公安警察

登録日:2017/04/22 Sat 09:16:13
更新日:2024/04/24 Wed 10:23:03
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概要

公安警察とは、日本の警察組織において公安(公共の安寧/public securityまたはpublic safety)を所掌するセクションの総称。
警察には刑事警察や交通警察、生活安全警察などがあり、公安警察は警備公安警察の一部である。

その活動は、「思想」に関する犯罪の摘発や、対日有害活動の除去を主任務とするある種の「秘密警察」のようなもの……とされる。
諜報や工作活動から縁遠いと思える日本において、最も情報機関的な活動をしている事で有名。「日本のCIA」と呼ばれることもある(厳密には異なる)。

その組織体制は戦前の特別高等警察をほぼそのまま引き継いでおり、その秘密主義的姿勢、過去明らかになった非合法的な工作活動、極めて政治的な動きが一部市民からも警戒され、批判の槍玉に挙げられる事も多い。
刑事警察(ドラマでは主に警視庁刑事部捜査一課)とは仲が悪く、「ハム」という隠語で呼ばれるとか何とか(それに対して刑事は「ジ」と略される)。北海道日本ハムファイターズは日公と書かれる

そのためか、近年では数多くの小説・漫画・ドラマなどで取り上げられる機会が多く、注目を集めている。
相棒』の様に悪役として登場する事もあれば、『SPEC』『外事警察』『MOZU』のように主人公側として活躍する場合も近年では多くなった。

ちなみに「公安」とは「公共の安寧や安全」という語で、要は治安や秩序の意味でありそれだけでは一つの組織を指すものではない。
だが、何かの機関を指して公安と言えば、通常はこの「公安警察」を指し、似たような名前と任務を担当する公安調査庁は「公調」や「公安庁」と呼ばれる。
また、国家公安委員会/都道府県公安委員会は5人前後の有識者で構成された警察監督組織で、公安と付くとはいえ公安警察的活動をする組織ではない。
ただし、国家公安委員会委員長は国務大臣で、地方自治を司る総務大臣と同様、内務大臣の後継職と見ることもできる。


前身

特別高等警察。通称「特高」。国体護持を目的として創設された政治警察部門の総称。
内務省警保局保安課を頂点に全国へ配置されたこの諜報網は、戦前の大日本帝国で大いに権勢を振るった。
内務省も参照のこと。

彼らの敵は社会主義者・無政府主義者・共産主義者で、治安維持法の成立によってその取り締まりは一層激化した。
太平洋戦争での敗戦後、日本政府は敗戦による混乱で日本が共産化するのを防ぐために特高警察の拡充を行おうとしたが、特高警察はGHQ/SCAPの人権指令により廃止されることになった。しかし、内務省はGHQでも反共主義のG2(情報部)と通じて特高警察の温存を画策し、内務省警保局保安課(特高警察)の廃止から僅か2ヶ月後に、内務省警保局公安課(公安警察)としてその機能を復活させている。

その後、中央集権体制の維持を担っていた内務省は解体・廃止されたが、内務省警保局の後身である国家地方警察本部には警備課が設置され、内務省解体後も公安警察の拡充・整備は進んだ。
1954年の新警察法により、GHQによる占領政策の残滓であった国家地方警察と自治体警察が廃止され、警察庁と都道府県警察による中央集権化が実現したことにより、公安警察の全国一体運用が完成することになる。


任務

極左暴力集団や右翼活動家、国際テロリストなどの調査・監視から、外国情報機関による対日有害活動に対する防諜を主任務としている。
先述の通り、極左暴力集団及びソ連や中国・北朝鮮対策の組織として特高警察から再発足した。そのため、現場の任務としては尾行などの地味なものから、ピッキングや盗聴のような非合法的なものもあった(あるいは現在もある)とされている。

中でも特に重要な任務は、敵対組織内に協力者(スジ/S/作業玉)を作ること。最初は公安としての身分を明かさずに対象者と信頼関係を築き、後にスパイになってもらうという気の長い仕事である。また「転び公妨」なる方法で罪をでっち上げ、対象を脅迫する事もある、らしい。また、表向きには警察を辞め、対象の組織に数年単位で潜入しているツワモノもいるというウワサ……。


