レオナ・ウェスト

登録日:2014/11/01 Sat 22:32:09
更新日:2022/10/17 Mon 12:07:37
所要時間:約 33 分で読めます





テンションリラックス、レオナ・ウェストです。よろしくお願いします・・・・・・





レオナ・ウェストとは、プリパラに登場するキャラクターである。
CV:若井友希



◆プロフィール
学年 中等部1年A組(1期)→2年A組(2期)
血液型 A型
誕生日 2月5日
好きな食べ物 いちごパフェ
好きなブランド フォーチュンパーティ
チャーム ポップ
所属チーム DressingPafé
合同チーム SoLaMiDressing、ドレッシングふらわー、あろまそレーシ・み、プリパラナース、ふれんど~る、セレパラ歌劇団





◆概要
アニメでは12話にて初登場。ゲームには11月から参戦している。

名前の由来は東西南北で「西」の英単語である「west」と、音階の「レ」であると思われる。
一人称は「私」。

くせのある桃色のショートヘアを片側だけ編み込み、スレンダーで可愛らしい体付きをしたプリパラアイドル。


ドロシー・ウェストとは双子なのだが、天真爛漫且つ歯に衣着せない言動だらけの彼女と違ってとても大人しく平和的な性格で、
口ぐせは「ドロシーがそういうなら」または「ドロシーが○○なら、私も…」。
ドロシーだけでなくだいたいの人物に対してそんな具合の心優しい子。
ただ親がNINJAかぶれなせいか見た目の割に身体能力はそれなりに高い。


短所としては「自分の意見をあまり持たない」という一面があり、ドロシーの影に隠れたり周りの意見に合わせ過ぎるきらいがあり、
チームメイトの東堂シオンには優柔不断と叱咤されたりもした。
だがそれは長所の裏返しでもあり、レオナの基本的な行動原理は「誰かの為に何かをするのが心の底から好き」と言う生来の優しさに由来しているが故のこと。
シオンも最終的にはそんなレオナの優しさを「アイドルとしての光り方」だと認め、チームメイトの一員として認めている。


現在はアイドルチーム「Dressing Pafé」(ドレッシングパフェ)の一員として活動中。
双子の姉のドロシーとシオンと共にプリパラに励んでいる。
ただでさえドロシーの宥め役になのに加え、性格上何かと衝突しがちな2人の間を取り持つ潤滑剤として二倍の負担をこなす苦労人。
ライバルチーム「SoLaMi♡SMILE」に対してはドロシーやシオンのような敵愾心はなく普通に接しており、
レオナ自身も率先して交流を深めたいと考えている様子で、トモチケ交換の提案には嬉しそうに応じるなど非常にフレンドリー。








「なぁーにがSoLaMi♡SMILEだよ! ボク達の項目を両方丸ごと、追記・修正させてやるんだから!」

「ドロシーがそういうなら…」
















※ネタバレ注意!

















大事な事を忘れていた。













彼は男の娘である!!











◆正体
その性別が明らかになる以前から
  • まつ毛がない
  • ライブシーン時の3Dモデル、ミルフィーコレクション(着せ替え玩具)での胸のぺたんこ加減
  • スタッフインタビューやファンブックでのもって回ったような表現
などによって男性疑惑があがっていたが、18話にてレオナがであると明言された。

ピンクの髪、か細く高い声色、プリパラ時のミニスカ、一人称が私であるがなのだ。


正体が公開された18話をリアルタイムで見ていた視聴者は半狂乱に陥り、
「これはちびっ子への英才教育だな」「このアニメ本当に女子小学生向けか?」「幼女先輩の性癖を歪める男の娘の鑑」「かわいいから大丈夫だ!」
などの声が舞いに舞った。


なおこの回の前半パートは色々カオスな描写の多いプリパラのなかでもトップクラスにヤバイストーリーである。
レオナの男性暴露から始まり、校長悶絶、可愛いは正義でクラスに馴染み、雨宮くん発狂、ホモ野朗爆誕、後半パートでも幼稚園児からお姉ちゃん扱い。
挙句の果てにライブパートではさっき男と判明したばかりのレオナにかなり際どいローアングルのシーンがあった。もろちんもちろんミニスカで。
このアニメといいこのアニメといい、2014年のドアサは男の子を可愛く描きすぎである。
興味を持った方は是非この機会に視聴することを強く勧める。
またこの回ではドロシー同様にレオナにもしっかりとプリチケが届いていたことが判明しており、
偽造などの不正も行っていないれっきとした資格者であることが明らかになっている。

女の子にしか届かない筈のプリチケが何故レオナに届いたのか、その理由は現在の所も明らかになっていない。*1

とはいえ後半パートは彼の内面に秘められた優しさをプッシュした展開になっており、以降本編における性別云々の話も余程必要な局面以外では控えめになっている。



ちなみにちゃお連載の漫画版では男バレする経緯が更にヤバくなっており、
いろいろあってシオンがレオナを脱がそうとする→お約束の胸ポロン→「おまえ……男だったのか……
という流れになっている。ふつう逆だろ!






