パーシヴァル(グラブル)

登録日:2016/7/10 (日) 19:22:20
更新日:2021/12/06 Mon 17:29:34
所要時間:約 8 分で読めます





「俺の名は炎帝パーシヴァル。さあ、共に理想の国を作ろう。来い!」




パーシヴァルとは、ソーシャルゲーム『グランブルーファンタジー』に登場するキャラクターの1人である。レジェンドガチャでSSR 「ローエングリン」を入手することで通常版が、「アントウェルペン」を入手することでサマーバージョンが、シナリオイベント『氷炎牆に鬩ぐ』で条件を満たすことでSRバージョンが仲間に加わる。
担当声優は逢坂良太。愛称はパー様、パーさんなど。
名前の元ネタはアーサー王に仕えた円卓の騎士「パーシヴァル」からか。


プロフィール
年齢:27歳
身長:180cm
種族:ヒューマン
趣味:有能な家臣を探すこと
好き:王道、心根が善なる者
苦手:覇道、心根が悪なる者



概要
力なき人々が安心して暮らせる理想の国を作るために有能な人物を求めて、各地を旅している青年。自らを「炎帝」と称する。

主人公一行とは、とある馬車で乗り合わせる。その後紆余曲折を得て主人公のことを大いに気に入り、一行の旅に勝手について来る形で仲間となる。

尊大な言動から一見すると高圧的な人物のように見える。しかし、主人公たちと乗り合わせた馬車が山賊と遭遇した際には真っ先に飛び出したり、乗り合わせていた幼子とその母親のことを気にかけたりしている。当人は自覚していないものの困っている人を放って置けない、相当なお人好しである。それに加え、意外と押しに弱い一面も持ち合わせており、季節イベントボイスではそれが顕著に現れている。

名家ウェールズ家の三男坊で、かつては「家督を継ぐ予定のある者は代々交流のある隣国の騎士団に入団する」というしきたりのもと、隣国フェードラッヘの黒竜騎士団(現在の白竜騎士団)に所属していた。
最終的には副団長を務めていたが、尊敬していた当時の団長が先王を殺害する事件が発生した。この事件をきっかけに黒竜騎士団は瓦解し、パーシヴァルは己の信じる理想のために生きる道を選んだ。この時、もう1人の副団長でライバル的存在でもあったランちゃんランスロットとは、互いの理想のをかけた一騎討ちをしたが結局引き分けたまま終わった。
その後、黒竜騎士団に変わる組織である白竜騎士団が作られ、ランスロットが新たな騎士団長になるのを見届けてから国を去った。

因みに風属性SSRキャラクターである「ガウェイン」とはウェールズ家関連でちょっとした因縁があり、今後のクロスフェイトやフェードラッヘ関連イベントでの描写に期待といったところか。

2016年にファミ通で行われたグランブルーファンタジー人気調査・男性部門では、2位のランスロットのおよそ3倍の票を集め、堂々の1位を獲得した。ユーザーからは、「強い、ツンデレ、男前」(30代/男性)、「声が素敵すぎて痺れる」(40代/女性)、「パー様になら服従してもいい」(20代/男性)といった声が寄せられており、女性だけでなく男性にも人気のある人物であることが見てとれる。
また、2016年に行われた「HAPPY VALENTINE!キャンペーン」では、Cygames 本社に送られたキャラクターに宛てた本物のチョコレートの数で1位を獲得している。ただし、ゲーム内で送られたチョコレートはパーシヴァル自身のレアリティも相まって17位とやや控えめである。
ただし2017年の同キャンペーンでは、イベントSRバージョンが実装されたこともあってかゲーム内で送られたチョコレートの数がアルベールに次ぐ2位と急上昇している。また本物のチョコレートの数では、昨年に続き1位を獲得した。

上記の人気ぶりからか、2016年8月にサマーバージョンが実装された。しかもリミテッドシリーズを除くと男性キャラクター初の期間限定SSR である。
白いシャツに赤い水着、グラディエーターサンダルを身につけたパーフェクトビーチスタイルな装いをしている。
主人公たちのバカンスに視察という名目で同行する。そこで色々なトラブルを解決し、海辺のヒーローと化す。
上限解放後のイラストでは、サマーベッドでくつろぐパーシヴァルと、その後方でビーチバレーをするランスロットとヴェインが描かれている。また、イラストはないがルリアノートのセリフから察するにジークフリートも来ており、それぞれが夏を満喫しているようである。ルリアノート、およびマイページで聞けるボイスは、フェードラッヘファンの人にはぜひ聞いてもらいたい。



