エクラ(FE)

登録日:2017/12/11 (月) 13:35:55
更新日:2024/01/16 Tue 19:10:25
所要時間:約 5 分で読めます





よろしくお願いします。




出典:ファイアーエムブレム ヒーローズ、任天堂、インテリジェントシステムズ、
2017年2月2日配信開始、(C) 2017 Nintendo / INTELLIGENT SYSTEMS



概要

『エクラ』とは『ファイアーエムブレム ヒーローズ』のマイユニット
ヒーローズにおけるプレイヤーの分身であり、エクラという名前はデフォ名であり変更が可能。
この時設定したプレイヤーの名前がアカウント名になる。
海外でのデフォ名は『Kiran』。

「エクラ」の由来については公式に言及はないが、フランス語に「輝き」といったニュアンスの意味を持つ「éclat」という語がある。
これが由来と考えると、「Kiran」の由来は「綺羅」で、日本と海外で言語をひっくり返して似たような意味の名前が付けられている……のかもしれない。


CV:なし

外見は覚醒のルフレと同じようにフードを被り、性別がわからないようになっている。
4年ほど上記の通りだったが21年2月4日のアップデートにて『マイ召喚師』が実装。外見を選択できるように。
現在はいつものフード姿の他に男女4種類ずつ。計9種類の外見から選択可能となった。


歴代のマイユニはかなり大きな特徴がつけられていたり、物語のラスボスになる等、プレイヤーの分身の割には前面に大きく出ていた。
しかしエクラの場合、物語には大きくかかわるものの、歴代と違い画面上に出るのはムービーや一部のシステムに留まり、ストーリーでは一切画面に出てこない。
それどころかセリフも表示される事がないため、偶に敵や味方がこちらに話題を振らないとストーリー上の存在感はかなり希薄。
基本的にシナリオや外伝も主人公のアルフォンスやヒロインのシャロンが進行している。
そのため、マイユニというよりは烈火の軍師マークがルフレくらい前に出てきたといった感じのキャラである。
そのためヒーローズでは唯一声優がついていない。
伝書フクロウのフェーも声がついていないのだが、こちらはフェーちゃんねるで声優がついている。


プレイヤーの分身であるためか、ルーツを同じくするルフレ・カムイからは自分に似ていると言われる。
またマルス・カタリナ・ロディからはクリスに、クロムからはルフレに、リン(花嫁)からはマークに似ていると言われる……どころか、リン(伝承)では完全にマークと同一視している。
FE界では歴代マイユニットは似ていると言われたり、生まれ変わりを思わせる設定もあり、「同じ魂(プレイヤー)を持つ者同士」といった扱いなのだろう。

しかし、あくまで召喚師であり彼らのような優れた戦士・魔道士や軍師ではないので基本的に後方要員である*1

またルフレに言わせれば、主人公のアルフォンスとは特別な絆を持つ『半身』と言えるような関係らしい。
しかし『召喚師との絆の契り』ランキングではアルフォンスとの組み合わせはトップ20に入ってすらいなかった。これはアルフォンスが悪い。

第2部ヒロインフィヨルムには恩人と感謝されると同時に好意を寄せられており、イベントでも共に行動することが多く、エイルにも指摘されている。
一方で第7部のヒロインである女神セイズには「子作り」を求められるという超展開が起きた。
セイズは女神なので女性だが、エクラは女性もいるので無理……と思いきや、神の子作りである『女神の契り』は心の交わりなので、エクラが女性でも大丈夫らしい。
その結果、未来の世界にヘイズという娘が誕生している。
しかしヘイズが娘だとエクラは知らない。

本編では窮地に陥ったアスク王国が伝承にある「英雄を召喚する召喚師を召喚する儀式」によってアンナさんによって召喚された。……なんてややこしい儀式なんだ。
この時手に入れた『ブレイザブリク』とオーブの力で異界の英雄を召喚できるようになる。
元々住んでいた世界は我々の住むような現代の文明水準を持つと思しき描写があり*2、正しくプレイヤーの分身のような設定となっている。
ちなみに、同じく現代人である幻影異聞録♯FEのキャラが参戦したため貴重な現代人仲間ができていると思われるが、この点に触れる台詞はない。

