ヒノトリ(モンスターファーム)

登録日:2014/08/24 Sun 18:19:33
更新日:2023/10/21 Sat 01:10:26
所要時間:約 8 分で読めます




モンスターファームシリーズに登場するモンスターの一種。
初登場はシリーズ2作目となる『モンスターファーム2』。
燃え盛る真っ赤な羽に身を包んだ、神秘的で猛々しい巨鳥のモンスターである。

目次



【概要】

「目標実現のための強い意志が宿った伝説のモンスター。最後まであきらめない」という、ガッツに溢れた解説がモンスターカードに書かれている。
特に『2』の舞台であるIma地域では、「ムー」と呼ばれる伝説の悪竜とすさまじい戦いを繰り広げた……という伝説が残っており、これが尾を引いてか神のごとくにあがめられることさえあるという。
この設定はテレビアニメ版に反映されており、ヒノトリはメディアミックス性を強く持つモンスターといえる。

背景だけでも大したものだが、燃え盛る鳥獣「フェニックス」というゴーレムやドラゴン、ピクシーなどと並んでメジャーな架空生物がモチーフなだけに、王者の威厳を持つモンスターとして優遇傾向にある。

隠し種族の一体だが、その解放条件は同作の中でもハードルが低く、序盤から育てることも可能。
育成中のモンスターがランクD以上、ライフ140以上、人気40以上で6月1週を迎えると、トーブル大学の考古学教授であるタリコ氏から冒険のお誘いがやってくる。
そうして向かうはじめての冒険ポイントである「フェニックス火山」において、貴重な野生のヒノトリの飛翔シーンを拝んだ後、「ほのおの羽根」を入手。
そのまま「ほのおの羽根」を合体の隠し味にすると対面できる。

フェニックス火山で入手できなかった場合は後のカウレア火山の冒険で入手できる。
とはいえ、カウレア火山の難易度や時期の遅れを考えると、やはりフェニックス火山で入手しておき、速めに解禁する方がいいだろう。
また、注意点として、『2』の隠し種族解放用の合体アイテムは「ほのおの羽根」をはじめ、基本的に一品物*1
合体で誕生させたヒノトリを手放したが最後、再生可能なCDを持っていない限り二度と入手できなくなってしまう
ヒノトリの再生率は低くないが、実際そうして涙を飲んだプレイヤーはいる。

※移植版ではデータベース形式なので、CDの紛失などにおびえる必要はない。ちゃんと通信できる環境があれば再会できる。

ヒノトリの性能としては、まず設定やアニメでの立ち位置からもわかるように初期ヨイワル度が+90と圧倒的に高い激ヨイモン。トレーニングを殆どサボらず、真面目に従ってくれる。
寿命も平均~それより少し長めの350週という数値だが、成長タイプが晩成なので最終的な伸びは高く、ピーク後は一気に大会を突破していくことになる。
適性もちからが最悪なことを除けば基本的にどれも平均的で、特にかしこさの適性が最高値と、長所と短所がわかりやすい、お手軽強キャラといえる。
技の数は少なめだが、それだけ修行に出すのに迷う必要が無いというメリットでもあり、ラインナップもかしこさ技を中心に使いやすい物が揃っている。

要求なしおねだりを持つ場合があるものの、そのヨイワル度の高さからおねだり自体があまり飛んでこない点、寿命の長さと適性の良さから知らずに育てていても気づかぬままSランク制覇出来ていることも多い。
総合的に見て全体的なポテンシャルは非常に高く、序盤から入手可能なことも合わせて初心者にオススメのモンスターの一体として評価されている。

『モンスターファーム2マニア』の213ページでは「世界の野鳥図鑑」なノリでヒノトリをネタとしたコーナーが展開されている。
流石に後述するような特殊な生態を持つこの種族を、ペットとして品種改良するのは無理があるだろうという気はするのでジョークとして受け取るのが吉だが、おやつ(かどうか不明だが)として「マッチ」「アブラ」「パパス杉の丸太」といった、よく燃えそうなものをおねだりしてくるのは事実である。
ヒノトリとしてもこういう燃えるもので羽根づくろいならぬ、炎づくろいのようなことをしているのかもしれない。

寿命を迎えると小屋から出た後ひとしきり鳴き、ファームの上空をぐるっと回って、どこかへと飛び立っていく
後からファームを訪れたタリコ博士の推測では、「死にそうになってしまったのでどこかに帰って回復しようとしたんじゃろう」とのことだが、真相は不明。
我々の世界のフェニックスの伝説よろしく転生を図ったのか、知らない何処かで生き続けてくれているのか?夢のある別れ方である。
ちなみに、ゴースト、モック、チャッキーの入手には関わらないので注意しよう。