◆活躍
ドロシーに連れられる形でらぁらみれぃの3人目のメンバー候補として登場。
みれぃとドロシーの意見の対立まあ完全にドロシーが悪いんだけどにより双子揃って失格になる。
その後囲碁を引退して新たにプリパラデビューした東堂シオンとチームを組み、「DressingPafé」を結成。

チームの専用曲となる「No D&D code」を引っ提げて強烈な個性を爆発させたデビューを飾り、プリパラ内でも屈指の人気チームとなっていく。

18話でドロシーと共にパプリカ学園に転入するが、遅れて登場したレオナは男子制服で現れ、皆(アニメ内外問わず)を愕然とさせた。
普段女の子の格好をしているのは、「小さい頃からドロシーと同じ服を着ていたから」との理由がドロシーによって語られる。
視聴者「理由になってないんだよなぁ…」

「男がプリパラに行っていいのか?」という疑問は、みれぃ曰くプリパラ憲章12条に「プリチケが届いたものは、何人もプリパラに出入りしていい」というルールがあるとのことなので、
それに則れば問題ない…たぶん。
学園ではみれぃと同じクラスになった。

転校当日のお昼に何人かの女子生徒から一緒に昼食を誘われていたのだが、
ドロシーの介入によりいつもの調子で「ドロシーがそういうなら…」と反故にしてしまったレオナだったが、
その一連の流れを見ていたシオンから優柔不断で我の薄い性格を咎められてしまう。


「お前、自分の意見は無いのか? いつも人の言うことばかり聞いている人間は感心しない」

「いい機会だ、次はお前が一人でメイキングドラマを作ってみろ」

「えっ!?」

打倒SoLaMi♡SMILEに向けた会議の最中だったことから、レオナは自立心の向上を図ったシオンのねらいでメイキングドラマ作りを任せられることに。


翌日、レオナはメイキングドラマの案どころか、自分一人で出来るのかすら分からずに学校内で途方に暮れ、空にぽっかりと浮かんだ昼の月を眺めていた。

「月だ…」

「月よね」

「く、くらげ…? そ、そふぃさん!?」

「はい」

そんな折、なぜか芝生に仰向けになって空を眺めている北条そふぃと遭遇する。

「地面は私のお布団だから」

「そうなんだ」

視聴者「…うん?」


空に浮かんだ月を見ていたことを尋ねられたレオナは、「自分のようだ」と感じていた胸中をそふぃに語る。

「私は月で、明るい太陽がドロシーで、照らしてもらって輝ける…でもそれじゃダメなんですね、きっと」

自嘲気味にそう言ったレオナへシンパシーを感じたのか、そふぃはいつもの調子で校則違反チケットを叩きつけているみれぃと叩きつけられているらぁらを指し、
自身も2人から変わるキッカケを貰ったこと、そして「今のままじゃダメかなと思った時は、もう変わり始めているから」と変わりたいと思う心を説き、
激励の言葉を贈るのだった。

「メイキングドラマに込めたい自分の想いって、何だろう――」

そふぃの言葉から真剣にメイキングドラマ作成に向き合い始めたレオナだったが、
その傍らで通算200枚目のゴールデンチケットをもらい、放課後にパプリカ学園の幼稚園児と小学生の交流会をお世話する奉仕活動をすることになったらぁらに鉢合わせる。

ふとしたことから泣き始めてしまった園児をあやすつもりが更に泣かせてしまったシオン、
得意のマックス光線で泣き止ませようとするも周囲の園児達まで恐怖させて状況を悪化させたドロシーの所為で、事態は酷い有り様となってしまう。(MAXやだあああああ!!

そんな折、レオナは持ち前の柔和なオーラで子供たちを落ち着かせることに成功。
木に引っ掛かった風船へも木登りで対応してあっさりと確保し、瞬く間に子ども達の人気者となったレオナは、求められるままに仲良く遊ぶのだった。

(そうだ、これだ…この気持ちだ…!)


子ども達との触れ合いから直感的に「誰かの為に何かをすることが好き」という自身の想いを理解したレオナは、
ライブにて新メイキングドラマ「全力ダッシュ!とばせバルーン!」を披露。
これまで引き分けが続いていたSoLaMi♡SMILEとの対決に、初の勝利で一歩リードする形となる決め手となり、
自身もドロシーと同じ「きたいのアイドル」へとランクアップを果たす。

「お前の性格は良く分かった。立派なチームメイトだ、私からも礼を言う」

「私こそ! ありがとうシオン!」

レオナへ苦言を呈したシオンも自身の先入観を改め、チームの勝利の礎を作ってくれた礼を述べると共に、固い握手を交わすのだった。

「私もこれからは自分の想いをみんなの想いと同じように、大事にしていきます!」

「そう♪」

「これもそふぃさんのお陰です!」

一方で自身の想いを気付かせてくれたそふぃに礼を述べたレオナはトモチケを交換し、改めて友達となるのだった。







校長編の開始となる23話では中等部がプリパラ禁止になり、シオン、ドロシー、そふぃ共々朝礼でプリチケを没収されてしまう。
その際、何故か股間を押さえるようなポーズでぐったりしていた。
校長の横暴に怒り、プリチケの奪還を決意したドロシーに連れ添って忍者コーデをまとったレオナは校長室に侵入。

