小嶋元太

登録日:2015/07/19 (日) 08:20:04
更新日:2024/04/15 Mon 23:26:13
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名探偵コナン』の登場人物。
帝丹小学校1年B組で江戸川コナンのクラスメイト。


●目次

【概要】

少年探偵団の自称団長で、力自慢のムードメーカー。
典型的なガキ大将タイプで、初期の頃は自分をバカ扱いする円谷光彦の事をよく殴っていた*1
力自慢であるが走る事と水泳は苦手。また勉強も不得意のようである。

『青いペン軸』によると探偵団の三人は一般公募でつけられた名前なので元ネタは小説家ではない。作者によると『ドラえもん』で言うところのジャイアン(剛田武)のポジションである。

◆容姿

小学1年生にして体重が40kgもあり、引きの絵でも一目で彼だとわかるほどの肥満体型(『大都会暗号マップ事件』にて)。
坊主頭で10円ハゲがあり、三角おにぎりのような頭の形をしている。ちなみに初期の頃はアゴのラインが分かりづらかった。
その体型を利用されて、怪盗キッド変装のターゲットになった事がある。


【人物】

コナンの事を「子分」扱いしてはいるものの、実際はコナンが団長の立ち位置となっている。
好奇心は人一倍旺盛で、その好奇心が災いして重大な犯罪に巻き込まれた事も何度かあった。
だが、ここぞという時には団長らしく頼りになる場面もあり、特に劇場版『天国へのカウントダウン』での活躍は必見である。
アニメオリジナルエピソードでは、『仮面ヤイバー殺人事件』などのエピソードのように好奇心旺盛な性格である元太がいなかったら完全犯罪が成立していたものがある。
また、特別編ではコナン&元太のコンビで事件を解決したエピソードもいくつか存在する。

光彦と同じく幼稚園の頃から吉田歩美の事が好きだが、彼女からは「世話のやける息子」のような扱いを度々受けている。
ただ、近年は恋愛感情があるような描写はあまりなくなっている。

短気で飽きっぽく、大人相手でも滅多に敬語は使わない。コナン以上に生意気である。
探偵団の中で最も子供っぽいように見えるが、実家が酒屋を経営しているからか結構現実的な思考を見せることがある。
時たま相手がドキッとするような鋭い指摘をする事もある。
最初はガキ大将的なキャラだったからか比較的度胸も据わっている。


◆頭脳

知識はともかくとして推理力に関しては小一であることを考えても微妙であり、基本的にはボケ役。
そして前述の通り好奇心で自身の首を絞めることが多いものの、明確な目標の元にいざ行動に移す段階になると大体的確に動くために侮れない。
友人の光彦はその年齢に見合わぬ知識量などから読者(視聴者)からよく天才だと称されているが、元太については天才ではないが順応性の高い少年だと言えるだろう。
意外なところで三段論法を披露し(彼の解釈というか知識が理由で結論は「間違い」ではあったものの)、それがコナンに事件を解決させるヒントになったこともある。


◆好物

彼を語るうえで欠かせないのが「うな重*2
彼の中のご馳走といえばこれであり、宝を手に入れた暁にはそれを使って世界中のうな重を食べまくるのが夢らしい。
また価値の基準にもなっているようで、途方も無い金額を耳にした時にはまずうな重何杯分かを考えて換算するのがお約束になっている。

うな重が好きすぎるあまり、劇場版『漆黒の追跡者』ではうなぎの粘土細工を作ったり七夕の願いに「うなじゅうはらいっぱいたべたい」と書いた事もあったが、
今までそれにありつけたシーンは一切登場していない。この事に関しては元太は泣いていい。
うなぎの匂いを嗅ぎ分ける能力まで身につけ、そのおかげで誘拐された鈴木財閥会長の保護に役立ったこともある。
夢オチではあったがOVA10弾では高校2年生になってもうな重が好きであり、うな重を早弁しようとし回りに匂いが充満しているところを光彦に相変わらず突っ込まれた。
そんな冬の時代を長い間(?)味わってきた彼だが、アニメオリジナルエピソードの第803話『火の用心の落とし穴』にて遂にうな重(しかも特上)を食べる事ができた。
まだ原作じゃうな重にありつけてないけど、よかったね元太くん!
一方でうな重以外の物を食べるシーンは多く、ご馳走を前にすると思わず短絡的になってしまう食いしん坊である。
つまみ食いもする事があり、アニメオリジナルエピソードの『吹雪に消えた恋人』では、元太のつまみ食いで完全犯罪を阻止した事もあった。

しかし、『大岡紅葉の挑戦状』では、「エビの殻を剥いたら手が痒くなる」ことから甲殻類アレルギーの疑いが浮上。まだ確定ではないが、もしアレルギーなら食いしん坊ながら今後食生活を気をつけなければならないかもしれない*3


【両親・親戚】

両親は上記のとおり酒屋を経営しており、岐阜県には伯父が住んでいる。
おばあちゃん子でもあるようで、祖母や母親の言いつけはきちんと守っているいい子。
祖母の1人は既に他界しており、祖母の遺品である古い目覚まし時計を大切にしている。

母親は作中の回想でよく登場するがフルネームは不明。体型は元太と同じく太めなので元太は母親似と言える。
父親の名前は元次と言い、痩せ型でカッコいい人物
江戸っ子気質で曲がった事が大嫌いな熱血漢だが、一度だけ殺人事件の容疑者になった事がある。
劇場版『天国へのカウントダウン』で10年後(高校生時)の元太の姿が登場するシーンがあるが、原作者曰くあれはあくまで予想図なので、将来は父親のようにカッコいい人物になるとの事。実際、OVA『10年後の異邦人』でも高校生姿が登場しているが、こちらは劇場版よりも若干凛々しく描かれていたりする。体格は太っている感じではなくガッシリ系の体格となっている。実は大器晩成型だったらしい。
ちなみに太めの眉毛は父親からの遺伝のようである。


【余談】

吉本新喜劇の元座長である川畑泰史が元太によく似ており、新喜劇内でも似ている事をよくネタにしている。
この事は作者公認のようで、2017年には作者が川畑氏に直筆のサイン色紙を送っている。
コナン「大人なのに元太に似てるって…」

作中屈指のリアクション要員でもあるため、オリジナルでド派手な建物や乗り物の多く出てくる劇場版は元太の「すっげー!!」という台詞から始まるケースが非常に多い。
しかし、爆発は春の季語だからか劇場版の宿命か、彼が驚き褒め称えた建物や乗り物はかなりの高確率で破壊される運命にある。(念のため言っておくが100%というワケでは無い)
コナンがネタ的な意味で死神と呼ばれるように、元太はある意味では破壊神である。

某ロボットアニメにて、最終回(の名を借りた声優座談会のような何か)において元太と同じ高木渉氏が演じるキャラクターが他局の番組にも関わらず元太のモノマネをしていた。
もはやモノマネでは無く本人なので当然怒られていた。


「追記・修正って、うな重何杯分だ?」

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最終更新:2024年04月15日 23:26

*1 後にそういった描写は無くなっていった

*2 ただしうな重が好物の一つというだけであって、一番かどうかは分からない

*3回転寿司ミステリー』では言及されていない為、話の都合上設定されたといえる。