ゼータ・トゥレイト

登録日:2015/03/03 (火) 21:30:31
更新日:2022/09/16 Fri 09:43:03
所要時間:約 4 分で読めます






サバイバーの生存本能はあらゆる種族に勝る。




ゼータ・トゥレイト》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DM-06「闘魂編(インビンシブル・ソウル) 第1弾」にて収録。レアリティはスーパーレア。

進化サバイバーであり、サバイバー唯一のスーパーレアである。


スペック

ゼータ・トゥレイト SR 水文明 (8)
進化クリーチャー:サバイバー 8000
進化-自分のサバイバー1体の上に置く。
このクリーチャーがバトルゾーンに出たとき、バトルゾーンにあるサバイバーの数と同じ枚数のカードを引いてもよい。
W・ブレイカー

cipで、バトルゾーンのサバイバーの数に応じてカードを任意でドローする。
対象となるサバイバーは、自分のサバイバーだけでは無く相手のサバイバーも含み、このクリーチャー自身もサバイバーであるため1ドローは確約される。

しかし、このcip効果はサバイバー能力では無いので他のサバイバーにこの能力を共用はできない点には注意。
ただし、ゼータ・トゥレイト自身は他のサバイバー能力を共有させてもらうことはできる。

ドロー能力自体は悪いスペックでもなく、前シリーズの反省から極端に性能が抑えられていた闘魂編時期の水文明のカードの能力としてはむしろ十分な部類。
何より、大量展開を軸とするサバイバーとドロー効果は、一見すると相性が噛み合っているように見える。
上記でも述べたが、このドロー能力は最低でも一枚のドローも保証されているため、効果が不発になりにくいという点にも調整の丁寧さは見える。

だが、このカードが使われない理由はサバイバーの『戦術』と相性が悪いのだ。

サバイバーの戦い方は一定数のサバイバーを並べて、そこから一気にフィニッシュを決める事が多い。
ところが、ゼータ・トゥレイトの能力は『ある程度展開されたサバイバーをさらに広げる』ような能力である。

つまり、大型クリーチャーではあるがサバイバーのフィニッシャーとして扱いにくい。

サバイバーではトップレベルのコストの重さであることから純粋に出しにくいという難点もある。
しかも、ゼータ・トゥレイトを普通に出そうとする頃には過剰なドローが必要なくなる。

何より、通常のサバイバーデッキでは《シェル・ファクトリーγ》というサバイバーの展開を補助する優秀なクリーチャーがいる。
この事実がゼータ・トゥレイトの低い使用率に拍車をかけている。
DMD-26の発売以降はともかく、このカードが登場した時期のサバイバーデッキには水が入りにくいところも使用されにくい状況を作った。

難点が少なくないため、結果として進化サバイバーの割には悲しい扱いを受けているゼータ・トゥレイト。

しかし、サバイバー唯一のスーパーレアと言うこともあり、上手く活用してやりたいデュエリストもいるだろう。
そうする時には、一般的に使われるサバイバーデッキよりも構成を変えたサバイバーデッキを組む必要があるかもしれない。

それでも上述したように、このカードでも闘魂編時期の水文明の高レアクリーチャーの中ではまだ良い方。
何故なら、闘魂編時期の水の高レアはあまりにも酷い性能のカードが多いのである…。

関連カード

シグマ・トゥレイト R 火文明 (6)
進化クリーチャー:サバイバー 9000
進化-自分のサバイバー1体の上に置く。
クルー・ブレイカー:サバイバー

シータ・トゥレイト P 自然文明 (6)
進化クリーチャー:サバイバー 3000
進化-自分のサバイバー1体の上に置く。
S・トリガー
このクリーチャーがバトルゾーンにある間、バトルゾーンにある自分のクリーチャーはすべて、それぞれの種族に加えてサバイバー種族を得る。

ゼータ・トゥレイトと同じ進化サバイバー達。
進化サバイバー三体の中で一番使われるのは、当然シグマ・トゥレイト。
ゼータ・トゥレイトはこのシグマと同弾収録なのだが、圧倒的に使用率が離れているのが悲しいとこ。

…えっ、シータはどうなのかだって?
…シータはゼータ以上に使われないけど『DM初の種族追加能力+初のS・トリガー進化』っていう記念すべきカードだし……

ちなみに、進化サバイバーは背景ストーリーでもサバイバーのラスボス的存在として登場。

仲間の亡骸を融合し、サバイバーの最後の切り札として出現した。
しかし善戦虚しく各文明のクリーチャー達に倒され、結果的に超獣世界からサバイバーは全滅したのだった。

デュエル・マスターズ プレイス

ゼータ・トゥレイト VR 水文明 (6)
進化クリーチャー:サバイバー 6000
進化-サバイバー
W・ブレイカー
バトルゾーンに出た時、自分のサバイバー1体につきカードを1枚引く。その後、自分の手札の枚数以下のコストを持つ、進化でないサバイバー1枚をバトルゾーンに出す。(手札の上限枚数を超えるなら、上限枚数に達するまで引く)

DMPP-10EX「魔帝剣征 -BATTLE OF GLORY-」にて収録。レアリティはベリーレアに降格した。
コストが6と軽くなった代わりにパワーもコスト相応に低下。ドロー効果は任意から強制に弱体化したが、その代わりに手札の枚数に応じて非進化のサバイバーを踏み倒せるようになった。

サバイバーは軽量コストが多い種族なので、揃えられた手札の枚数が多くなくても踏み倒せるサバイバーは少なくない。
進化クリーチャー故に召喚酔いをしないため、アタックトリガー持ちのサバイバーを踏み倒して共有効果を即座に活用するといった動きをするのも面白い。

補足

このカードは名前にゼータとあるが、『Z(ゼータ)』カテゴリの扱いはされない。
カテゴリに含まれるのは「Z」に「ゼータ」とルビが振ってあるカードのみ。
他にも《勇者ベッカムZ》《超電磁マクスウェルZ》《無敵巨兵オメガブラックZ》も勘違いされやすい。

そもそも、Zカテゴリを活用するデッキにゼータ・トゥレイトが入ることはほぼ無いから、何の問題もないだろう。




Wiki篭りの追記・修正本能はあらゆる荒らしに勝る。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • DM
  • DM-06
  • デュエル・マスターズ
  • 水文明
  • スーパーレア
  • ゼータ・トゥレイト
  • 闘魂編
  • 進化クリーチャー
  • サバイバー
  • ドロー
  • ハズレア
  • デュエル・マスターズ プレイス
  • ベリーレア
  • 進化サバイバー
  • 水文明のクリーチャー

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2022年09月16日 09:43