僧正(とある魔術の禁書目録)

登録日:2015/11/29 Sun 00:39:36
更新日:2023/06/25 Sun 21:23:35
所要時間:約 9 分で読めます





ひゃーほーッッッ!!!!!!
ついに来た、つーいーにー来たァァァああああああああああああああ!!
ドラマの中の話じゃない、映画の中にしかないものなんかじゃない!!
恋って本当にあったんだーァァァあああああああああああああああああ!!

ラブレターをもらった、女の子の方から好きって言われたっ!!
その事実だけですでに人生のトロフィー一個獲得しちゃっているしィィィいいいいい!!




そーじょちゃんとは新約とある魔術の禁書目録13巻に登場した人物でこの巻のメインヒロイン。
下駄箱にラブレターを差し出して屋上に呼び出し、上条当麻に告白した。
とあるお嬢様学校に通っている古式ゆかしい清楚系の美少女で歳は上条の一つ上と上条の好みドストライク。
おまけに他のヒロインたちがなかなかできていない告白という一大イベントまで成し遂げていることから、今後彼女がヒロインレースに大きく絡んでくることは間違いないだろう。





うほほーい☆

























どこまでも開かれた広い屋上。
その先でもじもじと待っていたのは。

パッキパキに乾いた皮膚を割って笑う謎のジジィ、ていうか木乃伊であった。






ヘッ。

そんなこったろうと思ったぜ。
ああこれっぽっちも期待なんてしていなかったぜ。していなかったったらしていなかったよォ!!
てんめえどうせインデックス狙いの魔術師かなんかだろ!
さっさとその幻想をぶっ殺してやるからかかってこいやァァァああああああああああああああ!!




『僧正』とは新約とある魔術の禁書目録に登場した魔神の一柱。
オティヌスのように和解はできない。サンジェルマンのような「紛い物」でもない。
真の魔神、真のグレムリン

CV:津嘉山正種

容姿

網目のように多い皺、焦茶色の肌。紫の法衣を身に纏い、黄金の装飾品、純金の剣と高僧のような装束に身を包んだジジィの木乃伊。
当初のデザインでは頭巾も被っており、モデルにもなった白心上人(犬夜叉)に似ていた。
その後頭巾は無しとなって今のデザインとなり、に似ている。
どちらにしろ他作品のキャラクターに似てしまっているが彼らはどちらもそーじょちゃんほどフリーダムではないので多分問題ない。


性格

アレイスターを挑発するなど上から目線で他者の心を嬲って愉悦に浸る事を好むなど、欲望にまみれた悟りには程遠い性格。
また、本人にはその自覚がなく、なかなかタチが悪い。
それでも当初はまだ威厳のある雰囲気ではあった。

しかし、新約13巻で明らかになった彼の本性は、超絶フリーダム&クレイジー。
しょっぱなから上条さんを呼び出すのにわざわざラブレターという手段を用い、メタ発言の混じったナンチャッテナ!(・ω<)を繰り出したりとエンジン全開。
その後もうほほーい☆などとと叫びながら時速60㎞で上条と御坂を追いかけまわした。あのナリで。
この時点でもうなんかいろいろ台無しである。

元高僧とは思えないほど執着心が強く、現在は上条さんに特に執着している。
そのくせ上条さんに「自分の理想の上条当麻像」を押し付ける傾向にある。

また、かなり気まぐれなところがあり、言動がコロコロ変わる。
手に入らない物は欲しがるが、いざ手に入ってしまったものには高僧らしく(?)執着しない性分。
もし上条さんが僧正の手に入っていたら、すぐに僧正の上条さんに対する興味は失われ、首を切り飛ばされていたとのこと。
やっぱりタチが悪い。


過去

もともとは「全ての生命を救いたい」と望んでいた、普通の高僧であり、そのために「即身成仏」を目指した。
しかし、即身仏として完成したにも関わらず、当時の政治的、権力的圧力のせいで「仏」として認められなかった。
その結果「仏としての力を得ること」には成功しながらも「仏」にはなれなかった高僧は悪神と化し、「魔神・僧正」が誕生したのであった。
上記の性格はこの出来事が大きく起因していると思われる。



能力

活躍の大半がアレイスターさんたちによって大幅に弱体化させられた状態だったので、全力の彼がどのくらい強かったのか詳しいことは分からないが、少なくとも全力のオティヌスと同等以上の力があったことは想像に難くない。

上条と対峙した新約13巻だと大幅に弱体化させられており、位相の力も使えなくなっているが、それでも上条達の相手を務めて余りあるほどの強さを見せつけた。

その力は「生きたまま土を掘って作られた地下室で餓死する」という即身仏の性質から特に「土」の性質を持つ魔術を得意としている。
作中で主に用いていたのは自分の周辺の土を取り込み、自在に操ることで超巨大な「泥の腕」を作り出す魔術と、地面に足をつけた人物の場所を探知する魔術の二つ。
特に泥の腕の魔術は半端ではなく、車を投げつける、20階建てのビルを引っこ抜いて武器として振り回す等やりたい放題し、学園都市をメチャクチャにした。

またそれ以外に不死身のような耐久を誇る肉体を持つ。


主な活躍

初登場したのは新約10巻。
他の魔神達とともに『隠世』に潜んで暗躍しており、上条当麻の方向性を歪むのを防ぐために消滅寸前だったオティヌスに介入して救った。

アレイスターに『隠世』を破壊されたのちは、 魔神の一柱・ゾンビが生み出した『鏡合わせの分割』の術式を用いて学園都市降り立つが、完全に見下していたアレイスターたちにゾンビを殺された上に改変したパラメータを埋め込まれ大幅に弱体化、可殺状態に追い込まれてしまう。
「まさかお前達は私をただの馬鹿だと侮っていたのかね?」by☆



新約13巻にて遂に本格的な行動を開始。
上条を屋上へと呼び出し、自身の素性を明かした。
「お前と一緒に幾千億の地獄を渡るのは無理!!」
「もっぺん世界を敵に回して吹雪のデンマークを駆け巡るのも嫌だ!!」



さらにここで僧正はファンの間でしばしば話題になっていた白カチューシャちゃんについて衝撃の事実を明かす。


……あいつ、あの茶髪のショートヘアにカチューシャの子……そういえば何者なんだ!?

