シルキー(アラガミ)

登録日: 2016/04/13 Wed 03:55:55
更新日:2022/09/14 Wed 09:26:57
所要時間:約 17 分で読めます





螺旋の樹の内部や辺縁で

黒い蝶に出くわしたら見間違いと思うな

そして決して不用意には近付くな

その黒い蝶はラケルが放った瘴気の使い魔

奴らは――

奴らは蒼い鬼火を纏ってやって来る――




シルキー

祈る神さえ戴かぬ、蒼き鬼火の修道女


発生起源:極東・螺旋の樹(終末捕喰ノヴァ変異体)
攻撃属性:[無]
弱点属性:[火][氷][雷]
素材名:纏幽~

シルキーは『GOD EATER 2 RAGE BURST』に登場するアラガミの一種。
本作終盤の『RAGE BURST編』から初めて姿を現すようになる新たな小型の雑魚アラガミである。
頭部を覆うベールに、両手を交差させて俯き、天を仰ぎ、祈りを捧げるかのような所作。
まるで本シリーズ世界観では既に形骸化して久しい宗教団体の修道女さながら。

しかし、いくら清らかな印象を与える外見であろうと、アラガミはアラガミ。
ベールの下には四肢の欠如した女の裸体と長く肥大した腕がぶら下がって生えている。
腕の先にあるのは毒々しい色合いの水かきと爪。
幽鬼のように虚ろに浮遊し徘徊し、甲高い哄笑じみた啼き声を上げて襲い掛かる。
長く燻る蒼いオラクルの炎を放ち、標的を寄って集って退廃的に痛め付けるのだ。

以下にはストーリー上のネタバレが含まれるため、未プレイの方は閲覧にご注意願う。




樹から生まれたラケルの侍女


「開闢作戦」が失敗した結果、復活したラケルの尖兵として、このアラガミは「神融種」と共に外界へ溢れ出し、「螺旋の樹」内外や極東各地でブラッドの行く手を阻む。
ターミナルによると、シルキーは元々内部へ侵入した異物を排除する役割を果たしていたらしいが、今や樹を支配したラケルの意志に完全に操られてしまっているようだ。

「螺旋の樹」ジュリウスアラガミ化した「世界を拓く者」をベースとするノヴァであり、シルキーはそれに集積した膨大なオラクル細胞から発生したアラガミである。
つまりシルキーはジュリウスの一部だったものであり、ある意味ジュリウスの子供と言える?
そこんとこどうなのさジュリウス?




え っ >}


ごめん。もういい。なんでもない。
気にしなくていい。認知しなくていい。




裸のシスター


既に前述したが、このアラガミは修道女(シスター)を連想させる風貌である。
しかしながらそれらしい修道服など着ているわけではなく、全裸である。全裸である(念押し)
背中側は毒キノコめいたフォルムに見えるが、正面から見ればそこにあるのは純白の裸体。
そしてその肢体は小型ながらも豊満なトランジスタ・グラマー。しかも全裸である(さらにもう一発)
そう、こいつは……



「裸のシスター」なのだ。

「裸のシスター」なのだ。


裸! 全裸! なおかつシスター!
これはエロい。エロくないわけがない。
字面で既にエロい。実物を見ればやっぱりエロい。
「裸」と見聞きするだけでもエロいというのに「シスター」の一単語が添えられてエロさは倍増。
この冒涜的なエロさには辞書で卑猥な語彙を調べ尽くそうとする男子中学生みたいな昂奮すら覚える。

更に、この素晴らしくもおおっぴらに曝される真っ白な素肌をよく御覧いただきたい。
前述の通り、シルキーは「螺旋の樹」のオラクル細胞から構成されている。
これはラケルが自らの肉体を再構築した際も同様であり、両者の女体部分の質感は非常によく似通っている。
画像を見て比べていただければ一目瞭然である。

こちらの肉質は結構柔らかいけれども

こちらはカッチカチなんだよなあ}


ここまでエロいとなれば、我らがお師匠様こと真壁ハルオミの反応も見物である。
小型から大型、果ては感応種にさえ独自の視点から神懸ったコメントを聴かせてくださり、我々全国津々浦々の弟子達の腹筋を悉く結合崩壊せしめるハルさんだが……「裸のシスター」に対し、彼は一体どんな感想を呟いてくれるのか!?
さあ師匠、一言お願いします!


haru
「……」スッ ジャキッ! パァンパァン!!

