登録日:2014/10/11 (土) 20:21:01
更新日:2022/02/26 Sat 10:15:57
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目次
基礎データ
型式番号:RMI-U13
所属:神聖ブリタニア帝国
分類:第4世代KMF
全高:4,69m
全備重量:5,97t
推進機関:ランドスピナー
水中用推進器
武装:魚雷×6
スラッシュハーケン×2
機体解説
ブリタニア軍が試験的に開発した水陸両用KMF。
(O∀O)←こんな感じでちょっとイラっとくるデザインの頭部が特徴。
メインカラーは緑でどことなく河童を思わせる。
ブリタニア軍の海兵騎士団などに配備され海洋・海底探査などに使用されている。
コクピット周りの構造は
グラスゴーや
サザーランドと同じだが、両サイドに水中用の推進器が装備されている。
四肢は曲線的な装甲で構成されており円筒形に近いフォルム。マニピュレーターは通常のKMFと違い三本指のマジックハンドのような形状。
また、脚部は膝から下が水中用推進機関を兼ねた独特のものとなっており「足首」が無い。
一応、小型のランドスピナーも装備されており地上でもある程度の機動力を発揮できるが、陸戦用の同世代機に比べると機動性は劣る。
水中潜航時には両手足を後方に向けた「水中潜航モード」に移行。
脚部先端を90度回転させ上部に移動せさたランドスピナーに取り付けられている舵で方向転換を行う。
この状態では推進器のベクトルを後方に集めることが出来るため水中では安定した機動力を発揮できる。
ちなみに水中での行動が想定される場合はこの潜航モードの状態で待機し、出撃時にもそのまま水中に投下されるのが基本的な運用スタイルである模様。
水中行動に特化した数少ないKMFであるが、まだ耐圧性能が不十分であり水深の深い場所では活動出来ないという欠点を持つ。
加えて作中の戦場は陸上か空中がほとんどだったため出番自体が少ない。
武装
肩部に内蔵。水中潜航時にはカバーがかけられている。
連装式で威力も充分。
サザーランドなどと同じく腕部の付け根に装備。
海中から目標の船舶に近付きハーケンを使い甲板によじ登るといった使い方がされている。
劇中の活躍
皇暦2017年(『反逆のルルーシュ』)
日本解放戦線の片瀬少将捕縛のため
コーネリアの命令で多数出撃。
作戦通り水中から解放戦線のタンカーに取りつくが
ゼロが起こしたタンカー内の流体サクラダイトの大爆発に巻き込まれ大半が撃破されてしまった。
その後式根島で避難を促されたユーフェミアの護衛機として登場するが
スザクの身を案じたユーフェミア自身が乗り込みスザクの下に向かい
ガウェインのハドロン砲による攻撃に巻き込まれている。
この直後のユーフェミアの探索時にも運用されていた。
キュウシュウ戦役でも上陸作戦を敢行したが爆雷で壊滅させられてしまっていた。
バリエーション
◆ポートマン(プルートーン仕様)
『
双貌のオズ』に登場した特殊部隊「プルートーン」のポートマン。カラーリングは黒と紫。
白炎と水中戦を演じた。
◆ポートマン・カスタム
『双貌のオズ』に登場したポートマンの改良型。
頭部が半球に二本のスリットが入ったデザインに変更されている他、両肩に魚雷発射管と推進器を兼ねたユニットを増設。
同時に脚部が通常のKMFに近い足首のあるタイプになっており陸上行動能力が上がっている。
加えて腕部も通常のマニピュレーターとなり携行武器の使用が可能になるなど元のポートマンとはかなり差異がある。
ゼットランドなど共にグリンダ騎士団に二機が補充された。
しかし
シュナイゼルの護衛時にシュバイツァー将軍が乗った程度で活躍シーンは無い。
◆ポートマンⅡ
基礎データ
型式番号:RMI-U14
所属:神聖ブリタニア帝国
分類:第4世代KMF
全高:4,76m
全備重量:6,06t
推進機関:ランドスピナー
水中用推進器
フロートシステム
武装:魚雷×6
スラッシュハーケン×2
垂直管×6
パイロット:ブリタニア軍一般兵
機体解説
