登録日:2018/03/19 Mon 00:17:59
更新日:2024/03/18 Mon 16:58:44
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◇目次◇
◇共通
◆スタンダード/融合次元/エクシーズ次元/シンクロ次元
アカデミアが称する、4つの世界の呼称。
スタンダード:遊矢達が住む世界。
融合次元:素良の故郷でありデュエル戦士養成所『デュエルアカデミア』のある融合召喚の世界。
エクシーズ次元:ユートや黒咲の故郷『ハートランド』があるエクシーズ召喚の世界。融合次元によって壊滅済み。
シンクロ次元:ユーゴの故郷『シティ』があるシンクロ召喚の世界。3期開始時点ではまだ次元間の争いに巻き込まれていないらしい。
ユートは「『スタンダード』とは3つの次元にある召喚法を持たない基礎的・中心的な世界」と発言しており、
劇中の描写と他の3つの次元がいずれもエクストラデッキを用いた召喚方法である事から
「スタンダードとはそれらを使わないアドバンス召喚や儀式召喚の世界ということでは」などという予想も挙がっている。
「エクストラデッキに言及するならペンデュラム次元では」
なお、零王は「スタンダードは敵ではない」と発言しているが、
「敵視するまでもない」「敵対するつもりはない」のどちらの意味なのかはハッキリしていない。
◆「ひとつの世界」
エクシーズまでの全ての召喚方法が併存していた世界。
リアル・ソリッド・ビジョンは零王が開発したものではなく、この世界で導入されていたものを零王が再現しただけである。
四つの次元の本来の姿であり、レイによってズァークが分断された際に巻き添えを食う形で分離してしまったのが現在の世界である。
◇スタンダード
◆舞網市
本作の舞台。デュエルに関する技術
「だけ」が突出した地方都市。
ネオ童実野シティやハートランドシティと違って、デュエル以外の技術はいたって現代とそう変わらない。
まぁ、向こうは
不動博士やら
Dr.フェイカーやら、チートじみた技術者がモーメントなどのチート技術で発展させているので無理もないが。
融合召喚・シンクロ召喚・エクシーズ召喚は存在しているが、劇中の雑誌などによると【トマハン】や【黄泉帝】がトレンドな様子。
遊勝塾の塾長の柊修造も「やったことないものは教えられない」「LDSだって(エクシーズを)教え始めたのは最近」などと発言しており、
融合・シンクロ・エクシーズは高度な召喚法として認知されているようだ。
そのため、これらの召喚法を扱えるものがエリート扱いされ、北斗がエクシーズ習得後40連勝するのも頷ける。
そりゃペンデュラムをズル呼ばわりしたくもなるだろう。
ちなみにこれらEXデッキからの召喚法は零児が融合次元の情報と共に持ち込んだもの。
◆
アクションデュエル
遊矢達の住む舞網市で普及している質量を持つ「立体幻影(ソリッド・ビジョン)」でモンスターを実体化させ行うデュエル。
実体化したモンスターに乗り、フィールド内に散らばった
アクションカードを集めながらデュエルする。
◆
ペンデュラム召喚
今作から導入された新しい召喚方法。作中では遊矢が第1話のストロング石島戦で初めて行った。
デュエルディスクは問題なくペンデュラム召喚に対応しているが、ペンデュラム召喚に関しては一般には全く認知されておらず、
初期はPカードを持つのも遊矢だけであり、彼以外には行えない召喚方法だった。
一般人「それ、ずるじゃん!」
後にレオ・コーポレーションの手によってペンデュラムカードが開発・製造され社長や沢渡さんもデッキに組み込んだ。
大会では量産型Pカードをアンティルールで奪い合って順位を決めるルールで、遊矢以外の出場者達もPカードを使用している。
◆遊勝塾
松岡柊修造が師範を務める『
ン熱血指導』がモットーのデュエル塾。
榊遊勝の掲げたエンタメデュエルとデュエル中のアクションに重きを置いている模様。
本来は金や人員に執着しないはずの人格の修造ですら頭を抱え、ことあるごとに宣伝していることから考えて、
経営は相当厳しいらしい。ソリッドヴィジョンシステムもLDS戦で最新式を導入するまで旧式だった。
シンクロ・融合・エクシーズは教えていないが、舞網CSではジュニアユースクラスの遊矢と柚子が共に勝ち進んでいることから
育成能力・指導力に問題があるわけでもないようである。
ジュニアクラスのアユは1回戦で、フトシが2回戦で、タツヤは決勝戦で零羅に敗北しているが、
これは子供版零児に当たってしまったようなものであり仕方ないとも言える。
◆レオ・コーポレーション
赤馬零児が社長(二代目)、赤馬日美香が理事長を務める会社。
後述のL・D・Sの運営も行っている。
記憶の末梢などわりとブラックな技術を保有している遊戯王でも珍し…
あれ?