「ねぇ…やっぱりやめようよ。こっそり忍び込むなんて悪いことだよ…」

「悪いのは勝手に僕達のプリチケ取った校長の方だろ?」

「でも…」

当初は潜入に戸惑ったものの、自身のプリチケと一緒に奪われたそふぃのプリチケを探し出し回収。
翌日にプリチケをシオンに渡し、校長へプリパラへの愛を伝えるべく渾身のライブを行うレオナらDressingPaféだったが、
プリパラを拒む校長の心には一歩及ばず終わってしまう。
呼び出されたレオナは、罰としてシオンと共に一カ月のトイレ掃除を命じられてしまうが、
結果として彼らのライブが意気消沈寸前だったらぁらとみれぃを奮起させる結果となった。
更に続く24話では校長室から奪還していたそふぃのプリチケを本人に渡し、プリチケを失って倒れてしまったそふぃの復活、
ひいてはSoLaMi♡SMILEがグロリア校長へプリパラ愛を伝えるステージへの足懸かりとなるキッカケを作った。

「そふぃさん、はい」

「ぁ…」

「やっと渡せた…!」

らぁら達のライブが始まる直前にはシオン、ドロシーと共に観覧の準備を手伝うなど「校長先生の嫌いの中の好きを思い出させる」為に尽力。
結果的に校長の心を揺らすことに成功し、更にはプリパラ嫌いが悲しいすれ違いから来る誤解だったことが判明。
長年の禍根を解くことに成功し、晴れてレオナもプリパラ解禁となるのだった。

めでたくプリパラ解禁を迎えたパプリカ学園。
全ての生徒にプリチケが返却されたその日、レオナはシオンが共にプリチケを没収された際、「もう一度三人で歌いたい」と望んでいたことを告白したことを機に、
自身もまた同じ想いを抱いていたことを吐露。
ドロシーもまた同じ心であることを知った3人は、まだ行っていなかったトモチケ交換、ならびに「プリパラ誓いの儀式」を行う。

儀式でレオナが担当したのは「パラダイス、求めて」
一般的にプリパラとは「女の子の憧れの場所」とされている。
しかしながらレオナは唯一の男性プリパラアイドルであり、本来は入ることすら叶わない、言ってしまえばイレギュラーな存在だ。
だが彼のプリパラを愛する気持ちや、男だからとの理由で彼自身を拒絶する者も居ないこの場所は、言うなればレオナにとっての「小さな楽園」そのもの。
そんなパラダイスに手を引いてくれたドロシー、そこで出会った厳しくも優しく接してくれるシオンとのアイドル活動は、
これまでのレオナに無かったかけがえのない時間と言える。
そんなレオナが求めて目指す次の「パラダイス」とは今の1人だけのものではない、「DressingPaféの3人で目指す」もの。
これ以降も、レオナは優しさはそのままにドロシーやシオンに決して負けない行動力を発揮するようになっていく。

儀式を終えたレオナらDressing PaféはSoLaMi♡SMILE側からの提案でパラダイスシューズプライズライブに合同チームとしてエントリー。
特別編成の「SoLaMiDressing」として新曲、「Realize!」を披露。
数あるチームから見事優勝を果たし、伝説のコーデの一つである「パラダイスシューズ」を獲得した。

34話ではファルルのことを追い回すユニコンから彼女を助けたことで、7人でのちょっとした逃避行に巻き込まれることとなった。
道中でファルルが「ファルルののん(ファルルが自身の妹と呼ぶゼンマイ式のブリキ人形)」を壊れてしまい、元気を失くしたファルルの為に6人は修理に取り掛かる…のだが。
まずそふぃとドロシーが自信満々に分解して原型を留めなくなり、らぁらが名乗り出るも危険を感じたみれぃが「これは私の得意分野よ」と作業にかかり、
元々の形に修理することに成功するも内部機構までは修繕できず、動作させようとファルルがゼンマイを回すとまたも壊れてしまった。

「トモダチ…イラナイ…」

無表情のままガッカリするファルル。
シオンに至ってはようやく回ってきた自分の番とばかりに…あろうことかチョップで真っ二つに割ろうとして全員に取り押さえられる始末。
みれぃと共にらぁらを止めた時に言っていた「私に貸せ、見ておれん」とはなんだったのか…

このまま「ファルルののん」は壊れたまま終わってしまうのか。万事休すの状況で動いたのは…


「レオナなんとかしてよー」

「うーん…私にできればいいんだけど…」


ドロシーに頼まれて懐から十徳ナイフを取り出したレオナだった。

「できた…かも…」

レオナの修理が終わり、ゼンマイを巻いたファルルの眼前で「ファルルののん」は正常に動き出し、ファルルは友達の温かさを実感する。

「ともだち…あったかい…」

この一連の出来事が、これまでメイキングドラマをユニコンから教えられたものや他者からのコピーに頼っていたファルルは、
初めてのオリジナルメイキングドラマを作るきっかけになった。








セカンドシーズンではシステムにより「SoLaMi♡SMILE」同様「Dressing Pafé」も一時解散してしまい、まずは再結成を目指すことになる。
だが43話で開催された運動会にてタッチの差で敗北したDressing Paféは、SoLaMi♡SMILEが一足先に再結成され、
更にドリームシアターのお披露目ライブも取られる大敗を喫する結果になってしまう。
敗戦責任を巡って口論になるシオンとドロシーをレオナは「再結成のためにできることをしよう」と宥め、シオンの提案した5人チームのメンバー探しを始めることに。
レオナはファンのアイドル達と交流の折に勧誘しようとするも、生来の引っ込み思案さからなかなか上手くいかずにいた一方、
アロマゲドンの策略にハマったシオンとドロシーが互いの不和を火種として利用され、行き違いからレオナの目の前で大喧嘩を始めた挙句、制止も聞かずにヒートアップ。
ウサギが駆け付けた頃には2人ともすっかり頭に血を上らせた状態で、遂には解散宣言が飛び出してしまう。

