罪門恭介

登録日:2016/02/14 (日) 10:37:36
更新日:2024/02/26 Mon 13:18:54
所要時間:約 5 分で読めます






オレたちの合い言葉は、開拓精神。
せいぜい、楽しむとしようか!


逆転裁判』シリーズの登場人物。


大都会の荒野‥‥古い荷(老人)を負って牛の群れ(人ごみ)を交わして進む旅人。
‥‥平たく言えば、地方警察局保安課に勤務する巡査。年齢は33歳。
テンガロンハットを被り、制服の上にポンチョを羽織っている。
制服の袖にもヒラヒラした紐のような飾りをつけており、首に赤いスカーフを巻いている。
簡単に言えばカウボーイのような格好をしていて、警察官というより保安官(シェリフ)という言葉のほうが似合う人物である。
なぜかシェリフのバッジを持ち歩いており、成歩堂龍一に弁護士バッジをつきつけられると対抗してそれを見せ付けていた。
他にはナイフも携帯していて、よくそれを使って無精髭を剃っている。
専用BGMは「荒野のならず刑事(デカ)」。

何かと話の引き合いにテキサスを持ち出すが、テレビで見た事があるだけで実際に行った事はない。
所謂西部劇かぶれのようで、成歩堂の事を「カウボーイ」、宝月茜の事を「バンビーナ」と呼ぶ。
あまりに物事を西部劇に例える事が多いため、当初成歩堂からは「国境と時間を飛び越えてきた、サイモンという名のアメリカ人」だと思われていた。後に「宇宙人」呼ばわりもされている。

仕事に対しての意欲はあまりなく、しょっちゅう持ち場である警備室を離れている。
警備室は彼の私物(西部劇に出てきそうな小物)で溢れかえっており、サボテンや酒のようなものまで置いている。
数多くあるサボテンの1つを、新人だった頃の糸鋸圭介にプレゼントした事もあるとか。
警察局の警備システムの知識はほとんどなく、証拠保管庫の扉が指紋認証で開く事すら知らなかった。
警備システム以前に機械全般が、ステーキの横に添えてあるブロッコリーかカリフラワーの次に苦手らしい。
これでも以前は優秀な捜査官であり、イトノコ刑事にとっては先輩に当たる人物でもある。

好物はステーキ弁当で、ベントーランドのものがお気に入り。
それ以外には、街道沿いの店にあるイカスミスパゲッティとボンゴレもよく食べている。
移動の際には“ジップ・コチーズ号”という名の乗り物を使っている。


『蘇る逆転』で殺人事件の捜査担当者として登場。
本来ならば巡査が事件の捜査をする事はできないのだが、警察局長・巌徒海慈の指名で特別に捜査指揮を執っていた。
成歩堂が事件の捜査を進めていくうちに、事件の関係者がほぼ全員2年前の「SL9号事件」に関わっている事が判明し、罪門もその捜査に加わっていた事が明らかとなる。
その事件は解決したが、その直後になぜか刑事課から保安課に異動となり、階級も巡査に格下げとなってしまった。
それ以来、この事件がきっかけで警察をクビとなった元同僚の市ノ谷響華と同じく検事に対し強い不信感を抱くようになるのだが‥‥?


ここから先を見る時は、ネタバレってヤツに気を付けるんだな、カウボーイ。



















検事局で多田敷道夫が殺害された事件*1と平行して警察局で発生した、証拠保管室傷害事件の犯人。
今回の事件の真犯人が証拠保管室で多田敷を殺害してしばらく経った後、多田敷からあらかじめ盗んでおいたIDを使って証拠保管室に入る。
そして多田敷が証拠を“申し送り”した事にして、SL9号事件の証拠品をごっそり盗み出そうとしていた。
しかし、そうしようとした時に丁度保管室にいた原灰ススムが登場し、IDカードの提示を求められる。
IDカードには多田敷の顔写真を印刷されていたので、このままではばれると思い、持っていたナイフで追い払おうとする。
だがその結果原灰の気が動転してしまい、やむなくナイフで傷を負わせた後でオデコを思い切り殴り気絶させる。
その時に着ていたコートに返り血が付着してしまったので、それを自分の証拠保管庫に隠して外へと出て行った。
しかし証拠保管庫の扉が指紋認証で開く仕組みである事を知らなかったため、その扉が開けられるのが罪門しかいないという事になり、それが決定的な証拠となって自らの罪が暴かれる事となってしまった。

そこまでしてSL9号事件の証拠品を盗み出そうとした理由は、その事件の結末に納得がいかなかったから。
この事件の裁判で提出された証拠には色々と不審な点が多かったらしく、捜査官の見つけた証拠が無かったり、逆に知らない証拠が法廷で持ち出されたり、中には明らかに後から手が加えられていたものもあった。
さらにはその事件の被害者の中に、彼の弟である罪門直斗検事が含まれていたため、彼のためにも真相を明らかにしようとしてこのような事を企てたのである。

罪が明らかとなった後は警察局へ任意出頭し、警察を辞職して留置所行きとなった。
出頭する前には茜と再会し、「一度組んでみたかったよ。科学捜査官になったアンタと、ね」と残念そうに呟いていた。

なお、目当てだったSL9号事件の証拠品は、彼が盗み出す前に何者か(殺人事件の真犯人)の手によって持ち出されていたらしい。


現在のところ再登場はしていないが、『逆転検事』の第3話の舞台である「バンドーランド」にて、警察局からの贈り物として彼の育てていたものと思われるサボテンが登場している。


ザイモン「おとなしく追記・修正しないと‥‥弾丸を噛む事になるさ!」


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最終更新:2024年02月26日 13:18

*1 実際は検事局で人は死んでいない