ポートマンの運用から得られたデータを元に、より実戦向きの機体として開発された制式量産機。黄色い装甲が特徴。
胴体が大型化し頭部と一体化しており、上を向いた鯨の頭部のような特異なシルエットを形成している。
脚部の構造はポートマンとほぼ同じだが前腕部には新たに推進装置を内蔵。コクピット側面の推進器も新型になっている。
潜航モードも引き続き採用され、推進器の増設によって機動力が強化された。
耐圧構造が見直されたことによって深海での行動が可能となっている。
また、ポートマン・カスタム同様、マニピュレーターが一般のKMFと同じ五指タイプに変更され、サザーランドなどの携行火器をそのまま使用できるようにもなっている。
更にコクピットはブリタニア製KMFの規格に準じているため、量産型のフロートユニットを取り付けることも可能となっている。
まぁ水中戦向けのこの機体で飛行することにあまり意味は無い気もするが。
武装
ポートマン同様肩部に内蔵。
カバーの形状は変化しているが性能面で大きな変化は無い。
レイアウトはポートマンと同じだが、ハーケン部分が大きくなり、射出時には上下に分かれた形になっている。
後腰部に増設されたコンテナ状のパーツに内蔵。これにより対空迎撃が可能になった。
サザーランドなどの物と共通。
劇中の活躍
皇暦2018年(『R2』)
スザクの指揮の下、
黒の騎士団の潜水艦を捕縛するため多数出撃。潜航した潜水艦を包囲しつつ戦艦と連携し爆雷で追い詰める。
しかしゼロの指示で潜水艦から放たれた魚雷が海底にあるメタンハイドレート採掘基地を破壊。これによって海中に噴出した大量の泡に巻き込まれ更にその中で自軍が放った爆雷や魚雷に接触・誘爆するなどしてほとんどのポートマンⅡは撃破されてしまった。
一期のポートマンの二の舞である。
黒の騎士団からゼロが追放された際にはサザーランドなどと共に沿岸部で
蜃気楼を迎え撃つが
ロロのギアスで動きが止まったところをハドロンショットでまとめて撃破されている。
終盤にはルルーシュ皇帝側の戦力として最終決戦に参加。
ルルーシュ達が
ダモクレス突入を図った際何故かフロートを装備した本機も
ウォードやサザーランドと共に登場。
蜃気楼がこじ開けたブレイズルミナスの穴に飛び込もうとしたが最後尾だった
コイツだけ間に合わず閉じたブレイズの障壁に接触し爆散した。
何をしに来たのだろうか……。
余談だが、蜃気楼との海中決戦もやりたかったらしい。
立体化
バリエーションを含め今のところ商品化された機体は無し。
ただし『フォトストーリー版オズ』に登場するにあたってプルートーン仕様の試作品が製作された。
谷口悟朗監督と中田栄治氏は『双貌のオズ』の特別対談やインタビューで商品化してほしい機体にポートマンを挙げている。
監督「ポートマンが欲しいです!」
中田氏「けっこうみんな言っていますよね。「ポートマンはなぜ出ない?」って。」
監督「当時から商品化してもらいたくて、ポートマンⅡも登場させましたから。」
開発担当くろす「Ⅱでは、かなりデザインも変わりましたよね。」
監督「デザインを変えれば、商品化してもらえるかもと思ったので(笑)」
(中田氏が完全監修した白炎の商品ページより)
追記・修正は泡の中でお願いします
- 最終決戦とはいえ何故ポートマンを連れてたんだろう -- 名無しさん (2014-10-12 17:16:31)
- 数合わせじゃね? 黒の騎士団との一戦からそこそこ経ってたけど撃墜されたKMFの補充が間に合ったとは思えないし。 -- 名無しさん (2014-10-14 00:42:07)
- ↑ウォードが地上の作戦の犠牲にできる位の余裕あるやん -- 名無しさん (2014-10-14 00:46:54)
- 空中で使えそうな武装がスラッシュハーケンだけか -- 名無しさん (2014-10-25 11:51:40)
- 火力支援の為に同行したんじゃないの?固定武装豊富だし。 -- 名無しさん (2021-11-25 04:55:14)
最終更新:2022年02月26日 10:15