シャドーマン(ロックマンエグゼ)

登録日:2015/03/14 (土) 12:09:03
更新日:2023/04/25 Tue 05:48:37
所要時間:約 7 分で読めます





※名前の似ているウルトラ怪獣はコチラを参照。

シャドーマンとは、『ロックマンエグゼシリーズ』に登場するネットナビの一種。属性は無(インビジブル系)。

CV:伊藤健太郎(アニメ版)

●目次

概要

モデルは『ロックマン3』にボスロボットとして登場したワイリーナンバーズの1体、DWN.024 シャドーマン。
本家と同じく忍者型のナビだが口元まで顔を隠しており、カラーリングも紫に変更されている。
一国のネットワークをたった1体で壊滅できるほどの力を持った戦闘のプロで、自分が助かるためなら部下をも平気で利用する非情な性格を持つ。その暗殺の腕で何体ものナビをデリートしており、ウラの住人からも恐れられている存在。
一人称は「拙者」で任務を遂行する仕事人としての高い誇りを持ち、オペレーターのダーク・ミヤビのことは「親方様(『2』ではダーク・ミヤビ様)」と呼ぶ。
依頼を受けていない時は鍛錬に明け暮れているらしい。
ちなみにオフィシャル設定ガイド「ロックマンエグゼのひみつ」によると利き腕は左らしいが、プロフェッショナルなのでバトルではどちらの腕でも手裏剣や刀を使いこなすことが出来る。


【活躍】


ロックマンエグゼ

この作品で一応初登場となるが、隠しナビ扱いだったためこれといった特別なイベントは起きない。
ウラインターネットに潜んでいるが、設定資料集によるとこの時にネットマフィア「ゴスペル」にスカウトされて表の世界に現れるようになったらしい。

ロックマンエグゼ2

この作品で本格参戦し、ロックマンともこの時に初対面となる。
ネット犯罪を専門とするプロの傭兵、ダーク・ミヤビのナビとして登場し、ゴスペルに依頼されてアジーナ国のネットワークを壊滅させた。
その後はニホンのネットワークの中枢であるマザーコンピュータを破壊するべくその電脳に侵入。
そこを守っていたオフィシャルのナビを何体もデリートし、ブルースにも影武者を使って深手を負わせる(この時に登場した影武者は一人称がオレで荒々しい口調だった)。
コンピュータの破壊直前に駆け付け、「アルティメットブラスター」を構えたロックマンにも余裕を見せる。道連れ覚悟のブルースに羽交い絞めにされるも部下を盾にして防ぎ、邪魔者のロックマンをデリートしようとネットバトルを仕掛けたが、彼らのコンビネーションの前に敗れてデリートされた。
直前のボスであるカットマンと比べるとHPや火力が跳ね上がっており、(また床が初期状態では草むらパネルで爆炎を使ってくることもあり、)中盤の壁として立ちはだかる。

雇われという立場ゆえ、あるいはゴスペルにデータが残っていなかったのか、終盤の再生ボスラッシュには唯一登場しない。

ロックマンエグゼ5

チームオブカーネルのリーダーのバレルに雇われ、ミヤビと共にチームに加入する。
だが加入する前に熱斗達の実力を見極めたいというミヤビの命令により、ナイトマンのプログラムを奪って削岩機の電脳にばらまく。
その後は電脳雲が漂うインターネットを逃走し、科学省エリアでロックマンと対決する。
彼らに敗れた後はその実力を認め、正式にチームに参加して偵察役としてその手腕を振るう。


【主な技と強さ】


  • バクエン
前方に炎属性の爆風を発射する。
バージョンが上がる毎にスピードが速くなり、分身も発射してくる。
『5』では穴パネルは通過できなくなっている。

  • シュリケン
『1』と『2』で使用。
その場で高く飛び上がり、相手目がけて高速でシュリケンを投げつける。
ソード性能を持っており、飛び上がっている最中は攻撃が効かない。