組織

戦後の日本警察は、国家警察と自治体警察の折衷型とされており、その実態は中央集権色が強い。

日本の警察には、内閣総理大臣-国家公安委員会-警察庁長官というラインと、都道府県公安委員会-警視総監/道府県警本部長というラインが存在する。
が、都道府県警察本部は中央省庁である警察庁から指揮監督を受けており、警察庁の強い影響下に置かれている(特に警視正以上の階級は地方警務官と呼ばれる国家公務員に切り替わる)。地方警務官の人事は、警察庁が人事案を作成し、国家公安委員会の承認を経て、次に都道府県公安委員会の承認を経て最終決定されることになっている……が、国家公安委員会や都道府県公安委員会が警察庁の人事案を拒否したことは一度も無く、業務に支障が出ないように人事案の最終決定は迅速に行われる。

都道府県知事は都道府県警察を所轄するだけで、警察運用に関する権限を有さない。そのため、警視総監や警察本部長は知事の隷下でもなく部下でもない。
また、都道府県公安委員会の事務局は都道府県警察本部(幹部は地方警務官)であり、警察庁の意思が反映されやすい構図になっている。警視庁の長である警視総監の任命は、国家公安委員会が行い、都公安委員会の同意および内閣総理大臣の承認が必要である。

都道府県警察の公安部門は警察庁警備局と直属しており、予算も警察法により国庫から出ている。よって、公安警察は都道府県警察本部の幹部の頭さえ飛び越えて活動することもある。


警察庁警備局

公安警察の司令塔。
警備局長は内閣情報会議のメンバー。

警備企画課、公安課、警備運用部、外事情報部が置かれており、警備公安警察の頂点として指揮命令と情報収集を行なっている。
警備局長経験者は後に警察庁長官や警視総監になった者も多い。


サクラ/チヨダ/ゼロ

警備企画課内に存在するとされる秘匿組織。その始まりは、1922年に結成された内務省警保局保安課第四係(作業)と囁かれる。
公安警察の中枢であり、公安の中の公安。麻生幾の小説では"協力者獲得工作・特命作業指揮本部"とされるが、正式な名称は不明。

サクラは当初本部が置かれていた「さくら寮」から。
チヨダとしての名でオウム真理教の事件を捜査していた際にマスコミにすっぱ抜かれたため、「再出発」「存在しない組織であれ」との理由から「ゼロ」と名付けられた……らしい。また、最近はまたチヨダと呼ばれているとも。

警察庁の名簿から抹消された警視正のキャリア官僚が、情報第二担当理事官(裏理事官/キャップ/ゼロの校長)として指揮を執っているという。
全国から上がってきた協力者の情報を一元管理するほか、日本中に配属されている公安捜査官の3分の1に直接指令を下し、工作活動に従事させているとされる。

ゼロの構成員は警視庁公安部を筆頭に全国へ配置されている。彼らは所属こそ自治体警察の公安課員でも、同僚とも極力接触はせず、ゼロの指揮の下、独自に作業を行う。

チヨダの変遷
1922年
内務省警保局保安課第四係(作業)
所在地:陸軍中野学校
1952年
国家地方警察本部警備課第四係「サクラ」
所在地:警察大学校「さくら寮」
1954年
警察庁警備局警備第一課
警察庁警備局公安第一課
1991年
警察庁警備局警備企画課「チヨダ」
所在地:警察総合庁舎
2000年
警察庁警備局警備企画課「ゼロ」


総合情報分析室

I・S班。表の理事官が指揮を執る政治情報収集機関。
政治情報などのいわゆる「幅広情報」を都道府県警察を通じて収集し、分析している。


警視庁公安部

首都警察たる警視庁に置かれた実働部門。警視庁特別高等警察部の後身。
府県警本部の公安が警備部公安課に置かれるのに対し、全国でも警視庁のみは独立した公安部を有している。

その活動は全国規模で、他県でも逮捕劇を繰り広げる例がニュースでも見られる。
組織の様相は以下の通り。やはり主な対象は過激派左翼であるらしい。が、最近ではイスラム過激派の監視にも重きを置いている。