「せい!!」

ドガッ!

ド サ ッ … >

haru
「おやすみ。また楽しもうな……」


……え?


ま さ か の ノ ー コ メ ン ト ! ! ? ?

※事実です。








攻略



ウ ザ い 。


ウザい。とにかくウザったい。まともに相手をするのも面倒臭い。
コンゴウ種サリエル種ほどの優れた探知能力・連携力を持つわけではないが、こちらの行動をちまちま妨害することに長けており、かなり鬱陶しい。
気付けば自然に集まって来るタイプの敵で、中型・大型と戦っているうちに割り込まれやすい。
更には頻繁に発生させる蒼い炎のフィールドは長時間残留し、移動や攻撃のテンポを著しく狂わせる。

行動パターンは少なく戦闘能力も低く与しやすいが、小型アラガミ中で最大の体力を持ち、沈みにくい。
また、全身に全近接物理属性に対するクリティカルの出ない程度の微妙に強い耐性を有する。
非物理属性付きの近接装備や銃撃が有効というわけである。

非討伐対象の時はスキル「駆除技術」でダメージを増やせるが、厄介なことに討伐対象として出現する場合も意外と少なくはなく、おまけに大抵2体以上一緒に出現して戦力が分散しやすい。
複数体に囲まれると身動きが出来なくなってしまうこともあり得る。
広範囲を攻撃する手段があるなら、それで一掃するのが一番手っ取り早い。

ダウン時は天を仰いで膝を折る姿勢となる。
その際は足元に炎のフィールドが発生していないことを確かめてからボコるべし。
なお、シルキーが発した炎は本体を倒しても残り続けるので、基本的に近付かないほうがいい。


アラガミバレット


SN:ミスティーフピアス…貫通属性の狙撃弾。着弾時に破砕属性の炎を噴き上げる。
AS:ミスティーフシード…破砕属性の三連射弾。特徴はない。
BL:ミスティーフキューブ…着弾時に威力の高い爆炎を発生させる。破砕属性。
SH:ミスティーフミスト…一度上空に放った球から地上三方向に破砕属性の炎をばら撒く。

いずれも非物理属性値は皆無。
よく言えば相手を選ばず、悪く言えば銃身のどの属性にも補正を受けない。


攻撃行動


ミスティーフフィールド
ターゲットした相手を狙って突進し、近くに来たら停止。
右腕を上に掲げて祈祷のポーズと同時に、自身の足元に円形のフィールドを設置する。
このフィールドは10秒ほど持続し、PCまたはNPCが一度でも接触すれば攻撃判定を失う。
判定は地上にしか発生しないので、空中ガードから着地するだけで楽に無効化出来る。
パリングアッパーや防御効果のあるブラッドアーツで判定を消すことも可能。

ミスティーフミスト
両腕を交差させてからのおっぴろげと同時にターゲットの足元にフィールドの幻を固定させる。
その後2秒ほどでフィールドが実体化し、炎が四散する。
この炎も上記と同じく接触一回で攻撃判定が消失する。