  • カゲブンシンのソード(ブンシンギリ)
『2』と『5』で使用。
分身を作り出して刀で攻撃させる。
『2』だとこの分身はソード系の武器でしか消せないが、『5』ではバスター1発で消せる。

  • ムラマサ
『2』でV2以降が使用。
同名のチップと同じ攻撃で、HPが50%を切ると使ってくる。
攻撃範囲は前方1マスと狭いが、使用するシャドーマンのHPが高く(最大で1600のため少なくとも800ダメージな上、『2』はナビカスがまだ無くてアンダーシャツはチップであったため)、食らうと確実にデリートされてしまう恐ろしい攻撃。

  • カワリミシュリケン
『5』で使用。
攻撃をしようとした時に攻撃を受けると、シュリケンで反撃する。
バージョンが上がると複数のシュリケンを投げてくる。
ソード性能、対水中性能あり。

  • ヤミウチ
『5』で使用。
相手の背後に移動して刀で切りつける。
攻撃範囲は狭いので少し移動すればかわせる。
リベレートミッション中には同名のコマンドが使え、前方2マス以内の敵を直接攻撃する。攻撃力はレベルが上がる毎にアップする。

ちなみにリベレートミッション中はダークパネルを自在に移動でき、その上で「何もしない」を選ぶ事も可能。


戦闘中にフィールドに1~2体の分身を出す。
この分身が厄介で、そこからもバクエンなどの攻撃を繰り出してくる。しかもこの分身は防御も兼ねており、配置によってはシャドーマン本体にダメージが与えにくくなっている事もある。汚いなさすが忍者汚い。
本体か分身かはHP表示をよく見ればすぐに分かるので、出現した瞬間バスターやソードですぐに消していくと攻撃を直撃&回避しやすくなる。
だがシャドーマン本体もエリアを素早く移動するので、できるだけヒットさせやすいチップを中心に使っていきたい。
『2』で特に気をつけたいのは「ムラマサ」。HPが少なくなってくると使ってくるので、どうしてもこちらのHPより攻撃力が上回ってしまう。
これで斬られたらひとたまりもないので、使ってきたら絶対に回避するようにしたい。
バクエンは炎属性だが、『2』で対戦する時は絶対に全パネルが草パネルになっているため、最初に使うバクエンは必ず威力が2倍になる。
『5』でトマホークソウル(カオス)になった時も草パネルが出現するので、『2』でウッドスタイルに、『5』でトマホークソウル(カオス)になっていた時は思わぬダメージを受けてしまうかもしれない。


彼のナビチップを使うと、3体に分身した後に敵目がけてシュリケンを3枚投げつける。
敵が2体いる時はHPが高いほうを優先、3体だとそれぞれに攻撃がヒットする。
多数の敵がいると力が分散するので、ウイルス戦よりもナビ戦や対戦で使ったほうがいい。
ちなみにシリーズを重ねる毎になぜか攻撃力が弱体化しており、『1』のV3では100もあったものが『2』のV3では80まで下がり、『5』のSP(DS)に至っては最高値でも70までしか上がらなくなっている。
なので、できれば数値付加系のチップと組み合わせて攻撃力の底上げをしてから使いたいところ。

なお、彼をテーマにしたPA「ボディガード」も存在し、シリーズ恒例のPAの1つとなっている(詳しくは該当項目参照)。


【漫画版】


漫画版(鷹岬版)

ドリームウイルスと相討ちになってウラインターネットを漂っていたロックマンのデータを、サイコ・トランスミッションした熱斗達が探しに来ていた時に登場した。
最初は彼らを「弱い者」と見なし、問答無用で攻撃を仕掛ける。
だが彼らに人間である熱斗がいた事で、ロックマンの残骸を探しに来たという彼の覚悟を見極めるために試練を与える。
そこで熱斗とロックマンの絆を目の当たりにし、「いずれ手合わせしたいものだ」と言ってその場を後にする。
ロックマン達がウラインターネットでフォルテと戦っていた時にも駆けつけて、アースブレイカーから彼らを救出するが、もっと強くなってフォルテと戦いたいと言っていた彼らに対し「あきれた奴め」と言いながらもより強くなる謎が隠されているという地を示した地図を与えた(ちなみに地図を描くのは苦手)。

