ハイランダー(世界樹の迷宮)

登録日:2018/07/13 Fri 01:18:40
更新日:2023/11/26 Sun 12:49:28
所要時間:約 15 分で読めます





ハイランダーとは、『世界樹の迷宮シリーズ』に登場する職業。
槍の扱いに長けた、古の技を操る戦士。
「全ての正義であること」を掲げており、正しいこと・正義の行いをする事を信条としている。



グラフィックは、新1ではほぼ主人公専用なので、主人公グラのみ。
新2では、♂♀で汎用グラフィックが一つずつ用意されている。


♂は槍を振りかざす寡黙そうな少年。
鼻の頭に付いた一本傷と、おさげが特徴。

♀は槍を持った小柄な少女。
2本のおさげとしいたけのような髪飾りが特徴。あと地味に巨乳。
どこか似ているのでヴァーとリッキィの娘との意見も。




新・世界樹の迷宮で初登場した、槍を扱う前衛職。
武器としての槍そのものは以前からあったが、スキルもそろった明確な使い手というのは何気に初。
新1では主人公(通称・ヴァー)の職であり、ストーリーでもハイランダーの設定が話に色々と絡んでくる。


職としては、割と何でもできる万能前衛職
攻撃スキルからして後衛にも届く遠距離技・範囲攻撃・縛り&即死・属性攻撃・ボス用の必殺技二種と目白押し。
特定条件下での爆発力もあり、火力担当としては申し分なしの実力を誇っている。
その他にも各種バフや縛り・チャージ、有益なパッシブスキルと補助も豊富に揃っている。

さらにスキルツリーにもほぼ無駄がなく、SPを必要ないものに余分に振ることも少ない。
ステータスもHP・ATK・DEF・AGIが高めで盾も装備可能と、前衛として必要なものがそろっており至れり尽くせり。
まさしく主人公に相応しいヒーロー気質な万能職となっている。


しかし早々うまい話はなく、欠点としてほとんどのスキルに何らかのデメリットが存在していることがある。
HPが減る・TP消費が高い・仲間が攻撃してないと効果が出ない・自分も縛る・敵の状態異常が移るなどなど…。
特に攻撃スキルは使用するとまずHPが減るので、高めのステに反して前衛としては結構落ちやすいのも困りもの。
(余談だが、新1の主人公のあだ名『ヴァー』は、頻繁にやられるため断末魔である「ヴァー」をしょっちゅう聞くことからきている)

そのため、ヒーロー気質だが仲間との連携やサポートはほぼほぼ必須。
色々できるが一人で立っていられる職ではないので、デメリットを頭に入れてリスクとリターンを管理するテクニカルな職とも言える。

また扱える攻撃属性が少なく、他メンバーとの連携が必須な『スピアインボルブ』を除くと突属性のみなので、
相手によっては火力がガタ落ちするのも、アタッカーとしては痛い。
ハイランダーが火力の中心のパーティだと割と致命傷になりかねないので、
投入する相手を選ぶか、他属性の技のグリモアなどを装備して対処していきたい。




新・世界樹の迷宮 ミレニアムの少女

CV:鳥海浩輔
新・世界樹で唯一の新規職であり、ストーリーモードでは主人公。
ストーリーモードをクリアすると、クラシックモードでも転職先として使えるようになる。
エトリアより北のハイランド地方の最北端、ハイ・ラガード(IIの舞台)の山岳地帯で暮らしている一族であり、「全ての正義であること」を掲げている。
エトリア執政院より怪異の調査を依頼されたことで、長老によって主人公がエトリアに派遣されたところから物語が始まる。
プレイヤーの選択肢で、真面目くんにもお茶目さんにもできる素敵な子。

新1ストーリーのパーティでは唯一の前衛物理職であり、リッキィ・アーサーと並ぶ火力担当。
デメリットはあるが優秀な攻撃スキルが揃っているため、雑魚戦・ボス戦ともに大暴れすることができる。
が、高火力と引き換えにHP消費で「ヴァー」することが多々あるので、サイモンやラクーナの支援は必須。
また豊富な補助スキルで、各メンバーの補助も行っていく役目もあるので、極力「ヴァー」しないようにしよう。


新・世界樹の迷宮2 ファフニールの騎士

DLCで入手することが可能。
発売直後は無料で配布されており、現在では100円で購入することができる。
一般職になったため、今作で初めて汎用グラが用意された。

スキルやスキルツリーはあまり変わってないので前作と同じような育成・運用ができるが
火力面に関してはマイルド調整が施されており、全体的な火力は低下している。
そのため前衛としては高火力万能職から、万能職くらいの地位となった。
しかし特定条件下での爆発力は健在であり、全部乗せフルチャージディレイ&クロスチャージは
5ケタダメージすら叩きだせる実用的なロマン砲として君臨している。

