電磁星樹アマリンα

登録日:2015/08/08 Sat 15:36:31
更新日:2023/11/12 Sun 16:42:04
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アマリンが戯れに動かしたプログラム、それは禁止された12個のプログラムのうちのひとつ「O.V.E.R.Evo.」であった。
「O.V.E.R.Evo.」は休眠状態だったサバイバーを急速に進化させ、彼女も取り込まれてしまったのだった。



《電磁星樹アマリンα》とは、TCGデュエル・マスターズ」のクリーチャー。
DMD-26「マスターズ・クロニクル・デッキ サバイバー進化論 α to Ω」に収録された、サイバーロード/スターライト・ツリー[サバイバー]である。


解説

電磁星樹アマリンα 光/水文明 (2)
クリーチャー:サイバーロード/スターライト・ツリー[サバイバー] 3500
多色のバニラであり、3500と高水準のパワーを発揮できる優れたクリーチャー。
といっても、パワーが直接ゲームを決定しないデュエル・マスターズにとっては、せいぜい場持ちが良くなるに過ぎないところ。
なにより、スターライト・ツリーデッキで使うにもスターライト・ツリーが全体的にそこまで高水準なクリーチャーが少なく、また一体のみ多色故に色構成が縛られてしまうのが難点。
サイバーロードデッキではもとより優秀なクリーチャーが多いため使用する機会に恵まれないだろう。

ここは、やはりサバイバーであることを活かしたい。
多色ではあるが光や水で2コストサバイバーはこれまで存在してなかったこともあり、アマリンのおかげで光水サバイバーの採用も増えるだろう。
2コスト帯を増やすために赤を入れる必要が無いため、これまで定番だったデアリガズカラーだけではなく、トリーヴァカラーで使うことも可能か。
実際、このカードが収録されたDMD-26はトリーヴァのデッキである。
3コスト帯の《猛毒モクレンβ》や《トリトーンβ》などともシナジーする。

ただ、ライバル格として赤の《ブレイズザウルスα》や緑の《モリノオウジャダケα》の存在が大きい。
赤は色構成上上記のとおりなのでともかく、緑はサバイバーデッキなら《シェル・ファクトリーγ》が入る都合上大きい。
ただし2コスト帯を8体にしておくことで安定性を高められるため共存ができないわけではない。

《口寄の化身》を投入するタイプでは唯一の3種族持ちサバイバーということでこれ1体だけで3枚引けることに着目したい。
この場合のライバルは《究極男》(3コストで9種族持ちのサバイバー)か。


相性のいいクリーチャー

トリトーンβ 水文明 (3)
クリーチャー:シーハッカー[サバイバー] 2000
SV-このクリーチャーが攻撃する時、カードを1枚引いてもよい。
サバイバー
3コストでATドロー。これだけだと《ウォルタ》や《ツイート》と変わりないが、
サバイバーであるため先にアマリンを出すことで3t目からドローできるようになる。
サバイバーは手札が命であるためドンドン引こう。

猛毒モクレンβ 自然文明 (3)
クリーチャー:ツリーフォーク[サバイバー] 2000
SV-このクリーチャーが攻撃する時、自分の山札の上から1枚目をマナゾーンに置いてもよい。
サバイバー
3コストでATマナブースト。これもアマリンとの組み合わせによって真価を発揮する。
マナをためて《オメガ・ゴライアスδ》や《シェル・ファクトリーγ》につないでいきたい。


デュエル・マスターズ プレイス

DMPP-09「武者聖戦伝 -ARCADIA OVERDRIVE-」にて収録。デュエプレ初のサバイバーであり、レアリティはコモンに設定された。スペック面では変化はない。
サバイバーは基本セット~闘魂編時期に該当するDMRP-01~DMRP-02では収録されず、背景ストーリーでもTCG版では現れていた時系列でスルーされた影響でサバイバーは収録されないと考えられていたために歓喜の声が上がった。
ちなみに、デュエプレのサバイバーは種族の区切り方が[]ではなくなって他の多種族と統一するという変更も行われている。

登場時点ではアマリン以外にサバイバーは存在しないので、サバイバーとしての使い道は存在しない。
軽コストの多色サイバーロードというスペックを活かし、《英霊王スターマン》の進化元としての役割が多いか。
しかし、DMPP-09EXからサバイバーが多数登場したことで、サバイバーとしての運用が可能になった。


設定

アマリンは上記フレーバーテキストの通り、女性のサイバーロードである(見た目ゆえ、「少女」とも言える)。
少女サイバーロードとしては《電磁麗姫ジェリー》以来、女性形に広げると《海賊の祈祷師 レディ・パーロック》以来となる。
名前の由来は5,5'-ジヒドロキシ-1,1',3,3'-テトラメチル-5,5'-ビ[2,4,6(1H,3H,5H)-ピリミジントリオン]の慣用名である、
「アマリン酸(テトラメチルアロキサンチン)」であろう。

多色であるため、どう考えても聖拳編以降の生まれである。
そんな彼女がどうやら、《ウォルタ》が言及する封印された12のプログラムを発見したのだろう。
ウォルタは12のプログラムでリキッド・ピープルを生み出した。
この時生まれたのが《クリスタル・ランサー》と《クリスタル・パラディン》であるのは、今や古参しか知らないだろう。
そしてそのうちのひとつ、「O.V.E.R.Evo.」を起動したことで、まさかの各文明に撃破された滅亡したサバイバーが復活し、超進化。

そしてまさかの起動したアマリンも巻き添えを食ったようだ。まあ、上述のスペックゆえサバイバーであるほうが彼女も活躍できるが。
これが本来二足歩行が存在しない(《究極男》?あいつはイレギュラーだからね、仕方ないね)はずのサバイバーにサイバーロードが居る理由であるのだろう。
というかイレギュラーな《究極男》さんもこのアマリンも、設定上後天的なサバイバーであることから、サバイバーは後天的に得ることも可能なようだ。
……なぜ絶滅前にサバイバーは五文明に協力できなかったんだろうか。争いを好まない連中を取り込めただろうに。
まあ協力されたら背景ストーリーがシーザーさんが登場するはるか前に終わっちゃうけど。

また多色であるため聖拳編以降の生まれ、と上述したが、スターライト・ツリー族は闘魂編以降サバイバー同様確認されていなかった。
このため、闘魂編で同じく絶滅したと思われていたが、アマリンが起動した側であることを考えると、闘魂編以降も生き残っていたことを伺わせる。
あるいは休眠状態にあった、サバイバーを元々持っていたスターライト・ツリー族に取り込まれたのかもしれないが。
このアマリンによって、多種族冠詞が「星樹」であることが判明した。

従来の背景ストーリーのパラレルと見られるデュエプレ版背景ストーリーでは、サバイバー関連の設定が大幅に変更。
サバイバーはかつて未知の漂流大陸から出現した(いつの時期かは不明)ようだが、出現後に禁じられたプログラムで封印された模様。
既存の超獣世界住民と戦争の末に撃退されて一部が休眠状態に入った後に「O.V.E.R.Evo.」と偶然的に化学反応を起こして復活する流れがTCG版の設定だったが、こちらでは禁じられしプログラムが最初からサバイバー封印のための存在だったことになっている。プログラムも「O.V.E.R.Evo.」とは明言されていなかったが、後に他のカードでO.V.E.R.Evo.と語られている。
TCG版ではエピソード3後の世界で活動していたアマリンαだったが、デュエプレ版ではゴッドによる神世界創世の時期に行動を開始したことに変更された。



追記・修正はサバイバーに取り込まれてからお願いします。

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最終更新:2023年11月12日 16:42