スーパーデビル

登録日:2017/08/19 Sat 14:06:13
更新日:2023/05/02 Tue 16:59:45
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■スーパーデビル


魔性暗黒ゾーンに君臨する阿修羅デビルは全悪魔界をブラック戒律で縛るのだ!!

悪魔界のウワサ デビル様を聖域界でおみかけしたとか!?



『スーパーデビル』は『ビックリマン 悪魔vs天使シール』シリーズの登場キャラクター。
名前のようにスーパーゼウスと敵対する代表的な悪魔ヘッドである。
アニメ版での声優青野武(『ビックリマン』『新ビックリマン』『祝!ビックリマン』)
アニメ版では青野氏の好演もあり、執念深くも憎めない愛すべきキャラクターとなっていた。

【概要】

第3弾ヘッド。
三すくみの内の「悪魔」の住む『天魔界』でも、最も悪心が集中する魔性暗黒ゾーンに生まれた新たなる悪魔主(ヘッド)。
始祖ジュラが眠りについてしまったことで、新たなるヘッドを待望する悪魔達の願いから生み出されたとされている。

悪の法典“ブラック戒律”により悪魔を支配する力を持つが、本人の戦闘能力その物は低いという、知将タイプのキャラクターである。

現在の『天魔界』の支配者としてのプライドを持つ反面、自身の戦闘能力の低さから常に地位を脅かされる不安を抱えており、特に次界争奪戦を前に急成長していったサタンマリアの存在を疎ましく思っていた。
ブラックゼウス魔肖ネロの様な特に強大な力を持つヘッドは前線で破れたり、自滅により消滅した。

このことが次界を舞台にした『天魔界』勢力の分裂を引き起こし、一度はマリアのパワーダウンや、曼聖羅との同盟によりデビルが勝利するも、マリアが自分の生い立ちに秘められた聖心を目覚めさせて天使ヘッドへと生まれ変わったことと、その後の曼聖羅の撤退もあってか、次の最終決戦にてマリアに討ち取られた(アニメ版では最終決戦前にワンダーマリアに倒される)。

ヘッドとしては初の二つの形態のシールが登場したヘッドであり、同じ弾でもチョコの発送時期により封入された絵柄が変わるという、ヘッドのレア率を更に増していく切っ掛けにもなった。
シリーズとしては初の悪魔側のヘッドであり、企画開発責任者の反後四郎(タンゴマン)によると、悪魔側のヘッドが登場したことで漠然としていた世界観の『ビックリマン』が大河ドラマ的な絵巻物に発展していく切っ掛けになったとのこと。
また、悪魔側のヘッドを登場させたのにはファンからの要望があったとの発言もある。

下心(かしん)テクター事件】


聖域界に出現する偽神デビルは天使を魔性暗黒ゾーンに落とす分化身像なのだ!!

天使界のウワサ カーンと密会するデビルを目撃したとか!?



前述のように知将タイプで、基本的には自ら動こうとしないデビルだが、誕生直後には自ら『天聖界』に乗り込み、二大ヘッドのスーパーゼウスシャーマンカーンを仲違いさせて『天聖界』の弱体化を謀ろうとしたときがある。

偽神フォームを執り『天聖界』の住人に化けた(或いは化身を送り込んた)デビルは、情報収集と共にシャーマンカーンに接触。聖心を徐々に魔染させて洗脳しようとした。
しかし、異変に気付いたスーパーゼウスはスーパーデビルの正体を見破り、これを撃退(聖フェニックスが撃退したとされていたときもある)。
退散したデビルは以降は手下を使っての行動を主とするようになり、『天聖界』側では再び『天魔界』の攻勢が始まったことを警戒することになったのである。

『下心テクター事件』とは、偽神に化けたデビルの額に付けた「悪“心”テクター」の下の部分のみが頭巾から見えていたことで名付けられた名前とのこと。

また、偽神フォーム時のシールのフォントはスーパーゼウスのシールのパロディになっている。

【次代編以降】

天使ヘッドに転身したシヴァマリアに討ち取られたものの、デビルはヘッドの力を失いつつもしぶとく生き残る。
ただの悪魔と化したデビルの姿はルーツレスデビル、デビルハードと2種類も登場しており、悪魔系次代として復活したのがルーツレスデビル。
復活するも、昇格天使天流クィーンの聖流を受けて更に力を失い、ただの悪魔と成り果てたのがデビルハードとのこと。