またシステム変更に伴い、フォースブースト&フォースブレイクを取得。
フォースブーストは、3ターンの間槍スキルの威力が上昇し、与えたダメージの一定割合味方のHPが回復する『英傑の戦い』
フォースブレイクは、自身と味方全体のHPを消費して、敵全体に強力な遠隔突攻撃を行う『ゲイボルグ』


世界樹の迷宮X

お祭り作品でもあるXでも参戦。
初出は新1だが形式上はIIの舞台であるハイ・ラガードからの冒険者という形になっている(前述したように設定上でもハイラガ周辺が出身地)。

フォースは新2の形式のままだが細かい仕様が変わっており、英雄の戦いではどんな攻撃でも回復が生じるようになっている。
血の暴走による攻撃やサブクラスのスキルでも回復するのでフォースブースト中の動きに幅が広がった。

本作のハイランダーの特徴は地味な要素だがステータスの水準値の高さという点が顕著。
前衛アタッカーに不可欠なSTR・HP・VITが19職業中TOP5に入り、その他のステータスもほとんどが中の上である。
新シリーズでは弱点だったLUCの低さすら克服しており、中間地点となっている。

元からバフ・攻撃・タンク・回復ができることから、ヒーローとはまた別方向の主人公らしさがある。
もっとも、主人公補正そのものだった新1の時と違い、攻撃スキルの性能に関しては比較的平凡。リミットレスを失ったことで瞬間火力が落ちたことが大きい。
もっとも血の暴走の仕様が新1に近い状態に戻ったため、長期戦における継続火力ではそのタフネスさも相まって一級品。


■代表的なスキル

  • 槍マスタリー
槍スキルが習得可能にし、槍装備時の物理攻撃力が上昇する。
各種スキル取得に必要になるので、機を見て上げていこう。


  • ロングスラスト
槍技。敵一体に遠隔突攻撃。

癖もなく扱いやすい、基本的な槍技。
遠隔技なので、後衛の敵も狙い撃つことができる。
また全振りで高威力・高速発生・低燃費という優秀な技に化けるため、序盤から終盤までお世話になる。

2では火力が下がり、まぁまぁ普通の技に落ち着いた。
それでも低燃費でそこそこの威力・発生の速い遠隔技と、地味に便利な技には変わりない。

Xではいよいよ発生速度すら通常攻撃より遅くなり遠隔技として前提分を取ったら十分というくらいの存在感に。


  • シングルスラスト・バースト
槍技。自身のHPを消費して、敵前列・全体に近接突攻撃。
スラストで20%、バーストで40%のHPを消費する。

自分のHPを使って放つ範囲攻撃。雑魚戦でとてもお世話になる。
HPが減るが、後述の『ハーベスト』があれば敵撃破で十分お釣りがくるので、割と気軽に撃てる技。
とはいえHPが減れば戦闘中やられる危険が増大するので、なんらかのフォローは欲しい。


  • レギオンスラスト・バースト
槍技。仲間のHPを消費して、敵前列・全体に近接突攻撃。

シングルスラスト・バーストの仲間版。
仲間全体のHPを消費するため、こちらの方が威力は高め。
こちらも『ハーベスト』があればお釣りがくるが、仲間全体に負担をかける分hageの危険も高まるため
HP管理には十分注意したい。
また後述の『絆の恩恵』があれば、パーティ全体のTP回復手段にもなる。

なお仲間がいない場合、実質デメリットなしで技を発動できる。
1人旅時には是非。


  • ブレインレンド
槍技。敵1体に突攻撃。一定確率で頭封じ+即死効果が発動する。

追加効果が強力なためか、攻撃倍率は他のスキルと比べると低め。
ただハイランダーはLUCが高くないため、素の成功確率は全振りでも微妙。
後述の『グッドラック』を使うか、グリモア化してLUCが高い味方に使わせたほうが輝ける。

XではSTR・LUC依存のスキルはSTRがLUCの2倍成功率に寄与するという仕様のため、高いSTRとそこそこのLUCを持つハイランダー自身が使いこなせるスキルになった。


