登録日：2018/07/03 (火) 17:29:04
更新日：2023/12/04 Mon 23:21:17
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<<試合も後半戦、お互いのデッキも盤面もライフも削れた頃>>
「こっちの手札にはフィニッシャーがある…挑発持ちも除去できるカードもある。返しのターンで終わりだ！」
\ﾃｰｯﾃﾃｯﾃﾃﾃﾃﾃﾃﾃﾃﾃﾃｰﾝ‼‼/
「大金持ちになれるぞ！！」
「え？え？」
1＋29
「(゜Д゜)」
レノ・ジャクソンとはデジタルTCG「
ハースストーン」に登場するカードである。レアリティはレジェンド。
概要
アドベンチャー第3弾「リーグオブエクスプローラー」(以下LOE)の登場人物であり、彼が活躍する第1章をクリアすると報酬として手に入る。尚、2017年の4月を以てアドベンチャーそのものがスタン落ちしたことにより、現在は魔素から作成することも可能。
気になるスタッツ及び効果は以下の通り
| レノ・ジャクソン |
| 中立 6/4/6 |
| 雄叫び:デッキに同一のカードが２枚含まれていない場合、自分のヒーローの体力を完全に回復する。 |
自分のヒーローの体力を完全に回復する。
大事なことなので２回書きました
なんとこのカード、構築に条件があるものの、場に出すだけで体力が29だろうが1だろうが上限値まで回復してくれるのである。
体力を大量に回復するカードはTCGやDCG全体を見れば多々あるものの、面倒なコンボも必要とせずたった１枚で全回復してくれるカードなんてコイツぐらいだろう。
お互いデッキのカードが無くなりかける終盤に出してしまえば、このお世辞にも高いとは言えないスタッツのレノを除去することすらままならないだろう。
特にありったけの軽量ミニオンで短期決戦を望むアグロタイプのデッキにとっては悪魔以外の何物でもないカードと言える。
想像してほしい。数々のカードを消費し、数々のミニオンを破壊し破壊され、今できる最善手を必死で絞り出して相手を追い詰める。
その労力を、このミニオン１枚だけで全て台無しにされるのだ。戦意喪失は免れない。
ただし、登場時の効果は強力とはいえ、盤面に干渉する効果ではないため、使う場面には気をつけよう。
相手に多数のミニオンが立っている中で使ったとしても、そのまま殴られて回復前の体力に元通り…なんてこともあり得る。
構築の幅が狭まるデメリットこそあれど、完全にライフを回復する効果が弱いはずがなく、2017年以前はラダー、カジュアル問わず大活躍。
特に、自身のライフポイントを引き換えにカードを1枚引くことのできるクラスであるウォーロックとは凄まじく相性がよく、一時期はレノを採用したハイランダーウォーロック、いわゆる「レノロック」が環境を支配していた。
後述する「仁義なきガジェッツァン」が追加された後には、ウォーロックに続いて除去、延命、手札の維持に長けているメイジにもレノが採用され、この「レノメイジ」も環境を暴れ回った。
前述の通り、2017年4月にLOEがスタン落ちとなり、これに伴いレノもスタンダードでは使用不可能になったことでようやく環境から姿を消したが、それはスタンダードでの話。
全てのカードが使用可能となるフォーマット『ワイルド』では、新弾のカードも組み込むことで現役時代よりも強力なレノデッキとして、今でもどこかでプレイヤーを大金持ちにしている。
相性のいいカード
| カザカス |
| 中立 4/3/3 |
| 雄叫び:自分のデッキに同一のカードがない場合、即興呪文を1つ作成する。 |
レノと同じくハイランダー構築を条件とした効果を持ち、除去や復活等に役立つ呪文を手札に加えることができる。
こいつに限らず、カザカスが登場した拡張パック「仁義なきガジェッツァン」で登場したメイジ、ウォーロック、プリーストのミニオンにはハイランダー構築を条件として強力な効果を発動するカードが多数存在するため、それら全てがレノと相性のいいカードといえる。
| 影隠れ |
| 呪文 |
| 味方のミニオン手札に戻す。そのミニオンのコストは(2)減る |
| 退散 |
| 呪文 |
| 全てのミニオンをそれぞれの所有者の手札に戻す。 |
共にローグのカード。レノを手札に戻すことで、基本的に１度きりしか使えない全回復を何度でも発動できるようになる。
| 目覚めよ創造主 |
| クエスト:断末魔を持つミニオンを7体召喚する。報酬:希望の番人アマラ |
| 希望の番人アマラ |
| 5/8/8 |
| 挑発、雄叫び |
| 自分のヒーローの体力を40にする。 |
プリーストのクエストカード。条件を達成することで得られるミニオンのアマラは本来の上限が30である体力を40にまで底上げした上で体力を完全に回復するという、何を言ってるのか分からないレベルで壊れた効果を持つ。