「Dressing Paféは解散だ! ドロシーとはチームを組めん!」

「シオンと組むくらいだったらもんじゃ焼きと組みたい!」

「もう再結成は無理かも…」

ほどなくして完全解散の危機を迎えたDressing Pafé。
ウサギに助力を乞われたSoLaMi♡SMILEを交えてなんとか仲を取り持とうとするのだが、
頑固なシオンとドロシーは焼け石に水状態で、修復の要となるレオナもすっかり消極的になっていた。

「いつものケンカだと思ってたんだけど、2人とも口をききたくないって…」

「レオナが説得しないと、ドレッシングパフェは本当にバラバラになるわよ!」

「でも…こんなことでダメになるんだったら再結成しても仕方ないから…」

こういう割り切った考え方なんか男っぽくない?
そんなレオナに何かを感じるものが有ったのか、声をかけたのはそふぃ。

「レオナちゃん、それでいいの?」

問いに対して何かを決意する表情のレオナ。
その日の放課後、プリパラのレッスン室では一人でライブの練習に打ち込むレオナの姿が有った。
しかし頑張りすぎからかジャンプからの着地でバランスを崩し、足を挫いてしまう。
居合わせたらぁらに無茶を制止されるも、レオナはやめようとはしなかった。

「私がもっともっと頑張れば、きっとシオンも…ドロシーも…」

涙を浮かべてそう語るレオナは、ライブを約束したファン達の為、更にチームメイトであるシオンとドロシーとの再結成の為に自分に出来ることを考え、
一人になってもDressing Paféの活動をしようとしていたのだった。
足を挫いてなお単独でライブに臨もうとするレオナだが、エントリーの途中でその様子を聞いてやってきたシオンとドロシーに呼び止められる。

「約束したから…ファンのみんなにライブを見せるって…」

「ケガしてるんだろ!? 休みなよ!」

「ダ、ダメ…これは、私のライブだから…」

「そのケガでは無理だ! 休んだ方がいい!」

「出るって言ったら、出るっ!」

「しかし…!」

「出る!!」

「なんでいきなり頑固なんだ! 少しは人の意見を聞け――あっ…!」

「レオナ、ダメだよ! ボクが出るから休んでて!」

「イヤだ…! ケンカばっかりしてるドロシーなんかには任せられないよ…!」

「なんでそんなひどい言い方――あっ…!」

レオナの姿に普段の自分達を垣間見たシオンとドロシーは言葉が出なくなったが、なおも1人でステージに向かう途中でバランスを崩し、倒れそうになったレオナを咄嗟に2人で支え、

「わかったよ…レオナのライブ支えてあげたいから、ボクも一緒に出ていい…?」

「私も、ステージに上げてくれ…」

「ごめん…また3人でやらせてください」

ばつが悪そうながらも互いに頭を下げて謝り、そんな2人の言葉にレオナは怪我を忘れ、思わず跳び上がって喜んだ。


「良かった…やっぱり私は、2人がいないとダメなんだよ…!」

「私はシオンの頑固で強気なところも、ドロシーの誰にも負けない心も持ってないから…」

「でも、3人一緒だったら、どこまでも行ける!」

「心機一転、Dressing Pafé再結成だな!」

「うん!」

3人は改めてプリパラ誓いの儀式でトモチケを交換し、「Dressing Pafé」はめでたく再結成。
再結成最初の曲は、原点回帰の如き「No D&D Code」。

「また3人で歌える!」

「やっぱりこうでなくっちゃ!」

「未来永劫、このチームで!」

「1人で行けなくても…」

「3人一緒なら」

「3人一緒なら」

「3人一緒なら!」

「どこまでも行ける!!!」

「全力ダッシュ!とばせバルーン」のメイキングドラマからのサイリウムチェンジを決め、まさに全力で駆け抜けるDressing Paféの再スタートが切られたのだった。




62話ではひびきに手紙で誘いを受け乗馬で連れ去られたシオンを5人で追いかけるのだが、
彼女らの行き先がシオンの自宅だとわかると「シオンてば大胆…」と顔を赤らめたり、
自宅の前で執事の安藤とその部下たちに足止めをくらった際は「こんなことしてるうちに、シオンと紫京院さんは…」と意味深に呟きイエローカードをもらった。
レオナだけ思考がピンクスギィ!