公安総務課(カルト・セクト担当)
公安第一課(極左暴力集団担当)
公安第二課(労働紛争・革マル担当)
公安第三課(右翼団体担当)
公安第四課(資料・統計管理担当)
外事第一課(ロシア・東欧担当)
外事第二課(中国担当)
外事第三課(北朝鮮担当)
外事第四課(国際テロ・中東担当)
公安機動捜査隊(爆発物・NBC専門部隊)

餃子女と人間を辞めているハゲが所属する公安第五課、SPECホルダーを狩り、第5課と対立する公安零課や、公安のエースが属する特務1課、「公安が生んだ魔物」が暗闘する外事第4課、思考戦車を乗り回す公安9課は存在しないとされる……はずだったが、二課の北朝鮮担当が三課として独立し、国テロ担当の旧三課は四課へ再編されたため、外事第四課は実在する組織になってしまった。

公安部の課員でも公安部長の命令以外で動く捜査官が居るが、彼らは前述のゼロの指揮下で動いている人員だとか。


警察外の公安


内閣情報調査室

日本のインテリジェンス機関の中枢。略称は内調やCIROとも。戦前の情報局総裁であった緒方竹虎副総理と、元内務官僚で国家地方警察本部警備課長の村井順が主導して設立された。
内閣官房に設置され、内閣情報官が事務を統括する。内閣情報官は警察官僚であり、警察庁や都道府県警察からの出向者が多数を占めるため、公安警察の出先機関などとも揶揄される。次長は外務官僚の指定席であるが、これは内閣官房調査室創設の際に、旧内務官僚と外務官僚との間で主導権争いが行われたことが影響している。

国家総合職(キャリア)からの採用はなく、ノンキャリアである国家一般職試験(大卒程度)合格者のみを若干名採用している。官庁訪問はかなりの狭き門であり、非常に厳しいとの噂。

日本版CIA」とも呼ばれるが、その主任務は他機関からの情報調整と、新聞の切り抜き。それゆえ俗に「新聞屋」とバカにされる事もある。そもそも職員が約200名規模であるため、直接的な情報収集活動は人数的に不可能なので、実地的な活動は他の情報機関や外郭団体に任せていると言われる。

また、上記以外の任務で最も重要なのが、「永田町」の情報収集。内閣官房の組織という事は総理の組織でもあり、政権運営と次期選挙のために情報を収集・分析しているほか、閣僚候補者の「身体検査」も他の情報機関と共に行っている。


公安調査庁

法務省の外局。略称は公調、公安庁、PSIA。
その前身は内務省調査局。特高警察及び陸軍中野学校関係者によって設置された組織であり、当初は情報機関というよりはむしろ、共産党や極左暴力集団に対抗するための規制機関としての側面が強かった。破壊活動防止法の請求を、同じく法務省外局の公安審査委員会に請求する権限がある。

が、審査委員会はオウム真理教にすら破防法を適用しなかったため「破防法は形骸化しているのではないか」という指摘もある。長官は検察官、第二部長は公調キャリア、もしくはノンキャリアだが、第一部長は警察官僚の指定席で、ここからも公安警察の影響力が見てとれる。

ちなみに公調は公安警察と仲が悪く、互いに縄張り争いを繰り広げているとか。また「盲腸」呼ばわりされることもあるらしい。


外務省国際情報統括官組織

前身は外務省国際情報局。局の数が足りなくなったため、国際情報局長は局長級分掌官である統括官となった。
幹部ポストを維持したい霞ヶ関にはよくある話。

主に情報収集と分析を主任務とし、独自の政策判断などはしていない。また、ヒューミントも行なっていないとされる。
かつては英国外務副大臣の下にあるSIS(MI6)の様な組織に改変する案もあったようだが、結局お流れとなっている。また、外務省には船橋分室なる組織が存在し、通信傍受機関ではいかとの質問が国会で答弁された(質問者はあの鈴木宗男)が、真相は闇の中である。


