五等分の花嫁

登録日:2019/06/25 Tue 20:59:12
更新日:2024/03/21 Thu 19:22:25
所要時間:約 15 分で読めます





未来の花嫁は、五つ子の誰か…!!


五等分の花嫁とは週刊少年マガジンで連載されていたラブコメディ。

+ 目次

◇概要

作者は春場ねぎ。
前作『煉獄のカルマ』と違って原作担当なしでの初の連載作品。全14巻。
2019年1月からは1クールでアニメが放映され、その後制作会社が変わり第2期が1クールで2021年1月に放映、さらに2022年初夏に完結版となる劇場版が公開された。

ヒロインの五つ子のうちの1人との結婚を控えた主人公の上杉風太郎が五つ子と出会った高校時代を回想する場面から物語が始まっており、物語の要所要所で結婚式の場面が挟まれる。
花嫁の顔は描かれているがそれが五つ子の中の誰なのかまでは描かれていない。

なお、物語中では花嫁の正体、後述する風太郎が小学校の時に会った少女の正体、しばしば登場する謎の少女「零奈」の正体などに繋がる伏線が作中通してこと細かに散りばめられている。
それゆえラブコメでありながら読者の間で「花嫁は誰なのか?」などの考察も盛んというミステリーのような異色作五等分の花嫁事件

作者曰くアニメ化を意識してつくった漫画とのことであり、そのかいあって早期にアニメ化が決定。
アニメのスタッフと相談しながらアニメ化の際の区切りの良さ(1クール分)を意識して物語は構成されている。
第1期(手塚プロダクション)は2019年冬に4巻までの林間学校編。
第2期(バイブリーアニメーションスタジオ)は2021年冬に10巻までの修学旅行編。
第3期(シャフト)は2023年夏に11巻からの夏休み編が放送されており原作の一部エピソードはカットされたり放送順が変わっている。

アニメの完結編でもある劇場版(バイブリーアニメーションスタジオ)が2022年5月20日から上映され、最終的な興行収入は22億円となかなかの成績を収めた。
それでも人気は冷めず、それまでカットしていたエピソードをアニメ3期として(時系列上は第2期と完結編の間)製作され、2023年夏に劇場で期間限定公開された後TV放送。

◇あらすじ

貧乏な生活を送る高校2年生・上杉風太郎のもとに、好条件の家庭教師アルバイトの話が舞い込む。
ところが教え子はなんと同級生!! しかも五つ子だった!! 
全員美少女、だけど「落第寸前」「勉強嫌い」の問題児!
最初の課題は姉妹からの信頼を勝ち取ること…!? 
毎日がお祭り騒ぎ!
中野家の五つ子が贈る、かわいさ500%の五人五色ラブコメ開演!!


◇登場人物

◇主要人物

上杉 風太郎

声 - 松岡禎丞
本作の主人公。高校2年の男子高生(後に3年生に進級)。2000年4月15日生まれ。
物語は彼の高校時代を振り返る回想という形で描かれている。
家はかなり貧乏であり、毎回昼食を学食で200円のご飯、漬物、味噌汁だけで済ませるような生活を送っていたが、父親のツテを通じて日当2万5000円(5000円×5人分)の五つ子の家庭教師のバイトの依頼が舞い込み、“5人全員を無事卒業させること”を条件にそれを引き受けることにした。

常に学年1位をキープする学年主席の優等生だが、天才ではなく努力によって成績を維持する秀才タイプ。
真面目で努力家だが、無愛想で気があまり効かず、負けず嫌いでプライドが高くやや腹黒。
また、勉強以外のことには目を向けておらず、人付き合いすら価値のないものと見ていた。
それゆえに学校では友達はいない。
一方で過酷な家庭環境にありながら家族を恨んだりはせずかなり家族思い。
また、相手の気持ちや境遇に真摯に向き合い、寄り添おうとするような誠実で面倒見の良い一面や、一度決めたらやり抜こうとする責任感の強い面もある。

当初はその性格や五つ子たちの抱える問題から姉妹からは反発されたものの、生活のためとその性格ゆえの意地から家庭教師を続ける。
その結果徐々に彼女らの抱える問題にも関わるようになり、元来の面倒見の良い性格もあってそれらの解決へ尽力し、徐々に姉妹からの信頼を得られるようになると同時に、好意も向けられるようになった。
が、それでも顔だけだと5人の見分けがつかない。
また、彼女達との触れ合いを通じて自身も変わり始めており、勉強以外のことにも目を向けたり、他人との触れ合い方についても態度を改めた。
後に風太郎は家庭教師を始める前の自分を「教科書を覚えただけで全てを知った気になっている、凡人にもなれていないやつだった」と評している。
それ故に3年に進級した後は友達もでき始めた。

