魔勇者アンルシア(DQ10)

登録日:2014/12/24 Wed 22:42:26
更新日:2023/12/07 Thu 08:43:26
所要時間:約 8 分で読めます



概要

アンルシア姫は「ドラゴンクエストⅩ 眠れる勇者と導きの盟友 オンライン」(DQ10のver.2パッケージ)に登場するキャラクター。
レンダーシア大陸北部に位置するグランゼドーラ王国の王女を務めている。

金髪ロングヘアと口元の黒子が特徴で、紫の服装と銀のカチューシャに身を包む誇り高き王女。
勇者の血を引いてはいるが、勇者として覚醒していない彼女は「必ず覚醒してみせる」と宣言する。


唯一の謎は記憶消失の少女であるミシュアと瓜二つな点だが……。





追記・修正お願いします。







以下、ネタバレ注意















前述した記憶喪失の少女、ミシュア。ストーリーを進めていくと彼女の記憶を取り戻すイベントが発生する。
その結果、彼女は本物の勇者姫アンルシアであることが発覚した。見た目は服装が赤い点以外に差異はない。

では紫の服を着たアンルシアは一体何者なのか。
そして発覚した彼女の正体とは…


魔勇者アンルシア



創生の魔力を得て異形の姿へと変身をとげたアンルシア姫。
やみのころもをまとうと あらゆる攻撃が通じなくなる。

たとえ生まれが偽りの身でも 最後に生き残った者こそが 真の存在であるべきだ。
私こそが真の勇者なのだ!(ゲーム内の討伐モンスターリストより)


グランゼドーラへの、魔王軍による襲撃に伴い失踪したアンルシアに成り代わり、そしてグランゼドーラを訪れたミシュアを幽閉。
勇者として覚醒した彼女の力を奪おうとした、アンルシアのコピーである。

幽閉状態から解放されたミシュア(本物の勇者姫アンルシア)とプレイヤーを創生の邪洞に誘い込み、
そして「創生の魔力」と呼ばれる強大な魔力を取り込んで魔勇者と化し、勇者姫アンルシアを捕縛。彼女は再度力の奪取を試みる。


アンルシア姫との戦闘は三戦連続となり、これをもってver.2.0のラスボス戦となる。
何故か一戦ごとにHPもMPも回復し、さらに一戦ごとに戦闘BGMも変わる。


【第一形態】

人型こそ維持しているものの、創生の魔力によりその姿は髑髏の意匠の剣を持ち、緑の甲殻に身を包んだ爬虫類を思わせる風貌で、
それまでの美形な姿とは打って変わって、凶暴な魔物と化してしまった。もったいない…

HPは約11500と低いが、通常攻撃は守備300で180前後のダメージ。そして雷属性魔法のジゴデインを使用する。
これが非常に厄介な魔法で、対象の周囲に220~300程度のダメージとなる。

対策としては雷耐性の装備、魔結界による呪文ダメージの軽減、雷と風耐性を付加するストームタルトを事前に使用し、
可能な限りジゴデインのダメージを減らしていけば、自ずと勝機が見えるだろう。


【第二形態】

色は金色となり、もうヒ●デガーンか何かを思わせる風貌となった。偽者とはいえ元は勇者姫だったのに…。
この戦闘から捕縛された勇者姫アンルシアは自力で抜け出し、NPCキャラ扱いとしてプレイヤーと共に(最大で)5人1組のパーティーを結成する。
彼女のレベルは20だが、HP480のMP400、そして各主耐性も万全。ギガデインとザオリクを使用と、流石は勇者である。

第二形態はHPが34500ほどに上がっており、ジゴデインに加えてあやしいひとみ(一人に眠りの効果)、いてつくはどう(前方のプレイヤーの補助効果解除)、
そして三つの魔方陣を仕掛け、数秒後に発動し大ダメージを与える「創生の魔力」を使用する。

一戦目と比べると長期戦となり、またサポート仲間と行動していると創生の魔力の効果を受けがちだが、
ver.2.1からはAIに修正が加えられ、魔方陣からは距離を取り易くなった。

いてつくはどうの頻度は割りと高いが、ジゴデインや創世を使われるよりはマシかも知れない。
なお戦闘BGMはDQ6の「魔物出現」となる。


【第三形態】

見た目は変わらないが、創世の魔力から生み出された闇のころもをまとい、勇者の力を手に入れる執念をバネに再度挑戦を挑む。
HPは25000程度に減少したが、ここで注意して貰いたいのは「闇のころも」の存在。