この回ではプリパラ空間以外では滅多に見られない女装(ミニ丈浴衣)を披露。その効果あってか忍者もんじゃは盛況だったようだ。



63話の24.5時間テレビではドロシーを主役にらぁら、そふぃ、めが姉ぇと共に寸劇を行ったり、
単独で天気予報コーナーを担当したがその他のメンバーと同じくお客さんの減少に歯止めをかけることはできなかった。

またプリパラの営業時間の都合で「SoLaMiDressing」は夜間、タウン内のお泊り部屋で就寝することになったのだが、レオナも5人と布団を並べて同室で就寝していた。
ちなみにレオナの位置はシオンとドロシーの間。…まあレオナだし。



75話ではシオンとの離別が描かれ、77話ではドリームチーム「ふれんど~る」に所属しての「ウィンタードリームアイドルグランプリ」に挑むも、
ひびき率いる「セレパラ歌劇団」に大敗を喫してしまう。
ウィンドリでの敗北の結果、紫京院ひびきによるセレパラが施行された後はらぁら達と共に「地下パラ」にて活動をしていたが、
84話ラストにてひびきから欠員状態の「セレパラ歌劇団」にスカウトを受ける。

続く85話にてひびきのチームに加入する意思をドロシーに告げて口論となった矢先、
セレパラ歌劇団の5人目の座を目的に来日していた「セレブリティ4」に狙われることなる。
視聴者「また君達か壊れるなぁ」
しかし、自身と間違えられたドロシーが捕獲されて脅迫電話を受けたレオナは、単身でセレブリティ4の待つセレパラ城の地下へ突入。
張り巡らされた罠(笑)や物理攻撃をニンジャ身体能力で回避しつつドロシーを救出。
その後は「2人でステップアップする為に」とめが兄ぃに依頼していた新曲、「Twin mirror♡compact」をドロシーと共にライブで披露。
メイキングドラマでは「全力ダッシュ!とばせバルーン・マックス・リラックス」のスペシャルバージョンを繰り出し、
更には地下パラメンバー内でみれぃに続くゴールドエアリーを発現。
ライブ後、ドロシーと共にトップランクである「おおいそがしアイドル」へとランクアップを果たし、ドロシー達に見送られる形でセレパラ歌劇団へ加入した。

セカンドシーズンのクライマックス、そしてひびきとの決戦となる「スプリングドリームアイドルグランプリ」に挑むレオナ。
チーム戦兼個人戦となるこの大会でのレオナの目的はセレパラ歌劇団の一員になってもなお「ボーカルドールになる」という野望を抱くひびきを止めることだった。

「私が…ひびきさんを止められるのなら…」

ライブ中ではひびきを追い落とすことは出来なかったが、他のアイドル達と力を合わせてらぁらのジャンプ台を作り、アシストの一人として活躍した。




3rdシーズンでは、DressingPaféサイドでのジュルルのメインお世話係になる。
イメージとしてはレオナがお母さん、シオンがお父さんといったところ………………あれ?
献身的にお世話をしたおかげかシオンと一緒に神アイドルチャレンジライブを発動し、スーパーサイリウムコーデを入手した。
ジュエルチェンジ回ではクールキャラに。ぶっちゃけただのイケメンでした。はい。
マスコット会議では「実はプリパラアイドルで一番かわいいんじゃね?」とウサギに評され、クマもそれを否定していなかった。
121話ではコーデスタジオでオリジナルコーデ作りに挑戦することになったが、色々詰め込みすぎてメチャクチャなデザインをするドロシーとシンプルすぎるデザインをするシオンとで口論になり、他のチームのようにDressingPaféらしいデザインのコーデを作りたいレオナは悩むことに。
相談に行ったコスモ(とそふぃ)の家で御馳走になった天ざるを見てデザインのアイデアを思いつき、笑顔でシオンを威圧しつつ3人分のコーデを作成。
一見バラつきつつも上手く個性とチームを表現したコーデでDressingPaféは見事ファッションリーダーの座を獲得した。



アイドルタイムプリパラではドロシーともどもパラ宿に残ったが、武者修行をしに行ったシオンを追いかけて二人で屋台を引きながら旅をすることに。
にのとらぁらが助っ人で参加していたソフトボールの試合でらぁらと再会。代打でヒットを打ってらぁらに繋ぎ、ソフトボール初心者のらぁらに「かしこま打法」を伝授した。
この時、自分の打席では左打席、「かしこま打法」伝授時は右打席に立っており、実はスイッチヒッターだったようだ。こんなところまで両面性

また、本作では男性版プリパラである「ダンプリ」が登場している。当然ながらレオナはダンプリでも活動でき、32話では実際にダンプリ版のコーデも披露しているが、基本は女子プリパラで活動している様子。







◆交友関係

ドロシー・ウェスト

レオナの双子の姉。非常に活発で自信家なアイドル。
当初は2人揃って「ドロシー&レオナ」として活動していた。
レオナの事を溺愛しており、二人で一心同体といって憚らない。
彼女が目立ち過ぎるためレオナはその後を追う事が多く、時にはレオナをシオンから庇うこともある。
登場当初はドロシーの陰に隠れがちなレオナが依存しているような印象であり、
ハロウィン回でお化け屋敷に入ったドロシーが怖さのあまりに気絶した時など「ドロシーが気絶するなら私も♪」などと必要以上に同調するような節も見られたが、
話が進むにつれて実はドロシーの方がレオナにベッタリであることが判明し、そふぃとレオナがトモチケ交換をしていたと知った際には怒り狂っていた。

チーム結成以降はレオナが自分の意思で様々な行動を起こすようになっていることもあり、
現在ではレオナが荒ぶるドロシーに対して「ドロシー、リラックス」と宥める機会が多く見られる他、シオンと共に彼女を支えようとする一面も見受けられるようになった。

