乱童(幽☆遊☆白書)

登録日:2019/05/05 (日) 10:23:16
更新日:2024/04/27 Sat 20:38:38
所要時間:約 5 分で読めます





なん十年ぶりでしょうか

人間相手に乱童の姿で戦うのは


しかもそれが
幻海以外の人間だっていうんですから


ワクワクしますねェ

どうやって苦しめて殺してやりましょうかね


楽しませてもらいますよ


乱童(らんどう)とは、幽☆遊☆白書の登場人物の一人。

CV:井上瑤→皆川純子(THE BATTLE OF 幽★遊★白書~死闘!暗黒武術会~120% (フルパワー)以降)


【人物】

奥義破りを専門にしている好戦的な妖怪。
肌の色は白で赤い長髪、少年のような姿をしている。顔に独特の模様がある。
小柄なように見えて背は幽助より少し高く、筋肉質な体型。
人間界にいる時は「少林(しょうりん)」という修行中の霊能力者に化けている。
見た目はマンガ顔の小坊主だが、この弱そうな姿に油断しやられた者は数多くいる。
アニメ版によると、今まで彼の姿を見て生き延びた人物はいなかったため、長い間その姿は謎に包まれていた。

今までに99人の霊能力者や修験者の奥義を奪い取り殺害してきた危険人物。
奥義を盗むたびにそれを自己流の必殺技にアレンジし、人間を実験台にして試している。
年間に行方不明になっている人間の一部は、乱童の“ためし切り”の犠牲者になっているとされている。

一人称は「ボク」で丁寧な口調で話すが、本性は噂どおり冷酷で残忍。
生きたまま喰われていく人間の悲鳴が特に大好きで、相手の実力が低くてもすぐにトドメを刺そうとせずになぶり殺しにする。
自他共に認める戦闘センスを持っているので、自分の実力を過信しているところがある。
また戦闘に勝利した時につい慢心し、使った技の特徴や弱点をペラペラ話すという迂闊なところもある。
アニメ版では乱童の姿に変わった後は口調が荒っぽくなり、一人称も「オレ」に変わった。


【能力】

凄まじい格闘センスの持ち主。
他人の技を模倣する能力に長けており、大抵の技なら一目見ただけで自分の物にしてしまう
幽助の霊丸を見よう見まねで繰り出した時には、幻海から「恐るべき妖力と戦闘センス」だと評されており、「(霊光波動拳の)奥義が渡ればあたし以上の使い手になるかもしれん」とまで言われていた。
一方、なまじ模倣に長けているせいか技を盗むことにばかり執着するきらいがあり、技の本質をつかもうとせずそれが思わぬ落とし穴を生む結果に。
模倣能力とは別に、魔界の下等生物を召喚する事も出来る。


【技】

  • 火掌発破拳
自身の霊気を変化させ、両掌に野球ボール大の炎を発現。投げつけて攻撃する。
かすっただけで桑原のシャツを焦がし飛ばすほどの威力を見せたが、落合流首位打者剣であっさりと打ち返され破られた。バッティングセンターの120km/hより遅いらしい。
その際、火球が少林自身に直撃しているが大したことは無さげ。まぁ自分の霊気による産物だし、少林の正体が正体でもあるし。
幻海いわく、名の知れた武術家が半生をかけて編み出した末、妖怪に殺されて体得書を奪われた技とのこと。

  • 縮身の呪術
念仏めいた長い呪文を唱え、完了すると相手を縮ませる呪術。
そのサイズは一寸法師並みで、世界一強いアメ玉のような特例もなくサイズ相応に弱体化し、かけられた相手はほぼ無力となる。
欠点は唱えている間ずっと無防備なことと、聴覚を介するため耳の聞こえていない相手には効果がないこと。
前者の欠点は乱童も自覚していたが、後者の欠点を知らず偶然耳を詰まらせていた幽助に意図せず呪いをはね返されてしまった結果、自身が縮んで敗北した。
元に戻すには解呪の呪文が必要で、解呪しなければたとえ術者がノックアウトされても戻らない。
火掌発破拳と同様、こちらは名の知れた呪術師が編み出した末に奪われたもの。

  • 斬空裂風陣
真空の刃を渦状に放出する技。
突撃してくる幽助への自衛手段として繰り出されたが、渦の中心に頭から突っ込むことで切られる面積を最小限に抑えるという方法で強引に突破された。
普通に突っ込んでいたらズタズタになっていたらしい。
盗んだ技の一つと思われる。

