オーレンジャーロボ

登録日:2015/04/08 Wed 22:15:18
更新日:2023/11/24 Fri 12:10:41
所要時間:約 4 分で読めます




※推奨BGM:「虹色クリスタルスカイ」



光子(みつこ)は無事取り戻したが、三浦は再び捕らえられてしまった。

5台の新しいロボを完成させるしかない。

オーレンジャー!超力モビルのパワーを見せてくれ!


オーレンジャロボ!!


第7話!


完成!!超力ロボ


超力変身!オーレ!!








超力合体!

オーレンジャーロボ! !!


オーレンジャーロボとは、スーパー戦隊シリーズ第19作『超力戦隊オーレンジャー』に登場する1号ロボット。
UAOH所属のオーレンジャーの5名が操縦するロボットであり、超力遺跡をモデルとした5体の超力モビルが合体して完成する。

テーマソング「超力合体!オーレンジャーロボ」(歌:速水けんたろう、森の木児童合唱団)


【スペック】

全高:78.5m
全幅:65.5m
重量:8500t
スピード:9.9秒/1km
出力:2500万馬力


【概要】

第6話「強敵 頭脳マシン」の終盤にてダッシュレオンとモアローダーの2体が、第7話「完成!! 超力ロボ」にて残り3体の設計図と合体後の形態が登場した。
超力モビルの開発は三浦尚之参謀長が開発責任者を担っていたが、マシン獣・バラブレインによりその情報を知られてしまう。
親友である遠藤の娘・光子を人質に取られながらもオーレンジャーはバラブレインから彼女の救出に成功するが、結局三浦は捕らわれの身になってしまう。
UAOH基地にて残り3体の設計図と合体機能を知ったオーレンジャーは、マニュアルに従いUAOHの整備班の協力を得て完成。
皇妃ヒステリアの光線銃で処刑寸前の状態だった三浦を救出した。


待たせたなバラノイア!
見ろ、5台の超力モビルを!これが俺達の答えだ!

参謀長は返してもらうぞバラノイア! 行け、スカイフェニックス!!


【超力モビル】

スカイフェニックス

ナスカの地上絵がモチーフのフェニックス型戦闘機。
オーレッド/星野吾郎が操縦する。
主な武器は嘴から発射する超力光線だが、初陣回である第7話にてオーレッドが機体上部に立ちながら長剣・スターライザーでタコンパスを「ゥワタァァッ!!」と一刀両断する場面が強烈。
自動操縦も可能で、第10話から登場したオーレッド専用の必殺武器・ジャイアントローラーを投下する役目も担っている。

グランタウラス

古代遺跡の神殿に刻まれたミノタウロスモチーフの牛型ロボット。
オーグリーン/四日市昌平が操縦する。
頭部の角から破壊光線「タウラスビーム」を発射するのみならず、突進攻撃「タウラスアタック」を繰り出す事も可能。

ダッシュレオン

スフィンクスがモチーフのライオン型ロボット。
オーブルー/三田裕二が操縦する。
主装備は頭部に設置されたビーム砲「レオンショット」
他にも噛み付き攻撃「レオンクラッシュ」も繰り出す。

ドグランダー

遮光器土偶を模った戦車
オーイエロー/二条樹里が操縦する。
機体上部の砲塔「ドグバルカン」と左右側面の大砲「ドグバズーカ」で敵を迎撃する。
また、グランタウラスとチャリオットフォーメーションを取る事で、「タウラスランダー」となる。

モアローダー

モアイを模った……というよりモアイそのまんまな戦車。
オーピンク/丸尾桃が操縦する。
機体上部の砲塔「モアキャノン」と左右側面のミサイル「モアミサイル」で敵を迎撃する。
また、ダッシュレオンとチャリオットフォーメーションを取る事で、「レオローダー」となる。

超力モビルは以上の5体で構成されており、合体時にはコックピット内でオーレンジャーの5人がコンソール部にストレージクリスタルをセットする必要がある。
当初、オーレンジャーは合体する前にバラブレインと彼の分身たる巨大マシン獣・バラセパレートの連携攻撃で行動不能になってしまう。
あわや全滅かと思いきや、古代遺跡を媒介に自然の力ともいえる超力が合体システムを起動。
初合体に成功し、バラセパレートごとバラブレインを撃破した。


【合体・特徴】

スカイフェニックスが頭部と背中、ダッシュレオンが上半身、グランタウラスが下半身、ドグランダーが右足、モアローダーが左足を形成する。
ヘルメットパーツを他の超力モビルに換装する「ヘッドチェンジ」で異なる武装を使用可能。
その際、メインパイロットはその超力モビルのパイロットを担当する者に変わる。