  • スピアインボルブ
槍技。敵1体に近接突攻撃。味方の属性攻撃後に発動させるとその属性が加わり威力が増加する。
加わる属性は直前のもの。炎の術式→氷の術式→スピアインボルブだと、氷属性が加わる。
また同じ敵でなくとも追加効果は出る。スキルの都合上、最遅行動。

F.O.Eやボス戦での、ハイランダーの主力スキル。
パーティに他の属性攻撃役がいれば、コンスタントに弱点を突いて攻撃することができるため非常に便利。
属性攻撃なので『定量分析』や『術式マスタリー』が乗り、後述のディレイチャージ中の技としても最適。
新1のストーリーでは、リッキィやアーサーとの連携で力を発揮する。
TP消費が重いのが玉に瑕。また属性攻撃がないと、通常攻撃以下に威力がガタ落ちする。

2ではスキルそのものは変わらないものの、『定量分析』&『アクトブースト』のフォースブースト化。
『術式マスタリー』の仕様変更などにより強化手段が減ったため、実質火力が下がった。
それでも強敵との戦いでは便利なので、変わらない感覚で使って行ける。

Xでは序盤の主砲スキルであるが、中盤以降はスキルLvを上げても火力が伸び悩み、別スキルにその座を譲ることとなる。
だが最遅行動という特性が何かと便利でちょくちょく使うことに。


  • ディレイチャージ
槍技。 自身のHPを消費して数ターン後の終了時敵1体に遠隔突攻撃。
後述の『クロスチャージ』を使用すると、その時点で技が発動。
チャージターンが少ない場合、その分威力が低下する。

各種バフやチャージスキルは、ディレイチャージ選択時のものが適用される。
『力溜め』→『ディレイチャージ』→発動ターンだと『力溜め』は乗るが
『ディレイチャージ』→『力溜め』→発動ターンだと、乗らない。
『力溜め』→『ディレイチャージ』→『猛き戦いの舞曲』→発動ターンだと、『力溜め』のみ乗る。

レンジャーの『サジタリウスの矢』のようなスキル。
ただしこちらの場合、クロスチャージで発動ターンを待たずとも強制発動できるのがミソ。
雑魚戦でちょっと硬い敵が相手でも戦闘を長引かせることなく使うことができ、
発動ターンに敵のカウンターなどが待っていたら、ズラして発射することができる。
ただしチャージターンが短い場合威力が減るので、強敵相手ではなるべくフルチャージ状態で発動させたい。
全部載せフルチャージでのディレイチャージ&クロスチャージは、目ん玉ぶっ飛ぶ火力が出る

2では威力そのものは少々下がったが、フォースブーストやグリモア重ねがけによるスキル強化の登場で強化手段が増え
条件が揃った時の火力はむしろ上がった。

スキルを最大LVにしたうえでの
パッシブスキル『先の先』+バフ『ブラッドウェポン』&チャージスキル使用
→フォースブースト発動で『ディレイチャージ』発射
→フルチャージで『クロスチャージ』で発動
は、非常に強力。5ケタダメージも夢じゃない。


  • クロスチャージ
槍技。自身のHPを消費して敵1体に近接突攻撃。
『ディレイチャージ』と合わせることで威力増加。
『ディレイチャージ』と同じ対象を攻撃すると、強制的に『ディレイチャージ』も発動する。

『スピアインボルブ』と並んで、ハイランダーのボス戦主力スキル。
単発でも威力が高めだが、前述の通り『ディレイチャージ』と合わせることで真価を発揮する。
また、ファストトリックではないが出がかなり速いため、雑魚戦で面倒くさい敵を早めに処理したいときも便利。
TP消費も安いため、HP消費に目をつぶれば割と気軽に使って行ける。



  • ブラッドウェポン
3ターンの間、味方1列の物理・属性攻撃力を上昇させるが、行動時にHPが減少する。

デメリットが大きいが、その分上昇率もトップのハイランダーのバフスキル。
スキルそのものはモノノフの『羅刹』に近い。
これと後述の『血の暴走』と合わせると、かなりの火力アップができる。


  • 不可視の霊盾
自身のHPを消費して3ターンの間味方1列の属性防御力を上昇させる。

効果自体は高いのだが、一列だけなのでイマイチ使い辛い。
新1のストーリーだと、サイモンの『医術防御』があるのでぶっちゃけ空気。
バフ役が少ないパーティだと、それなりに出番はある。

Xでは前提なしに覚えられる割に効果が高く、発生も速いので属性ガード的な感覚で使える。
サブクラス向きか。


  • グッドラック
味方全体のHPを消費して、3ターンの間味方全体の状態異常成功率を上昇させる。

世界樹では珍しいバステの成功確率を上げるスキル。
新1のストーリーだとバステ専門役がおらず、専門じゃないガンナーやメディックの技に頼ることになるため
結構お世話になる。

