようで、『足長おじさん』の本を持っている)
おじさまのお陰で、現在は秋葉原の一等地のマンションで1人暮らしをしている。(後に柊も加わるが……ベランダに)
性格は素直で心優しく、パーティのメンバーともすぐに仲良くなっている。
ちょっと天然気味で、エミュレイターに襲われたりウィザードに覚醒してもあっさり順応している。
口癖は「きゃ!」
料理上手で、無駄に力の入った作画と相まって本当に美味しそうに見える。
物心着いた時から身につけているブレスレットがある。
本人は知らなかったがウィザードの力を秘めており、七徳の宝玉を感知してブレスレットに回収する力を持つ。
その力を買われる形で、アンゼロットから柊達と共に七徳の宝玉の回収任務に着くことになる。
宝玉を感知した時は左目がく光る(普段は)、危機に陥ると別人のようになるなど、
柊とは別の意味で現代ファンタジーあるあるな要素を盛られた人。
まだウィザードになったばかりなので戦いには不慣れだが、彼女の身につけているブレスレットは巨大化して『箒』アイン・ソフ・オウルに変化。
七徳の宝玉を回収することで、玉に応じて盾や剣など様々な形に組み換わる。
ノベライズ版では設定や人物像がかなり変わっており、ほとんど別人。


赤羽くれは
CV:佐藤利奈
「はわ~!」
クラスは陰陽師。
幼馴染系巫女さんヒロイン。
私立輝明学園秋葉原分校3年生。
人数が足りなくて常時消滅の危機にある天文部部長で、実家が神社なので巫女服を着ている。
柊の幼馴染で、彼の恥ずかしい秘密を握っている。互いに気の置けない間柄ではあるが、恋愛的な意味での関係は"微妙"。
彼女もまたベテランウィザードでもある。
明るく面倒見が良い性格。
口癖は、リアクションの時等に口にする「はわ」。この一言のバリエーションに声優さんの本気を見ることができる。
戦闘では腕に装備する破魔弓から、『ヴォーテックス』などの魔法を放つ。とはいえ基本的には攻撃では無く支援系の人。
原作でのプレイヤーは、原作のイラストレーターの1人、みかきみかこ女史。上記の口癖は元を辿れば彼女の(リアルな)口癖である。
ちなみにつるんぺたんなのに本編で大きく見えるように描かれていたのは、詰め物をしていたからという話。

元はリプレイ『星を継ぐ者』に柊共々登場したサンプルPCの巫女キャラ。
実は「星の巫女」という使命を背負っており、クロスオーバーリプレイ『フレイスの炎砦』にて、炎砦の封印を解くため異世界に攫われてしまう。
彼女を助けるために柊は奔走するのだが「俺の命も魂もお前にやる!だから…俺にアイツを助けさせろ!」などと言わせる辺り、恋愛については微妙と言いつつ正妻ヒロインとしての貫禄はバッチリ。
アニメ本編中で描かれたクリスマスの回想シーンは、この『フレイスの炎砦』の回想シーンが元。
その後は一時期不在となったアンゼロットの代理として世界の守護者の使命を背負い、異世界を飛び回っている柊の帰りを待つことに。


緋室灯
CV:小暮英麻
クラスは強化人間。
クールに大砲をぶっぱなす綾○系ヒロイン。
その名の通り真っ赤な長髪とい瞳が特徴。
私立輝明学園秋葉原分校2年生でエリスと同じクラス。
こちらも様々な事件に携わったベテランウィザ(ry。
物心ついたときから戦うためだけに強化されたため、感情の起伏が乏……しかったが、現在では様々な経験を経て、無表情ながら優しい&意外にお茶目な心根を示すようになっている。
むしろ、真顔でボケもツッコミもこなす万能選手。
ただし、料理だけは文字通りの破壊兵器。いやマジで。
愛称はあかりん。ペットのフェレットの名前は「どんぺり」。
真行寺命(演:矢薙直樹)と言う現在諸事情で寝たきりの恋人(?)がいる。
戦闘時には馬鹿デカい『箒』ガンナーズブルームで遠距離射撃を担当。
得意技は強化人間の超身体能力を発揮する『幻想舞踏』。
このスキルを使った神回避を披露する11話の戦闘シーンは、本作屈指の名シーンとの声も。
原作のプレイヤーは、声の担当である小暮英麻女史。
ToHeart2』のまーりゃん先輩、と言えばご存知の方もいるのではないだろうか。
ちなみに灯はそもそも小暮女史が「綾○レイみたいなヒロインをやりたい」と言って作られたキャラなので、綾○系なのは否定の余地がない真実である。

