エレノア・ヒューム

登録日:2017/05/07 (日曜日) 00:30:00
更新日:2024/01/18 Thu 20:23:04
所要時間:約 10 分で読めます




私は目をそらしたくありません
自分が選んだ道の先にある現実から



テイルズ オブ ベルセリア』の登場人物。

プロフィール

年齢:18歳
性別:女性
身長:165cm
戦闘タイプ:槍使い
ブレイクソウル:エリアルストラッシュ
出身:サウスガンド領


概要

聖寮所属の一等対魔士の少女。
王国各地を巡って対魔士の職務を検分する巡察官。

ベルベット・クラウとは敵同士として出会い、幾度か刃を交える。
成り行きでライフィセットと契約し器となった上、ベルベットに決闘で敗北し「死ぬまで従う」ことを強制され同行することになる。


対魔士としては大変優秀で、A-18の階位を持つエリート「テンナンバー」の一人。
高い霊応力故に複数の聖隷と契約することができる。
業魔により滅亡の危機にある世界の状況を憂い、その脅威から人々を救うべく日夜奔走している。

エレノア自身も幼い頃に業魔の被害に遭い、故郷と母親を失い身体にも消えない傷を負っている。
孤児になった後に修道院に引き取られ、修道女として生きていくつもりだったが降臨の日に霊応力に覚醒。
業魔と戦える力を活かすべく聖寮に入った。


性格は心優しくも生真面目な優等生。
聖寮の掲げる理想を心から信じており、それに仇なす者に対しては容赦がない。
感情が表に出やすく、自分の未熟さを痛感して涙を流すこともありベルベットから「涙目対魔士」と揶揄された。
対魔士であることから最初は聖隷を道具と見なしているが、上記の性格から護衛対象とはいえライフィセットのやりとりやビエンフーの満更でもない様子を見ると必要以上に道具として酷使していなかったのがうかがえる。

「全」を生かすために「個」を犠牲にする聖寮のやり方に当初は苦悩しつつ納得していたのだが、ベルベット達と行動する中でその非情なやり方を直視したことで疑問を抱く。
そして「聖寮の理想は信じるが、やり方には納得できない」として己の目と感情で真実を判断することを決め、本当の意味でベルベット達の仲間となった。


劇中で何度も立ち塞がるオスカー・ドラゴニアとテレサ・リナレスとは同期の間柄。
元々巡察官の役職はオスカーに内示が出ていたのだが、エレノアの希望を知ったオスカーが身を引いた結果エレノアが選ばれた。
このためオスカーは監獄島の任務を割り当てられ片眼を失う重傷を負い、おまけにエレノアが聖寮を裏切ってベルベット側に付いたのでテレサからは憎悪されている。
ちなみに、この二人はエレノアより上位で集落を統治する権限を持つ「ゼロナンバー」である。(オスカー:A-02、テレサ:A-07)

ベルベットとは出会った経緯や立場の関係から険悪なムードだったが、旅の中で次第に打ち解けていく。
同年代であることに加えて、似た生い立ちから家事が得意という共通項もあり、ベルベットも本来の顔を見せるようになる。
一方でどちらもライフィセットを弟のように見ているため、取り合うような言い争いをすることも。

かなり博識で、アイゼンがよく語る蘊蓄を訂正できるほど。
訂正されたアイゼンがバツが悪そうに落ち込むまでがテンプレのやり取りとなっている。


キャラクター性能

接近戦主体で回復術も使えるオールラウンダー。
装備は槍で近接リーチが最も長いのが特徴。
技のモーションがどれも素直なので、ベルベットに次いで扱いやすい。
大別して攻撃範囲が直線型と旋廻型の技に分けられるので、旋廻型でソウルを奪って数を減らし、残った敵を直線型で殲滅するというのが基本的な戦い方になる。

ブレイクソウル「エリアルストラッシュ」
ガードブレイク効果を持つ打ち上げ攻撃を行う。
レベルアップや特定条件達成でにより空中の敵を追撃する「ストラッシュ・ツヴァイ」、空中から追撃を行う「ストラッシュ・ドライ」を習得する。



劇中での活躍

港町ヘラヴィーサの業魔化した航海士を追っている最中にベルベット達と遭遇。
この時は脱獄犯だとは気付かなかったが、ベルベット達が焼き討ちを行った際にテレサと迎撃に出るも取り逃がす。

ベルベット達を追って王都ローグレスに向かい、再び刃を交えるが使役聖隷をビエンフーを除いて全滅させられてしまう。
残ったビエンフーもローグレス離宮での対峙でマギルゥに奪われ、一時対魔士としての力を失った。

ベルベット達が聖主の御座で導師暗殺に失敗し、地脈を通って逃げる際に阻止しようと動いたところ巻き込まれてしまう。
消耗してドラゴン化寸前に陥っていたライフィセットを発見し契約を行い、器となることで命を救った。
その後、死ぬまで勝者に従うことを条件にベルベットに決闘を申し込むが敗北を喫する。
業魔に従う屈辱から自害しようとしたが、アルトリウスからの特命でライフィセットを聖寮本部に連れ帰るよう密命を受ける。
これによりベルベットに従って動くことになり、事情を知らない他の対魔士からは裏切り者と見做されるようになった。


カノヌシに関する古文書解読のためサウスガンド領を訪れた際、聖寮に連行されたまま帰らない巫女の親子の話を聞く。
行方を追って封鎖された遺跡に踏み込み、聖寮が女の子を喰魔として拘束している状況を目撃。
更に母親も業魔と化しており、そうとは知らず撃退した結果母親はお腹を空かせた我が子に身を捧げて喰い殺されてしまった。
これにより聖寮のやり方に対する疑念が決定的になり、真実を知るためにベルベットに協力することを決意する。

喰魔の女の子・モアナとは母親を実質的に死に追いやった負い目もあり甲斐甲斐しく世話をし、交流を深めていった。


最終決戦後は聖主マオテラスの加護を広めると共に、モアナ達と戦災に見舞われた町を復興しながら暮らしている様子が描かれた。


余談

本作のパーティキャラクターで唯一『テイルズ オブ ゼスティリア』『テイルズ オブ ゼスティリア ザ クロス』の両方で登場も存在の言及もされない。
一応繋がりらしきものとして、入手できる装備の中にアリーシャ・ディフダの背の紋章と同じものが刻まれた槍があるが詳細不明。
中の人は両作でセキレイの羽のアン・フィル役で出演している。



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最終更新:2024年01月18日 20:23