クラシックでも、カースメーカーダークハンターの補助に最適。
バステメインのパーティなら、グリモア化して誰かに装備させておきたい。


  • スティグマ
自身と敵1体に一定確率で封じ効果が発動し、さらに自身の状態異常を一定確率で移す。

全振りで3部位全縛りになる、某ドM竜のようなスキル。
なおこのスキルは全縛りでも発動できるため、相手が縛られるまで延々連発することもできる

状態異常も移せるがぶっちゃけこっちはおまけ。
麻痺やテラーは行動が阻害される可能性が高く、睡眠、混乱、石化は行動そのものがそもそもできない。
またハイランダーはLUCが低いため、成功率はそこまで高くない。
そのためグリモア化してLUCの高い他の職に渡したほうが、真価を発揮しやすい。

Xでは後輩とも言うべきセスタスがクリンチという似たようなスキルを持っているのでそちらに譲り、忘れてしまった。
まぁあちらの方がはるかに使いこなしている。

  • ブラックサバス
敵全体に無属性攻撃を行ってHPを吸収し、味方全体へ与えると同時に、封じと状態異常も味方全体へ移る。

攻撃と同時に味方全体のHPを回復できるスキル。
見ての通り、バステを付与するパーティとは相性が悪い。

なお味方のHPが減っていない場合、ダメージが出ずに無効化される。
ダメージ量はパーティ全体のHPの減りが影響するので、レギオン系の後に使うと効果的。
全振りしても回復量はあまり高くないが、ブーストを重ねるとピンチに起死回生ができるくらいには化ける。

2ではダメージ倍率が上がり、それなりに使いやすくなった。
が、パーティ全体のHPが減ってないと火力が出ない点は変わらないので、使いどころが難しい点はそのまま。

Xではバステ封じ感染というデメリットが無くなった。
また突耐性を持つザコがちらほらいることと、死に際に物理攻撃を受けていると最後っ屁を放つザコなどがいるため「無属性」という部分が役立ち、忘れた頃に出番がある。

  • リミットレス
次のターン終了時まで与えるダメージが上昇。装備制限を無視してスキルが使用可能になる。

ハイランダーのチャージスキルだが、使用後に武器を装備してなくても他の武器技が使えるのが特徴。
弓技だろうが銃技だろうが使えるようになる。
このため他職のグリモアとの組み合わせで非常に輝く。

またリミレスの場合、次ターンの全ての行動の火力が上がるため、後述の『血の暴走』での攻撃の火力も全部上がる。
この点だけでも非常に便利。

Xでは残念ながら忘れてしまった。サブウェポンシステムもあるので当然と言えば当然か。
能動的に使えるチャージスキルを失ってしまったため、前述のディレイクロスの瞬間火力も落ちている。


  • 血の暴走
自身のHPが減少した際、装備武器による通常攻撃を一定確率で行うパッシブスキル。

ダメージは何でもよく、あらゆるHPの減少に反応して攻撃を行う
ハイランダーはHPがガンガン減るので発動する機会が多く、総火力は結構バカにならない。
また『通常攻撃』を行う都合上、各種オイルや序曲・バルカンフォームが乗り
ソードマンのチェイスなども条件が合えば反応するため、他スキルとの組み合わせでさらなる効果も期待できる。

ただし、カウンターが反応してhage、力溜めの無駄撃ち、ドロップ狙いでのSATUGAIなど、暴発には注意が必要。
そのためグリモア化して取り外し可能にしておくと、何かと融通が利く。
発動確率はLv5・Lv10に挙げたときのみ上昇するので、スキルを振る時はそこら辺が目安。
全振りで、30%ほどの確率で発動する。

2では、1でかなり暴れたためか1ターンに1回の発動制限が付き、火力が大幅に下がってしまった。
そのかわりにグリモアの重ねがけによりLV☆☆で80%で発動するため、戦略には組み込みやすくなった。

Xでは新1と同じく1ターンに何度でも発動する仕様に戻った。
だが追撃系スキルは反応しない当然である
本職が極めると50%の確率で発動するため、長期戦ではダメージソースとして頼りになる。

