ターボラッシュ(デュエル・マスターズ)

登録日:2014/12/18 (木) 20:01:27
更新日:2021/10/26 Tue 14:55:52
所要時間:約 6 分で読めます





ターボラッシュとは、デュエル・マスターズにおける常在型能力である。



解説


ターボラッシュは、発動したいTR能力持ち以外のクリーチャーがシールドをブレイクすることで発動する。

自分の他のクリーチャーが相手のシールドをブレイクする。
そうすると、そのターンの終わりまでこのクリーチャーはTR(ターボラッシュアイコン)以下の能力を得るという訳である。

勘違いしがちだが、ターボラッシュを持つクリーチャーがシールドをブレイクしても意味が無い。

テキストを読めばわかるが、そのクリーチャー自身のターボラッシュを使えるようにはならない。
ジャガルザーなどの、効果が全体に及ぶTR能力の使用の際は、うっかり間違えないように念のため注意したい。

また、シールド・セイバーなどで守られると能力を発動できない部分も注意。

なおテキストでは、人面のような独特の図柄のアイコンで能力が示されている。


TRは、一度攻撃を通す必要があるため、高い発動性があるとは言い難い。

そのため、ブロッカーやシールド・セイバーには動きが鈍る。
特にブロッカーデッキの場合は、ブロッカー殲滅のための手間がかかる。

しかし、TR能力持ちの多くは強力なクリーチャーが多い。

ジャガルザーや日向草のように、一気にゲームセットに持ち込めるスペックの持ち主もいる。
シールドのブレイクさえ叶えば、ゲーム展開を自分のペースに持ち込める力を秘めているのだ。

なので、とにかくシールドをブレイクしたい。

基本的にブロックされないクリーチャーや呪文、クロスギアとは相性が良い。
攻撃することなくシールドを割るクリーチャーとの相性も抜群。


これらのクリーチャーを用いれば、能力発動も難しくは無い。
TR専用のデッキを組んでみるのも悪くは無いだろう。


ターボラッシュを持つ主なカード


紅神龍ジャガルザー VR 火文明 (6)
クリーチャー:ボルケーノ・ドラゴン 6000
W・ブレイカー
ターボラッシュ(自分の他のクリーチャーがシールドをブレイクしたあと、そのターンが終わるまで、このクリーチャーは次のTR能力を得る)
TR-自分のクリーチャーはすべて「スピードアタッカー」を得る。

DM-08で登場したボルケーノ・ドラゴン。
実は当時発売された勝舞のデッキに先行収録されている。

ターボラッシュクリーチャーの中ではトップレベルに使用された名クリーチャー。
また《紅神龍バルガゲイザー》と共に、ボルケーノ・ドラゴンの名を消さぬように頑張ってくれた。

奇襲性・攻撃性共に高い自軍のスピードアタッカー化能力を所持している。
能力発動後はジャガルザー自身もスピードアタッカーへとなってしまえる。

ただしジャガルザー自身が除去されれば能力も消えるので注意。

最近は《永遠のリュウセイ・カイザー》などライバルも非常に多い。

だが、ジャガルザーにはともに歴史を歩んだデュエリストがいる。
一定層にはこれからも愛されていくだろう。

日向草 UC 光文明 (5)
クリーチャー:スターライト・ツリー 3000
ターボラッシュ(自分の他のクリーチャーがシールドをブレイクした後、そのターンが終わるまで、このクリーチャーは次のTR能力を得る)
TR-このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかったとき、バトルゾーンにある、日向草以外の自分のクリーチャーをすべてアンタップする。

DM-08で登場したスターライト・ツリー。

現在のところ、最後のスターライト・ツリー。
そして多分最強のスターライト・ツリー。

この先二度とスターライト・ツリーが出ないからってこの能力にしてやったのか…

ターボラッシュで自分の他のクリーチャーを全てアンタップする。
冷静に考えると、闘魂編時期+不遇種族+光文明 の能力とは思えない豪快さ。

その代償か、能力発動に少々手間がかかる。

能力を使うにはターボラッシュ発動のための攻撃+このクリーチャーの攻撃の両方をプレイヤーへ通さないといけないからだ。
《DNA・スパーク》などを併用し、相手のブロッカーなどを封じこんでやりたい。