つまりそれが名もなき『記録員』。『この世界』とは、すなわち『記録員』の主観とあやつが持つ人の心を読む能力の併用によって紡ぎ出された一編の物語に過ぎなかったのじゃよ

なんと彼女は「世界を司る記録員」だったのだ!


ナンチャッテな!!

ナンチャッテなのかよォォォーーーーーーーーー!!

というのは僧正のメタネタを交えたジョークであった。なんともフリーダムなジジィである。



そして僧正は上条に接触した本当の目的を語る。
僧正は世界の在り方をも変えてしまう魔神の行動に単一の価値観を通して明確な方向性を持った軸を欲しており、魔神の行いを「大丈夫だ」と伝えてくれる『採点者』の役割を、運命を自在に変える力と引き換えに上条に求めた。
しかし、上条は「そんなものはオティヌスが作った「幸せな世界」と同じだ」と拒否し、僧正と決裂。
学園都市の誇るモンスター自転車アクロバイクを駆り、行きずりとなった美琴を後部シートに乗せ逃げ回る上条と、それを追いかける僧正との壮絶な鬼ごっこが始まった。


長いので以下・鬼ごっこの簡単な内容

  • 上条、アクロバイクの力を借り時速60㎞で逃げ回る。僧正、どんな逃げ方をしても追いついてくる。「うほほーい☆」
  • 武装したアンチスキルが駆けつける。僧正はそれを軽々と薙ぎ払う。
  • 上条は思いつく限りのいろいろな策を巡らし、聖人でも死にかねないようなダメージを僧正に与えるが、僧正は決して走るのをやめない。
  • 美琴は超電磁砲を放つが、僧正は片手で羽虫を振り払うように軽々と弾き返す。
  • 「泥の手」で巨大なビルを何本も”引っこ抜いて”棒きれのように振り下ろす僧正。中の人は美琴が何とか助ける。
  • 僧正をなんとか巻いたと思っても僧正は場所を探知して追いついてくる。「うほほーい☆待ったー?」
  • 切り札の「妖精化」の術式を引っ提げて右方のフィアンマが助けに来る。・・・が、一瞬で僧正にぶっ飛ばされる。
  • 僧正が土の上に立っている人間を探知できることに気が付いた上条たちは何とか僧正を巻くことに成功。その隙に接触してきた魔神のネフテュス&娘々から僧正の情報を聞き出す。


…というような経緯を経て上条と美琴は再び第二十三学区で僧正と真正面から対峙する。
僧正は上条の心を折るために学園都市に大規模な地盤沈下を引き起こすが、それを読んでいた上条たちから連絡を受けた黒子初春たちジャッジメント、アンチスキル、その他多くの学園都市の住民たちによって人的被害をゼロに抑えられ、失敗に終わった。

さらに上条たちは酸素や水素の高圧ボンベを泥の腕に取り込ませられるように配置し、爆発させることで泥の腕からマグマを生じさせ、それを僧正へ浴びせる事に成功する。
…が、全身をマグマに包まれ、炎に焼かれてもなお僧正は立ちあがった。


そして、いろいろと策を弄する上条に激高。


つまらん、つまらん!らしくない!お前はそんなやつじゃないだろ!
わしは『幻想殺し』と拳ひとつで正面から立ち向かってくる熱血の上条当麻が見たいんだよォおおおおお!
まだ『その幻想をぶち殺す』ってセリフ聞いてないんですけどォおおおおお!
幻想殺しは、右の拳は、神浄の討魔はどこ行ったァァァあああああああああああああ!!

みたいなこと叫び、退屈と怒りを見せ、それは全て「美琴のせい」だと言い始める。
お前はこじらせた信者か。

なおも騒ぐ僧正だったが、上条&美琴の最後の切り札、美琴の発動させたマスドライバーによってお月様の向こうまでぶっ飛ばされていった。






―僧正は―
2度と地球へは戻れなかった…
干からびた不死身の体のまま永遠に宇宙空間をさまようのだ
そして死にたいと思っても死ねないので
―そのうち僧正は考えるのをやめた





うほほーい☆























…と思いきや、それでも、ここまでしてもなお僧正は死なず、土の魔術を使い、地球へと向かっていた「アローヘッド彗星」を掌握・融合し地球へと迫ってきた。
これを許せば間違いなく学園都市は消滅する。

だが、対魔術式駆動鎧を起動しマッハ20で突っ込んできたゴールデンレトリバーに、何かの法則、あるいは術式巨大な発射式ドリルと共にねじ込まれこんどこそ、本当に今度こそ完全に消滅した。

その際、アレイスターからの伝言として伝えられた、


覚えているか。…世界をより良くしたい、世界を余さず救ってみたい。そんな幼稚な歯車ですり潰されるようにして運命論に命を奪われた私の娘の名を

という言葉に対する、


済まなかったな

という、かすかな笑みと共に伝えられた僧正の返答が伝えられることは終ぞなかった。



追記・修正はマスドライバーで打ち上げられてからお願いします。

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最終更新:2023年06月25日 21:23