引っ掻き
近付きざまに右腕を一閃、正面に鋭い爪を見舞う。
軸をずらせば楽勝で躱せる。ていうかあまり使ってこない。

バックステップ
右腕を胸元に引きながら大きく後退する。それだけ。
こちらへの攻撃判定はない。




余談


合成可能装備


「纏幽」素材から合成可能な神機はヴァリアントサイズ一種のみ。
シルキーが出現し始める難易度12から同数値ランクの「ブラースマンド」が合成出来るようになり、最高難易度到達後はランク15の「リュクトグッベ」に強化出来る。
近接装備としては切断属性単一で汎用性が高く、スキルは合成直後からLv10の「超越者」(「体力」最大・「ふんばり」発動・「バースト時間」最大)に強化後から同じくLv10の「ファンタズム」(「隠密集団」発動・「カリスマ」最大)と、地味に優秀っちゃ優秀。

「ブラースマンド(Blaasmand)」「リュクトグッベ(Lyktgubbe)」はそれぞれデンマークとスウェーデンにおける「鬼火」の名前で、「ウィル・オー・ウィスプ」「ジャック・オ・ランタン」といった怪火の同類である。
この装備、新鮮なシルキーを素材そのままに加工しただけみたいなエロい見た目なので……


装備したままムービーに突入すると
妙に格好悪くて残念な気持ちになる


これとザイゴートのビューグル砲派生とアマテラスの装甲を合わせておっぱいセットの☆完☆成☆DA☆
確実に奇特な変態だと思われるだろうけどね。え? 今更?


元ネタ


名前の由来は何世代にも続く旧家に現れるイングランドの幽霊。
日本語的には「お絹さん」となり、「白い貴婦人(White Lady)」とも称される。
伝承では純白のシルクのドレスを着ているとされ、それがさわさわと衣擦れの音を立てることから「シルキー」という名で呼ばれるようになったという。
家に隠された財宝に結び付けられた地縛霊のように描かれることもあり、金貨の詰まった袋が発見された途端に姿を消してしまったという話もある。

シルキーは美人な女性の亡霊で、普段は散らかった部屋の掃除や炊事洗濯、家事の手伝いをしてくれる。
彼女らが住み着くのは上記の通り名家やお金持ちの屋敷。
大勢の使用人に混じって働く姿を見掛けるものの、家主が雇った覚えもなく、誰に訊いても判らない。
そんな女性が一人か二人いるならば、彼女らの正体はシルキーかもしれない。

「有能で敏腕な美人の女給さん」と言えば聞こえはいいが、その性格は過敏で悪戯好き。
普段は片付けてくれるくせに整理整頓された部屋を散らかしてしまったり、怒らせると嫌がらせを仕掛けてきたり家人を追い払ってしまったりするなど、天の邪鬼のような一面も持っているとされる。
おまけに招かれざる侵入者に対しては情け容赦無用、あの手この手で命すら狙ってくる。
また、滝の上に大きな古木が張り出していると、それは「シルキーの椅子」と呼ばれ、そこに座るシルキーが近くを通り掛かった人や馬車にちょっかいを出してくるという。

家に取り憑いたシルキーが労働の見返りを住人らに要求することはない。
しかし放っておいても延々と飽きることなく、どんなに迷惑がられても居座って世話を続ける。
ご褒美は要らないが、絶対に自分から出て行かない。
なんとご奉仕精神に溢れた強情家なのだろう。

まあとどのつまりシルキーマジシルキー。
何が言いたいのかというと、『まほよめ』の最萌えキャラはシルキーちゃんってことよ。



「 ! ! ? ? 」


ちなみにアラガミの方のシルキーは、設定初期稿では「ハチカムリヒメ」という仮称で呼ばれていた模様。
おおまかな骨格やデザインは現在の姿とあまり変わらないが、最初はリザードマンになる予定だったり、ラケルの帽子とベールを載せる予定だったり、一つ目になる予定だったりとディティールが目まぐるしく変遷していた。*1




以上で主要な記述を終了します。
追記・修正すべき点等あれば宜しくお願い致します。

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最終更新:2022年09月14日 09:26

*1 『ゴッドイーター 5th ANNIVERSARY 公式設定資料集』258~259頁より