神器『ブレイザブリク』は銃の形状をしており、FEで明確に銃が出てきたのは初めて。
そのため歴代の英雄たちも、特に遠距離を得意としているアーチャーや武器に関心のあるエフラムはブレイザブリクと、銃があるエクラの世界に関心を持っている。
また、同じリーダス兄弟でも兄ロイドが「もし戦いでそいつが使えたら、悪人をたやすく始末できるだろうに」としている一方で、弟のライナスはそんなんで戦えるのかと真逆の反応を示している。
ブレイザブリクは実弾の代わりに英雄が銃口から飛び出すらしく、殺傷性は皆無だが非常に金食い虫。

エクラ(の神器)に呼び出された者達は一部を除いてエクラに好感情を抱いており、しばしば「モテすぎでは?」という描写も目立つがこれは召喚による契約によるものらしい*3
そのため英雄たちも自分のエクラに対する気持ちが召喚師と召喚された者という関係によるものか、それとも自分の本当の気持ちなのか分からず戸惑っている者もいる。
最も人的魅力もしっかり備えているようで、召喚とは無関係な人々とも友好的な関係を築いている。
アルフォンス王子は特に顕著で、エクラの性別と関係なく敵勢力に攫われた際などには普段の温和・理知的な振る舞いを豹変させている。

やっている事はエンブラ帝国の契約と同じようなものなのだが、
倒せば解放される向こうとは違い、エクラの召喚はエクラが「もう帰っていいよ」と言わない限り解放されないという違いがある。
まぁこれはロストが実装されていないためだが、実際に実装されて泣くのはプレイヤーのため文句は言われない。


戦いに縁がないであろう現代人で、武器が武器だけに戦う術がないためエクラが前線に出る事はない。
その代わりルフレやカムイと同じ「敵の能力が一目で分かる」という能力があり、指揮官を務めるアルフォンスを助けている。
他の英雄たちもエクラの事を非力と思っており、よく訓練に誘ったり護身術を覚えさせようとしたりしている。
一方で、第二部のOPムービーではブレイザブリクでヴェロニカと戦う姿が描かれてプレイヤーを困惑させた。

異世界から拉致同然で連れてこられているのに、本人が台詞を言わないものだから元の世界に帰りたいのかどうかは分からない。
一応ヴァイス・ブレイヴに対する気持ちは本物らしく、少なくとも現状をなんとかしないと帰る気にはならないのだろう。
破産する前に元の世界に戻れればいいのだが……。

ちなみに前述の通りエクラを召喚したのはヒーローズのアンナさんである。
つまり召喚師と英雄の関係がブレイザブリクの力によるものではなく召喚のシステムによるものだとしたら、
エクラもまた英雄と同じようにアンナさんに好感情を植え付けられ逆らえないのではないのか?という考察もある。


性能……性能?

召喚の間で神器『ブレイザブリク』から英雄を呼び出す。最初に召喚したのはヴィオール。ver2.5.0以降はタクミ
召喚するのに必要なものはオーブ。ログインボーナスで毎日最低1個は貰えるのでそれを溜めていくと毎月30個は貯まる。
1回5個必要だが、連続でやると2連4個、3連4個、4連4個、5連3個、計20個になる。
単発で5回やると25個になるので連続で回すと5個お得になる。特定の英雄狙いではない限り連続で回した方がお得。
毎月新キャラ・超英雄が参戦するので、無課金でやるなら本当に欲しいキャラがくるまで我慢した方がいいだろう。


???「本作には課金要素もあって、それは以下の通りよ。



3個 240円→250円(増税後)→320円(2022年10月~)
10→11個 720円→730円→1000円
23→25個 1600円→1600円→2000円
35→36→40個 2400円→2440円→3200円
48→50→54個 3200円→3300円→4200円
75→77→83個 4800円→4900円→6400円
140→143→170個 8800円9000円11800円


そうね。やっぱり一番お得なのは11800円かしら。
170個のオーブなら5連が8回で40人、単発だとしても34人の英雄がエクラの元に来るのよ。
ただ、それでも星5のキャラは出すのが難しいわ……。そういう時は追加の11800円よ。回せば回すだけ星5が出る確率が上がるわ。

支払方法はクレカ払いかiTunesカードでの支払いといった方法があるの。
クレカ払いはそのお手軽さが最大の魅力ね。でもお手軽過ぎて何度でも11800円で購入できてしまうのが欠点よ。
iTunesカードは買いに行くのが面倒よね。でもそのおかげで課金を自制出来たりもするわ。
それに家電量販店によっては%割引している時があるから、クレカ払いするよりお得になるの。


