フィアナ・ファウファウ

登録日:2017/05/04 (木) 23:25:25
更新日:2020/09/30 Wed 23:43:24
所要時間:約 5 分で読めます




*1
「千年前の世界も、同じような星空だったんでしょうか……」


フィアナ・ファウファウ(Fiana Fau-Fau)とは、ういんどみる制作のエロゲー、くれいどるそんぐに登場するヒロインの1人。

CV:岩田由貴
身長:159cm
3サイズ:85(C)/59/87
職業:不明
好き:動物・お昼寝
嫌い:特に思いつかないらしい


森の奥でクロイス一行と出会った謎の少女。パンニャなる白黒謎生物と各地を旅する放浪の身。
ふとした弾みではぐれてしまった仔竜を匿ってくれてそれを口外しないことを約束してくれる。
出自が特殊な所為もあるが、どこか世間離れしており、不思議な雰囲気を漂わせる天然系。
加えて控えめ且つ引っ込み思案であり、自分から積極的に他者と関わろうとしないが寝は真面目で心優しい少女であることも確か。

ファウファウという自分の性が変であると思っており名前を教えたがらない。
だが、この時変と思いながらも特に否定もしなかったクロイスに対して淡い思いを抱くことに。

両親は既に亡くしており、パートナーであるパンニャと一緒に過ごしてきたとのこと。
定住先も特に無く基本的には旅先で野宿をしているため、そんな彼女を放っておけず、
クロイスはセレニアに協力してもらった上で、半ば強引にフィアナをOasisへと招いている。
最初は迷惑をかけてしまうと困惑気味なフィアナであったが、クロイスの強引さに折れて了承。
ぎこちないながらも久方ぶりの馬鹿騒ぎにはクロイスも充足感と安らぎを得ていた。

その後、Oasisで住み込みウェイトレスとして働くことになるのだが、この際にトンデもないドジッ子属性持ちであることも判明。
初日から30回以上も食器を割りまくり、責任感の強い彼女は只管お客に本心から謝り通し。
そのあまりにも献身的なフィアナの態度に常連の酔っ払いどもは気を悪くするどころか逆に上機嫌になり、すっかり人気者になってしまったり。
(因みにこの損失はセレニアの決定で全てクロイス持ちということになっている。)

何だかんだでお世話になりっぱなしなクロイスへの恩返しの意味も込めて手料理を振舞ったり、
仔竜へのお守り代わりにとクロイスに魔法石を手渡したり、
段々とクロイスへの気持ちが大きくなっていく中でセレニアにも応援されたり、
同じくクロイスを巡る立場にあるメティスやアルテが嫉妬に駆られたりと色々あるのだが……

以下、ネタバレ含む。




















個別ルート中盤あたりからラウスの助言により、フィアナは嘗て竜族と争った魔族の末裔なんじゃないかなんて疑惑が浮かび上がったりもする。
しかし、終盤で判明したその正体は寧ろ魔逆で、聖竜によって命を救われた人間の末裔というもの。
故にその身には竜族の血が流れており、常人を凌駕する高度な魔法や竜族に関する知識を宿している。

クロイスやセレニアに迷惑をかけてばかりいられないと、ある日唐突に街を出ることを宣言したりするのだが、
クロイスの中では既にフィアナという少女が失い難い大切な存在となっており、
語調を荒げる彼の説得を受けてフィアナもまたクロイスへの恋心を実感し、もう少し街に留まることを決める。

仔竜が過去の世界を想い元気を無くした際には、クロイスが作中冒頭で入手していた時光環の力を使えないかと考えるも、
そんなクロイスの案をフィアナはやんわり否定した上で、他の方法を知っているということを伝えていた。

その矢先、遂に王国騎士団が仔竜の存在を察知しその身柄を確保。
直後にクロイスは幼馴染たちの協力を得ながら城へと殴り込みをかけるも
最後の最後でフィアナへの恋心の所為で嫉妬に駆られていたアルテの気持ちを読みきれず、奪還作戦は失敗に終わってしまう。

が、万事休すかと想われた矢先に姿を現したのが仔竜を助け出したフィアナ。
その身に宿る聖竜の血に由来した膨大な魔力を全力で開放し、ラウス含めた騎士団を容易く蹴散らして仔竜と共に姿をくらます。

クロイスが追いついた先でフィアナは今正に、自分の身と共に仔竜を過去の世界へと送り返す真っ最中であった。
だが、直前でクロイスが仔竜に託していたフィアナからの魔法石の効果により転移は失敗。
更に再びラウスたちが駆けつけてフィアナの身柄を拘束するなど自体は二転三転を繰り返す。

それでも諦める気など毛頭無いクロイスは、メティスやセレニアの後押しを受けて再び立ち上がる。
城門前で待ち構えていた本気のアルテや、城内で待ち構えていたラウスをも下し国王のリシアと相対。
フィアナの持つ力は絶大であり、それに釣り合う交渉材料はあるのかと問うリシアにすらクロイスは剣を向ける。
更に直後、自分の店で世話をしていたのだから娘も同然という理由でガライが駆けつけ、彼の交渉術によって事なきを得、フィアナも無事開放された。

その後、嘗て妹のティーテと一緒に遊んだクロイスにとっての思い出の地である平原で、フィアナは自分の出自を含めた全てを明かす。
この国にやってきたのも聖竜の噂を聞きつけてのことで、何か竜に関するものが残されているのなら放浪の身である自分の新しい生き方を見つけられるかもという想いから。
そして想っていた通り、竜族の子供を過去の世界に送り返すという使命を見つけることができた。
遥か遠くから、祖先から受け継がれてきた想いを成就することが出来るのだと。
決意に満ちたフィアナの独白を聞いて流石のクロイスも彼女を引き止める気にはなれず、
それでもお互いに大切な恋人同士であることに違いないことを確かめ合った上で、クロイスは仔竜と共に過去へと跳躍するフィアナを見送った。

そして数ヵ月後、フィアナがいないことに空虚感を覚えつつも日々を過ごしていたクロイスは、
いつものようにフィアナと別れた思い出の草原へと戻ってきていた。
さあっと風が舞い、草原が静かにざわめく中でクロイスに声をかけたのは……


「後悔……しましたよ」

「クロイスさん、ただいま……戻りました」

「帰って……きました。クロイスさん……」





追記・修正お願いします。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • くれいどるそんぐ
  • エロゲヒロイン
  • フィアナ・ファウファウ
  • 岩田由貴
  • 放浪の民
  • 引っ込み思案
  • 控えめ
  • 謝り倒し
  • 放浪の民
  • ミステリアス
  • 銀髪
  • ドジッ子
  • 根は真面目

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2020年09月30日 23:43
添付ファイル

*1 出典:くれいどるそんぐ~昨日に奏でる明日の唄~ ゲーム画面 ういんどみる 有限会社アレス 2004年2月27日 ©Windmil / ARES Inc.