ジオ・マトリクス(架空の企業)

登録日:2016/03/12 Sat 21:11:49
更新日:2022/10/17 Mon 11:57:22
所要時間:約 5 分で読めます






基本性能の充実はもちろん、多種多様な付加機能、先進性を追及したデザイン。

本当の力は、選ばれた者にのみ与えられるべきだと我々は考えます。


ジオ・マトリクスとはフロム制作のロボゲー、アーマード・コアシリーズの架空の企業の一つ。
PS2移行後の初作品であるアーマード・コア2と、その続編のアーマード・コア2アナザーエイジに登場する。


●概要
2シリーズにおける主要企業、所謂三大企業の内の一つ。
初代シリーズにて辣腕を振るっていたムラクモ・ミレニアムの流れを汲む大企業。

大破壊以前に提唱されていた火星テラフォーミング計画に関する技術をいち早く発見し、
半ば強引に実行したこともあって、火星では圧倒的なシェアを誇るナンバーワン企業として君臨している。
項目冒頭のセリフにもある様に、製作するACパーツは選ばれた人間のみが扱える先端主義をモットーに、
野心的ともいえる程の多くの新技術や先端性を重視した流線型のビジュアルデザインとなっている。

ただ、その分負荷が重くピーキーな仕様になっているものも多いのがタマにキズだが。

グループ構成としては金属・機械・エネルギー・生活事業などの計6種を主要事業とし、
他に食品・建設・運輸・娯楽サービス・アパレル・薬品・日常生活品等々、
挙げていけばキリがないくらいに多種多様なジャンルを網羅しているという裏設定もあったり。

●作品毎の活躍
依頼文担当は榎本智恵子氏、地球本社は細井治氏
前述のとおり火星におけるトップ企業として様々な依頼を主人公含めたレイヴン達に依頼。
初っ端からある意味で初心者殺しとして名高いMT工場の暴走鎮圧を依頼してくるのも実はここ。

LCCによるフライトナーズの力を盾にした強引な宣言に対しても強気な態度を崩さず、
結果として火星支社と地球本社での対立が浮き彫りとなる形となる。

序盤から伏線を張っていたように火星支社はディソーダ―技術や熱核ナパームミサイルなどを用いての武装蜂起を起こすも、
地球本社から直接依頼を受けた主人公によって全て鎮圧される結果に終わる。


依頼文担当は石井七央子氏
悪いの全部支社の所為と言い訳に言い訳を重ねた結果、企業全体での損害を最小限にとどめることに成功し、
結果として地球においてもエムロードを抜いて実質的なトップ企業としての地位を手にすることになる。

ゲームの内容が内容なので流石に前作みたいな世界規模での騒動は起こらないものの、
日常茶飯事の様に他企業や政府と対立したり、旧ムラクモの技術発掘に力を注いだりと
やりたい放題ハッスルしているようである。


●主なパーツ・兵器一覧
・ZHD-MO-EGRET
2の看板AC、というかクラインACも愛用の頭部パーツ。
「安定した性能を持つジオ社の高級機 」という謳い文句に恥じず、
軽量・そこそこの燃費・付加機能充実・レーダーもありと、とりあえず迷ったらこれを積んでおけばどうにかなる。
強いて言うならレーダーのスキャン感覚が長いのが弱点か。

・ZHD-2000/SV
こちらはトップランカーのアレスなどが愛用している頭部パーツ。
後のオーギル頭などに通じるツノ付デザインが実にスタイリッシュである。
肝心の性能はEGRETと同じで各機能が充実しているものの、脆すぎる上に機体負荷もかなり大きい。

・ZLN-EK1/SRRT
同作品内での普及型と称される軽量二脚パーツ。
速度上限の関係で2ではあまり役に立たなかったものの、2AAでは軽二はとりあえずコレと言われるほどに躍進。
……というより他よりはまだマシという意味でだったりもするのだけど。

