新人類/真人類(仮面ライダー1971-1973)

登録日: 2015/01/17(土) 17:07:50
更新日:2024/04/21 Sun 19:54:13
所要時間:約 3 分で読めます






「三つ!」

「人類は三つの敵に脅かされている」

「過去と現在と未来の三つ」

「そして、親と自分と子の三つ」




本項目では『仮面ライダー1971-1973』最大のネタバレに触れます

未読の方はプラウザバックをおススメします









































真人類、新人類とは『仮面ライダー1971-1973』に登場する現人類にとって過去の、そして未来の種族の総称である。
以下はそれぞれについて解説していく。



【新人類】

現人類から新たに生まれつつある、次世代の人類。
端的に言えば超能力を扱える人間の総称である。
作中、改造人間たちは無作為の殺戮を行っているように見えたが、実は被害者にはとある共通点があったのだ。

●明日の天気が100%的中する
●相手の心が読める
●神隠しにあったかと思いきや、ある時は北海道、ある時は九州で発見される

……等、明らか不可思議な出来事を経験している人物が含まれていたのだ。
これらはショッカー幹部である楠木美代子のヒントから立花藤兵衛が辿り着いた結論であり、
もしかすると含まれていたどころか大半がこういう人物達だったのかもしれない。
更にはショッカーが【芽】というコードネームで呼称していた少女たちは、

●テレパシーで相手の精神を圧迫して昏倒させる
●少女の一人、美崎百合子は日本を横断できるクラスの空間跳躍能力を持つ

……等、使いようによっては大惨事を引き起こしかねない能力の高さであった。
ショッカーを一部門として抱えている巨大組織の懸念はそこにあり、現人類は新人類に能力面で決して抗う事が出来ないと、
現人類を守護する組織として新人類を危険視している。
事実、戦意が皆無だったとはいえ、最強の改造人間たる本郷猛でさえ、少女たちからのテレパシー攻撃には為すすべなく倒れ込んでしまった程である。
しかし、この段階でさえ、超能力者たちは成長段階にあるレベルらしく、実際百合子の空間跳躍能力は、
当初自分自身しか飛ばす事が出来なかったにも関わらず、敵対者をいずこへか吹っ飛ばす能力に成長している。
後述の真人類の事を照らし合わせると、神に近い領域にまで行く模様。
ただし組織としては例外として、自分たちに従うならば問答無用で殺す事はない方針をとっている様子。
実際、ある人物はそれを交換条件として組織に所属している。

それを指し示すモノなのかは不明だが、百合子は3章冒頭でとある夢を見ている。

空を埋め尽くす天使という他ない、美しい翼の生えた人間たち。
その天使達が抱えているのは、無残な肉塊と化した無数の人間の遺体。
天使達は地上にいる一人の鋼の肉体を持つ男に襲いかかり、その肉体に爪と歯を突き立て貪り食うおぞましい光景。

これが新人類が現人類に害を為し、その過程で本郷=仮面ライダーと死闘を繰り広げる未来を示しているのかは現時点では不明である。
ちなみにこれ程までに新人類覚醒が進んでしまったのは、作中序盤から登場している前述のある人物のせいである事が語られている。






【真人類】

前述の新人類との全面戦争に備え、組織の一部門であるGOD機関が『再生』しようとしている人類の総称。
かつて【】が、己と寸分変わらないレベルで作り上げてしまった原初のヒトを指す。
詳細は不明だが、人間に隠された『スイッチ』を押して力を引き出した存在らしく、組織の研究でも全ての『スイッチ』を探り当てられたワケではないらしい。
作中では、マイスと呼ばれる試作体第1号であるアポロしか登場していない。語源はおそらくMythology=神話。
プロトタイプながら、その能力は凄まじく、

●【芽】の少女たちのテレパシー攻撃を容易く押し返すテレパス
●現人類の上位種故、ひと睨みで彼らを昏倒させる種族特有の特権
●最強の改造人間たる仮面ライダーの猛攻さえ容易く躱し、強固なコンバーターラングさえパンチ一発で貫ける身体能力

というチートじみた能力を誇るが、これでも組織が想定している真人類の基準値の数十分の一にさえ達していないらしい。
実際、百合子の空間跳躍に何の抵抗もできずに吹っ飛ばされたあたり、未完成というのがうかがえる。

途方もなく強大な存在達だが、成長が極まった仮面ライダーならば【神】の領域に至った新人類と真人類さえ戦闘限定ならば圧倒できるらしい。






最終ネタバレ







現人類は新人類と真人類によって滅ぶ事がほぼ確定している。
これは両軍が大規模戦争を開始したら、まず現人類は何も抵抗できる事なく蹂躙されるしかないからである。
そして何より新人類の誕生が進めば進む程、種としての現人類は縮小していくしか道はないという解決策が何もない事態に陥っている。
それでも仮面ライダーは生きたいと願う命の為、今日も走り続けている。






「三つ!」

「アニヲタwikiは三つの敵に脅かされている」

「立て逃げと荒らしと馴れ合いの三つ」





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最終更新:2024年04月21日 19:54