小学生の頃は不良少年で、髪も金髪に染めていたが、小学校の修学旅行先の京都で会った少女との触れ合いを通じて更生した。
と同時に、その少女が彼にとっての初恋の相手であり、今でも生徒手帳にその時に2人で撮った写真を入れている。
また、相手が五つ子のうちの誰かであることは分かっている。

ラノベの主人公よろしく自身に向けられている好意には全く気がついていない…かと思いきやそうでもなく、薄々気がついているものの、これまでの付き合い方や家庭教師としての立場、その他諸々の感情により気づかないふりをしている。

◇中野姉妹

本作のヒロインである一卵性の五つ子。
髪形などで見分けはつくが、それを変えられると誰だかわからなくなる。幼少時は髪型まで一緒にしていたので全く区別できない。*1
この中の1人が将来風太郎と結婚することになる。

母親(零奈)はすでに他界しているほか、実の父親も蒸発しており、現在一緒に住んでいる父親は母の再婚相手である。
なお、中野は再婚相手の姓であり、作中で零奈の旧姓は明らかにされていないため再婚前の姓は不明。

以前はお嬢様学校に通っていたが、勉強についていけず落第しかけたため2年2学期時に風太郎のいる高校に転校してきた。
全員揃って成績が悪く(風太郎曰く“IQが低い”)、勉強に関しては全員が赤点候補の問題児。
卒業を危ぶんだ姉妹の父親が家庭教師をつけようと考え、抜擢されたのが風太郎だった。
しかし四女の四葉を除いて当初は家庭教師に反発しており授業を受けようともしなかったが、次第に彼を認めていく。
2年最初の中間テストでは全員が5教科中4教科赤点の散々たるものだったが、授業を受けるにつれて次第に成績が向上していき2年の学年末試験には全員が全科目の赤点を回避、風太郎に「卒業だけなら何も問題はない」と太鼓判を押させるまでになっている。

住まいはタワーマンションの最上階。一応父親と合わせて6人暮らしなのだが、父親は仕事でほとんど家には帰ってこないため実質姉妹だけの5人暮らし。
物語の中盤で父親への反発と風太郎に家庭教師を続けてもらうためにマンションを出て、5人で借りたアパートに引っ越している。

現在はそれぞれが小物や服装で個性を出しているが、小学生の時までは全員が同じ服装、同じ髪型をしていたため傍目には見分けが付かないほどそっくりであり、現在でも髪型などを揃えられてしまうとそれなりに付き合いのある風太郎ですら見分けがつかなくなってしまうほどそっくり。

5人ともスタイル抜群であり、胸の大小によるコンプレックスネタなどはない。
これについては作者がツイッターにて「読み切りを載せた後に一人くらい貧乳がいたほうが良いという意見をいただきましたが見送らせていただきました。これにはきちんとした理由があって僕が大きいほうが良いと思ったからです。」と述べている。
…劇中にてたびたび他の姉妹に変装するシーンがあるため不便が生じるといった意味だと思われる。純粋におっぱい星人だからという理由もありそうだが。*2

アニメでは声優の違いから特定されるのを防ぐため、花嫁のセリフは字幕のみとなっている。

中野 一花

声 - 花澤香菜
中野家長女。
特徴はアシンメトリーのショートヘアとピアス。
得意科目は数学。

人をからかうのが好きな小悪魔的性格で、よく風太郎をからかって楽しんでいる。
一方で長女という立場もあり面倒見が良いお姉さん気質で、家にいない義父に代わって他の姉妹の保護者的な立ち位置にいる。
故に風太郎が姉妹の扱いに苦慮した際にはアドバイスを送っているほか、彼に対してもお姉さんぶることが多い。
一方で他の姉妹のことを優先しすぎる傾向もあり、自分自身を犠牲にしてしまいがち。
また、面倒見の良さに反して自身の身の回りについてはかなりズボラで自室は汚部屋で寝る時も半裸。

当初は姉妹たちにも内緒にしていたが、駆け出し中の女優。風太郎の授業に参加しようとしなかったのも受ける予定のオーディションの準備と折り合いがつかなかったため。
まだチョイ役しかもらっていないが、所属事務所の所長をはじめとした関係者からは才能があると評されている。
元々風太郎に対しては特に反発心は抱いておらず、自身の夢を後押ししてくれたこともあり、オーディション終了後からは彼の授業に参加するようになる。