かしこさ技の方がダメージソースとして優秀だが、2997戦といったステ制限レギュレーション戦ではちから型の方が有力な場合も多い。
ただし、この場合必要のない(初期値が高い)かしこさをプールで下げる必要性が出てくるため、育成難易度はかしこさ型の比ではない
なにせヒノトリはフェニックス以外は激ヨイモン、レギュによっては根性が必須となる為ビンチョー・フェニックスは選択肢に入らず、実質ワルにすらできない合体産純正種しか選択できず、ステータスを絞るのが非常に大変なのである…。

【主な技一覧】

流石にヒノトリというだけあって、炎を用いたド派手且つ強力な技が多い。
本領は間合いを離しての遠距離戦であり、ガッツよりライフを奪ってKOまで待っていく戦いが得意。
移植版ではある種族の追加等により、バ火力一辺倒以外の戦いもできるようになってきた。

  • かぎづめ(バランス技)
かぎ爪をたたえた立派な脚での二度蹴り。基本的な技の当てやすいほう。
表記上の威力はDだが実はこの時点で15もあり、並のモンスターの基本的なバランス技より破壊力がある。
まだ相手も能力が低い下の方のグレードなら、バランス技による肉弾戦だけで、文字通り軽く蹴散らせそう。

  • くちばし(バランス技)
コツコツコツとくちばしで3回つつく。基本的な技の当たると痛いほう。
表記上は威力D、命中Cと一見地味だが、実は威力はDの中でも高めな19。ゴーレムのパンチと同じという、いい表記詐欺である。
バランス技故の少ない消費ガッツに対してこの威力は破格、モーションも短めでかなりダメージ効率の良い技。
普通の育成だとわかりにくいが、これはヒノトリのフル戦での強さを支える技の一つ。

  • 6連くちばし(命中重視技)
通常のくちばしの倍、つまり文字通り6回連続でつつく。
一見すると基本技・くちばしの上位技っぽいが、別に使い込みの必要も無い命中重視技。ありがたや。
表記上の数値は威力C、命中Aと優秀そうだが、普通にヒノトリを育成していたり、とりあえず名人を目指す過程では大抵見向きもされず、命中を育てて命中補正を補うのがメジャーだった。
性能を活かそうと思っても、最悪の適性であるちからを伸ばさないといけない上に、有力なかしこさ技と併用できないのでは、いくらなんでも効率が悪すぎる。
しかし、性能を数値に直すと威力25(C中位で、下手なモンスターの下位大ダメージ技並)、命中補正+10(かぎづめの倍!)と、消費ガッツ23の技としては地味ながら破格の性能を持つ。
そのため、ちからの低さに悩まされることがないフルモン戦や変態育成縛りであれば、炎技と肩を並べるメインウェポンとして活躍するだろう。接近戦対策として是非。

  • フレイムビーム(大ダメージ技)
口を開け翼を大きく広げ、そのポーズから膨大なエネルギーを熱線として放射する。
修得条件が非常に緩いが、この時点でゴーレムのアッパー並みの大ダメージ源として覚えることができるのは助かる。
命中補正はヒノトリの技の中では最低レベルなので、できれば相手の意味不明かガッツ切れの隙を突いて使い、一撃必殺を狙おう。

  • 炎ハリケーン炎タイフーン(クリティカル技・ヨイ技)
自慢の翼で大きく羽ばたいて炎の渦を発生させ、相手を巻き込む。
ハリケーン→タイフーンと発展し、その熱風はより大きく舞い上がる。修得条件は…まあ、勝手に満たせるだろう。
クリティカル技らしくクリティカル率が良く、その上で威力や命中率はそこそこあり、技の性能に対して燃費もそれなりに良い。
いくらなんでも当たりづらいフレイムビームだけでは普段の立ち回りが難しい、という人は、必ず覚えておこう。
ただし、炎タイフーンは威力と引き換えに命中が落ちるので、フレイムビームでいいやという人はスルーも一考か。

  • 火炎砲火炎連砲(ガッツダウン技・ワル技)
口から火炎弾を発射するガッツダウン技。オリジナル版ではちょっと色々あった技。
火炎砲→火炎連砲と発展する。連砲は3発まとめて放った火炎弾が敵に当たってなおも拡散する。
かしこさ技の中では最も威力が低いものの、それ相応に燃費は良い。
しかし、普通にヒノトリを育てていると「直接相手をKOした方が早いのではないか」というくらい威力のある技をガンガン覚えるため、スルーも割と検討される。
フルモン戦だと同等の性能がかぎづめやくちばしで出せてしまい、ガッツダウン抜きならこっちで殴ったほうが効率がいいのもマイナス。