全長78.5mと歴代戦隊の1号ロボットでは最も身長が高い……のだが、コックピットがそれに反比例するようにやたら狭い。
一応左右ではなく前後に広い戦隊ロボとしては珍しい構造のコックピットであり、正面のカットが多くはあるのだが、それでもどデカイロボットのコックピットにしては狭い。
なお、Vシネマ『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』の際にコックピットのセットが変更されており、その際全体的に広くなっている。やっぱり本編の時狭かったんじゃないか

  • グランタウラスをメインとしたパワー重視のホーンヘッドでは、1万ボルトの電撃を照射する「超力タウラスサンダー」頭突き「タウラスダイブ」
  • ダッシュレオンをメインとしたスピード重視のグラビトンヘッドでは、重力光線の「超力レオンビーム」「レオンパンチ」
  • ドグランダーをメインとした空中攻撃可能なバルカンヘッドでは、連射ができる「超力ドグバルカン」と飛び蹴りの「ドグスカイキック」
  • モアローダーをメインとした機体を固定して戦うキャノンヘッドでは、砲撃技「超力モアキャノン」と回転して強風を起こす「モアトルネード」
……と、各ヘッドごとに異なる技が使用可能となる。

そして巨大マシン獣へ止めを刺す際の必殺技はウイングヘッドの状態にて、
王冠の意匠が付いた「スーパークラウンソード」にエネルギーを溜め、ピラミッドを背に敵を切り裂く「クラウンファイナルクラッシュ」

序盤こそヘッドチェンジで敵を翻弄し、クラウンファイナルクラッシュの前にマシン獣達は敗れ去っていったが
第19話「新ロボ赤い衝撃」にて皇帝バッカスフンドの降伏と見せかけた不意打ちでマシン獣・バラビルダーにエネルギーを吸われた挙句、スーパークラウンソードを折られて完敗。復旧の目途が立たない状態となってしまった。
この時、吾郎は「オーレンジャーロボなしでどうやって戦えばいいんだ」と落胆していた。まぁその後も多くのロボットが出てくるんですが。


【派生機体及び合体】

レッドパンチャー


行くぞ、レッドパンチャー!

全高:70m
全幅:60m
重量:6000t
スピード:10.3秒/1km
出力:2800万馬力
テーマソング:「真っ赤な闘魂!レッドパンチャー!!」(歌:影山ヒロノブ)

第19話から登場する、オーレッドに酷似した2号ロボ。
本編開始から2年前、マシン帝国バラノイア襲来を察知した三浦がオーレンジャーロボに先駆け最初に開発したロボで、
UAの桐野俊平少尉がテストパイロットを務めていたが、制御できずに暴走。桐野はこのロボと崖に落ち、運命を共にした。
オーレンジャーロボがバラビルダーに敗れて戦闘不能に陥った事態に呼応するかの如く吾郎のストレージクリスタルが反応。
このロボットの所在地を示し、オーレッドとなった吾郎が操縦する事になる。

第20話「鉄拳100連発!!」では右拳を骨折した昌平と彼の氏である岩島のコーチを受け、吾郎がボクシングを習得する事でレッドパンチャーを乗りこなす事に成功した。
操縦方式はオーレンジャーロボとほぼ同じサイズのコックピットで行い、ストレージクリスタルをコンソールにセットする事で起動。
両腕部のシリンダーがピストン運動を起こす事でパンチ力が増加、その名のごとくボクシング戦法でマシン獣を叩きのめす。ジャンプからパンチを放つフライングパンチが得意技で、顔からは星型の光線を発射可能。
必殺技は両腕部のシリンダーに施された銃口から放つガトリング光弾「パンチャーガトリング」と、1秒間に3000発のパンチを叩き込む「マグナパンチャー」
第45話では昌平の手で操縦され、オーブロッカーと共にバラミクロンを追い詰めるが……


バスターオーレンジャーロボ



今こそ2つのロボットの力を見せてやるんだ!

超砲撃合体!バスターオーレンジャーロボ!!

OK!!

全高:80m
全幅:65.5m
重量:14500t
スピード:12.3秒/1km
出力:7500万馬力


『オーレンジャー』における、いわゆるスーパー合体的形態。
第22話「合体(秘)指令!!」にて復活を果たしたオーレンジャーロボが、レッドパンチャーと共に球技やエクササイズによるリハビリを決行。そしてレッドパンチャーと「超砲撃合体」した形態。
レッドパンチャーとオーレンジャーロボが背中合わせの状態で合体、レッドパンチャーの両腕部がキャノン砲「パンチャーキャノン」となり、頭部が分離してフルフェイスマスクとしてオーレンジャーロボの頭部に被さる形で合体完了する。
必殺技は両肩のパンチャーキャノンから放つ超破壊光弾「ビッグキャノンバースト」

当初はメモリの一部が欠落して合体出来なかったが、その後合体プログラムの特定に成功した事で合体が可能となった。

その勝率は何と100%を誇る強力なロボットである。まあ、第25話で出番無くなったけどね!