外伝にも登場し、チームオブカーネルの一員として未知のウイルス「デビル・ウイルス」と戦った。


漫画版(あさだ版)

古いネットワークを防衛するために作られたナビとして登場。
ロックマンとロールが古いネットワークに迷い込んだ時に現れ、「ここからすぐに立ち去れ」と警告する。
ナビやネットワークを簡単に捨てる人間に対して激しい憎しみを抱いており、その人間に頼りきりなナビにも厳しく接する。
だがその人間(熱斗)とのコンビネーションで自らを救ってくれたロックマン達を見て、彼らに興味を示すようになる。
後にネットワークの守護者であるフォルテと友人だった事が判明し、WWWの手によって我を忘れたフォルテをロックマンと協力して正気に戻した。
そのフォルテが憎しみに捕らわれて破壊活動を行った時には、ロックマンに自らの刀を授けてフォルテの暴走を食い止める事に成功する。
だがその後別の個体であるGSが出現し、彼の襲撃によって本物のフォルテと共に行方不明になってしまう。

デリートされたかと思われたが実は辛うじて生き延びており、授けていた刀でシャドースタイルに覚醒してGSを撃破したロックマンの前にフォルテと共に再び現れる。
その後は力を封印するために飛び立とうとするフォルテをロックマンと共に見送った。

ちなみに上記2作品ともオペレーターのミヤビは未登場。


アニメ版

第1期

原作同様ゴスペルに雇われ、ゴスペル最高司令官フリーズマンの依頼を実行していた。
何度かロックマンと戦う。

しかし最後は、バグ融合体ゴスペルの完成頃、ヒートマンに敗れて致命傷を負っていたフリーズマンを(おそらくはワイリーあたりの命令で)デリート。
手の引きどころだと判断し、姿をくらました。

AXESS

12話に登場。ネビュラに雇われ、「コントロールX」というプログラムを破壊する任務を行う。
その最中に、ダークチップによるパワーアップもあってロックマンを圧倒してデリート寸前までに追い詰めるも、サーチマンの空間を超えるほどの狙撃にはさすがに対応しきれず、両腕と胴体を貫かれデリートされた。

なお、Dr.リーガルの発言からオペレーターがいることは語られているが、作中会話シーンは一切ないためそのオペレーターの詳細は不明。依頼者とは作中では全てシャドーマンが会話しているため、作中での扱いは自立型ネットナビと大差がなかった。

Stream

ワイリーの手によって復活。デリート以前の記憶も持っており、原作同様ミヤビのナビとなる。ミヤビのことは「ミヤビ」と呼ぶ。
ミヤビから「最高」と称されるほどお互いに相性が良く、打算的で非情な性格の目立った以前と違い、ミヤビとは義兄弟の契りをかわしている。


後にワイリーからシンクロチップを受け取り、ミヤビとクロスフュージョンが可能となった。
ミヤビがクロスフュージョンメンバーとしての自覚を持ち熱斗に協力するようになってからはロックマンとも共闘する。


BEAST

ミヤビのネットナビとして、彼のクロスフュージョンをサポート。

BEAST+

「逆シンクロチップを使って電脳世界を彷徨っているであろうキャプテン・クロヒゲとチロルを見つけ出す」というワイリーの依頼をミヤビが受け、ネット世界をロックマンと共に捜索した。





シャドーマン「親方様、項目の作成が完了致しました…」
ミヤビ「ウム、ご苦労だった。早速だが次の任務に移ってもらう。次の任務は、…この項目の追記・修正だ」
シャドーマン「御意!」

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最終更新:2023年04月25日 05:48