そんなレオナの幼少期が85話の回想シーンにて一部描かれた。
周囲の男の子達に溶け込めずに浮き気味で、生来の弱気さから頻繁にいじめのターゲットや仲間外れになりがちで泣いてばかりだったレオナ。
そんな彼をいつでも守り、助けてくれていたのが姉のドロシーだった。
レオナにとってのドロシーはいつでも自分を守ってくれた大切な姉であることは今でも変わらず、
前述した2人の新曲である「Twin mirror♡compact」は紫京院のチームへ加入することを機に、あくまでも「2人での成長」に拘ったレオナがめが兄ぃへ製作依頼した一曲。

同話にてドロシーが自分の代わりにセレブリティ4に拉致されたと知った時には、
「ふざけるな…」「お前達、そこを動くな…!」と声色はいつもの調子ながら、これまでに無いほど荒い口調で怒りを露わにするほどであり、
またドロシー救出の折には「今度は私がドロシーを助ける番」と固い決意を口にしていた。
2期ではドロシーのフォローやツッコミに回ることが多かったレオナだが、根っこの部分では変わらずドロシーのことを大切に想っていることが描かれた一幕であった。


余談だが、現在も一緒にお風呂へ入っている。


現在も一緒にお風呂へ入っている。中学生ですよね…


東堂シオン

囲碁の達人で、打倒みれぃの為プリパラに乗り込んだ新人アイドル。
レオナに対しては前述の通り「姉の影に隠れている人間にアイドルとしての輝きはあるのか」と問い掛けて叱咤したものの、
レオナの人一倍強い優しさ、誰かの為に何かをしてあげたいという行動原理を垣間見ることとなり、
更にメイキングドラマを作り上げたことで感嘆したシオンは考えを改め、現在ではレオナを一人のチームメイトとして認めている。
ドロシーとは何かと衝突しがちなシオンだが、その一方でファーストシーズンではレオナとの絡みがそれほど多くみられなかった。


チーム完全解散の危機の折にレオナのことをらぁら達に問われた際には「レオナには申し訳ないが…」と、
ドロシー共々本人に相談することなく勝手に関係修復を諦めるなど、意地を張った勢いのままにレオナの意思をつい軽視してしまう描写がされた(問われた際は動揺していた)。
しかし結果的には身体を張ったレオナの行動で自分達の関係性を救われる形となった他、
ソロライブ時にも「シオンのソロを見てみたい!」と率先して応援していたりと、意識外の部分でレオナが彼女を支える機会が実に多い。
ドロシーとぶつかりながらもどんどん前に進むことの出来るシオンを一歩離れて付いていくレオナは、
さながら頑固な夫と穏やかな妻のようだとファン間では比喩されることもあるがすっげぇ逆転してる、ハッキリわかんだね。
3rdシーズンではこの関係がより顕著になっている。







北条そふぃ

ライバルであるチーム「SoLaMi♡SMILE」のメンバー。
海月がイメージアニマルのおっとりとした少女。
ライバルチームながら良き友人同士であり、友達として忌憚なく話せる人である。
レオナに対しては自分と似ている所があると思っており、レオナもまたそふぃに惹かれるものを感じているのか「自然と話せる」と語っている。
そふぃ自体がプリパラでは結構な有名人で有る他、学園内では一学年上の先輩ということもあって尊敬の対象としている部分があるのかもしれない。

前述の通りに23話でそふぃのチケットを校長室から奪還し、続く24話で倒れてしまったそふぃに手渡して助けている。
この時レオナがチケットを奪還していなければSoLaMi♡SMILEのメンバーが揃ってライブすることが出来なかったので、パワー不足で校長の心変わりに繋がらず、
レオナが居なければ完全に事態が詰んでいた可能性がある。
他にも端々で力尽きたそふぃを支えたり手を繋いで走ったりと、体力面で不安のあるそふぃをレオナが助けている描写が散見される。
レオナは「そふぃさん」と呼ぶが、そふぃは「レオナちゃん」と呼んでおり、
DressingPafé解散の危機に陥った際には「レオナちゃんが可哀想」と親身になって案じていた。
…男の子だと分かっているのだろうか。



真中らぁら

「SoLaMi♡SMILE」のメンバー。レオナとは話を進める上で重要な絡みは少ないが、所々で印象に残る場面がある。
27話でらぁらが風邪を引いた際、レオナは汗を拭こうとしてらぁらの衣服を脱がそうとし、らぁらも気にすることなく受け入れかけた。
邪な気持ちはなくただの優しさからの行動だったのだが、
男子中学生が女子小学生を脱がそうとしているという状況への危機感からみれぃシオンが急いでこれを阻止した一幕も。


第61話では壁ドン、顎クイを知らないらぁらのためにドロシーが教えてあげるようレオナに促し、らぁらに対して実行。
顎クイの後らぁらに顔を近づけるが、途中でレオナは恥ずかしがって中断。「やっぱり無理ぃ~!」
続く62話ではラブレターを知らないらぁらに「す、好きって気持ちを伝えるお手紙なの…」と教えたり、
「デートって何するんですか?」と尋ねられたら「二人っきりでつきあって仲良くするの(意味深)」と教えていた。

なんからぁらの恋愛指導役みたいになってるな…
なお、SoLaMi側のメンバーで、レオナは唯一らぁらのみ「ちゃん」付けで呼んでいる。




紫京院ひびき

「とても男性には見えない」との評価をされている。
女性なのに男性を演じる紫京院ひびきにレオナは関心を寄せ、彼女に会うために彼女が主演するドラマの撮影現場に忍び込む。
関係者に見つかってしまいひびきの前に突き出され、最初は意に介さなかった彼女もレオナというプリパラにおいて非常に特異な存在に興味を示す。
レオナを自分の舞台稽古に付き合わせ、その中で自らの内面の一端を彼に語る。


