登録日：2017/10/20 (金) 17:17:49
更新日：2024/03/16 Sat 10:57:49
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お前の指示に従うわけじゃないぞ。私もこう考えていた。
中園照生とは、テレビドラマ『
相棒』の登場人物である。
演：小野了
人物
警視庁刑事部参事官で階級は警視正。
刑事部長である
内村完爾の補佐役であり、登場する時はほぼ必ず内村の横にいる。
プレシーズン時代からの古参キャラ。ちなみにフルネームが判明したのは、内村と同じくS5から。
日々後述のようなストレスを感じているからか、回を重ねる毎に頭が寂しくなっていっている。S15でかつての同僚と再会した時には「若い頃の面影がないね」と言われていた。
妻と一人娘がおり、家族の写真を待ち受けにするほど強い家族愛がある。しかし家族からは冷たく扱われているようで、最近の回ではたまの休日にも家族に相手にされず1人で寂しく食事をしている場面が描かれていた。なんか哀れ。
ちなみに妻は霊感がかなり強いらしく、彼女の霊感によるお告げのおかげでここまで出世できたらしい。
参事官という仕事柄、内村の横暴な振る舞いにも基本従順であり、部長室で2人でいる際は彼の肩を揉んだりお茶汲みをするなどして常に彼の顔色をうかがっている。
そして内村ほどではないが
特命係の事を毛嫌いしており、特命係が問題行動を起こすたびに内村に追従して特命係を叱っている。要は内村の腰巾着的存在（公式）。
しかし内心では特命係の能力をそれなりに認めており、S6-11などで「お前の指示に従うわけじゃないぞ」と言いながら特命係の意見を採用する事はよくある。
また近年では内村の横暴ぶりに反抗する描写が多く見られるようになり、内村の言動に逆ギレしたり、影で「あの男（内村）に考えなんかあるわけない！」と吐き捨てていた事もある。
…そりゃまあ、実家からのお土産を「本当につまらないものだな！」と罵倒されたり、良かれと思って羊羹を差し出したのに「何年参事官をやってるんだ！」と怒鳴られた後で目の前で潰されたら、誰だって怒る。
最近では、歯を悪くしている内村に硬いおかきを差し出し、それを噛んで痛がっている彼の様子を影から見てほくそ笑むなど、内村に対して小さな仕返しをするようになってきた。
そんな日々を送るうちに、いつか内村が失脚した暁には自分が刑事部長の椅子に座るという野望を抱くまでになる。その日がやってくるまで耐えるんだ照生……！
家で下克上の湯呑みを使っていたりする中園ではあるが、令和最初の正月スペシャルにて内村が人質に取られたときは非常に心配し、
救出された後は助かったことを心底嬉しそうに出迎え、内村が悪態をついたのも笑顔で受け止めていた。
何だかんだで慕っているようである。
性格
目上の人には常にへつらい、特に内村の言う事には何でも従うイエスマンではあるが、出世の事しか頭にない内村とは違い犯人の逮捕を優先して行動するなど自分の職務には割と真面目に取り組んでいる。上役の内村を始めとして、
海千山千の一筋縄ではいかない連中ばかりが揃う上層部の中では、数少ない良識派とも言える。
その真面目さ、律儀さは徹底しており、例を上げるなら喫茶店で特命係にこっそり資料を渡す際、本来なら飲み物すら買う必要も無いのにコーヒーだけでなくサンドまで購入していた事もある。
他にも、卑劣な行為を行った犯人には怒りを見せることもある。
内村から記者会見や謝罪会見を押し付けられてもごく真面目に会見を行い、時には感情を押さえきれなくなってつい涙を流した事もあった。
だが内村達からはこの涙を演技だと思われており、この会見を見た
小野田公顕には「アカデミー賞ものだ」と評価されているが、内村からは「この大根役者」と酷評されている（演技かどうかの真偽は不明）。
上からの圧力に弱く、上層部の指示で特命係を叱っていた時には思わず声が裏返っていた。割と素直な人である。
長い間横暴な内村の側でフォローをし続けている事から、相当忍耐強い性格だと思われる。だが最近の描写からすると、そんな彼でも内村にこき使われる事にとうとう耐え切れなくなってきたようだ…。
能力
作中では専ら、捜査会議などの進行役を担当。
基本はそれをそつなくこなし、必要とあらば捜査員に「必ず犯人を挙げろ」などと発破をかけたりしている。
また庁内で煙たがられている特命係の意見を場合によっては取り入れる事もあるなど、石頭の内村と比べると柔軟な思考を持っている。
内村不在の時には捜査員を直接指揮する事もあるが、指揮官としての能力はお世辞にも良いとは言えない。
特に
劇場版2で発生した警視庁籠城事件では、警視庁上層部の人間が人質だった事もあり、プレッシャーにやられて全然使い物にならなかった。