防衛省情報本部

防衛省の情報機関。前身は陸上幕僚監部調査第2部別室。規模的には日本最大のスパイ組織。
主にシギント(電波傍受)を担当する組織だが、統合情報部はフィクションで対外工作を実行していることも。また、『亡国のイージス』などで知られる福井晴敏の作品では情報本部を隠れ蓑にした秘密情報機関・防衛庁情報局/防衛省情報局(DAIS/"市ヶ谷")がほぼ必ず登場する。

電波部長及び総務部の筆頭課長は警察官僚の指定席と言われており、一時期は内閣情報調査室の事実上の電波部門として運用されていた。
もっと言えば、元々自衛隊とは「警察予備隊」で、創設に際しては旧軍人ではなく、旧内務官僚が主導権を握っていた(後に、幕僚機関や実働部隊の主導権は旧軍人(制服組)に移行し、旧内務官僚は内局(背広組)に移動して文官統制の中心を担った)。公安警察の手はここまで伸びているのだった。

防衛省・自衛隊は他に、自衛隊情報保全隊陸上自衛隊中央情報隊海上自衛隊自衛艦隊情報業務群航空自衛隊航空総隊作戦情報隊などを有する。

また、"陸上幕僚監部指揮通信システム・情報部別班"(旧運用支援・情報部別班)なる組織が、海外で諜報活動を秘密裏に行なっている、との報道が近年なされたが、こちらも内実は不明のまま。「別班」や「特別勤務班」との通称があり、商社や外国の現地法人に自衛官を送り込み、極秘情報収集を行っていると言われる。

他、海の警察である海上保安庁には、警備救難部警備情報課という情報機関が置かれている。


公安警察が登場する作品

ある程度有名なものから抜粋

相棒

2代目相棒の神戸尊は元警備企画課課長補佐、4代目の冠城亘は公安調査庁に属した経歴はあるが、基本公安はヒール役としての登場が多く、国家や警察の権威を守るために非合法活動を行なっている。また、主要キャラの小野田官房長は影の管理官や公安部長を務めた経歴がある。

アニオタwiki(仮)にも項目がある『潜入捜査』では潜入工作を行う公安警察官が登場したほか、ラストでは公安の部隊が隠蔽処理の冷酷さを見せつける。

サザンカの咲く頃』では日本版CIA創設に関連するアレコレで登場し、『劇場版Ⅱ』では裏理事官をモデルにしたと思われる「影の管理官」が、『アリス』ではチヨダを彷彿とさせる秘匿部隊出店が暗躍。毎回特命係と衝突する。しかも公安の面子には正しい裁きが下されないため、なんか後味が悪い。

麻生幾の作品

様々な作品に登場するが、有名なものとしては『ZERO』や『外事警察』がある。
前者は秘匿組織"ゼロ"を描いたものではあるものの、敵役としての登場で、中国スパイや防衛庁、果ては海上自衛隊の潜水艦まで登場させる欲張り超大作である。

『外事警察』はドラマ化、劇場版まで作られた有名作品であり、協力者運営の過酷さ、陰惨さをこれでもかと描写している。映画では真木よう子が協力者として登場するが、後に『MOZU』ではヒロインの公安警察官として出演する。

濱嘉之の作品

警察のインテリジェンスものを執筆し、公安警察も多々登場するが、これは濱氏のリアル公安警察官な経歴によるものである。
濱氏は警視庁入庁後、警視庁警備部、同公安部、警察庁警備局警備企画課、内閣情報調査室に属した過去を持つ。

ちなみに、彼の作品に『ヒトイチ』なる警察の監察部門を描いた作品があるが、警察の中の警察である監察官室の所属員は、公安警察出身者が多いとされる。

Op.ローズダスト

福井晴敏の小説。
映画にもなった『亡国のイージス』から数年後の時代を舞台に、連続企業テロを起こすテロリストグループ「ローズダスト」を公安警察と後述するDAISが追うというもの。
先述の通り、彼の作品には防衛庁情報局(DAIS)なる自衛隊の秘匿組織が登場しており、本作でももちろん登場しているが、本作の主人公・並河次郎警部補は元"チヨダ"の公安捜査官である。

