モンテーロ(MS)

登録日:2014/11/13 Thu 07:00:00
更新日:2023/12/08 Fri 00:27:38
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ジャベリンはまだある!



モンテーロとは、ガンダム Gのレコンギスタに登場するモビルスーツである。
綴りは「MONTERO」。これには鳥打ち帽の意味があり、実際頭部形状がそれっぽいので名前の由来ではないかと見られている。


【機体諸元】
型式番号:MSAM-YM03
全高:18.5m
重量:41.3t
武装:ビーム・ジャベリン/ビーム・ワイヤー
   ビーム・ライフル
   ミサイル×6
   シールド×2
   頭部バルカン砲×2
   胸部バルカン砲×2
   ワイヤー・フック


【概要】
海賊に偽装したアメリア軍に所属する、クリム・ニック中尉のほぼ専用機。青い塗装はクリム中尉のパーソナルカラーと思われる。
機体コンセプトは「単独長距離侵攻」であり、シールド兼用ウイングや高出力スラスターで大気圏内での運動性を追求した設計となっている。
そのため劇中でもG-セルフやGアルケインに勝るとも劣らない機動性を見せているが、その反面火力と装甲はやや低め。
実際敵対するキャピタル・アーミィの新型MSにはその二点の弱さから戦闘で気圧される展開が多い。
とはいえそんな機体で結構な戦果を挙げているあたり、クリム中尉が劇中で言われるほど「口だけ」ではないことが判るだろう。

機体設計は一部グリモアと共有しており、腹部コクピットブロック部分にそれが顕著。
この時代の機体には標準装備であるコクピットのトイレ機能も、長距離侵攻というコンセプト故に特に重宝するだろうと思われる。変な歌は流れない


【武装】
○ビーム・ジャベリン
モンテーロの主武装にして本機の象徴とも言える武器。このMSは関係ない。
初代ガンダムのそれはビームサーベルを変形させたものだったが、この機体のジャベリンは最初から対艦用の投擲武器となっている。
普段はシールドの裏に分割収納されているが手に持つと長く伸び、表面にはビームサーベル、先端からはビームワイヤーの展開が可能となる。
その特性から伸ばせばビームサーベル、振ればビームウィップ、振り回す姿はビームシールドという万能ぶり。
クリム中尉も「ジャベリンありがとうね!」と言う訳である。
開発に難航しただけあってビームライフルや他の武装がのきなみ火力不足な中、敵の新型にも通用する武器として重用されている。
他の機体が使うこともでき、劇中ではモンテーロが落としたジャベリンをG-セルフが受け止め使ったことも。

○ビーム・ライフル
専用にカスタマイズされた携行式メガ粒子砲。長時間行動を目的とする本機のために威力を維持しつつ消費エネルギーを抑えてある。
牽制のため数発撃ったところでよく壊されるため活躍はほぼない。

○ミサイル
ジェガンらのハンドグレネードと同じように、サイドアーマーに3基ずつ装備されている。
ミノフスキー粒子散布領域下での命中性は高くないが、防御用の弾幕や囮に使うことで有用性を発揮する。
威力自体はそこそこあり、全弾命中させることができれば大型MSのエルフ・ブルックも撃破可能。

○シールド
両肩に接続されたシールド。盾の名を冠してはいるがその運用方法は専らウイングバインダーであり、本機の長距離航行能力の要となる装備である。
基部に高出力スラスターを備えており、水平にはね上げることで機体に揚力を発生させる。


【劇中の活躍(華麗なる撃墜&被弾歴)】
撃墜数もそれなりにマークしているものの、相手が悪いことも多いため被弾率が妙に高い。

  • 初登場も間もなくさっそくレックスノー3機とカットシー3機を中破させ行動不能にさせる活躍を見せた。
 しかしデレンセン駆るカットシーに翻弄され胸部装甲に被弾。トドメを刺されかけるがアイーダの乗ったGセルフが間に入り無事帰投。(3話)

  • 「空戦には慣れている」との言葉通りカットシーに対し有利に立ち回り、バルカンやジャベリン投擲を駆使し1機を中破させた。そしてGセルフに気を取られているデレンセン達を不意討ちするも華麗に反撃され左手のマニピュレーターを切断される。(4話)

  • ジャベリンの先端射出でダベーを両断。その後はマスク大尉搭乗のエルフ・ブルックと交戦。序盤は機体性能差を感じさせず互角以上に奮戦するも徐々に圧され最終的に頭をもがれる。(5話)

  • デレンセンのエルフ・ブルと交戦中のGセルフを援護。高度が下がっていることを伝えつつビームワイヤーでエルフ・ブルのビームライフルを破壊。しかしその後反撃してきたエルフ・ブルの湾曲ビームを避けきれずバックパック付近に被弾。そして被弾の影響か高度が下がり過ぎ危うく大気圏突入の摩擦熱で燃えかける。(6話)

  • Gセルフにラライヤを乗せてみたもののエルフ・ブルック編隊の攻撃を受ける。マスクと交戦し、拡散ビームをジャベリンバリアで防ぐなど学習能力を見せた。しかし足ビームサーベル2連撃でビームライフルとジャベリン両方を破壊された。だがその後は交戦しつつも他のエルフ・ブルックを2機撃墜した。(7話)

  • ミック駆るMAアーマーザガンと連携し、エルフ・ブルック1機、カットシー1機を撃墜する活躍を見せた。初の無被弾。(8話)

なおどの戦闘でもアイーダは殆ど役立たずだった上、Gアルケインに乗ってからは守りながら戦わなければならなかった模様。


【バリエーション】
○モンテーロ(グリモアカラー)
初期案の一つ。クリム中尉が乗ることを想定していた。この色のモンテーロもなかなかにカッコ良い。

○モンテーロ(アイーダ機)
初期案の一つ。小豆色に塗装され頭部にギザギザの角がついている。
最終的にアイーダも主人公の一人ということでガンダムタイプに乗せることになり、没となった模様。
クリムの青いモンテーロとセットでバルキリーのミリア機・マックス機をイメージしていたらしい。

○モンテーロ(量産型)
本編終盤で量産体制が敷かれ、モスグリーンの量産型が正式に配備された。


【立体化】
ガンプラでは1/144HGで発売。劇中のイメージを再現したスマートなフォルムとかなり広い可動範囲を誇る。
ジャベリンが連結形態と収納形態しかないのがやや残念なところ。
余談だがテーロの部分が同じだからという酷い理由で、この機体の製作報告は「芸術品に仕立て上げた」という表現が散見される。
一体何TITの影響なんだ……


【ゲームでの活躍】
稼働と同タイミングで参戦。コストは2000。
ジャベリンを用いた中距離戦闘を得意とし、鞭と範囲攻撃を兼ねた横サブ射撃や、射撃ガード付のジャベリンによる特殊格闘が特徴。
アシストには低軌道での戦闘で共闘したGセルフのリフレクターパックが特殊射撃に配置され、照射ビームや三連ビームからの突撃を行ってくれる。継続的な射撃を苦手とする本機には要となるだろう。
2000コストなのもあって火力が頭打ちしやすく、攻めるにもやや心持たない程度の武装しか持たないので前衛にはあまり向いていない。






(追記されて)なんと!
(修正されて)なんとぉー!


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最終更新:2023年12月08日 00:27