「なぜかって?所詮この世は嘘とまやかし どこに問題がある? 君はどうなんだい?」

「私っ…あるがままです!」


やり取りの中でひびきとレオナは互いに一見似ていながらも全く違う存在であることを認識した。
またこの時演目のため女装したレオナを王子役のひびきがお姫様抱っこするのだが、もちろんお姫様は男で王子様は女である。すごい。
視聴者「これもうわかんねえな」

アイパラではダンプリと女子プリパラの交流イベント「プリフェス」の司会をレオナとともに務めている。性別という概念が曖昧な二人だからこその選出と言えよう。






◆余談
演じる若井友希氏はi☆Risファンの間でも特に歌唱力が高いと評価されている。
「Realize!」ではSoLaMiDressing版とi☆Ris版の二つが存在しているがレオナのパートはほぼ別人に聴こえるほどに変化が顕著。
一期のOPとライブシーンで聞き比べてみよう。


ライバルチームに有りながらも友好的であるレオナはそのポジションからか、ファーストシーズンでは展開の要所で事態の打開に繋がる命綱になっていることが多い。
前述のグロリア校長のプリパラ嫌いを解くキッカケになったらぁら達のライブにおける好アシストの他、
「ファルルののん」を修理したことでファルルが「友達」の概念を学び、自我を持つ一端となった立役者であると言える。
レオナがその場におらず「ファルルののん」が修理できなかった場合、ファルルは「めざめのファルル」に覚醒できなかったかもしれない。
二期では早々にDressing Pafé再結成の要石に成り得ていることもふまえると、
このような形で「終わってから良く見てみたら、レオナが居たから良い結果になっていた」となることがままあり、
今ではプリパラに無くてはならない名脇役となった。


44話でコーデチェンジバンクのシルエットが専用のものに差し替えられた。
骨盤周りの形状がドロシーと比較して変わっており、スタッフの変態性気合いが乗っている改変となった。
なお、アイドルタイムプリパラではダンプリとの差別化のためか元に戻ってしまった。残念。

初期と現在とで演技が結構違うことがよく言われる。
演じている若井氏によれば「性別発覚前の方が男子であると意識して演じていた」節が強いとのこと。
後により艶っぽい声を出すことが多くなり、そうなったのはより「男の娘」を意識したものであるようだ。
43話の三人四脚で転倒した際や、48話でヤギに服を噛まれた時などが顕著。


劇場版第一作では、悪ノリ蛇足みたいなプリズムボーイズルートにて、先輩にあたるボーイズ達のショーに一人だけはしゃいでおり、ドロシーにムスッとされていた。
尊敬出来る先輩達だし、まぁ多少はね?


男バレしたことからそふぃとの関係は(擬似)百合でありおねショタでありノーマルなカップリングと一粒で三回おいしいものとなり、
それぞれの属性ファンを困惑させたり歓喜させたりしている。
18話・24話などのお互いを思いやる展開に加え定期的に見せる手繋ぎ描写など、二人の間に一定の信頼関係があるのは確かだろう。
(恋愛なのか友情なのかNLなのか百合なのかは人によって様々な見方があるので、各々迷惑をかけないように楽しみましょう)


……が、一期終盤のバレンタイン回においてレオナが赤井めが兄ぃにガチで恋慕の念を持っていることが発覚。
腐女子やゲイが喜ぶ一方でそふぃとの関係の進展に期待していた派やプリパラおじさんたちの動揺は大きく、
「なんだホモか」「百合かと思ったら薔薇だった」「俺は今までホモを自キャラに選んで遊んでいたのか……」
と一部の層にとっては血のバレンタインとも言うべき惨状となってしまった。
上記の反応に加え男の娘とはいえ絶対アイドルに恋愛はNGだったからか、二期ではめが兄ぃへの想いはほぼなかったことにされた。
その一方で雨宮の実質的な初デートの相手になってしまった時には「雨宮君のはじめて…」と何故か頬を染める場面も……やっぱりホモじゃないか!
とか何とか言ってたら「めが兄ぃさん、どうしてるかな…」とひびきのプリパラ革命後も心配している様子が描かれており、ガチな可能性の芽は潰えていない。
無かったことになってないじゃないか! やっぱりホモはうそつき。
現状ではレオナの性癖は「女の子も男の子も歌おうよどっちも好き」と思っておくのが一番皆にとっての平和なのだが、ゲーム筺体のロード画面では、

「め、めが兄様…今日も…カッコいいなぁ…!」

なんて台詞がセカンドシーズンになってから追加されており、そんなファン側の自制など露知らず、公式からは随時アツゥイ!燃料が投下されている。
ちなみに上記台詞、字面では分かりづらいがかなりの乙女声。
もうやだこの女児向けアケゲー筺体。
そして今年のバレンタイン回となる82話では、しっかりとサングラス型チョコをめが兄ぃに渡していた。
コイツグラサンチョコとか渡し始めましたよ、やっぱ好きなんすねぇ~
一方、めが兄ぃの方も去年の眼鏡型チョコを大切に保存していたことが判明。早く食えよ!

