葛氷見子

登録日:2016/04/21 (木) 17:17:06
更新日:2024/02/06 Tue 09:39:46
所要時間:約 4 分で読めます





逆転検事』の登場人物。


『検事1』の7年前の出来事を描いた第4話にて、真刈透の弁護を担当した弁護士。事件当時22歳。
青色のスーツを着こなした細身の女性。背中に少しかかるくらいの長さの黒髪を持ち、顔にそばかすがある。
キャラクターデザインを手がけた岩元氏曰く「スーパーモデル体型のキャラ」らしい。
天秤をモチーフにしたイヤリングを着けている。
おしゃれにはかなり気を遣っており、会話の合間にしょっちゅう化粧崩れを直している。
普段からクールな雰囲気を漂わせており、法廷でも淡々と被告人の弁護をこなしていたが、一度笑い出してしまうとなかなか止まらない笑い上戸である。
おまけに笑いの沸点も低く、御剣怜侍の奇抜な格好やかしこまった話し方がツボにはまり腹筋が崩壊しかけた事もある。
ちなみに言いたい事ははっきり言うタイプ。
専用BGMは「クールに笑わせて」。だが作中でクールに笑った事は一度もない。


10年前(4話の3年前)に発生した「KG-8号事件」の被害者・葛由卯子の姉であり、その容疑者として逮捕されたマニィ・コーチンの事を心底憎んでいる。
しかし、後に開かれた裁判でマニィは証拠不十分で無罪となってしまう。
由卯子が天野川コンツェルンを密輸疑惑で告発しようとしていた事から、彼らがマニィを助けるために担当検事の一条九郎から証拠品を奪ったと考え、情報を得るために「第2のKG-8号事件」と呼ばれているこの事件の弁護を引き受けたらしい。
しかし結局何の情報も得る事が出来ず、傍聴に来ていたマニィの得意げな顔を見る結果となってしまったようだ(その後彼の顔をひっぱたいたらしいが)。
ちなみに「第2のKG-8号事件」の首謀者もマニィではないかと考えた事もあるようだが、今回に関しては無関係だという事が判明している模様。


「KG-8号事件」の裁判がきっかけで九郎や馬堂一徹と知り合う。
判決が下された直後は事件の担当だった彼らに行き場のない怒りをぶつけ、もう二度と顔を見たくないとまで言ってしまうが、密輸組織を追う過程で何度か彼らと法廷で会っていた。
だがどの事件が解決しても本当の黒幕は見つからず、いつしか法の限界を感じるようにまでなっていたらしい。


裁判所で真刈と九郎が殺害される事件が発生した時は、糸鋸圭介に持ち場を離れた時間がある事と、その様子を目撃した裁判長の証言を理由に、糸鋸を緊急逮捕するよう進言する。
事件の捜査を担当した御剣に「KG-8号事件」の詳細などを教えるが、糸鋸が無実だと仮定して捜査に当たる彼に対し先輩として「犯罪者を野放しにしていると、とんでもない事になっちゃうわよ」と忠告する場面もあった。


以下ネタバレ



















第4話の事件の真犯人。
実は大泥棒「ヤタガラス」であると同時に密輸組織の一員でもあった。おまけに「第2のKG-8号事件」の黒幕でもあったというとんでもない女。
密輸組織について法廷で証言しようとしていた大使館職員のディード・マンを口封じするために、彼の殺害を真刈に依頼。結果真刈は依頼どおりディードを殺害するがすぐに捕まり裁判にかけられる。
真刈の弁護を引き受けた時には彼に対し「一条九郎をヤタガラスとして告発しろ」と入れ知恵をし、そう証言させる事で九郎を法の世界から消そうとした。
そうした理由は、九郎が自分の本性に気づきつつあったから。
しかし、休廷中に九郎が真刈を控え室に連れて行き、事情を問いただそうとしていた事で計画が狂い始める。
それに加え、九郎に追いつめられた事で真刈が計画を全てばらしそうになったため、やむなく彼らを殺害する。
アリバイ工作などを行って自分に容疑がかからないようにし、糸鋸にアリバイがないのを利用して彼に嫌疑がかかるように彼を犯人として告発した。

だがアリバイ工作のために使用した香水から足がつく事となってしまい、トリックを見破った御剣に追究されると、腹を抱えて大笑いしながら全ての罪を認め、自分がヤタガラスである事も白状した。
その直後、隠し持っていた拳銃を取り出し御剣に向かって発砲。その隙に裁判所から逃走する。
すぐに周辺に非常線が張られたが彼女は検問にかからず、現在は行方不明となっている。

ちなみに逃走する際に「ヤタガラスには3本の足があるの。どういう意味か分かる?」という意味深な台詞を残している。
その当時は隠し玉(拳銃)の事かと思われたが、この言葉の真の意味が判明するのは事件から7年が経過した後の事となる。
事件から7年が経過した現在も逃亡中かと思われたが、意外な形で再び御剣たちの前に姿を現す事になり……

なお、事件で彼女がトリックに使った香水はその後、一条美雲の手へと渡っており、7年間もの間彼女の元でしっかりと保管されていた。
そのため香水のビンには氷見子の指紋がしっかりと残っており、これが後に発生する事件を解決に導く証拠品となった。
また、後の捜査で“葛氷見子”は架空の人物であった事が発覚している。


カズラ「追記修正…くっ…ぷふっ…お願いします…ぷぷぷっ…アハハハッ!」


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最終更新:2024年02月06日 09:39