  • ハーベスト
敵撃破時に、味方全員のHPが回復する。

戦闘終了後の回復が楽になるのも利点だが、ハイランダーはHP消費スキルが多いのでその保険としても非常に有効。
範囲スキルで多くの敵を撃破すれば撃破した分だけ回復するため、
豊富な技を持つアタッカーのハイランダーとの相性は抜群。
新世界樹シリーズでは雑魚を呼ぶボスも多いため、ボス戦でも割と腐らない良スキル。


  • 防衛本能
戦闘開始時に確率で発動し、味方全体に一度だけ状態異常を無効化するバフを付与する。

持続ターンは5ターン。発動確率は全振りで30%ほど。
後半に進むと面倒なバステを撒いてくる敵が増えるので、発動するとかなり嬉しい。
が、所詮は確率なので発動しないときはしないし、信頼性は低め。
確実に防ぎたい場合は、探索準備の『探偵の手筈』に頼った方が良い。

2では持続ターンが4ターンに減ったが、その代わり発動確率がかなり上がった。
グリモアと合わせてLv☆☆にすると、100%発動する。
開幕でバステをばらまくボスや雑魚相手にするときに確実に防ぐことが出来るため、非常に便利。
Lv☆☆防衛本能を持ったハイランダーをパーティに入れておくと、探索時やボス戦でものすんごくストレスが減る。


  • 絆の恩恵
自身の行動でHPが減少した同列の仲間は、ターン終了時にTPが回復するようになる。

レギオン系や『グッドラック』をよく使う場合、持っておくとかなり便利。
継戦能力も上がるし、迷宮の探索時間も伸びる。
なお、回復するのはあくまで「仲間」のみで、自身のTPは回復しない。


  • ブラッドベール
Xの新技。「ダメージを受けるとそのターン中被ダメージを減少させる」パッシブスキル。
減少量が凄まじくLv1の時点で防御の号令Lv4並の補正がかかり、Lv6になると渾身ディフェンスLv8並というものすごい軽減率を誇る。
このため、自傷ダメージスキルを使うとかえって死に辛くなるというわけのわからない耐久能力を獲得。
ブラッドウェポン後に防御→スケープゴートはハイランダーとレンジャーの常套コンボの一つ。


  • レギオンチャージ
Xの新技。名前の通り前述のレギオン系スキルの一種であり、味方のHPを吸って単体に大ダメージを与えるありそうで無かった技。
当然思いつくのはフォースブースト中の連打だろう。というかLv10に至っては味方のHPを50%も吸うためフォースブースト中でなければ危険すぎて迂闊に撃てない。
一方低Lvでは反動ダメージが低い割にそこそこの倍率を持ち、絆の恩恵で味方のTPを回復させるためこちらはこちらで使い勝手がいい。


  • スピアリバーサル
Xの新技。セスタスが前作Vで保有していた大物殺しの槍バージョンというべき技。自分のHP割合が相手のHP割合より少ないと大ダメージ。
発生が速く威力も高いため、前作Vの衝撃セスタスがそうしていたようにザコ殺し性能が高い。
もっとも、シングルバーストから繋げたり、グッドラックで味方に敵を封殺してもらってから安全を保持して連発するというコンボもある。



■グリモア

●新1

  • 装備
技がほぼ突属性しかないため、なにはともあれそれ以外の属性技を装備させたい。
雑魚戦用に斬か壊の範囲攻撃があると非常に便利。
基本武器に左右されないモンスター技が中心になるが、盾を装備している場合はパラディンから盾技をもらうのも○。

高倍率チャージの『力溜め』や、割とどの職が持っていても便利と言われる『精神集中』『アクトブースト』だが、
『力溜め』は血の暴走で暴発することがあり、『精神集中』はHP満タンがほぼ維持できないハイランダーとの相性が最悪。
『アクトブースト』はディレイチャージ&クロスチャージコンボを狙う場合はイマイチ、とハイランダーに関しては結構微妙。

ただ『アクトブースト』は、スピアインボルブ中心なら問題なく扱える。
この場合、属性火力を高める『術式マスタリー』もあるとさらにダメージが出せる。
また『精神集中』がほぼ扱えないことからTP周りには不安が残るので、『TPブースト』や『リチャージ』があると継戦能力が増す。

その他だと、『槍マスタリー』や『盾マスタリー』が便利。
槍マスタリーは重複するため火力全般の大幅な底上げ、盾マスタリーは堅実に防御力が上がる。


  • 作成
『ハーベスト』は複数のアタッカーに持たせると、戦闘後の回復がほぼほぼいらなくなるので非常に便利。
『血の暴走』も、被弾の多い前衛に付けると優秀な火力アップスキルになる。
『ブラッドウェポン』は最高倍率の攻撃バフで、血の暴走とのコンボも強力。