・ZLR-ZIO/MATRIX
社名をそのまま象っているジオ社新開発のフロートパーツ。
まんまるスカートな形状がジ○ングみたいだと揶揄されることも。
最新パーツだけあって全体的な性能も良好で、積載も5000を超えているのである程度の重武装にも耐えられる。
それだけに2ではジオ社の依頼全てをクリアすることで買えるようになる隠しパーツでもあった。

・ZBT-GEX/3000
出力を調整したハイパワータイプのブースター。
最高速度は2番手だが燃費の面で大幅に改善されており、迷ったらこれ一択である。
しかしまたしても隠しパーツ。

・RPS-MER/A3
通常時・緊急時ともにそこそこの性能を誇るラジエーター。
その分値段もかなり高いが入手できれば非常に重宝する。

・ZWX-E90/MAC
マクロスキャノンとか呼ばれることもある超巨大な両肩プラズマキャノン。
2でははっきり言って重さに見合わない性能であったが、
アナザーエイジで弾数倍増の上、威力も大幅アップし頼れる最終兵器と化す。
当てれさえすれば中途半端なACなんぞものの数発で鉄クズに変えられるだろう。

・ZWG-MG/ENE
ボイル・フォートナーも愛用しているエネルギーマシンガン。
後の産廃の代名詞ことしるきぃ☆とは違って、こっちは使おうと思えば普通に使える。
つっても初心者が易々手を出していいもんじゃないことも確かだが。

・ZWF-S/NIGHT
セr……じゃない、レミル・フォートナーも愛用のエネルギースナイパーライフル。
弾数20発と非常に少ないが、その分威力と弾速は砂全体で見ても最高峰。
一発一発を確実に当てていければ対人戦でも愛用されるほど。

・KARASAWA-MK2
2シリーズ経験者には最早説明不要であろう名銃の後継作もジオ社製である。
豊富な総火力、十分な命中率、アホみたいな反動と正しく最高傑作の呼び名が相応しいレーザーライフル。

・ZWG-XC/01
アナザーエイジで新規に登場したレーザーライフル。
なかなかの弾速に威力を誇るものの、総火力に乏しいためミッションには不向き。
所謂2で言うところのカルサワのポジションに当たる武器だとか言われる。

・スカウタ・フリー/デストロイヤ・フリー
かつての伝統であった生体兵器もアナザーエイジにて担当。
同社が極秘裏に開発し輸送中だったが突如として目覚め輸送機を墜落させ、機密物資の回収だと騙された依頼を受けたレイヴンが現場に向かうと地中から飛び出て襲いかかってくる。
後に親玉がこっそり生き延びて旧時代の地下遺跡に巣を作っていた事が判明して此方の討伐も依頼されるが、その親玉は2シリーズ指折りの初見殺しの一つとして悪名高い。
モチーフはノミ+カマドウマ、虫嫌いなレイヴンには鳥肌必至。

・D-1/D-2&D-4/M-9
アナザーエイジにて登場する新型の試作MT兵器群。プレイヤーは依頼でそのテストのためにこいつらと3回にわたって戦うことになる。
最初に戦うのが編隊によって戦闘を行う支援MTのD-1。フロート移動しながらショットガンで攻撃してくるが弱い。
次に戦うのが2本脚で浮遊する強化版のD-2。こいつは耐久力も高めでプラズマライフルとミサイルを装備していて意外に動きも良いのでちょっと厄介。

そして最後に戦うのが対AC用の大型機であるM-9で、さらにその支援用としてD-2のマイナーチェンジ版・D-4が僚機として2機登場する。
ところがこのM-9はバレーナ社の工作員によって強奪されてしまい試験場で暴れ回るのを撃破することになる。
M-9は常に高い位置で浮遊しながら両腕のレーザーキャノンや背部のミサイルポッドからマルチミサイルと高火力の武器を遠慮なく撃ち込んでくる。
最初はゆっくりした動きだがお供のD-4を全滅させると発狂し、ナインボール=セラフにも匹敵する超高速で頭上を飛び回りながら攻撃してくるので、まともに相手にするとかなりの強敵である。


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最終更新:2022年10月17日 11:57