ちなみに現実にも「レオ・コーポレーション」という名の不動産会社が存在する。
◆L・D・S(レオ・デュエル・スクール)
最大手のデュエル塾。
舞網CSの上位入賞が昨年度までLDS生が大半を占めていた。
L・D・Sには「Legendary Dramatic Superior」の意味もあるらしい。
設備はかなり充実しており、授業も基本に忠実()で応用面もきちんと教えている。
登場した各コースのエリート達は既存のOCGテーマを使っているが、上述の通りかなりガチな動きを見せている。
ネオ沢渡や北斗のケースから「負けるとネタキャラになる」というジンクスが囁かれている。
制服組と呼ばれるトップエースのクラスもある。このクラスはプロテストまでの成績をトップで突破する腕前と資格を持ち、
LDSに通う塾生の憧れの存在とされている。LDS内では講師として指導している。
LDS講師のマルコが襲撃されて行方不明になった事で、同じく制服組に所属しているティオを中心としたチームが調査を行っている。
またカリキュラムをよく見ると……
【基礎コース】
1st
デュエルモンスターズ学 ・必須カード論 ・全学共通科目
デュエルタクティクス基礎 ・デッキ構築学 ・基礎科目
【シンクロ召喚コース】
2nd ・シンクロ召喚学Ⅰ ・チューナー基礎学 ・実戦決闘Ⅰ
3rd ・シンクロ召喚学Ⅱ ・チューナー枚数研究 ・
連続ドロー実習 ・サイドデッキ構築研究Ⅰ ・実戦決闘Ⅱ
4th ・サイドデッキ構築研究Ⅱ ・エクストラデッキ構築研究 ・
不動性ソリティア理論
【エクシーズ召喚コース】
2nd ・エクシーズ召喚学Ⅰ ・ランク基礎学 ・実戦決闘Ⅰ
3rd ・エクシーズ召喚学Ⅱ ・ランク応用学 ・モンスター効果無効学 ・サイドデッキ構築研究Ⅰ ・実戦決闘Ⅱ
4th ・サイドデッキ構築研究Ⅱ ・エクストラデッキ構築研究 ・
特殊カード変質理論
【融合召喚コース】
2nd ・アドバンテージ学概論 ・融合召喚学Ⅰ ・エクストラデッキ構築学概論
3rd ・ディスアドバンテージ学概論 ・
デッキ圧縮 ・融合召喚学Ⅱ ・サイドデッキ構築研究Ⅰ ・属性別総合実習
4th ・サイドデッキ構築研究Ⅱ ・エクストラデッキ構築研究 ・
超融合理論
現実のOCG勢や前作までのキャラがやらかしたことをネタにしてるとしか思えない授業が盛り沢山。スタッフの遊び心がうかがえる。
◆ジュニア/ジュニアユース/ユース/プロ
ジュニアクラス:小学生部門を指す。この部門はアクションフィールドの調整で柔らかめで怪我をしにくい。
ジュニアユースクラス:中学生以降でユース資格未取得の者全般が対象。その為、遊矢達を含めて中学生が占める。
ユースクラス:ジュニアユースからユースへ昇格できた者が対象。ここから更にプロへの昇格が試される。
プロデュエリスト:所謂デュエリストが職業の人達。シリーズではかませの代表格。
ARC-Vにおいてはプロ資格までの道のりがはっきりしており、遊矢の目標の一つとなっている。
ちなみに作中でプロと確認できるのは榊遊勝、ストロング石島、最年少で赤馬零児がいる。
また、柊修造もかつてはプロとして活躍していた事が確認できる。
プロへの道を簡単なチャートにすると以下の流れ。
- ジュニアユース選手権に出場し、勝ち星を稼ぐ
- ユース昇格試験でユースへ昇格し、ユース選手権でも勝ちまくる
- プロテストで合格し、プロデュエリストに認定
なお、ユース選手権は飛級出場する事ができるらしい。
◆舞網チャンピオンシップ
舞網市で行われるLDS主催のデュエル大会。通称MCS。
国内だけではなく、海外からも参加者が集うデュエルの祭典。
しかし、大会の真の目的は赤馬零王と戦い世界を守る『槍』となりえる者を選定する事にある。
ちなみに部隊名は槍だけに「ランサーズ」という名となる模様。
大会開始時のランサーズ最有力候補はユースクラスでベスト8に残ったLDSユース生の8人。
ジュニアユースクラスは第2戦までは通常どおりのアクションデュエルだったが、
突如異世界からの襲撃が判明した為に街ごと会場とした16名によるバトルロイヤル方式となった。
なお、バトルロイヤル中に現れる異次元からの襲撃者は、前述のユースクラス8名が迎撃する段取りである。
もっとも魔導デッキ使いの桜樹ユウ以外はカードに封印されてしまい、偶然居合わせたユーゴが代わりに撃退している。
エリア内で非常事態が発生した場合、そのエリアの映像回線がシャットアウトされる。