なお、合体から「ビックキャノンバースト」発動までの一連の流れはバンクシーンで処理されており、この形態での格闘シーンは披露されなかった。
詳しい理由は明かされていないが、恐らくは背面に合体したレッドパンチャーのパーツ、及び両肩のパンチャーキャノンが大型である事から、アクションシーンに支障をきたす可能性があるためと思われる。


【シリーズ後半のオーレンジャーロボ】

オーブロッカーが登場して以降は、別にぶっ壊されたわけでもないのにオーブロッカーに出番を譲る形となってしまった。
しかし、バラゴールドによりブロッカーロボ、レッドパンチャー、キングピラミッダーが行動不能に陥った際には、戦線復帰したオーグリーンと共に出撃して危機を救った。
第45話にてオーブロッカーとレッドパンチャーがバラノイアに拿捕されるも、オーレンジャーロボは三浦の手によって、来るべき日のために備えて地下へと封印される。

そして最終決戦にて呼び出され、その他のロボットと共にカイザーブルドント・マルチーワ夫妻に立ち向かった。
その際、1対2という状況もあって苦戦を強いられるも、オーブロッカー、レッドパンチャー、タックルボーイが合流した後、カイザーブルドント夫妻の必殺技「ラブラブペアアタック」をスーパークラウンソードで切り落とす大健闘を見せた。
一方、レッドパンチャーは他3機と違って見せ場を貰えなかった……


【その後のオーレンジャーロボ】

出番の少ないバスターオーレンジャーロボではあるが、オリジナルビデオ『超力戦隊オーレンジャー オーレVSカクレンジャー』に登場。しかし妖怪オンブオバケに負けてる……哀れ。

Vシネマ『激走戦隊カーレンジャーVSオーレンジャー』

バラモビルを庇う激走戦隊カーレンジャーの面々と対立し、RVロボとマジで激突。
その後、宇宙暴走族ボーゾックに捕らえられたオーレッドを助けるべく、三浦のしごき猛特訓を受けたレッドレーサーがオーレンジャーロボに乗りバリバリアンへと突入。オーレッド救出に成功した。
そしてVRVロボサイレンダーと共闘し、巨大化したSSスタタンゾ、バラモビル、皇帝エグゾスが与えたノリシロン増刊と戦い、最後は「クラウンファイナルクラッシュ」でバラモビルを倒した。
なお、身長がRVロボやVRVロボより設定上は大きいはずだが、何故か2体より小さくなっている。

Vシネマ『百獣戦隊ガオレンジャーVSスーパー戦隊』

ガオライオンの雄叫びに応え、歴代25戦隊のレッドメカと共にスカイフェニックスが到着。
はぐれハイネス・ラクシャーサを迎撃した。

映画『ゴーカイジャー ゴセイジャー スーパー戦隊199ヒーロー大決戦

終盤における決戦で、歴代34戦隊のロボット達と共に、黒十字王が率いる悪の軍団と戦闘。
チェンジロボと共にチュパカブラの武レドランへ必殺技を放った。
ロボットスーツが現存していなかったのか、CGや過去のフィルムの編集による登場となった。

映画『劇場版 動物戦隊ジュウオウジャーVSニンニンジャー 未来からのメッセージ fromスーパー戦隊』

ワイルドドウサイシュリケンキングが必殺技「ジュウオウニンニンスーパー戦隊バースト」を放つ際に、バスターオーレンジャーロボのオーラが出現した。

機界戦隊ゼンカイジャー

追加戦士のツーカイザー/ゾックス・ゴールドツイカーの弟として、リッキー・ゴールドツイカーが登場。
数々の平行世界を股に一家共々海賊稼業に明け暮れていたが、「SDワルド」の呪いを受けて双子の兄・カッタナー共々SD化。
その際、リッキーの姿がオーレンジャーロボを思わせる青いSDロボとなっている。


【余談】

ロボの登場が遅めなケースが多かった当時の基準で見ても、初登場がやけに遅かったことで知られるオーレンジャーロボ。
ファンの間では「当初はオーブロッカーが1号ロボの予定だったのが土壇場で変更になった」と噂されることもあるが、真相は単純にオーレンジャーロボのデザインが難航したため。
デザインを手がけたプレックスの大石一雄氏と加藤大志氏によると、「超力」という具体性の薄いモチーフ故にコンセプトが中々決まらず、歴代戦隊ロボの中でも特にデザインに時間がかかったのだという。
最終的に外部ブレーンとして阿久津潤一氏を招いてようやく完成となり、チャリオットフォーメーションも阿久津氏のアイデアを取り入れて生まれたそうだ。
そのような経緯があっただけに没アイデアもかなり多かったようだが、その中には「5人のマスクデザインはもう決まっているから、それをモチーフにしてはどうか」というものがあり、後にこれがオーブロッカーとして日の目を見ている。



アニヲタヘッド・チェンジ!

超力追記・修正!


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最終更新:2023年11月24日 12:10