限度を守って課金してね」


第4部では「夢の世界で今までアルフォンスとして描かれていた人物が、実はエクラによるなりきりだった」という展開があり、
その流れによってエクラが(敵で)戦闘ユニットとして登場する回がある。
ただし性能はまんまアルフォンスなので、エクラ本来の戦闘能力などは判明しなかった。
また、第5部にもある研究によって生み出されたエクラとそっくりな姿*4の「呼び出されたもの」と戦う回がある。


しかし第5部に入って行われたアップデートにて、ついにエクラがユニット化! ただしミョルニル限定だが。
基本的には無属性の魔法使いであり歩兵ユニット。
前述した『マイ召喚師』にて外見同様にスキルも決められる。
なんと『スキルコピー』と言う力を持っており、他の英雄のスキルを自分の物に出来るのだ(専用スキルを除く)
これによって攻撃型・サポート型・受け型と、エクラの好みでいくらでも変えられる。
Bスキルを『すり抜け』にするとガチャで地獄を見たエクラを再現できるぞ!


エクラにも専用武器スキルがあり、それは無属性魔法の武器『死銃ブレイザブリク』
周囲2マスの味方は、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防+4となる。
周囲2マスの敵は、戦闘中、攻撃、速さ、守備、魔防-4になる。
2021年5月の更新からはそれも含め、弓、暗器、竜、獣以外の7種類の武器種に自由に変えられるようになった。
剣、槍、斧にした場合は見た目もそれっぽく変わるほか、
名前も物理武器の場合は『銃〇ブレイザブリク*5』に、魔法の場合は『〇銃ブレイザブリク*6』に変わる。

説明によると『死銃ブレイザブリク』はエクラが持つブレイザブリクではなく、おそらくリーヴの世界のエクラ(故人)が持っていたヤツらしい。
ブレイザブリクにはスリーズの魂が宿っている事を考えると、エクラには二人のスリーズが憑りついている事に?

ちなみに限界突破こそできないが素の戦闘力は
間接(デフォ)
HP41 攻撃35 速さ35 守備28 魔防28
近接
HP43 攻撃36 速さ36 守備31 魔防31
と結構高め。
移動タイプは歩行で固定。

仕様上仕方ないとはいえどう考えても初期のキャラの無凸より強い
ティアモ等の「強い」配分を貰っているため、極端に硬いエネミー以外には打点を出しやすい。
リシテアやフィル等の「奥義を乱発する」キャラをベースに鬼神の一撃で火力を上げ、始まりの鼓動+奥義の鼓動で最初のカウントを0に、奥義の螺旋でその後も凶星を連発できるようにすると、固いエネミー以外は十分ワンパン出来る。
ただし、受けるのは基本無理ゲーなので当て逃げに徹しよう。

台詞

本編中一切喋らないのだが、それでは寂しいためここではメディアミックス(今のところ公式4コマ)での台詞を書く。
そこでのエクラは度々暴走し、メタなネタや発言を繰り返す迷言製造機となる。

  • わかった。あと3連戦後には休んでもらうよ。
  • だって今、「戦禍の連戦」のボーナスキャラだから……!
  • スキルを! どうかスキル継承を!! 獅子奮迅師匠!!
  • こんだけシリーズあって混乱せずにやれるかーーー!!
  • すみません『リバース』と『ご奉仕の喜び』ください!
  • ロンクーの女性嫌いを「個性の実」で変更するか!
  • (プルメリアから淫らな夢を見せられて)うん、意外と大したこと無かった。
  • まず超強い専用武器が欲しいな!
    それからカッコイイ鎧も着たいし馬にも乗りたいし、ラグズの大きな翼も捨てがたい…
    …これらを全て兼ね備えた存在といえばアレしかない……エクラはアイドルになる!!!



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最終更新:2024年01月16日 19:10
添付ファイル

*1 或いはピーチ姫枠

*2 第4部に登場する妖精たちの間では、「鋼の世界」と称して、同様の世界の存在を認知している様子が見られる。

*3 他国で試みられた模倣品の開発も遂にこの点を解決できず、呼び出した英雄の制御は出来ないものだった

*4 ぱっと見は同じなのだが、ホームのエクラと比較すると細部が異なっている

*5 〇には当該の武器種が入る

*6 〇には赤属性の場合は『緋』、青属性の場合は『蒼』、緑属性の場合は『翠』がそれぞれ入る。