性能
通常版
火属性のキャラクターの中でも屈指の強さを持ち、初心者上級者問わずお世話になるキャラクターである。同属性のキャラクターであるクラリスとは「パークラ」と称されるほど性能面でのシナジーが高く、鉄板の組み合わせとされている。
最終上限解放後に限られるが、同属性SSRのユエルとのシナジーを意識したアビリティが追加されるためユエルとの相性も抜群である。
ちなみにランスロット、ヴェイン、ジークフリートとはそれぞれ掛け合いが実装されており、一緒に編成してクエストに行くことで戦闘中に特別な会話が聞ける。これは、バージョンやレアリティを問わない。
「パーさんの、ちょっといいとこ見てみたーい!」
2016年12月9日に最終上限解放が実装され、これで四騎士のなかで最終上限解放を行われていないのはヴェインのみとなった。ちなみにパーシヴァルをLv100にすることで『トサカの兄ちゃん』の称号が得られる。

ツェアライセン
単体攻撃アビリティ。減衰値はおよそ60万で、リキャストは6ターン。強化されることで5ターンに短縮される。回転率が非常にいいのでコンスタントにダメージを稼げる。
最終上限解放後、Lv90に到達すると発動時にHPを800回復する効果が追加され、奥義効果によりツァライセンが2回発動すると回復効果も2回得ることが出来、HP1600回復という破格の性能となる。
5ターンに1度HPを800自己回復出来る為長期戦となるHLバトルでの有用性と持久力が増した。

イクスゼーレ
敵1体に1分間のデバフ「恐怖」を付与するアビリティ。このデバフがかかっている間は相手のチャージターンが溜まらず、特殊技を撃たれないという凶悪な効果を持つ。ただし、すでにチャージターンがMAXである場合や、HPがトリガーである場合の特殊技はしっかり撃ってくるので過信は禁物。更にヴァシュロンなど、恐怖状態でもHPなどの条件でチャージターンをMAX に出来る敵もいるのでその点も注意が必要である。
また、恐怖は非常に強力であるため、デバフ耐性が付くのも非常に早く、早いと二度目でミスが目立つ。使う際にはあらかじめ敵の弱体耐性を下げるなどのサポートがあるとよい。
後に何人かが「恐怖」付与効果のあるアビリティを所持するようになったが、今現在に置いても「恐怖」=パーシヴァルという図式を定着させている。

トロイメライ
パーシヴァルを45レベルまで育成すると解放されるフェイトエピソードをクリアすることで習得するアビリティ。残HPが多いほど攻撃力が上がる「ストレングス」を自身に3ターン付与する。上昇値は最大で1.6倍。レイジなど、他の攻撃力上昇効果とは重複するので、攻撃力が大きく上昇する。
最終上限解放後に、Lv100到達で解放されるエピソードをクリアすると、自分の火属性攻撃UPと火属性追加ダメージ効果が追加され、最終上限解放後のユエルが習得できる火属性追加ダメージ効果と重複する為、爆発的な火力に磨きがかかった。

王者の風格
パーシヴァルのサポートアビリティ。カーバンクル・ガーネットの召喚やザルハメリナの「ニュー・レリジョン」などのアビリティで付与される「火属性攻撃力up」の合算値に30%プラスされる。これにより、更なる火力上昇が可能になる。

理想の家臣
Lv95到達で習得する第2のサポートアビリティ。バトルメンバーが多いほど攻撃力と連続攻撃の発生率が上昇する。
必然的に戦闘開始時は最大火力を発揮でき、スーパースターの「ソング・オブ・グランデ」やヴァルキュリアの「デュアルインパルスⅢ」との相性が良く、その他のアビリティと掛け合わせると火力の上昇に歯止めがかからなくなる。

ローエン・ヴォルフ

炎帝の刃、とくと味わえ!