原作では『紅き月の巫女』で登場した、ナイトウィザードリプレイ最初期のPCにしてヒロイン。
真行寺命、マユリ=ヴァンスタイン、ドリームマンことナイトメアらと共に世界を滅ぼそうとする魔王アスモデートの陰謀に立ち向かっていった。
その中で命に恋愛感情を抱くようになるが、実は彼女はアスモデートを封印する「柱の巫女」の一人であり、アスモデートが復活を防ぐため命によって殺害され転生するという事を繰り返す運命にあった。また彼女が命と恋に落ちるのも、エミュレーター側の勇者である命を裏切らせるために仕組まれたもの。
その後、命の消滅と引き換えに灯は救われ、命も人間として転生することで再会することができたが『合わせ鏡の神子』で命は昏睡状態に陥ってしまう……というのがアニメ本編までの経歴。
任務として柊の前に立ちはだかり、武器を壊されたとはいえそれ以上の追撃を断念したのは、そんな彼女の過去があったから……なのかもしれない。


  • 主人公たちの関係者
キリヒト
CV:渡辺明乃
クラスは大いなる者。
神出鬼没・正体不明の謎の美少年。
エリスを助けるような行動をとるが、彼女以外にはキツい態度をとる。
彼もまた凄腕のウィザードのように見えるが……。
一応、本アニメのオリジナルキャラクターだが、しかしてその正体はいかに。

アンゼロット
CV:小暮英麻
「これからする私のお願いに、"はい"か"イエス"でお答えください」
クラスは使徒。
世界の守護者。
一見14歳の可憐な美少女だが、実年齢は不明な合法ヒロイン。後に「前世は異世界の黒い女王様」(作者の別作品の同名キャラ)という設定がついた。
自前のエリートウィザード部隊『ロンギヌス』や宇宙戦艦にもなる『アンゼロット城』を持つが、外部のウィザードにも積極的且つ強引に協力を要請するフットワークの軽いお方。
今回も、フリー&外部のウィザードである柊やエリスたちに七徳の宝玉の回収を依頼する。
性格は上記の決め台詞(?)に象徴されるように、物腰は丁寧だがかなりのドS。
原作ではアンゼと言う愛称で呼ばれることもある。(アニメでは未呼称)
柊を拉致る&イジるときのアンゼ様は特に活き活きしていらっしゃる。
とはいえ、基本的には悪人ではない……のだが、世界を守るために必要とあらばどんな犠牲もいとわない面があるため、それを快く思わないウィザードもいる。
(一応フォローしておくと、世界を守るために犠牲を払うと言う判断は、プレイを盛り上げるためアンゼに限らず本作ではよくあることでもある)
趣味はお茶をたしなむことで、任務を説明する時にも毎回違った紅茶をエリス達に振る舞う。
中の人があかりんと兼ね役なのは、ウェブラジオやドラマCDからの流れ。完全に定着してたので今更変えるのもな、という具合である。
ちなみに一度だけリプレイでPCになった事があり、その時も小暮女史がプレイヤーになっている。

ゲイザー
CV:小泉豊
"大いなる観察者"ザ・ゲイザー、とも。
アンゼロットが仕える神(正確に言うと彼は「この世界の神」の代行者)で、ステンドグラスの向こうから彼女に指示を出す。
1話だけ声を担当した小泉豊氏は、他にもロンギヌス隊員をはじめ多くの名無しサブキャラクターを担当している。


  • エミュレイター
ベール=ゼファー
CV:後藤邑子
「だって、これはゲームなんだから」
ポンチョにミニスカニーソの美少女大魔王。
通称ベル。
エミュレイターの中でも特に強力な魔王の1人で、その中でも特に強力な存在。
ウィザードたちと七徳の宝玉の争奪戦を繰り広げる。
性格は、戦いをゲームと捉える享楽的な性格。
原作ファンからはぽんこつ魔王として親しまれているが、アニメではぽんこつ描写は無し。むしろ終盤はベル様無双で、アンゼロットの方が残念な感じに。
本アニメでは悪の組織のボスよろしく、毎回居城から配下の魔王や魔物を送り込むのが基本パターン。

リオン=グンタ
CV:柚木涼香
「すべて、この書物に書いてある通り」
あらゆる秘密が書かれた本を持つ物静かな美少女魔王。
ベルと行動を共にしているが、手下と言う訳では無いので彼女をからかうような発言もしばしば。
原作では鉄オタと言う意外な側面を見せる。

シャイマール
CV:宮崎羽衣
かつて猛威を振るった最強・最高位の大魔王。
この物語のキーキャラクターの1人。
チョココロネではない…んだが、アニメとは関係のないところで後付けの伏線になった。



<<用語>>
  • ナイトウィザード
夜闇の魔法使い。通称ウィザード。
魔法の力を使い、月衣を持つ。
人知れずエミュレイターから世界を守るために戦い続けている。
エリスのようにある日突然覚醒する者もいれば、そうでないものもいる。
魔法=不思議な力を使う者であれば、いわゆる魔術師以外も含むので、柊のような魔剣使いをはじめ、忍者、人造人間などもウィザードと呼ばれる。
他にも夢使いや勇者と言った多種多様な種別=クラスのウィザードがいる。