《メタルコックのタイマー》との相性は抜群。
無限アタックを相手にぶち込んでやれる。

機怪人形ガチャック UC 闇文明 (3)
クリーチャー:デスパペット 2000
ターボラッシュ(自分の他のクリーチャーがシールドをブレイクした後、そのターンが終わるまで、このクリーチャーは次のTR能力を得る)
TR-このクリーチャーが相手プレイヤーを攻撃してブロックされなかった時、クリーチャーを1体破壊してもよい。

DM-08で登場したデスパペット。

TRが発動すれば《チェイン・スラッシュ》を相手に放てるようになる。
TR+ガチャック自身の攻撃を通す必要があると手間はかかるが、それを差し引いても強力。

アンブロッカブル系能力と組み合わせれば、相手の場を壊滅させられるか。

食獣セニア C 自然文明 (4)
クリーチャー:ツリーフォーク 3000+
ターボラッシュ
TR-このクリーチャーのパワーは+5000され、「W・ブレイカー」を得る。

DM-08で登場したツリーフォーク。

TRで5ターン目にパワー8000のデメリット無しW・ブレイカーとなれる。
やや地味な印象もあるが、いざ相手にすると意外と厄介な高パワークリーチャーである。

ビートダウンデッキなどに投入すると意外と働いてくれるだろう。

余談だが、このカードを最後に長い間ツリーフォークは途絶えることに…
…日向草といい、ターボラッシュは不遇種族に対する最後のはなむけなのか?

ビコラキス R 水文明 (3)
クリーチャー:シー・ハッカー 1000
ターボラッシュ
TR-このクリーチャーが攻撃するとき、自分の山札を見る。その中から1枚選び、自分の手札に加えてもよい。その後、山札をシャッフルする。

ターボラッシュで、攻撃時に《クリスタル・メモリー》と同じ能力が誘発する。

TRさえ発動すれば、強力な山札サーチができることは間違いない。
場に保つことは難しいが、最低でも一回は発動したい。

ギガクローズ C 闇文明 (5)
クリーチャー:キマイラ 2000
ターボラッシュ
TR-このクリーチャーが攻撃するとき、相手は自分自身の手札をすべて、持ち主の墓地に置く。

ターボラッシュで、ギガクローズが攻撃するときに相手の手札を全てハンデスする。

攻撃するときに《ロスト・ソウル》が放てると考えれば恐ろしいスペックの持ち主。
相手が上手くこいつを除去できなければ、ゲームの情勢は一気にこちらに傾く。

《マイキーのペンチ》を主力としたペンチビートで結構使われている。

肉弾兵ウルティモ C 火文明 (3)
クリーチャー:ドラゴノイド 2000+
ターボラッシュ(自分の他のクリーチャーがシールドをブレイクしたあと、そのターンが終わるまで、このクリーチャーは次のTR能力を得る)
TR-このクリーチャーはタップされていないクリーチャーを攻撃でき、「パワーアタッカー+4000」を得る。

TRでアンタップキラーとそこそこ大きいパワーアタッカーを得る。

軽量ながらなかなか強力で、序盤では大きい働きを見せる。
ウェーブストライカーでドラゴノイドの《炎舞闘士サピエント・アーク》を思わせる動きをしてくれるだろう。

《電磁旋竜アカシック・ファースト》をメインとしたデッキでは、主力として働ける。


補足


後にMagic the Gatheringに「狂喜」として逆輸入される快挙を果たす。

DMは元々MtGから能力を輸入し、DM風にアレンジすることが多い。
主な例としては「接死」→「スレイヤー」や「スリヴァー」→「サバイバー」などが代表例か。

しかし、DM→MtGといった逆輸入も多い。
何も「ターボラッシュ」→「狂喜」だけではないのだ。

DMからMtGに持ち込まれたと思われる能力はいくつか存在する。
興味があれば、検索して調べてみよう。








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最終更新:2021年10月26日 14:55