merry-go-round

登録日:2015/10/18 (日) 22:00:22
更新日:2021/12/04 Sat 15:25:25
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鍵を掛けた 遠いmemories。

廻る過去と走り出した、

悲しみのこの地球(ほし)に映るよ、everlasting love。

瓦礫の渦零れ落ちた、涙、未来、照らし出すよ。

どこまでも続く merry go round……。



「merry-go-round」は『機動戦士ガンダムUC』OVA第3巻「ラプラスの亡霊」の主題歌である。

担当アーティストは『機動戦士ガンダムSEED DESTINY』のOP「wing of words」でお馴染みのCHEMISTRY。
ジャケットはクシャトリヤがプリントされたものを使用している。

前作「wing of words」が総スカンを喰らい不評に終わったため、
彼等が「ラプラスの亡霊」を担当することになった時、
ガンダムファンの面々は「また作品に合わないものになるんじゃないのか?」と不安になった。

……が今作はCHEMISTRYの二人が原作小説をしっかり読んでから書き下ろした為、この作品の雰囲気にしっかり合う楽曲になっている。
ちなみに一か月前に「a better tomorrow」と言う曲を出しており、彼等のシングルでは最短のリリースになっている。

なおこのシングルCDはわずか約1か月間の間出すことになっている期間限定生産の商品なので、逃す人は多かったらしい……。
これと同時にベストアルバム「CHEMISTRY 2001-2011」も出しており、その中にもこの曲が入っている。

曲のイメージとしては、OVA第3巻のラストシーンにて自分の目の前で犠牲となったダグザを救えず、
怒りに任せてフロンタルをビームマグナムで撃ち落そうとするものの、
そのせいで恩人のギルボアを殺してしまったバナージがユニコーンガンダムごと大気圏に突入する中、
自らの遠い幼少時代の記憶を脳裏に思い浮かべながらその意識を失っていく……。

と言う彼の心情を思わせる歌詞が詰まった力強いバラード調の曲になっている。

上記の歌詞にも原作のラストシーンや登場人物の心情を思わせる部分が散りばめられており、
(例:「きっと 僕の声は 誰にも届かないよ 叫び続けている」は、
上記のとおりバナージがユニコーンごと大気圏へ墜ちていく中、目の前で死んでしまった人たちを救えなかった絶望と喪失感が、
「鍵を掛けた遠いmemories 廻る過去と走り出した」はバナージの遠い忘れかけた、
幼い頃の父カーディアスや母アンナとの思い出を含んだ記憶の走馬灯を思わせる)等々、様々なキーワードが歌詞の中に含まれており、
前作とは違って作品のイメージに合っていることから、ガンダムファンやケミストリーのファンから安堵の声が出たのは間違いないだろう。

なお、第3次スパロボZを持っている人はカスサンでこの曲を入れてみるといいだろう。



中盤以降のユニコーンガンダムの戦闘BGMとして入れるとかなりあっていると思う。


TVアニメ版『RE:0096』9話「リトリビューション」ではエンディングテーマとして起用された。


追記・修正は大気圏に突入してからお願いします。

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最終更新:2021年12月04日 15:25