クジョウ博士(GOD EATER 2)

登録日:2015/04/03 (金) 20:34:31
更新日:2022/09/14 Wed 08:56:27
所要時間:約 5 分で読めます




「無人型こそ「人にやさしい」最先端の兵器なのですよ! どうですか、これが私の目指すところです!」

本名は九条ソウヘイ。フェンリル極致化技術開発局の開発室チーフ。
有人型と無人型、二つの神機兵プロジェクトのうち、無人型を担当する研究者である。
有人型の研究を進めるレア・クラウディウス博士とはライバルの立場になる。

見た目は白衣をきっちりと着ていかにも科学者然とした服装。
しかし、毎日研究をしすぎているのか目元に深いクマが出来ている。
そして前髪が後退している、所謂ハゲ。

話してみれば、その性格は、自分の研究に得がある人以外には興味が無く、
また話の内容も殆ど研究(=無人型神機兵)の事ばかりというまさに社畜研究者の鑑…のように見えるのだが…?

以下ネタバレ注意!

「2」での活躍       

その実、彼はなんとラケル・クラウディウス博士に惚れているのである。

まず、ブラッドをラケル博士の研究成果だからという理由で敬意を払う。
もしラケル博士以外が作ったものだったら興味ナシだったのか…?
そしてブツブツと
「本当に、ラケル博士は……素晴らしい人ですよ。科学者として優秀で、健気で、ホタルのように儚く……」(原文ママ)
とか言っちゃう。大体の人はここで(ああこのハゲ、ラケル博士に惚れてるんだな)と感づく。バレバレである。

その後主人公からラケル博士の手紙を渡されてめっちゃキョドる。
しかも「このご恩は忘れません……!」とか言っちゃう。童貞の鑑である。

手紙によってラケル博士の研究室に呼び出されたクジョウ博士。
どうみても緊張していてキョドっているのだが、
流石は研究者。ラケル博士に見せられた研究成果を見ると一変し、饒舌になる。
その折にふと彼の手にラケル博士の手が乗せられドキッとする。お前は思春期の学生か。

ちなみに、呼び出した理由はラケル博士の生体制御装置の研究開発をクジョウ博士に引き継いで欲しい、というもの。
クジョウ博士は無論それを快諾する。ついでに
「ラケル博士、それでですね、あの、もしよろしければ、これを機に、お近づきになれれば……」
と言うが、
「はい? 何かおっしゃいました?」
と華麗にスルーされる。現実は無情。

その後にフライアで立っているクジョウ博士と話すと、
「もう二度とこの手は洗わない」みたいな事を言っている。


かくして、ついにラケル博士の力を借りて無人型神機兵が実用化され、
ブラッドやその他のGE達は無人型神機兵の護衛や、討ち漏らしの掃討に務める事になる。

その任務の折、サテライト拠点から赤乱雲が目視される。
即座に住民達の避難が始まり、神機兵もその護衛を務めていたのだが、
突然神機兵達が機能停止を起こしてしまい、さらにマルドゥークやガルムが現れてしまう。

恩がある老人の夫婦を救うために討伐に向かったロミオが戦死してしまい、
クジョウ博士はその事故の損失の責任を被る形で処分され、以降2でのストーリーに登場しない。
しかし、何とかフェンリルからの解雇は免れた様子。

クジョウ博士はジュリウス終末捕喰の特異点にするために利用され、そして捨てられた不運なキャラクターである。


「RB」での活躍       

何とか解雇を免れたクジョウ博士は、その後レア博士の有人型神機兵の研究を手伝っていた。
フライアで再び話す事ができるが、どうにも覇気が無く、以前にも増してキョドりが酷い。
話題を振っても適当な反応ばかりで、会話が成立しない。ラケル博士が亡くなったからか。
何度か彼とは話す機会があるが、いつもそんな感じである。


そんな彼が弾けるのは物語の終盤に入る「開闢作戦」の時。
ここでは彼と別の一人が神機兵に乗り、開いた螺旋の木の内部に制御装置を設置し、
ゴッドイーター達が内部でも活動できる環境を作る作戦だった。

リヴィの活躍で螺旋の木が開き、神機兵αが内部に侵入して制御装置を設置する。
クジョウ博士が乗る神機兵βは、外側で待機していた。
そして設置が完了し、何も異変が起きない事を確認した後、突然クジョウ博士のバイタルに変調が起こる。

「神機兵β、どうした?」

はぁ…はぁ…はぁ…はぁー…

「状況を報告しろ、クジョウ博士」

はぁ…はぁ…はぁっはぁっ

「……クジョウ博士?」

はぁっはぁっはぁっはっ



あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!!!!!



!?

突然シャウトしたクジョウ博士は暴走し、勝手に螺旋の木の内部に侵入して制御装置を設置してしまう。
結果、制御装置は暴走して螺旋の木の汚染をさらに進め、そして神融種のアラガミ達を出現させてしまった。

クジョウ博士が何故突然このような行動を起こしたか、それはRBの物語が始まる前に遡る。
神機兵の停止事故の責任を被せられ、失脚してしまったクジョウ博士は自分の家に篭り、堕落した生活を送っていた。
ふとした時、クジョウ博士のPCに突然メールが送られてくる(ちなみに、クジョウ博士のPCの壁紙はいつ撮ったのか、ラケル博士の写真)。
それはラケル博士が自分の計画が失敗した時、自動的に送られるように設定されていたビデオメールである。
そのビデオメールの中でラケル博士が言った「お願い」が、上記のような行動を唆すものであったと考えられる。

クジョウ博士の行動によって螺旋の木に分散していたラケル博士の意思が集められ、その姿をクジョウ博士の前に現す。
再びラケル博士と出会い、感動に打ち震えるクジョウ博士にラケル博士は

「私も、不思議なくらい……貴方に執着があるのです……」

「これから,ずっと……私と共に歩んでいきましょう」

「私の中で……」

と告げると、クジョウ博士を黒い霞が取り囲み、消滅してしまう。
ラケル博士のセリフから察するに、恐らくクジョウ博士はラケル博士の意思に取り込まれてしまったものと思われる。
その後、クジョウ博士の捜索が進められたが見つからず、クジョウ博士は死亡したものと見なされた。

操られていたとは言え、最期に想っていたラケル博士と出会い、そして同化して死んだことが
彼にとって幸福見るか、それは人それぞれである。









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最終更新:2022年09月14日 08:56
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