パーシヴァルの奥義、敵1体に特大のダメージを与える。追加効果はないが、「トロイメライ」と合わせて使うことで爆発的なダメージを与えることが出来る。
最終上限解放後は、次のツェアライセンが2回発動する「アン・ツュンデン」を自身に付与する。また、奥義のエフェクトが変わる。
解放前も解放後も、炎が舞い踊るド派手なエフェクトがとてもカッコいいので必見である。


サマーバージョン
属性は火属性のままで、バランスタイプに変わっている。なお、当然のことではあるが、通常版とサマーバージョンを一緒に編成することは出来ないので注意。

ツェアライセン
単体攻撃アビリティ。基本的な性能は通常版と変わらない。このアビリティには、新規エフェクトがかかっているが、炎帝の力により、通常版のエフェクトもリニューアルした。

グリューエン
炎帝の力により、2ターンのDA確定と火属性追加ダメージを自身に付与する。さらに敵に火属性耐性ダウンを付与する。主人公のEXアビリティ「ミゼラブルミスト」とコロッサス・マグナの召喚と合わせることで防御力下限の50%に下げることができる。

ファスツィナツィオン
炎帝の力により、敵1体に20秒の「心酔」効果を付与するアビリティ。敵がパーシヴァルの発するカリスマ性に文字通り心酔し、あらゆる行動を停止する。「魅了」効果の上位版である。
魅了よりも高い効果を発揮するが、効果時間が短く、リキャストも9ターンとかなり長いため、タイミングをよく考えて使いたい。

炎帝の刃
サポートアビリティ。炎帝の力により、風属性の敵に対して、与ダメージがアップする。

ローエン・ヴォルフ
奥義。効果やエフェクトは通常版と同じである。


SRバージョン
恐怖や心酔のアビリティを持たない典型的なアタッカーである。
ステータスやアビリティの性能がSR相当にダウングレードしている。

ツェアライセン
おなじみの攻撃アビリティ。減衰値は約40万と、通常版やサマーバージョンに比べると若干効果が控えめ。

グリューエン
自身に2ターンの確定DAを付与するアビリティ。サマーバージョンの同アビリティとは異なり、火属性耐性ダウンや火属性追加ダメージの効果は無い。

トロイメライ
自身に3ターンの間ストレングスを付与するアビリティ。上昇量は約1.3倍と控えめ。

王者の風格
サポートアビリティ。通常版のサポアビと同じで、火属性攻撃upの効果がアップする。

ローエン・ヴォルフ
奥義。敵1体に大ダメージを与える。





関連イベント
亡国の四騎士
シナリオイベント「救国の忠騎士」の続編にあたるイベント。こちらも前作と同様に、フェードラッヘが舞台となっている。
前述の理由により、かつて騎士として仕えていた国であるフェードラッヘからは距離を置いていたパーシヴァル。しかし、前作での一連の騒動を主人公達から聞き、国を案じて一行と共に帰還する。ちなみに、このことを周囲に悟らせまいと、主人公たちには固く口止めしているようである。
そこで彼は、フェードラッヘに再び立ち込める暗雲に直面する。そして、主人公や騎士だった頃に面識のなかったヴェインたちと共に、窮地に陥っていたランスロットを救出し、国の暗雲を払うために奔走することとなる。
終盤にて、今回の騒動は自身の生家であるウェールズ家が裏で糸を引いていることが明らかになる。それを知ったパーシヴァルが、自らの手でケリを着ける決意をしたところで「亡国の四騎士」は幕を閉じる。
ちなみに今回のイベントのエンディングで、ヴェインが彼を「パーさん」と呼んだことにより、「パーさん」呼びが公式化した。

巡り合う蒼穹の旅人
2016年6月に行われた「テイルズオブアスタリア」とのコラボイベント。このイベントで、パーシヴァルは、アスタリアの世界へ飛ばされてしまった。ちなみにこのイベントでは、カリオストロとフェリも同様に飛ばされているが、2人との面識はないようである。
パーシヴァルのシナリオ「ウィンドルの騎士と異世界の勇士」では、突如異世界に飛ばされてお腹を空かせてさ迷っていたところ、たまたま通りかかったアスベルに助けられる。その後は、アスベルと共に元の世界へ帰るための手がかりを探すこととなる。
道中共闘したアスベルの実力と人格を高く評価し、クライマックスシナリオ「集う人々」の終盤でちゃっかり家臣にスカウトしている。

TCGコラボイベント
2016年8月12日から2ヶ月の間開催された、グランブルーファンタジートレーディングカードゲームとのコラボイベント。
何者かから挑戦状を受け取った主人公に同行し、とある森に向かったパーシヴァルは謎の決闘者と対峙する。そこで決闘者により、無類の苺好きで、新地に赴いた時には人知れず美味なる苺の情報を集めていることを暴露された。この時は単なるギャップ萌えかと思われていたが…
ちなみに、TCGを購入しシナリオコードを入力することで得られるBポイントを1000ポイント集めることで、専用スキン「炎帝の群臣」の入手が可能になる。しかし、専用SDや専用ボイスがない。その上1000ポイントを集めるには、ブースターパックの場合50パック購入しなければならないため、スキン入手の際はしっかり検討すること。

