音速 ソニックブーム

登録日:2015/12/21 Mon 01:00:13
更新日:2024/04/17 Wed 20:33:25
所要時間:約 3 分で読めます









オレたち音速の侵略者は、ドキンダムXの封印を解放するために利用されていたのか…。
---音速 ソニックブーム






概要

音速 ソニックブームとは、デュエル・マスターズのクリーチャー。
DMR-19「革命編 第3章 禁断のドキンダムX」にて収録。レアリティはスーパーレア。

一撃でゲームエンドにまで持ち込める破壊力を持ったソニック・コマンド/侵略者
今までの非進化ソニック・コマンドはコモンやアンコモンなどレアリティの低い物ばかりであった。高レアリティの非進化ソニック・コマンドはこれが初めてである。


スペック

音速 ソニックブーム SR 火文明 (8)
クリーチャー:ソニック・コマンド/侵略者 8000
スピードアタッカー
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、相手のシールドを2つ選ぶ。このクリーチャーは、それ以外の相手のシールドをすべてブレイクする。

豪快なcip能力を持つ。

相手のシールドを二つ選び、それ以外のシールドを全てブレイクする。
相手のシールドが三枚だろうが二十枚だろうが、全て二枚までに揃えてしまう。

このcipに加え、ソニックブーム自身がスピードアタッカーとW・ブレイカーを持つ。

つまり、問題なくcip・攻撃が決まる状況ならば、ソニックブームは事実上のワールド・ブレイカーとなる。
ソニックブーム以外にクリーチャーを一体用意すれば、そのままゲームエンドに直行可能。
また、cipでシールドを削る性質からして奇襲性が非常に高いのも魅力的。
相手からすると、ゲームエンドは防げても大きい損害を防ぐことは非常に難しくなる。

このように強烈なcipを持つソニックブームだが、一方で使い勝手も結構難しいカード。

まず、ソニック・コマンド/侵略者のカードとしてはコストが名前に似合わず重量級。
そして、ソニックブームのcipは序盤からシールドを削るデッキでは、能力の恩恵が受けにくく相性が悪い。
この二点から考えると、通常の速攻やビートダウンデッキには入りにくい。
どちらかというと、コントロールデッキの1ショットキル素材としての役割の方が向いている。

何より、cipによるブレイクの際の妨害を防げるかどうかが最大のポイント。

S・トリガーやブロッカーなどの妨害は何とか努力して退けたい。
ブロッカーをなるべく場に保させず、S・トリガーは踏み倒しをさせないカードで対策したいところ。
シノビS・バックなどの妨害も考えられるが、同じく踏み倒し対策をするかあるいはハンデスも考えられる。
使われる可能性は高くないが、ブレイクの身代わりとなるシールド・セイバーには注意。
相手の場にシールド・セイバーがいるのなら、とっとと除去しましょう。

また、地味にシールドを二枚のみにする性質から革命に利用される可能性もある。
相手のデッキに革命軍持ちのカードの存在がうかがえた場合は、安易にソニックブームを出すのも考え物。
ただし、逆を言えばシールドを二枚以下にすることで能力を発揮する侵略者とは相性が良いというのも忘れないでおきたい。

こんな感じで使いにくい面もあるが、出した瞬間に甚大な被害を相手に与えられる。
とりあえず出しとけば相手のシールドが瞬時に吹き飛ぶという光景は、とにかく爽快感に溢れる。

相手のシールドをとにかく削りまくることに拘る侵略者のスーパーレアとして、正に相応しい性能と言えるだろう。


相性の良いカード

単騎連射 マグナム P 火文明 (3)
クリーチャー:アウトレイジ 3000
自分のターン中に、相手のクリーチャーがバトルゾーンに出る時、そのクリーチャーはバトルゾーンのかわりに持ち主の墓地に置かれる。

踏み倒し対策にはマグナム系統のカードが有効だが、このカードが特にソニックブームのサポートへ良い。

S・トリガークリーチャーだけでは無く、シノビやS・バックも防げる点が嬉しい。
踏み倒しの定番である《ヘブンズ・ゲート》も無効化する。
相手のクリーチャーに場を経由させないことから、効果発動の可能性も完全に封じている。

そして、相手の踏み倒しにしか干渉しない点も侵略者という種族のコンセプトからすると地味に相性が良かったりする。


関連カード

革命聖龍 ウルトラスター SR 光文明 (7)
クリーチャー:エンジェル・コマンド・ドラゴン/革命軍 7000
W・ブレイカー
このクリーチャーがバトルゾーンに出た時、自分のシールドをすべて手札に加える。(ただし、その「S・トリガー」は使えない)その後、自分の山札の上から2枚を裏向きのまま、新しいシールドとして自分のシールドゾーンに置く。
革命2-自分のシールドが2つ以下なら、自分の光のシールド・カードに「S・トリガー」を与える。

同じくDMR-19のスーパーレアで、ソニックブームと対となる天敵の革命軍。

ミラクルスターの場合、cipでシールドの数を二つにしてしまうのでソニックブームのcipが意味を成さない。
さらに革命2を持つので、cipが発動せずとも殴りに行くという戦略も取れなくなっている。
コスト面で見ても、ソニックブームより速く出せてしまう可能性が高い。

こうなるとソニックブームが勝る点はパワーなのだが、ミラクルスターは種族的にもサポートに非常に
恵まれているため、その面もカバーされてしまう可能性がある。

ソニックブームを使おうと思ってる最中にこのカードに遭遇した場合、一刻も早く除去してしまいたい。


補足

イラストが非常にカッコいい。ソニック・コマンドは普段はバイクに乗っており、進化クリーチャーになるとそのバイクと合体して人型ロボットに変身するという性質を持つ。
一方ソニックブームは非進化クリーチャー。バイクに乗ったアメコミヒーローの様なクリーチャーが、スーパーレア特有のフルフレームイラストでド派手に描かれている。スタイリッシュなイラストは必見である。是非とも検索してみてほしい。

また、そのフレーバーテキストが背景ストーリーを考察する上で興味深い。

DMR-19の背景ストーリーでは、音速の侵略者がドキンダムXの解放に大きく貢献したことが判明している。
しかし、ソニックブームは『自分たちが利用された』と唖然としている様子であることが読み取れる。
音速の侵略者も、所詮はドキンダムXの解放のための道具でしかなかったという事か……。

この文章とソニックブーム自身の能力を組み合わせて考えるとさらに興味深い。

ソニックブームの能力は侵略者を手助けすると同時に、革命軍の革命を発動させやすくする。
(この構図は皮肉にもソニックブームが禁断のみならず、革命にも利用されるという図になっている)
この要素に上記の発言を組み合わせると、何か深読みできる部分が出てくる。

革命軍から侵略者に寝返った例としては《裏革命目 ギョギョラス》が存在するが、背景ストーリー上での
ソニックブームはその逆の存在となる可能性も否定はできない。
もしくは、今後侵略者の中で革命軍を伏せ持ったカードが出現するという伏線の可能性もある。
(上記のギョギョラスは革命軍を侵略元にするという、ある意味で革命と侵略の架け橋的存在だが)

何はともあれ、今後の背景ストーリーでの音速の侵略者たちに注目である。







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最終更新:2024年04月17日 20:33