プリパラの放送開始直前に放送された特番「特別開校!プリパラスクール」において、校長に扮したはまぐちぇ
「女の子だけのアニメかと思ってたけど、も楽しいよ!」という発言をしていた。
当時はゲームをプレイしたことでプリパラおじさん第一号になった故の発言とみられていたが、レオナの存在によってその発言は予期せぬ形で現実のものとなった。






◆男の娘としての系譜
とはいえ女の子向けのアニメ・マンガでこういう設定のキャラクターはそう珍しいことではない。
タカラトミー繋がりで言えばめが姉ぇの中の人が主演したしゅごキャラ!では藤咲なでしこという男の娘が登場したし、
女児向けアーケードゲームの先輩としてはきらりん☆レボリューションに天川いずみという男の娘アイドルがいる。
少女漫画において女装男子は一種のテンプレとなっているのも確かである。


レオナの描写において特筆すべきは「彼(女)が周囲から特別視されていない」ということだろう。
前述の通り性別が判明した回がカオスなのは確かだが、その話の本筋に「レオナの性別」は殆ど絡んでこない。
むしろみんなサラッと性別問題を流した上で等身大のレオナを受け入れているのだ。
(流石にお堅い委員長モードのみれぃや大神田校長は男がプリパラに行っているという事実に狼狽していたが)


かつてはキャラクターの悩みや物語を動かすための装置として特別視されていた「女装男子」という存在が、
性同一性障害やらホモ・オカマ呼ばわりやらといった重かったり差別的だったりする要素から解放された背景には、
わぁい!発刊やネットの普及などにより男の娘について好意的な認識が広まったという時代の流れが垣間見える。

とはいってもそんな要素を社運をかけた一大プロジェクトであるプリパラに投入する辺り、タカラトミーの狂k……
もといある種の大らかさが感じられる。

しかしながら、85話以外では過去が語られていない、レオナ自体の描写がメイン6人の中では少なめなこともあり、
ウェスト姉弟のハーフ設定同様、男の娘設定が物語に組み込まれ無さ過ぎて単純な属性の記号化、ないしは死に設定化しているのも否めない。

レオナの主役回はどちらかというと「Dressing Paféとしての主役回」や「ウェスト姉弟にスポットが当たる話」としての割合が強く、実質的な単独回が描かれておらず、
特に爆薬のような個性がぶつかり合うことの多いプリパラにおいてはレオナの存在感がやや弱くなってしまう一因となっている。




一方で、プリパラで描かれたレオナの男性的な要素は、
「前面に男の娘を押し出さず、他の女子キャラ達がなかなか出来なかったこと」=「女の子が苦手そうなシチュエーションで活躍させる」という形で昇華させている節がある。
一例を挙げると以下の通り。

  • らぁらが全く登れなかった木に軽々と登り、引っ掛かっていた風船を取る。
  • 前述の「ファルルののん」の修理、72話の昏倒したリナちゃんへの処置(充電コードに接続)など機械関連に強い。
  • デザインは凝ったものだが上述の通り十徳ナイフを携帯している。しかもボロボロになっているとはいえ鍵をヤスリで削って壊した。
  • 気弱ながらメンタル面はらぁら並に強く、窮地に陥ったり苦悩する場面に相対しても基本的には取り乱さず、そふぃの一言のみで直ぐに奮起するなど凹んだ状態からの回復もとても速い。
    ひびきとの立ち稽古がエチュードに移行しても全く物怖じしておらず、度胸もある。
  • 身体が頑丈。
    ドロシーを庇ってテニスボールを腕へ食らったが大した痛がり方もしていなかった(ボールとしては柔らかい部類に入るテニスボールとは言え、速球で当たると結構痛い)ほか、
    ウサギ特製の湿布を貼っていたとは言え、足を挫いて痛めたままライブで一曲歌いきる程度には体力が有る。
    アイパラでもドロシーとシオンはそれぞれ別口で行き倒れになっていたがレオナは平気でドロシーを介抱していた。
  • ヒステリックになって他者へ感情をぶつけるのではなく、重要な心情を理屈に頼らず行動主体で示していく傾向にある。
  • 本気で怒ると口調が荒くなる。(ただし声はそのままなので相手には馬鹿にされた)
  • 脱力状態のそふぃをウェスト姉弟の2人が支える構図が何度か描かれたが、別段レオナ一人でも平気で抱えて移動していたりなど、腕力もある。
    ギャグシーンながらドロシーと共に繰り出したラリアットは、2人による技でありながら倍となる4人の相手をまとめて吹き飛ばした。
  • プリパラではよくあるみれぃですら白目を剥くほどのトラブルが発生しても割と冷静な反応をしている。
  • 引っかかった箪笥を開ける際にドロシーは「こういうの(力仕事)はウチじゃレオナの仕事なんだよ~」とぼやいていた



「男の娘に敢えて男らしさを感じさせる」という描写は他の作品でもあまり存在せず、さほど目立たせない描き方ということもあり、非常に珍しい演出である。








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最終更新:2022年10月17日 12:07

*1 一応「アイドルタイムプリパラ公式ファンブック2017SEASON1」では、ドロシーの傍についてあげないと…と思った結果プリパラチェンジできたと本人は言及している。…だが結局のところ届いた理由はいまだに謎。