断末魔を持つミニオンを7体出す必要があるものの、中立及びプリーストには優秀な断末魔持ちミニオンが多い上、復活による召喚もカウントされるため、ハイランダー構築でも達成は容易。
当然アマラを出した後にレノを召喚すれば、また体力は40になるため、非常にしぶとい戦いができる。
| ジャングルハンター・ヒーメット |
| 中立 6/6/6 |
| 雄叫び:自分のデッキのコスト(3)以下のカードを全て破壊する。 |
レノの効果は召喚時に自分のデッキがハイランダー状態であれば発動するので、コスト3以上のカードをハイランダー状態にした上でこのミニオンを使ってコスト3以下のカードを消し飛ばせば、ハイランダーデッキでなくとも完全回復を受けることができる。
| シャダウォック |
| シャーマン 9/6/6 |
| 雄叫び:この対戦で自分がこれまで使用したこれ以外の雄叫びを全て繰り返す(対象はランダムに選択される) |
レノの効果も雄叫びなため、レノを出した後のターンにこれを出せば、全回復をもう一度行える。
さらにシャダウォックを出す前にサロナイト鉱山の奴隷や世界揺さぶるグランブルを出しておけば、毎ターン自身の体力を完全に回復しつつ、1/6/6という破格のコストパフォーマンスを持ったミニオンを手札に加える。もちろんそのミニオンを出す度に同様の事が起きるという、えげつない展開になる
…が、2018年12月末のアップデートにて、サロナイト鉱山の奴隷の効果が「自身のコピーを召喚する」から「サロナイト鉱山の奴隷をもう1体出す」という効果に変更されたため、1コストとなったシャダウォックでもう一度全回復という動きは不可能となった。
| ブラン・ブロンズビアード |
| 中立 3/2/4 |
| 味方の雄叫びは２回発動する。 |
レノと同じくアドベンチャーの報酬で貰える上司、というかレノが所属する探検同盟の創設者。前述の通りレノの効果も雄叫びなので夢の60点回復が可能に！意味ないけど。
弱点
まず「デッキに重複しているカードがない場合」でないと効果は発動しないので、必然的にハイランダー構築となる。つまり、使えるデッキが限られていることがネック。上手く扱えるヒーローはヒーローパワー自体がドローソースのウォーロック、他のヒーローよりもドローソースを多く持つメイジやプリースト、雄叫びによるドロー効果を使い回せるローグあたりか。
また、「相手のデッキに○○を○枚混ぜる」効果を持つカードも天敵。ハイランダー状態が崩れるため、インチキカードがただのバニラになってしまう。
さらにハースストーンにはアレクストラーザという、レノに対する最大のカウンターカードが存在する。効果は以下の通り
| アレクストラーザ |
| 中立 9/8/8 |
| 雄叫び:ヒーロー一人の残り体力を15にする。 |
という、レノを使って体力を回復しても、これだけで一気に半分まで削られてしまうという、洒落にならないカードである。幸い、こちらもレジェンド故に１枚しかいれられないのが救いか。
アドベンチャーでの活躍
前述の通り、LOEでは第1章から活躍ぶりを見ることができる。
自称「世界的に有名な考古学者で探検家でトレジャーハンター」(加えて上司のエリーズ曰く「カササギ並みの自制心」)なレノは何千ゴールドもの価値を持つお宝である起源の杖のパーツを探すべく、オルシスの寺院へ派遣された。
順調に目的地に近付いたのはいいものの、たまたま見つけたランプを好奇心で擦ってしまったがために、現れたランプの精に襲われるところからアドベンチャーは始まる。
戦いの最中にどうでも…いや、とっても素敵な武勇伝を聞かせてくれたり、杖の使い道について熱弁してくれる。
一章の最終チャプターである「崩れてゆく寺院」においても、エリーズの「この道には近付くな」という忠告を無視して近道した挙げ句余計なミニオンを呼び寄せたり、銅像に付いていた見事なルビーに目が眩んで触れてしまった結果、大型ミニオンを増やしてしまったりと、味方でありながらある意味最もプレイヤーを邪魔してくる。
最終章でも登場。完成した起源の杖を奪った黒幕「ラファーム」と戦う訳だが、あろうことかラファームは対戦開始前にプレイヤーのデッキそのものを奪ってしまう。
急遽エリーズが用意してくれたデッキで戦う訳だが、ここで他の探検同盟メンバーと一緒にレノもサポートカードを施してくれる。
追記修正は大金持ちになってからお願いします
- アグシャー使ってた自分のトラウマカードだわ。「バリバリが最低火力以外なら倒せる！」→「3」→「まだレノが無ければ･･･」→「大金持ちになれるぞ！」 -- 名無しさん (2018-07-04 08:49:32)
- 報酬で貰えるスリーブから察するに、結局起源の杖はレノに売られたんかな？ -- 名無しさん (2018-07-06 03:12:35)
- 最近はヒーローカード版も現れハイランダーデッキ復興の兆し -- 名無しさん (2023-12-04 23:21:17)
最終更新：2023年12月04日 23:21