  • おまけ:火炎連砲に関するちょっとアレな話
実はこの火炎連砲、長い間プレイヤーが使うことができなかった。
スタッフの間ですり合わせがうまくいかなかったらしく、修得条件に対し、ヨイワル度変動についての設定が考慮なく行われていたため、ヒノトリ/ビンチョーでは絶対覚えられない幻の技となってしまったのだ。
(後述する、とあるモンスターが使ってくるので見ること自体は可能。データ上は火炎砲を50回使い込むと発展)

たぶん合体時にジョーカーの円盤石の欠片を使用→ヒノトリ誕生→ワルまでもってけば習得可能、もしくはカクテル・グミでワルまで行けば覚えられるという想定だったのだろうが、モンスターのヨイワル度は基準値から±99だか100までしか変動しないのでカクテル・グミを20個以上食わせても無意味だし、そもそもジョーカーの欠片はワルモンにしか機能しない。
よって換金源にするか、合体時のヨイモン発生確率変動にしか使えない。*2

肝心の性能は威力はあまり上がっておらず、かなりガッツダウン寄り。
命中補正は悪くないが、中量級ガッツ回復と消費の重さにより、おいそれとは撃てないのである。

2020年度の移植版で修正が入った。
通常のヒノトリと思わせて「ヨイ」止まりの個体、もしくはビンチョーの中に稀にいる「激ヨイだがヨイワル度60」の個体をデータベースから再生して、火炎砲使い込み→カクテル・グミあたりでワルモンに矯正させた後、ジャングルに修行に出すか、サプライズ要素で追加されたレア種の初期技、ないしこれらを合体のベースに使って生み出したヒノトリに継承……という形で、晴れてプレイヤー側も使えるように。
さらに、サプライズで追加されたレア種でならば、その性能により火炎砲系を使いこなすこともできる。
技欄のコンプも可能になり、ステータスとして注目できるかも?

  • ファイアリバーファイアウェーブ(超必殺技)
ヒノトリが荒ぶる鷹のポーズを取り、巨大な炎の津波で敵を焼き尽くす。
リバー→ウェーブと発展し、使い込んだ先のウェーブに至っては炎の高波が押し寄せ相手を呑み込む。
見た目のインパクトも満点、ヒノトリの成長適性やKO狙いのストロングスタイルにも合致しているので、初心者から上級者まで愛用者は多い。
リバーは威力と命中率のバランスが良く、対CPU戦なら開幕でぶっぱしてもいいし、ステータスが高ければ相手の隙を作ってから撃つと美味しい。
ウェーブは命中がくちばし並に落ちたもののそれでも高く、フレイムビームを超えるS表記という、ヒノトリの技で最高の威力を持つ。
ウェーブの方はリバーの使い込みが条件となっているので、修得に結構な手間がかかるが、リバー自体が高性能なため、これ一本で押しまくったプレイヤーの中には「いつの間にか覚えられるようになった」という例も多かっただろう。
また、ヒノトリの技ラインナップはそう多くないので、火炎砲や炎タイフーンあたりを無視したりすればレア種でも修得は視野に入るだろう。

【主な派生種】

残念ながら純血とレア種が存在するだけで、派生種は存在しない。
その純血が十分すぎるくらいに強力なので問題は殆ど無いが、見栄えは寂しいかもしれない。
そして……。

  • ビンチョー
レア種。見た目は燃え尽きたかのような真っ黒いヒノトリ
名前の元ネタはおそらく「(ビン)(チョー)(たん)」であり、実際に熾火*3のような性質を持つ。
黒い外見は表面だけで、内面は激しい熱エネルギーを伴っており、本来は普通のヒノトリと同じで赤い羽根。
体をよく見れば、所々に内面のものと思わしき赤い羽根が混じっているのがわかる。
ただ、遺伝子的には劣性遺伝らしく、交配によってビンチョーを生み出すのは不可能に近いらしい。
世界の野鳥みたいな解説コーナーのネタとはいえ、説得力のある記述ではある。もちろん合体でも無理。