並河はある事件から仕事への情熱を失い、昼行灯である「ハムの脂身」と揶揄されるようになっているが、最上級の情報提供者である「マル六の作業玉」("赤坂"つまり在日CIA諜報員)を運営しているため、本庁勤務に留まり続けている。
また、作中では「所詮"チヨダ"は内務省の復権を望む警察が創設した秘密部隊であり、真に国家を守る存在として誕生したのがDAIS」との説明がある。

SPEC 警視庁公安部公安第五課未詳事件特別対策係事件簿

超能力推理ドラマ。
SPECホルダーなる超能力者対策部門である、公安第五課未詳事件特別対策係(ミショウ)の活躍を描く。

やっている事は刑事部のそれに近く、捜査一課の面々とも度々衝突する。物語中盤からは陸軍中野学校にルーツを持つ、特殊能力者対策特務班警視庁公安部公安零課が登場し、SPECホルダー狩りの部隊として暗躍を始める。こちらは国会議事堂に本部を置く公安の中の公安で、非合法活動に従事している。

MOZU

警察ドラマ。
原作は逢坂剛の『百舌の叫ぶ夜』を始めとする百舌シリーズ。
主人公の倉木警部は警視庁公安部特務一課という設定で、ドラマ版ではゼロに所属していた経歴も加えられた。また、警察内の汚職を秘密裏に清算する役職(=暗殺)として、警察庁特別監察官が登場する。

物語内では、警察における真の中枢は刑事部門ではなく公安であるとの考えのもと、現行の警察組織の解体と、公安省創設の陰謀が繰り広げられる。
主演の西島秀俊は後に『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』において、また公安警察官を演じる事となった。

名探偵コナン

登場する警察関係者の殆どが警視庁刑事部捜査一課の面々であるため、公安関係者は長らく登場せず、キャリアである白鳥任三郎以外は警察庁を思い起こさせる要素も殆どなかった。

しかし、黒の組織のバーボンこと安室透が「ゼロ」に所属するスパイ・降谷零である事が判明し、劇場版『純黒の悪夢』や『ゼロの執行人』では主人公格として活躍。
ちなみに、『純黒の悪夢』序盤の紹介では警視庁ではなく、警察庁警備局警備企画課の人員であることも明かされた。冒頭で組織の工作員がデータを盗み出す場面があるが、あのビルは霞ヶ関にある中央合同庁舎第2号館で、国家公安委員会・警察庁が入居する。

原作でも警視庁公安部の人間である風見裕也諸伏景光が登場し、松本管理官の後任として警察庁からの出向者・黒田兵衛警視も現れるなど、警察組織を意識した要素が増えている。
ちなみに、コナンがバーボンの正体をジョディに明かす『ジョディの追憶とお花見の罠』では、灰原が「神社はスパイの密会場所」である事と「公安警察も目を光らせている場所だから注意するように」との発言をしており、この時点で伏線が張られていた事が分かる。

EVEシリーズ

(一作を除いて)主人公の片方である法条まりなは元公安の捜査官*1で現在は内閣調査室所属の捜査員。
EVEシリーズにおける警察組織側の描写を受け持つ人間だが、人情を大切にする人間である為、公安と敵対する場面も目立つ。
一作目であるEVE burst errorにおいては公安の内務監査まで受ける事になってしまった。
直属の上司である甲野三郎は公安時代からの付き合いで、人情を優先するまりなと組織としての対応の板挟みになりながらもまりなを上手くサポートしている。
基本的にシリーズにおいては自由に動くまりなにとっての厄介な上層部ではあるが、あくまで法に則り国の為に裏で動く組織であり悪として描写はされていない。

VIVANT

サスペンスドラマ。
国際的なテロ計画に巻き込まれた主人公の商社マン・乃木憂助を救うべく、警視庁公安部外事第四課の捜査官として野崎守が登場。
野崎のほか、外事第四課の面々はテロ組織を追うため、乃木のサポート役として工作活動に従事している。
また、作中ではテロ組織の幹部が発した「VIVANT」なる単語が、実は陸自の非公然諜報部隊「別班」を意味しているのでは、との言及がなされたが、果たして……?


追記・修正は公安から作業玉に認定されてからお願いします。


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最終更新:2024年04月24日 10:23

*1 ZEROは公安所属時代。