ミステリー・キューブ

登録日:2015/02/08 Sun 19:41:18
更新日:2024/01/01 Mon 22:24:53
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《ミステリー・キューブ》は、デュエル・マスターズの呪文。

カードの概要

DMR-09「レイジVSゴッド」で初登場した呪文。

ミステリー・キューブ 自然文明 (5)
呪文
S・トリガー
自分の山札をシャッフルする。その後、上から1枚目をすべてのすべてのプレイヤーに見せる。それがクリーチャーであれば、バトルゾーンに出してもよい。クリーチャーでなければ、自分のマナゾーンに置く。
もともと《ミラクルとミステリーの箱》という仮称がついていたこともあって、《ミラクルとミステリーの扉》の後継として生まれたと思われる。
ただし能力的には《ホーガン・ブラスター》の調整版。ミラミスもホーブラも【ミラミスホーガン】で使われていたので差異は少ないが。

通称は「5コスのライフ」「緑のホーブラ」「超次元ヴィルヘルム・ホール」「キューブ」など。

【ミラクルとミステリーの扉】の流行と、覇ァの流行を食い止めるために、公式の取った決断は
「《ミラクルとミステリーの扉》《ホーガン・ブラスター》を殿堂入り(ミラミスはのちプレミアム殿堂)させること」だった。
その決断自体は正しいものだったが、なぜか公式はその傍らでこんなカードを刷ってしまったのである。

明らかにホーガンのリペアに入れてくださいと言わんばかりのスペックであり、しかもミラミスがコモン、ホーガンがアンコモンなのに対して

レア。

さすがに多くのプレイヤーから「わかって刷ってんだろ」とまで言われたほどである。

とはいえ、文明が変更されたこと、呪文を再度詠唱できないことから、なんだかんだで落ち着くのではないか、という意見もあった。
既存のミラミスデッキでは、呪文から再チャンスを狙うのが定石であり、それが狙えないキューブは厳しいと思われたのである。
結論から言えば、そんなことはなかった。

むしろ文明が自然に変更されたこと、外したらマナブーストになることで、【連ドラ】での採用が始まる…というか、
むしろ【ミラミスホーガンリペア】が【連ドラ】を吸収して、【ミステリー・キューブ】という新たなデッキが誕生したと言われている。

【ミラミスホーガン】の場合は幅広く大型を用意するのが基本だったが、キューブは基本的にドラゴンを運用することになる。
ただしこれはマナブーストなどの都合上、ドラゴンが推奨されるだけの話であり、いれたければGTだろうがコマンドだろうが採用は検討できる。
ただし、E2とDSのドラゴンプッシュもあってか、ドラゴンを基本に投入するのが目立った。
なにしろ覇ァもリュウセイもドラゴンなのだから…

特にどうせ踏み倒してしまうため、文明を問わず強力なドラゴンを片っ端からつっこんどけばデッキが完成するため、
【5cフェアリー・ミラクル】を吸収した【5cミステリー・キューブ】なんてデッキも誕生したほどである。
特に3ターン目にキューブで《偽りの王 ヴィルヘルム》が出てくると以後相手が追いつけなくなるという点で
「超次元ヴィルヘルム・ホール」の異名を得た。

なお、ミラミスホーガンタイプ派生の純粋な【ミステリー・キューブ】はどちらかといえば本来ミラミスやホーガンのヒット率上昇の枠に割かれていた
トリガー部分をこれまた増えた優秀な時間稼ぎ呪文に変更して切り抜けており、結局環境は何も変わっていないと言わざるを得ない。

相性のいいカード

  • 踏み倒せる大型全般
逆に言えば、踏み倒しても効果が発動しないゼニスとは相性が悪い…はずなのだが、
ゼニスも常在効果持ちなどはそれ目的で投入してもお釣りが来るレベル。

真に相性が悪いのは《世紀末ヘヴィ・デス・メタル》など一部のみ。

  • 《ドンドン吸い込むナウ》
キューブを引っ張れて、かつバウンスできるよくわからない呪文。

  • 《蒼狼の始祖アマテラス》
ドン吸いや《セブンス・タワー》などを踏み倒し、キューブが使えない時のサポートになったり、
あるいはキューブを《超次元ホワイトグリーン・ホール》で埋めるときに。

殿堂入り

そして、ついに2015年3月14日付けで殿堂入りとなった。
多くのプレイヤーからは「一発プレミアム殿堂でもよかった」とか、
「規制するくらいなら刷らなきゃいいのに」とまで言われているが、
一方でここ最近の環境自体はあまり荒れていないものであり、キューブ規制に疑問を抱くプレイヤーもいた。

新章以降の環境では、踏み倒しメタの増加やインフレの激化が起こると以前ほど脅威になるか怪しい状況となってきた。
そして呪文面がほぼ同じ踏み倒し効果であるツインパクトカード《カブトリアル・クーガ/ミステリー・ディザスター》が登場する事態になる。
カブトリアル・クーガは強力で一部環境クラスのデッキに投入こそされたが、ミステリー・キューブの全盛期のように環境を荒らしまわるようなことはなかった。
そのような状況から問題なしと判断されたのか、ついに殿堂解除となった。

殿堂解除にエピソード3からの現役ユーザーの一部からは不安視する声は上がり、実際に一部は現環境に合わせたデッキが開発されるに至ったが、あくまでもファンデッキレベルに留まり、環境を荒らすような新たなコンセプトが作られるには至っていない。
と言っても別に弱い訳ではなく、「環境クラスではないけど使えば強いよね」程度の評価に現状はなっていることを考えると、殿堂解除の判断の正当性が示されている。






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最終更新:2024年01月01日 22:24