エレメンタリー ホームズ&ワトソン in NY

登録日:2017/08/08 (Tue) 16:06:46
更新日:2023/08/31 Thu 18:29:50
所要時間:約 3 分で読めます



アメリカCBSで2012年から放送されている、シャーロック・ホームズ原作の海外ドラマ。
日本ではWOWOWで三木眞一郎がノリノリの吹き替え版が作られ、現在は弁護士事務所のCMをパロった番宣が放送中。

同じく現代のシャーロック・ホームズを描いたイギリスBBCのドラマ「SHERLOCK(海外ドラマ)」との差別化のためか、舞台をイギリスのロンドンからアメリカのニューヨークに移し、ワトソンを女性化してホームズを元薬中にする等のアレンジが加えられている。
OP映像の別称は「物騒なピタゴラスイッチ」。

原題の「ELEMENTARY」は、シャーロック・ホームズを初めて舞台で演じた俳優ウィリアム・ジレットの「Elementary, my dear Watson.(初歩的なことだよ、ワトソン君)」から名付けられている。
シーズン7で終了。

【ストーリー】
かつてロンドン警視庁・スコットランドヤードの顧問をしていたが、薬物依存のリハビリでアメリカのニューヨークに移住したシャーロック・ホームズ。

リハビリ施設を出所し、ニューヨーク市警の押しかけ顧問となったホームズの前に、彼の父親が薬物依存者更生プログラムの付添人として雇った元女医ジョーン・ワトソンが現れる。

大嫌いな父親がよこした付添人を疎ましがるホームズだったが、ワトソンに探偵の素質を見出して6週間の共同生活をスタートさせる。


【主な登場人物】
シャーロック・ホームズ
演:ジョニー・リー・ミラー/声:三木眞一郎
ボランティアでNY市警に協力するツンデレ顧問探偵。
並外れた観察力と記憶力を持つ天才だが、癇癪持ちで神経質な変わり者。頭の良いクソガキと言う評も。
恋人だったアイリーン・アドラーを何者かに殺されて薬物依存症に陥り、ワトソンが来てからは彼女を悲しませないようにクスリを絶っている。
昔の助手(恋人?)でプロファイラーのキャスリン・ドラモンドに将来の破滅を予言された過去から、プロファイラーという人種をディスりまくっていた。あと一夫多妻制とかユーチューバーとか。
不器用だが根は善人で、自分が間違っていれば素直に謝罪するし、尊敬に値すると認めた相手には誠意を尽くす。そこは是非「もう一人のホームズ」にも見習ってもらいたいものである。

ジョーン・ワトソン
演:ルーシー・リュー/声:田中敦子
元一流外科医のクーデレ助手。超有能。優しくて頭も切れて忍耐強い常識人。
ホームズの回復を助ける付添人として雇われたが、探偵の素質を見込まれて技術を叩き込まれた。
最初は嫌々だったが段々と刺激を受け、彼を母親もしくは姉のように見守っていく。
患者を医療ミスで死なせて辞職した苦い経験があるが、その医療知識はホームズの仕事に大いに役立ち、彼が見落とした手がかりに気付くこともある。
契約終了後も無償でホームズの付添人を続け、シーズン2で正式にホームズの助手に雇われる。
演じるルーシー・リューは、シーズン3「女たちの戦い」で監督を務めた。

トーマス・グレッグソン警部
演:エイダン・クイン/声:堀内賢雄
ニューヨーク市警の警部で、何度も表彰された経験を持つ優秀な警官。
厳しくも思いやりのある寛容な人物で、ホームズとはロンドン警視庁のテロ対策班で働いていた頃に出会った。
シャーロックの才能を評価しているが、あくまでも判断材料の一つと考えている。
ホームズにとっては父のような存在で、彼が「尊敬している」と明言した数少ない人物。

マーカス・ベル刑事
演:ジョン・マイケル・ヒル/声:あべそういち
グレッグソン警部の右腕。真面目で几帳面な正義漢で、学生時代は演劇部だった。
最初はホームズに懐疑的だったが、次第に彼の能力を認めていく。
元ギャングの兄アンドレと確執があったが、ベルを狙った事件に巻き込まれたアンドレがベルを守ろうとしたことで和解する。

アイリーン・アドラー
演:ナタリー・ドーマー/声:小林早苗
ホームズの恋人だった女流画家。
自分によく似た人格を持つホームズと惹かれ合うが、殺人鬼「M」に殺されてしまう。
しかし、シーズン1終盤で生存が判明した。

M(モリアーティ)
シーズン1から登場するホームズの天敵。
世界中に散らばる傘下の犯罪者に命令を下し、事件を起こすこともある。
アイリーン・アドラー殺害の張本人。

ハドソン
演:キャンディス・ケイン/声:桜井ひとみ
ホームズの旧友でトランスジェンダー。破天荒だが博学で片付け上手な女性。
恋人と喧嘩してホームズの家に一時身を寄せ、ホームズの本棚を勝手に整理し怒られていた。シーズン1の19話に登場。

マイクロフト・ホームズ
演:リス・エヴァンス/声:井上和彦
ホームズの兄。シーズン2から登場。
ホームズとはソリが合わず「ぐうたら」呼ばわりされており、婚約者を寝取られて仲違いしていたが、白血病からの生還をきっかけに弟の荷物を爆破して全てを水に流した。
和解のきっかけを作ったワトソンに好意を持ち寝たこともあるため、ホームズにイラつかれている。
シーズン2終盤でワトソンと結ばれるが…?

ギャレス・レストレード
演:ショーン・パートウィー/声:黒田崇矢
ロンドン警視庁(スコットランドヤード)の元刑事。シーズン2から登場。
横柄なお調子者で、ホームズに便乗して手柄を横取りしていた。
ホームズが去ったあと仕事に失敗してアルコール依存症になり、警察を解雇されてしまう。
ホームズ任せで過去の名声に溺れるアル中だが、中々有能で刑事の誇りを持っているなど憎めないところがある。

キティ・ウィンター
演:オフィリア・ラヴィボンド/声:坂本真綾
シーズン3から登場。
シーズン2の事件の影響でロンドンに一時帰国したホームズが、かつてのワトソンのように探偵技術を叩き込んで弟子にした。
ホームズがニューヨークに戻った時に同伴し、ホームズや(初めは険悪だったものの)ワトソンと擬似的な親子関係を築いた。
過去にレイプ被害を受けており、ワトソンにサポートグループへの参加を勧められた。

モーランド・ホームズ
演:ジョン・ノーブル/声:菅生隆之
ホームズの父でワトソンを雇った人物。シーズン4から登場。
表向きは資産家だが、あらゆる闇ビジネスに手を染めている。
面会を約束しても毎回理由をつけて欠席するので、ホームズに嫌われている。
悪人ではあるが、息子への愛情は人並みにはあるらしい。



追記・修正を頼むぞジョーン。

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • シャーロック・ホームズ
  • 海外ドラマ
  • (ホームズに)優しい世界
  • エレメンタリー
  • 女性ワトソン
  • アメリカ
  • ニューヨーク
  • アメリカCBS
  • アサ次郎とキャス子

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2023年08月31日 18:29