古代遺跡エリアではオベリスクフォースが登場したため、火山エリアではセレナが登場したために映像が見られなくなった。
更に氷山エリアも回線が切られてしまい、残ったジャングルエリアのみの状況にまで陥り、
挙げ句の果てにジャングルエリアでもミエル乱入という非常事態が発生したことで全ての中継が回線切断という始末となった。
会場が大荒れしたのは言うまでもない。
バトルロイヤルでの主なルールは以下。
【選手側】
1.選手は街中に撒かれたペンデュラムカードを最低2枚まで所持しなければデュエルができない。
2.ペンデュラムカードが2枚以下になった場合、再びペンデュラムカードを入手しなければならない。
3.ペンデュラムカードは何枚でも入手しても問題ない。だが、アンティルールで入手してない枚数はカウントされない。
4.手に入れたペンデュラムカードをデッキに入れて使用してもよい。
5.デュエルを行う場合、デュエルの前に互いの選手はペンデュラムカードを賭けなければならない。枚数の指定は可能。
6.選手同士の接触で異なるデュエルフィールドが混在した場合、コンピュータの選定でタッグデュエルとなる。
7.乱入行為をした選手にはライフ2000ポイントダウンのペナルティが発生する。
8.デュエル中は選手毎のフィールドに敵味方の識別があり、味方で認識されるフィールドは「自分フィールド」の適用内となる。
9.バトルロイヤル終了時にアンティルールで獲得したペンデュラムカードの枚数の上位8名が次のステージへ上がれる。
10.バトルロイヤルの制限時間は開始の正午から24時間後までとなる。
※ペンデュラムカードの詳細は
ペンデュラム召喚に記載。
【観客側】
1.安全のため、会場から出ることは出来ない。
2.試合は日を跨ぐ為、寝食は会場内で行う。
◆ランサーズ
赤馬零児が結成するスタンダード次元を守護する組織。
構成員は赤馬零児と舞網CSのバトルロイヤルで選抜されたデュエルの戦士である「槍」達。
主に融合次元からの侵略からスタンダードを守る事を主目的としている。
シンボルには「Lance Defense Soldies」の文字がある。つまりLDSである。
◆梁山泊塾
郷田川梁山が運営する武闘派デュエルの総本山。
全寮制であり、学校に通う以外には外出はできず、プロになるまで親にすら会えないという厳しい環境が特徴。
しかしこれほど厳しい条件であっても入門者は絶えず、LDSに次ぐ業界2位のプロデュエリスト輩出数を誇る。じゃあLDS通うわ
塾におけるデュエルスタイルは「あらゆる手を用いてでも勝利する」という強引なものであり、アクションデュエル中に相手をリアルファイトでボコボコにしていく。
遊矢と戦った勝鬨勇雄や竹田真・梅杉剣ペアの所属する塾でもある。
LDS打倒の為に融合召喚を導入している。
◇融合次元
◆
デュエルアカデミア
融合次元において
孤島にある『デュエル戦士養成所』である。
詳細は個別項目を参照。
◆デュエル戦士
デュエルで別次元を侵略する兵士。
アカデミアでは融合次元内の優秀なデュエリストを、強靭な力を持つデュエル戦士にしている。
◆アークエリア・プロジェクト
4つの次元を統合するというアカデミアの崇高な目的。
だがその実態は、四次元を統合して「ひとつの世界」に戻し、柚子達の存在を重ねてレイを取り戻す、という零王の個人的な目的「リバイバル・ゼロ」の布石に過ぎない。
◇エクシーズ次元
◆ハートランド
エクシーズ次元に存在する平和な都市。どこからどう見てもZEXALのハートランドシティ。
特徴としてはデュエルの技術がARビジョンからソリッド・ビジョンに変わっている点。
その為か、ユート達やシティの住民はD-ゲイザーを付けていない。
融合次元の侵略で戦場となってしまい壊滅。
現在では完全に荒涼とした廃墟と化し、都市内をアカデミアの兵士が徘徊。おまけに食料などの物資も不足しているという地獄絵図と化している。
その為、人によってはシンクロ次元がマシに見えてくる。
対抗手段を持たない一般人からは、デュエル及びデュエリストは敵味方問わず「恐怖の対象」となっている。
◆レジスタンス
エクシーズ次元の住民たちで結成されたアカデミアへの反抗勢力。
黒咲兄妹やユートが所属している。現在はアカデミアの侵攻により壊滅状態な模様。
◇シンクロ次元
◆シティ
シンクロ次元に存在する治安に守られた都市。街中にデュエルレーンが張り巡らされている。
ユーゴの故郷であり、セキュリティによる治安活動が盛んである。デュエルを執行せよ!!
