西条輝彦

登録日:2018/08/06 (月) 17:17:51
更新日:2021/08/01 Sun 22:37:28
所要時間:約 5 分で読めます





西条輝彦とは、漫画『GS美神 極楽大作戦!!』の登場人物である。


プロフィール


年齢:28歳
住所:都内にある「ネオ東京ホテル」


人物


ICPO超常犯罪課、通称「オカルトGメン」に所属している捜査官。役職は日本支部長。
黒の長髪が特徴の青年。
美神の初恋の相手であり、横島の恋敵でもある。
名前の由来は「西郷輝彦」。

かつて美神の母親である美智恵に師事していた時期があり、彼女の下でゴーストスイーパー(以下GS)の修業を積んだ後でイギリスの大学に留学する。
大学ではオカルトゼミに所属し、卒業後にオカルトGメンに就職した。
実家は資産家であるが現在は都内の高級ホテルに住んでおり、家政婦のキヨが住み込みで身の回りの世話をしてくれている。

裕福な家庭の出身だが「豊かな人間こそ社会に奉仕するべきである」という考えを持っており、「ノーブレス・オブリージ(貴族の義務)」を信条にしている。そのため金には無欲であり、正義の心で悪霊と戦う。
真面目な好青年なのだが、自分の価値観を絶対視するところもある。
オカルトGメンのような心霊現象の解決に努める公共機関がなく、霊障の解決には民間のGSに高額の報酬で依頼するしかない日本の現状に憤りを感じており、日本支部に配属となった後は社会のために全力で公務に当たっている。
以前から日本警察に対し、海外では実例のある心霊捜査の重要性を説いているが、日本での実績が乏しかったためその主張はなかなか認められずにいる。
しかし警視庁の要請で連続殺人事件を心霊捜査を用いて解決したおかげで、心霊捜査の導入に弾みがついた。この事件の捜査中に悪霊に体を乗っ取られるという失態を犯しているのは秘密。

作中で魔物や妖怪等による大事件が発生した時には美神等の優秀なGSに召集をかけ、優れたリーダーシップで彼らを引っ張っていく。
時には皆のやる気を出させるために、自腹を切って懸賞金を出す事もある。

日本で修業していた時に美神と出会い、一緒に過ごすうちに彼女から好かれるようになる。
だが当時の美神は10歳の小学生でまだまだ子供だったうえに、彼女は彼にとって妹のような存在であったため、イギリスに留学する時に彼女が「一緒に行きたい」とプロポーズ同然の事を言い出しても、今は修行中の身だと言ってやんわりと断っている。
しかし現在は美神に対して明確な好意を持っており、偶然美神と再会した事で彼女を子供扱いして置いていく事は決してしないと心に決めた。
ちなみに美神に対して抱いている感情はあくまで「愛」とのことで、彼女が幸せになるならそれでいいと考えている。どこまで本心かは分からないが。

美神と再会した時に彼女をオカルトGメンに誘い、彼女をパートナーにして様々な霊的事件を解決していく。
だが美神の心労の原因(お金)を理解する事が出来ず、気晴らしをしてもらうつもりで彼女に小学校の広報を任せた結果、極度のストレスによって完全に心を閉ざす事となってしまう。
横島が起こした愛の奇跡(嘘)によって美神は元に戻るが、この件で美神は公務員に向いていないと判断しオカルトGメンに引き入れる事を諦めた。

横島と出会って以降は彼を恋のライバルと認識するようになり、作中では度々美神を巡っていがみ合っている。
だが美神に対する思考は横島とほぼ同レベルであり、美神と横島が接近しそうな時には何が何でも妨害しようとする腹黒い一面を見せ、逆に美神と横島の仲が悪くなったり横島が遠くへ行きそうになると分かりやすく機嫌が良くなる。
横島のほうも、大事件が起きる度に「あいつは死んでくれていたらいいな」等と彼の殉職を望んでいたりする。
だが何だかんだ言っても横島の才能はある程度は認めており、手を組む事もよくある。
アシュタロスの手で美神が死んだと知った時には、怒りで我を忘れた横島を辛い気持ちを押し殺しながらメリケンサックで殴って落ち着かせている。その前にアシュタロスが張った結界にやられ、1人だけやられ役になるのが嫌で横島も巻き添えにしているが。

案外せこいところがあり、横島から受けた卑怯な手段をそっくりそのままお返ししたり、パピリオとの戦いでは見事な連携で圧倒するものの仲間からも突っ込まれるようなチクチクした攻撃を繰り返し何とか勝利している。
イギリスに留学していた頃はかなりのプレイボーイだったらしく、ゼミの後輩の魔鈴の話では会う度に違う女性を連れていたらしい。
その事を美神にばらされた時には彼女から無言の圧力を受け続け、心身ともにかなり参っていた。
今まで女性に嫌われた経験がないため、魔鈴の秘薬で女性から毛虫の如く嫌われるようになった際には、かつてない屈辱を味わった事で拳銃自殺を図るところまで追いつめられている(丁度弾切れだったので、最後には自嘲して高笑いをしていた)。

プロ野球チームのジャイアンズのファンで、優勝が無理だと分かる度に悔しい思いをしている。
酒は飲めるほうだが、美神ほどは強くはない。

前世は平安時代に京の都で活躍していた「西郷」という陰陽師。
横島の前世である陰陽師「高島」とは同期だが、高島も横島と同様に相当のスケベであるため、彼の事は「陰陽師の面汚し」としてとても毛嫌いしている。
高島の死後は、彼に惚れていたメフィスト(美神の前世)を妹として引き取り、人間になるための知識を色々教えるようになった。

10年後の未来ではパリの支部に出向している模様。


能力


美智恵の一番弟子だっただけあってGSとしての実力はかなり高く、美神でも手こずるほどの悪霊でも一撃で倒せる。
霊剣「ジャスティス」が主な武器で、これでどんなものでも一刀両断にするが、自称「西洋合理主義者」なので必要に応じて銀の弾丸が入った拳銃なども扱う。
だが彼が単独で戦う事は少なく、優れた指揮官として曲者揃いのGS達を纏め上げる場面のほうが多い。


追記・修正はオカルトGメンに入ってからお願いします。


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最終更新:2021年08月01日 22:37