再生できる個体はすべて、ヒノトリと同じ適性とヨイワル度になっている。
Something ELseの「ラストチャンス」と田村直美の「All You Need Is Love」からは普通の個体が再生される。
一方、DREAMS COME TRUEの「決戦は金曜日」と布袋寅泰の「命は燃やし尽くすためのもの」からは、ファイアリバーつきの個体が再生できてしまう。
ファイアウェーブを覚えるための使い込みが楽になるため、オリジナル版でフルモンのビンチョーを目指すならここを狙うといいだろう。
オート操作用でちから型に育てたい場合は普通の個体を選ぶべし。

移植版ではこれらに加え、アニメ『びんちょうタン』のサントラ、上海アリス幻樂団の『東方地霊殿 ~ Subterranean Animism.』ディスク等からも再生が確認されている。
前者は元ネタである備長炭の擬人化、後者はラスボスの霊烏路 空(八咫烏の力を得た地獄の)をイメージしたものであると推測できる。
(余談だが、東方永夜抄 ~ Imperishable Night.からもヨイワル度が「ヨイ」になっている半指定個体のヒノトリの出現が確認されている。これはどう考えても隠しボスの不死の人間のイメージだろう)
他もやはり「烏」「炭」「灰」をイメージした楽曲からの再生報告が目立つ。

また、初期値合計が高い個体は「寿命の延びたレアモン」枠であると同時に、ファイアリバーを初期修得し、ワルにできる貴重なビンチョーである。用途に合わせてチェックしておこう。

  • フェニックス
レアノラモン。カウレア火山での修行時に降り立つことがある。
美しく青い羽根を持つヒノトリの突然変異種なのだが、性格は極めて凶暴。
その凶暴さゆえに、ノラモンである以上この種もヒノトリ種であるにもかかわらず激ワルであり、ゆえにワル技である火炎連砲を使いこなす。
不死鳥伝説にあやかり、このモンスターを見た者は長生きができると言われているが、コイツに襲われて、長生きどころか命を落としてしまうという本末転倒な事態に陥った者も数知れない。

ステータスは900超えのかしこさを筆頭に、ちから以外の能力値も高水準で纏まっている。
能力の完成しきっていないモンスターがうっかり遭遇でもしたら開幕で惨殺されかねないので、そういう場合は素直にギブアップしておこう。
間に合わなくて消し炭にされたらご愁傷様だが

……そして2020年、移植版『2』の発売が決定し、公式サイトでどんどん明かされていった「原作との違い50」コーナー。
No.27となる「ノラモン育成の実装」において我々の目に飛び込んできたのは……


平和なファームを悠々と飛び回る、フェニックスの姿であった。


というわけで、Switch・スマホ移植版ではフェニックスのモンスターカードを得ていると、対応した円盤石から再生可能になった。
ヒノトリの解禁を済ませ、ゲーム内時間が1010年以降、かつグレードB以上のモンスターを火山に出せば遭遇が可能。
ヒノトリとほぼ同等の寿命に加えて成長タイプは晩成なのでしっかり能力は上げられるし、初期値や適性も全体的に強化され、ドミノ倒しが得意になっている。
成長適性は2パターンあるが共通して「ライフB/ちからD/かしこさA/丈夫さD」と普通のヒノトリの伸びにくい点をさらに強化した一方、丈夫さはDに下がっており完全な上位互換ではない。
そして通常のヒノトリのガッツ回復14に対して、こちらはガッツ回復9と大幅加速。さらに激ワルなので「逆上」させやすいため、手数で制圧したり、相手をガッツもとも吹き飛ばして先手を打ってとどめを刺したりという戦いを実現し、ヒノトリ種のバトルスタイルに新しい風を吹き込んだ有望株である。

フェニックスの気性にちなんだ美狂乱の「狂暴な音楽」、Karmaの「不死鳥のムジーク」、『モンスターファーム~伝説への道~』のOP主題歌を飾った宇都宮隆の「FLUSH」、不死鳥の勇者として覚醒したvoyagar版「ウルトラマンメビウス」等からはあの幻だった「火炎連砲」が目印の、「命中B/回避C」な命中型の個体が再生可能。
題名が姿そのもののAlice Nine「BLUE FLAME」、通常ヒノトリと思わせといてこれが出る鴨下泰子の「太陽の翼」、航空自衛隊中央音楽隊の「ブルー・インパルス」(表記割れ注意)からは上位超必殺技であるファイアウェーブ(そう、「リバー」ではない!)が目印の、「命中C/回避B」な回避型の個体が再生可能。
レギュレーションや最終目標に合わせて、どちらか好きな方を育てよう。

2020年冬のモンスター甲子園にもエントリー数の多さが功を奏してベスト8に進出している。
ただ、勝ち筋が6連くちばしの使える距離2に集中しすぎていたのが響き、惜しくも優勝はならなかった。