しかしその後は多少肝が座ったのか、会議で脱線の後喧嘩になりそうな時は自虐ギャグで軌道修正するという意外な能力を見せた事もあった。
Season18では各捜査官の指示をすることが多いが、特殊詐欺グループの捜査時は「どんな手を使っても」と捜査員や特命係の前で言ってしまったがために、
特命係によって自宅や持ち金三千万を囮に使われ、さらに自身も被害者役を演じさせられた。
結果的に犯人は捕まり事件は解決したものの、特命係の力を使ったと内村に怒られる。しかし特命係にべた褒めされるにされて、機嫌を非常に良くしていた。
令和最初の正月スペシャルでは内村達が人質に取られる中捜査員達に指示を出すが途中で事件が二転三転しすぎて、
思いっきり叫んでいたりしていた。（結果的に右京無双＋冠城の気合＋捜査員の調査などで事件は収まる）
特命係との関係
初期の頃は内村と同様に特命係を邪魔者扱いし、彼らの意見に耳を貸さずに追い返す事が多かった。
だがシリーズが進むにつれて段々と特命係の手腕を認めるようになり、最近では内村のいないところで彼らの意見を聞き入れたり情報を与えたりするようになっている。
またS13-10では自分の独断だけで特命係に捜査を与えており、S6-2などでは
「特命係のおかげで事件が解決できた」と彼らの功績を認める発言をしていた。
内村と比べると話がわかる人物ではあるが、事件によっては内村以上に「バカモン！」と特命係を厳しく叱りつける事もあるので、まだ特命係への偏見は根強く残っているようである。
ちなみに
亀山薫からはあまり頼りにされていないようであり、薫が報告の電話で「参事官でもいい」と言った時に
「お前に仕方なく話してもらうほど俺は落ちぶれてはいないぞ！」と怒鳴り、報告を聞かずに電話を切ってしまった事がある。
だが、特命係の失脚に失敗し、「残念です！」と言う内村の横で思いっきり笑顔を見せていたりと、心情的には特命係の味方である。
主な人間関係
特命係係長。
捜査権がないにもかかわらず首を突っ込もうとする彼の事は基本邪険に扱うが、能力はそれなりに認めているので必要に応じて捜査に参加させたり僅かな情報を与えたりしている。
右京の初代相棒。
彼からは前述のとおり頼りにされていなかったが、彼が警察を辞職すると知ると、驚いた様子でその事を内村に報告していた。
刑事部部長。
直属の上司であり、目の上のたんこぶ的存在。
初期の頃は彼に追従して特命係を叱っていたが、彼の横暴ぶりに対する鬱憤はかなり溜め込んでおり、
S11-9では彼の方針に逆らい逆ギレして「杉下のほうがよっぽど頼りになりますよ。はははははは！！」と嫌味&高笑いをして部長室を去っていった事がある（その後は事件の後始末を全て押し付けられたが）。
彼の言動にイライラする度に、家族の写真を見て気持ちを落ち着かせている。
以上の事から彼に対する忠誠心はほとんど無きに等しく、彼が失脚した際には次の刑事部長になるのは自分だと思っている。
だが同時に頼るべき相手としても見ており、自らが「見てはいけないもの」を見てしまった時は真っ先に内村に報告し、事態が事態だったが向こうも無碍にせず対策を考えたりすることもある。
いがみ合ってはいるが、彼らもコンビ…いや「相棒」同士なのだろう。
彼が生まれ変わり正義の為に動く事によって中園もさぞ安心…かと思いきや、むしろ正義の為に暴走する事が多く、更に根元の頑固で融通が利かない部分は変わらない。
それどころか今まで中園にだけ責任を押し付けていたような場面でも「一緒にクビになってやる」ということで結局責任を負う事に変わりはない事から戸惑い気味。
「あのまま(超新生せず)死んでくれればよかった」とまで言い放つ事となった。
S15-11に登場した井の頭署刑事課の刑事。所轄時代に研修で世話になった人物。
中園同様髪が寂しくなっており、こちらは中園以上に進攻している。
「お前に仕方なく追記・修正してもらうほど、俺は落ちぶれてないぞ！」
- このハゲーーーーーーー！！！！ -- 名無しさん (2017-10-24 09:57:19)
- まだ可愛げのあるハゲ（「愛すべき」にはいたっていないが） -- 名無しさん (2017-10-24 10:02:45)
- 相棒展の特別ドラマでは居眠りしている内村を隠し撮りしたせいで大変なことになりかけた -- 名無しさん (2018-05-16 11:49:00)
- 前シーズンで頭に一生消えない傷がついたって言ってたけど、次のシーズンでその傷は出てくるのだろうか？ -- 名無しさん (2018-10-06 10:10:36)
- ↑特にないみたい -- 名無しさん (2019-11-10 10:36:30)
- 冠城期でだいぶ丸くなったと思う。刑事部長と一緒に帰りたくないから特命の車に乗せてほしいとか言い出すし -- 名無しさん (2022-10-21 17:12:59)
最終更新：2024年03月16日 10:57