『次代編』を描いた『新ビックリマン』ではルーツレスデビルの姿で曼聖羅に拾われており、野望を画策しつつも参謀として働く。

また、この次代編にて登場した大ボリニアの支配者である悪魔の開祖とも呼ばれる影の存在“源層大魔性ブラック祖”ダークマターがスーパーデビルの生みの親であったことが判明している。

ブラックゼウスがB・Z・Hとして復活すると『天魔界』の復活を目指して協力するようになり曼聖羅とも敵対するも、最終的には平和となった新たなる世界へと迎え入れられている。

【派生作品】

正史とされる世界観では、上記のように邪悪ではあるが知恵を搾るタイプだったりと、憎めないキャラクターとなる要素を持っていたデビルだが、単に悪魔の指導者として描かれている派生作品では強大かつ、威厳ある悪魔ヘッドとして登場している。

スーパービックリマン
に疎外された経験から天使を憎む悪魔の指導者。
アニメ版の声優は郷里大輔
10年前の戦いではスーパーゼウスを倒した上に肉体に取り込み、デビルゼウスと化した。
古代より魂だけで留まり続ける魔導モーゼットと手を結び、巨魔界神ザイクロイド・アノドの復活を画策するも自身が生み出したリトルミノスの裏切りにより頓挫。
実はスーパーゼウスと同様にアノドに立ち向かう聖フェニックス達が求めていた6戦士の一人であることが明かされ、葛藤するも共に戦うことを決意。
しかし、最終的にはスーパーゼウスと共に次代に望みを託して散った。

ビックリマン2000
悪魔属のヘッド。
アニメ版の声優は松山鷹志
アノド封印後、超聖神となり聖魔和合界を創造したフェニックスらにより再び悪魔ヘッドとされるも、聖魔大戦を引き起こして破れ、肉体を失っていた。
後にカリスマデビルXとして不完全な状態で復活した。
アニメ版ではジェノサイドデビルとして完全復活を果たすも破れ、それでも神の因子カミゲノムを持つ為に完全には滅びず、尚も主人公タケルの前に立ち塞がる執念を見せる。

■祝!ビックリマン
原作の『ひかり伝』ではルーツとされる、魔神子ディドスがパワーアップした超魔性D・Dがシールとして登場。
アニメ版では始まりの時間軸である『まとば世界』に魂だけを飛ばして兎に宿り暗躍。
過去改編を行い、自分の居る未来世界(オリジナルの『悪魔vs天使シール』の世界)での勝利を得ようとしていた。
真黒域を治める超聖神クロノズーに取り入り仮の肉体をも得るが、同じく魂のみで亀に宿り主人公のゲンキやヤマト王子を助けていたスーパーゼウスに阻まれ、力を奪われると共に戦いその物を収められてしまい、未来へと連れ帰られる。

【関連キャラクター】

  • サタンマリア(ワンダーマリア→シヴァマリア)
始祖ジュラが眠っていた間に、デビルと同じく新たに誕生した悪魔ヘッド。
当初は成長途中でデビルの方が立場が上だったが、次界争奪戦を前に急成長を遂げたことから焦ったデビルにより抹殺されようとする。

  • もの魔ね
アニメ版での腹心。
憎めない悪役コンビの系譜である。

  • ダビデブ
ブラック戒律伝導王の肩書きを持つ腹心。
次界争奪戦に送り込まれ、マリアの勢力と戦った。
ブラック戒律の賜物か、ゴモランジェロを初めとして軍備を増強してデビルを迎え入れ、マリア軍を大いに苦しめる。
アニメ版の声優は奇しくも『スーパービックリマン』でデビルゼウスを演じた郷里大輔

  • 魔統ゴモランジェロ
次界第2エリアの地下世界を統率していた悪魔ヘッドだったが、神帝達に破れた上にダビデブの傘下に入れられマリア軍と戦わされる。
人海戦術で数で劣るマリア軍駆逐には役立つも、最終決戦では敢えなく敗退したと伝えられる。

この他、曼聖羅勢力とは妙に縁があるが、後の『ひかり伝』にてルーツとなる段階で、後の曼聖羅勢力のルーツとなる存在からの影響を受けていたことが判明している。




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最終更新:2023年05月02日 16:59