氷炎(かき)(せめ)
シナリオイベント『亡国の四騎士』の続編にあたるイベント。主な舞台がフェードラッヘの隣国であるウェールズへと移る。
亡国での騒動に自身の生家が関与していることを知ったパーシヴァルは、真偽を確かめるべく帰郷する。始めは主人公たちの同行を頑なに拒否していたが最終的に折れ、主人公たちとウェールズを目指す。
ウェールズ城で長兄アグロヴァルと再会。彼が先の騒動の片棒を担いだガレスをけしかけた張本人であること、彼自身も幽世(かくりよ)の鍵を使い他国を落とそうと企んでいることを知り、対立することとなる。
アグロヴァルの差し向けた追手を振りはらい、辛くもフェードラッヘに帰還したパーシヴァルは、主人公やランスロット、ヴェインの手を借り、兄の凶行を止めるべく奔走する。
その後謎の地下空間にてアグロヴァルと対峙するパーシヴァル。アグロヴァルは幽世の鍵を起動させようとするも、1人で行動していたジークフリートの手によりその計画は潰えた。
自ら幽世の鍵に飛び込んだアグロヴァルを助けるべく起動した鍵に立ち向かう。鍵を破壊した後は今までの戦いでのダメージがあったためか、気を失った。
気を失っている間に、助けた人に襲われ、母ヘルツェロイデを亡くした時の夢を見たパーシヴァル。アグロヴァルも同じ夢を見ていた。母に対して、最期に何を思ったのか聞きたかったと吐露するアグロヴァル。そんな兄にパーシヴァルは、母は最期の時まで人を愛し、自分に「人を恨まないで」と言ったことを明かした。そして、自らの過ちを認めた兄と和解、兄弟でやり直そうと誓い合った。
このイベントではパーシヴァルに関する様々な謎が明かされた。しかし、裏で糸を引いていたと思しき幽世の者の目的や、回想のみでの登場となった次兄ラモラックの現在の動向などまだ分からないこともあるため、今後の展開に期待がかかる。






ぐらぶるっ
キャラ崩壊やカオスっぷりに定評のある公式4コマ「ぐらぶるっ」だが、パーシヴァルはひどくキャラ崩壊を起こしていない。どちらかと言うと、周囲の奇行にツッコミを入れたり、思わず真顔になったりと、良識的なキャラクターである。
また、パーシヴァルは、初登場した317話で騎空団の面々を家臣にし、子供や動物の面倒もまとめて見ると宣言。翌日グランサイファー内に「パーシヴァルのふれあい動物王国」を建国した。
その後打ち出した様々な政策により、王子様になる夢を叶えてもらったアンジェを筆頭に支持者を着々と増やしているようである。
主人公の誕生日に歌を歌ってあげた事をヴェインに言いふらされた時は珍しく激怒し、塩をかけたスイカの美味しさに感銘を受けるもその大元が未だにパーさん呼びをするヴェインと知れば彼にタネマシンガンをぶちかました。




季節イベントボイス
大体の物は実装されている。パーシヴァルの場合、普段の態度から一変して、押しに弱い反応をよくするのでそのギャップにやられるユーザーも多い。
ハロウィンには主人公の押しに負けて着け耳を付ける羽目になり、誕生日にはプレゼントを用意していなかった代償で歌を歌わされた。
バレンタインデーで主人公がチョコを送ると甘いものは苦手とこぼすが主人公のリアクションを見て慌てて受け取り、17年のバレンタインボイスでは「主人公がバレンタインデー当日の早朝にいの一番に渡しに行き、パーシヴァルの部屋で二人っきりになる」という展開になった。
ホワイトデーには予想外の新規書き下ろしイラストが実装され、多くのユーザーのハートを消し炭にした。
しかもマカロンらしきものを女主人公に「あーん」してあげているという構図(ホワイトデーボイスの仕様上、女主人公に設定していないと見れない)。
これなんて乙女ゲー?
また、その日に「パー様」がTwitterでトレンド入りした。





「炎帝の追記修正、特と味わえ!」


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最終更新:2021年12月06日 17:29