デュエルにおいてはジャック・アトラスがキングとして君臨している。
5D's本編では改善されつつあった格差が更に悪化しており、
1%のトップス(富裕層)が富の99%を独占、99%のコモンズ(一般市民)はスラム街(サテライト)で暮らしているなど、5D'sの3層構造より格差が酷くなってる。
勝てば全てを得るが、負ければ文字通り全て失う徹底した競争社会。
この思想は徹底しており、フレンドシップカップの実態を明かされても「それの何がいけないのかな?」と普通に返され、遊矢と視聴者を唖然とさせた。
トップスは下層市民であるコモンズを表向きには平等扱いし、実際には心の中で彼等を蔑んでいる。
実際にユーゴのDホイールに触れようとした子供を親が叱りつけており、「触ったら病気になる」等とコモンズに対する認識はかなり酷い。
コモンズは5D'sにおける「シティ」「サテライト」という市民の括りが無くなっており一括しての呼称と思われる。
シティ内での扱いが最も酷く、大した罪でなくとも収容所に送られる程である。
ユーゴやリン、そしてジャック・アトラスの出身地もここ。おそらくクロウ・ホーガンも同様と思われる。
◆
ライディングデュエル
フィールド魔法「スピード・ワールド-ネオ」の発動により開始されるシンクロ次元独自のデュエル。
デュエルが開始されると専用のデュエルレーンが展開され、一般車両は退避勧告を受ける傍迷惑な機構は健在。
開始時の口上は5D'sでお馴染み
「ライディングデュエル! アクセラレーション!」
なお、シンクロ次元編突入後はOP前のナレーションがライディングデュエルのものに差し替えられている。
ここでシルエットだけだが、
スターダスト・ドラゴンらしきモンスターが戦っている様子を確認できる。
尚、「スピード・ワールド-ネオ」は破壊耐性のみであり、スピードカウンターなどの概念は無い模様。スピードスペルなんて必要なかった。
フレンドシップカップ編からはアクションフィールドを展開しており、アクションデュエルが組み込まれている(初回のみアクションフィールドと同時にスピード・ワールド-ネオが発動している)。
◆
D・ホイール
シンクロ次元で独自進化を遂げたバイク型決闘盤。
初登場はユーゴと一緒だったが、長らく名称の明言はVジャンプ等の雑誌以外ではされていなかった。
ディスク部分は他のキャラと同じ質量を持ったソリッドビジョンのもので、
旧作で登場したジャックのホイール・オブ・フォーチュンやクロウのブラックバードもディスク部分が変更されている。
ヘルメットはユーゴ、リン(柚子が使用)、ジャックとクロウ以外のものは全て共通のものとなっている。
◆フレンドシップカップ
シティ最大のデュエルの祭典。通称FSC。
優勝者はコモンズ出身でもトップス並みの待遇を受けられるようになる。
コモンズにとってこの大会での優勝はトップスに成り上がる為の唯一の道らしく、ユーゴやリンはこの大会の為にデュエルの腕前を磨いていた。
ランサーズの面々もシンクロ次元との共闘のために参加。
元々はトップスとコモンズの融和が目的で、大会のスローガンは「シティは一つ!みんな友達!」
…となっているが、この大会の敗者はシティ地下のごみ処理施設で
倒れるまで強制労働という話である。
観客はそれを知らされても、敗者が堕ちるのは当然だと平気な顔。シンクロ次元怖い。
◇ペンデュラム次元
ズァークとの激闘後、スタンダード次元が統合の煽りを食う形で改変された世界。
ペンデュラム召喚を主体とする次元になっているが、基本的な構造や社会体制はスタンダード次元と変わらない。
LDSにより各次元を繋ぐ通路が作られている。
追記・修正お願いします。
分割元項目のコメントが荒れたことから、無期限にコメント欄を撤去します。
相談所に許可を取らずに復帰させる行為は禁止されています。
最終更新:2024年03月18日 16:58