これは戦闘中の特技としても発動し、受けるダメージは1/10、状態異常解除、与えるダメージは約2倍という仕様。
しかしここで我らが勇者姫様の出番である。彼女にはギガデインやザオリク以外にも「勇者の光」という特技があり、
彼女が光を放っている約10秒間は闇のころもが打ち消され、魔勇者アンルシアの行動が封じられる。
更にこちらから与えるダメージは約4倍、毒やボミエの類も入りやすくなるため勇者姫アンルシアの行動に左右されやすい戦闘とも言えるだろう。

ただし、戦闘不能の味方がいる場合はザオリクを優先しやすいため、闇のころも発動後にザオリクを使われると戦況が不利に働く可能性がある。
そのため、プレイヤー側がザオ系を使用するか世界樹の葉を妥協せず使用したほうが、勇者の光を発動させやすくなる。

闇のころも以外は第二形態と同様にジゴデインや創生の魔力を使用する。
戦闘BGMはDQ5の「不死身の敵に挑む」





【戦闘後】



私は しょせん 創られた存在。
本物の勇者になど なれるわけが
なかったのさ


主人公達に敗北した彼女はそう継げた後、自身を創った「大魔王マデサゴーラ」の存在を明かした。
勇者に成り代わるべく創られるも勇者として覚醒できなかったアンルシア姫は、大魔王に失敗作と蔑まれ見切りを付けられる。
勇者の力を手に入れる以外に生きる価値もないと悟った彼女は覚醒するためなら何でもすると決意。
グランゼドーラ王国の内部で人体実験を繰り返して多数の死者を出すことも厭わぬ中、ミシュアがグランゼドーラを訪れた。
彼女はミシュアから力を奪えば自身が勇者になれると感じた。

しかし主人公と勇者姫アンルシアの手により、それも失敗に終わってしまった。
だが、大魔王によって作られたのはアンルシア姫だけではない。彼女曰く


この地に生きるものの全てが 存在するもののすべてが大魔王によって
創生の渦の魔力で 作り出されたものだ


とのこと。さらには


ここは 偽りのレンダーシア!
この地そのものが 創られた存在であり
救われることのない のろわれし世界なのさ!!


と振り絞るように叫びながら彼女は消滅した。

冥王ネルゲルを討伐し、レンダーシアの地に渡ったかに思えた主人公だったが、
実はこれまで冒険してきたレンダーシア大陸は「真のレンダーシア大陸」とは対になる「偽りのレンダーシア」にすぎなかった事が発覚した。
目的は不明だが、偽りのレンダーシアは人も大陸も大魔王が創造したものだという。


アンルシア姫消滅後、彼女は真のレンダーシアに渡るために必要な「ブレイブストーン」を落とした。
そしてこの時を待っていたかのように、謎の男クロウズが出現。ブレイブストーンは戦闘のショックでひび割れてしまったため、直して届けると次げ、回収してその場を去った。


こうして運命に翻弄されたアンルシア姫の野望は潰え、勇者姫アンルシアたちは真のレンダーシア大陸へ帰ることを決意したのであった。


【余談】

なお、現在はver.5.5まで実装されているが、ver.2.0の段階では


この先の物語は 次回の大型アップデート
バージョン2.1で リリースされます!
リリースまで しばらく お待ちください


というメッセージが表示され、時期的に仕方ないとはいえ、運営による盛大な焦らしプレイが行われた。
まったく酷いオチである


なお、魔勇者アンルシアは本編以外にも期間限定のバレンタインイベントに登場し、主人公のことを当初は「しもべ」扱いしていたが、投票を続けることで「魔盟友」と呼ぶようになる。
「本物の勇者姫」や「ラスボスと呼ばれた女」を相手に善戦するも結果は3位で、結果発表後は「毒を盛るべきだった」と魔勇者らしい(?)反省を口にした。

2015年9月に開催されたアストルティア・クイーン総選挙の予選会では予選落ちという結果に終わり、アストルティア中の魔盟友達が嘆き悲しんだ。
外伝での扱いが酷いせいだ

家具として「魔勇者ぬいぐるみ」(スマホ・3DS向けに配信されているツール限定の福引きで1等を当てると入手可能。バザーでも購入可能)もある。
ドヤ顔で肩肘付いて玉座に座る魔勇者は可愛いので、機会があれば手に入れてみてはいかがだろうか。





ここは 偽りのアニヲタWiki!
このサイトそのものが 創られた存在であり
追記・修正されることのない のろわれし世界なのさ!!

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • ドラゴンクエスト
  • ドラクエ
  • DQ10
  • ボス
  • ラスボス
  • アンルシア
  • かませ犬
  • 衝撃のラスト
  • 魔物出現
  • 不死身の敵に挑む
  • 魔勇者アンルシア
  • レンダーシア

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年12月07日 08:43