  • 妖気の糸
口から妖気で出来た糸を吐き、相手を拘束する。
この糸を体内で作れるのは自分だけだろうと言っており、つまりは盗んだ技ではないオリジナル。
そのせいか、この技を使っている時は妙に誇らしげというかテンションが高い。
どんなに力を入れても切れないと豪語していたものの、桑原の渾身の煽り激励を受けた幽助によって破られている。

  • 霊丸
幽助の霊丸を、見よう見まねで真似てみせた。
一度見て真似ただけの技だが、威力は当時の幽助のものに匹敵するほど高い。
妖気だから妖丸だろうか? 少林の時には霊気を放っていたので、両方操れるのか上手く化けていただけなのか不明。


【活躍】

奥義強奪の100人目に幻海を選び、彼女が開く門下生選考会に少林として参加。
第3次までの審査を目立ちすぎることなく突破し、第4次審査のトーナメント2戦目でも総合力で珍宝を撃破。
そして準決勝2戦目では、桑原と対戦。拳法で挑むも及ばず、必殺技の火掌発破拳も霊剣で打ち返されてしまうなど苦戦を強いられるが、優勢な状況に慢心した桑原の隙をついて縮身の呪術を成功させる。
以降は今までのお返しとばかりに縮んだ桑原を掴み、へし折り、徹底的に痛めつけたうえ最後にはゴミのように投げ捨てて勝利を収めた。

この戦いによって正体が露見してしまうが、あとは幽助を倒せば優勝決定であるためどこ吹く風。
(審査の途中で「どんな悪党でも優勝したやつに奥義は渡す」と幻海も発言している。)
しかし、桑原への仕打ちに激怒した幽助には終始ボコボコにされる。最後に繰り出した斬空裂風陣も通じずにダウン。
あっけなく終わったかと思いきや、ここからが『妖怪・乱童』戦の始まりであった。

本来の姿をとり強力な妖気をまとった乱童には、これまでの戦いで全精力を使い果たしていた幽助では歯が立たない。
乱童自身もそれを悟り、すぐには倒そうとせず妖気の糸で拘束して痛めつけ、最後は召喚した魔界魚たちに喰わせるという残酷なショーを敢行する。
魔界魚たちの待つ沼へ落とす際は、吊り下げていた枝を幽助から盗んだ霊丸で破壊するという演出付き。
そうして完全勝利を確信するが、絶体絶命の瞬間に桑原の魂が幽助に喝を入れ、爆発的な気合いとともに糸を引きちぎり、魔界魚を全部吹き飛ばすという馬鹿力を発揮する。
乱童は驚愕しつつも、浮かび上がってくるであろう幽助を狙い撃ちするべく霊丸を構えるが、沼には別の出口があることを発見した幽助はなんと乱童の背後に出現。
完全に不意をつかれ、幽助の今度こそこれが最後という渾身の一撃を受け、沼へと叩き落とされた。

しかし、それでも乱童を仕留めるには至らない。
沼から浮上した乱童は、今度こそ一片の力も残っていない幽助を見やると、桑原のように縮身の呪術でなぶり殺しにしようと決める。
ところが呪文を唱え終わったあと、縮んだのは乱童だった。
幽助は沼に沈められた際に沼の藻が耳穴に入り込んでおり、偶然にもそれが耳栓かつ縮身の呪術に対する明確な破り手となっていたのだ。
これは乱童にとっても想定外の事態で、幻海には「技におぼれた」「技の本質を掴めなかった」と評される。
それでも敗北を認めず解呪の呪文で元に戻ろうとするが、幽助はそれを許さず。パンチ1発すら放てない体力でありながら、かろうじて立ち上がり、そのまま倒れこむ渾身のエルボー・ドロップによって敗北した。

敗北後は小さいまま自分の糸で簀巻きにされ、金庫に入れられてぼたんに霊界まで連行された(アニメ版では簀巻きにはされず、そのままの状態で金庫に入れられた)。




「アニヲタの追記・修正なら極めれば良項目に編集できるんでしょ」

「ワクワクするなー それがぼくの技になるなんて」

「早くためしてみたいなー」

この項目が面白かったなら……\ポチッと/

+ タグ編集
  • タグ:
  • 幽☆遊☆白書
  • 幽遊白書
  • 乱童
  • 井上瑤
  • 少林
  • 残忍
  • 妖怪
  • 模倣
  • 赤髪
  • コレクター
  • 慢心
  • 皆川純子
  • 魔族

このサイトはreCAPTCHAによって保護されており、Googleの プライバシーポリシー利用規約 が適用されます。

最終更新:2024年04月27日 20:38