  • エミュレイター
侵魔とも。
『裏界』と言う別の世界からこちらの世界=表界を侵略しようとする魔物たち。
特に強力な者は魔王級エミュレイターと呼ばれ、美少女の姿で表界に出現する。
魔王の中でもトップクラスに位置するベルは大魔王とも呼ばれる。

  • 月衣
かぐや、と読む。
ウィザードやエミュレイターを守る個人結界。
科学的な効果・攻撃から持ち主を守る。
これがあれば宇宙だろうが南極だろうが着の身着のままで活動できる。
また、武装などの様々なものを収納することができ、何も無い所からものを出し入れする様子はまるでド○えもん

ウィッチブルームとも。
ウィザードの使う万能アイテム。
エリスの持つブレスレット、アイン・ソフ・オウルや灯のガンナーズブルームもそんな箒の1つ。
「魔法使いが移動手段として使える装備なら箒」というくらいの扱いであり、いわゆる竹箒型から、メカニカルなガンナーズブルーム、果てはスペースシャトルのような代物まである。お前のような箒があるか
前述のように基本的には移動手段を兼ねることができ、たとえばガンナーズブルームはエアバイクもとい移動用の箒にトランスフォームすることができる。

  • 紅い月
エミュレイターが表界にあらわれた時に出現する月。
本作を象徴するビジュアルと言っても良いだろう。
宇宙だろうがどこだろうが出てくるナゾの存在。
エミュレイターはコレの出現と同時に攻撃を仕掛けてくることも多く、特にアニメでは事実上バトルパート開始の合図。

  • 月匣
げっこう、と読む。
ゲコ太では無い。
主にエミュレイターの展開する、所謂結界。
コイツのお陰で、ウィザードとエミュレイターの戦いは一般人に知られることは無い。
いわゆるダンジョンやバトルフィールドであると同時に都合のいい結界の1つでもある。

  • 七徳の宝玉
世界中に散らばった謎の宝玉。
それぞれ七つの徳にちなんだ名前がついている。
エリスはこの宝玉の在処を感知し、アイン・ソフ・オウルに回収することができる。
それぞれの宝玉に強力な力があり、アイン・ソフ・オウルを様々な形に変形させる。
エリスが七つ集めると、ウィザードたちが裏界に殴りこみをしかけられる(大意)と言われているが……。
七つ集めると願いが叶うかと思ったがそんなことは無かった。

  • ロンギヌス
アンゼロット直属の特殊部隊。
いずれも劣らぬエリートのウィザードから構成されている。
濃い赤色の制服が特徴。
本アニメではなぜか男性メンバーの多くが仮面を着用している。(おそらくは、原作の菊池氏がとあるリプレイで担当したロンギヌスメンバーが仮面キャラだったため)
アンゼロットの指示の元、世界の危機から柊の拉致までなんでもこなす大変便利……もとい優秀な部隊である。
物語上の立ち位置はぶっちゃけアンゼの手下か、そうでなければ強力な敵キャラの噛ませ犬と言う不遇なものだが、第5話に登場した元ロンギヌス・安藤来栖のように、実際はエリートの名にふさわしい実力者ぞろい……のはずである。
担当声優は小泉豊氏をはじめ、小島めぐみ氏、梶裕貴氏、などなど。梶氏は今でこそ売れっ子だがこの頃は新人であった。


  • 輝明学園
きめいがくえん、と読む。
各地に分校のある神道系の学校。
一般人の生徒も多いが、実はウィザードの教育機関と言う一面もある。
ちなみに、くれはが校内でも普通に巫女を着ているのは、彼女が学園の『巫女クラブ』の一員でもあるからと言う設定がある。

  • 天文部
くれはが部長を務める部。
部員は柊とエリス。(灯は所属していない)
部員が足りてなくて背部寸前なので、常時部員募集中。
部室には星に関係の無いものも雑多に置かれている。
本作では天文部らしい活動をする機会は無いが、柊たちの表向きの溜まり場の1つ。(もう一つはエリスのマンション)
実はアニメ版とノベライズ版で、地味に大きく運命が変わる場所だったりもする。
初出は柊とくれはが初登場したリプレイ『星を継ぐ者』。
元ネタはおそらく、アリスソフトの18禁ゲーム『夜が来る!』。
ってか、本作そのものが『夜が来る!』の影響が大きいことが内外から指摘されている。初期にドラマCDの宣伝用BGMにあっちの主題歌を借りてきたことすらあるのでもはや公認の域。
シャナとかは原作発売から微妙に後だったりする。
(いわゆる『ネタ被り』。ナイトウィザードの原作者である菊池たけし氏は『未来からネタを引っ張ってくる』事でも知られる)



追記・修正は『KURENAI』を聞きながらよろしくお願いします。

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最終更新:2022年01月17日 16:05