槍技では『ロングスラスト』が、低燃費高火力かつ後衛からでも威力が落ちないので優秀。
後ろで手が空いているバードやメディックあたりが向いている。
また槍パラディン用に各種槍技を持たせておくと、小回りが利くようになる。

他にはバステ役に『グッドラック』や『スティグマ』を持たせるのもよい。
特に『スティグマ』はハイランダーが扱うより、LUCが高いバステ役が使った方が成功率が高い。
『スティグマ』で全縛り→エクスタシー連発はオーソドックスながらも強力。

『リミットレス』は装備制限無視は、「武器全般の火力が低いので、高倍率になっている武器技」を強い武器で使うなど、色々可能性がある。
がそれよりも、チャージが「次ターンの全ての行動」に乗る点が重要。
つまり、ソードマンのチェイスやブシドーの『阿吽の追撃』など、1ターンに何度も攻撃するスキルで使うと非常に強い。
これに前述のブラッドウェポン&血の暴走コンボも絡めると、血の暴走での攻撃に自分で追撃するため
運さえよければ凄まじいダメージを叩きだすこともできる。


●新2

  • 装備
今作からスキルに関してスキルレベルとグリモアのスキルレベルが合算するようになったため
全振り(LV☆)を越える更なる強化(LV☆☆)ができるようになった。
ハイランダーで強化候補に挙がるのは、『スピアインボルブ』『ディレイチャージ』『クロスチャージ』
『ブラッドウェポン』『防衛本能』『リミットレス』『血の暴走』あたり。

『防衛本能』はLV☆☆で100%発動になるため、持っておくと探索が非常に楽。
『ブラッドウェポン』はどれだけ強化しても減るHP量は変わらないので、できるだけ強化したほうが単純にお得。


他職のスキルでは、やっぱり突属性以外の技を持つことがまず急務。
それ以外では、ブシドーの『先の先』が相性がよい。
ハイランダーは素早くほぼほぼ相手から先手を取れるので、堅実に火力を上げられる。

ガンナーの『零距離射撃』はディレイチャージ用のチャージスキルとしてみると優秀。
零距離射撃LV☆とリミットレスLV☆☆の倍率は同じなので、その他のメリットデメリットは
  • リミットレスLV☆☆→武器制限が外れるので、その武器を装備してなくても強力な専用技を使える。
    次のターン『血の暴走』にも全てチャージがかかる。
  • 零距離射撃LV☆→遠隔技限定なので、ほぼディレイチャージ専用。
    リミットレスLV☆☆と比べると、リミットレスSP10&グリモア枠1枠に対してグリモア枠1枠のみで済むので、SP10分他のスキルに回せる
どちらにするかはお好みで


リミットレス用の技としては、ファフニールの『レゾナンスソード』やガンナーの『バーストショット』、レンジャーの『サジタリウスの矢』あたりが相性がよい。
レゾナンスソードは再使用のターンが開くほど火力が上がるので、ディレイチャージの合間に打つ技として最適。
バーストショットは突+三色複合属性なので、条件ドロップを狙うときなどに効果を発揮する。
サジタリウスの矢は、ディレイ&クロスチャージと合わせて、1ターンで相手に大ダメージを与えられるのが強い。
FOEやボスは残りHPの割合で攻撃パターンが苛烈になるのもいるため、それをすっ飛ばして一気にケリをつけたいときなどで有効。


なお、一定確率で攻撃スキルがもう一度発動する『ダブルアクション』だが、ハイランダーに関しては微妙。
発動した場合HP消費も2倍になるため、やられる危険が増大する。


  • 作成
有用なスキルはほぼほぼ前作と同じ。
『ハーベスト』『血の暴走』は前衛全般と相性がよく、『グッドラック』『スティグマ』はバステ役と相性がよい。

『リミットレス』も特性を理解していれば相変わらず強力。
ただ前作でのブラッドウェポン+血の暴走+リミットレス→チェイスor阿吽の追撃コンボは
血の暴走が1ターンに一回になり、阿吽に血の暴走が反応しなくなったことなどから弱体化した。

『スティグマ』はフォースブーストの登場で、カスメの『呪鎖の恩恵』→スティグマで容易に全縛りが狙えるようになり、
そこからのダクハンのトランス+エクスタシーコンボなどにより、より有用性が増している。






追記・修正は、正義の行いができる人がお願いします。

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最終更新:2023年11月26日 12:49