後のシリーズでは、ジョーカー派生というよりゴースト派生みたいなデスウィングという種も登場している。

  • アオサギビ
LINE版で初登場したウンディーネ派生。
固有の青オーラ技の水技を多数覚える。これではヒノトリではなくミズノトリだ。
アオサギビは「青鷺火」と書き、アオサギが発光する日本の怪現象のことである。

  • ラプタ
LINE版で初登場したヘンガー派生。
モチモチエイト同様、まんまヒノトリをヘンガー化した姿。
ファイアリバーをすっ飛ばしてファイアウェーブをいきなり覚える他、黄オーラ初のダメージS技「サンダーバード」を覚える。
由来は某天空の城ではなく、猛禽類の方のラプターだと思われるが、実のところどちらともいえない。

  • ワイバーン
LINE版で初登場したドラゴン派生。
実はMFA2のドラゴン種のレア種にも同名モンスターが存在するのは内緒だ。
ヒノトリとドラゴンを足して2で割ったような見た目で。翼と腕が一体化している。
フレンド再生で入手でき、ガチャ期間外でも手に入る貴重なヒノトリ種なのだが、ジョーカー種のサクラチル同様遠距離技を一切覚えられないという欠陥が付きまとう。
しかし「ヒノトリ種でベリーグッドエンド」を求められた場合、期間限定のヒノトリ、アオサギビ、ラプタのいずれかを手に入れられなければコイツに頼らざるを得ないので、育てておかないと求められた時に大変。

【大会に登場するヒノトリ】

なんとヒノトリが出場する大会だって存在する。前作のチャレンジ杯のようなノリだったのだろうか?
しかし、内部データ的には違いを付けたかったようだが、バグのせいかうまくいっていない。
2体とも移動速度B、ガッツ回復11とそもそも基本性能からしてバグってる。

※一応、二つ名はあったのでモンスターファーム2マニアから引用。

  • バーナード
グレードAのフェニックス杯に出場しているヒノトリの片割れ。炎の怪鳥。
普通の範囲内で覚えられる技はすべて覚えてきているが、グレードAというよりB並の能力で、紙装甲でなければ恐れるほどではない。
命中は高めだが回避は低いので、接近戦で耐えてから押し返すことで問題なく勝てる。底力でも発動できればヴォルケーンとの差を見せれたのだろうが……。
移植版ではようやく発揮できるようになった。

  • ヴォルケーン
グレードAのフェニックス杯に出場しているヒノトリの片割れ。炎の極鳥。
能力はバーナードの回避と丈夫さを入れ替えたくらいで、技構成も同じという、ぱっと見クイズが出せそうなくらい没個性なライバル選手。
だが、彼はなんとプレイヤーのヒノトリには実現不可能な激ワルという特徴がある。
……蓋を開ければ逆上できない仕様のせいで死に設定で、火炎連砲もないと、バグの被害者枠であった。
移植版ではようやくガッツダウン技でつつきまわすと「逆上」するようになったが、大会コンプするようなもの好きでもない限り戦わない点は変わらず。

しかし、移植版ではジョン・レンボーン&ステファン・グロスマンの「アンダー・ザ・ヴォルケーノ」から、彼を意識した特別なヒノトリが再生可能になった。
フェニックスを除けば初期で激ワルという逸材なのだが、ヴォルケーンの高くない能力値を参照にしているため、下手なネタ個体より初期パラメータが低く、育成は難しいだろう。
うまく育てばバグってる移動速度で相手を引っ掻き回すことで、対人戦などで効果を発揮しそうなのだが……。

【アニメのヒノトリ】

『円盤石の秘密』ではラスボスたる邪竜ムーと同格の存在として極めて重要なポジションで登場。
邪悪な魂に縛られたワルモンを元のヨイモンに戻すことができる、ロストした円盤石を復活させることができるなど、伝説に恥じない凄まじい力の持ち主。
ワルモンに支配された作中世界を救う唯一の手立てとして、ゲンキたち一行がこのヒノトリが封印された円盤石を探すことになる。
だが、その正体は実に意外で身近なところに存在するものであった……。







追記・修正は火山の方に飛び立つ赤い翼、黒い翼、蒼い翼にヒノトリたちを見出しながらお願いします。

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最終更新:2023年10月21日 01:10

*1 例外は「ドラゴンの牙」「もろはの剣」くらいしかない

*2 故にヒノトリやジョーカーはどう頑張っても「ふつう」止まりだし、他のモンスターでも超必殺技の習得制限が実質かかるようになっている

*3 赤く熱した炭火のこと