自身の夢を応援し続けてくれている風太郎に好意を持ち始めるが、一方で前述の他の姉妹を優先しすぎる傾向や、三玖の想いを知っていたこともあり、そのジレンマに苦しむことになる。
後に四葉の言葉で吹っ切れ、他の姉妹のために自身を犠牲にすることを止めるが、同時に三玖や二乃の存在もあり焦りを覚え始め…。

中野 二乃

声 - 竹達彩奈
中野家次女。
特徴は黒いリボンとツーサイドアップ。
得意科目は英語。

五つ子の中では一番勝気で毒舌家。
料理上手であり、中野家では料理を担当する。
また、オシャレと流行に敏感で社交性もあり、学校では友達も多い。
三玖曰く面食いでワイルド系が好みとのこと。

一方で勝気な態度とは裏腹に本質的にはかなり繊細な性格。
五つ子の中でも特に姉妹を大事にしており、姉妹の現在の関係をとても大切に思っている。
それ故に姉妹の関係を変えてしまいかねない存在=風太郎を強く警戒しており、家庭教師を始めた当初は最も強く反発していた。
しかし、めげずに家庭教師を続けていることと姉妹のために奮闘する姿勢を少しずつだが認め始め、徐々に態度を軟化させていった。

臨海学校で肝試しの仮装用の金髪のカツラを被った風太郎に、彼とは気づかずに(夜の暗さと咄嗟に“風太郎の親戚の金太郎”と名乗ってしまったことが原因)一目惚れし、告白までしたが、結局は“金太郎”の正体を知ってしまう。
一度は憤慨したものの、その時に風太郎が発した「人は変わっていくのは避けられない。過去を忘れて受け入れていかなくちゃな」という言葉に感じ入り、姉妹の関係を変えないことに固執するのをやめ、変わりゆくことも受け入れると決意した。

以来、風太郎への反発をやめたがそれと同時に彼を強く意識し始める。学年末試験後には告白し、彼にその意識がないことを理解した上で「対象外ならば無理にでも意識させてみせる」と宣言した。
風太郎のバイト先で自分もバイトを始めるなど、「ブレーキの壊れた暴走機関車」と例えられるほど二乃のアプローチは積極的。

中野 三玖

声 - 伊藤美来
中野家三女。
特徴は斜め分けのセミロングといつも首にかけているヘッドホン。
得意科目は社会。

一見無口でミステリアスな印象だが実際は自分にあまり自信がなく、自分にできることは他の4人にできて当たり前だと考えている。
口数が少ないのも内気で人付き合いが苦手な故のこと。
一方で性格には裏表がなく、顔に出にくいだけで他の姉妹と比べると自分の感情を素直に出す方でもある。

当初は「家庭教師として面倒を見るのが同じ高校の同級生なんておかしくない?」というよくよく考えれば当たり前の理由で風太郎が授業することに疑問を抱き、授業に参加しようとしなかった。

大の歴史マニアで、その知識は風太郎をも凌ぐ。
一方でその趣味を恥ずかしく思っていたが、「自分が好きになったものを信じろ」、「他の4人にできることは三玖にもできる」と励まされたことで風太郎に心を開き、授業に参加するようになった。
以来風太郎に対して好意を抱くようになり、不器用ながらもアプローチし始める。
当初は他の姉妹に対して負い目を感じていたが、風太郎の「勝負は平等ではなく公平に」という言葉で吹っ切れる。
姉妹の中では最初期に好意を自覚したため、主人公に対してデレる場面が特に多い。

特技は他の姉妹への変装。
逆に運動と料理が苦手で、今のところ三玖の料理を美味しいと評したのは貧乏舌の風太郎だけ。
一方で彼の好みが「いつも元気」「料理上手」*3であることを気にしている。

一時は教師と生徒の関係のままでは風太郎との関係はずっと変わらないのではないかと思い悩んだこともあったが、紆余曲折を経て教師と生徒としてのだけでは無いものもある事を感じ取った。
以来、勉強以外のことでも自分を好きになってもらえるよう努力することを決意し、料理など勉強以外のことにも積極的に取り組み始める。

中野 四葉

声 - 佐倉綾音
中野家四女。
特徴はボブカットと大きなリボン。
得意科目は国語。

姉妹の中では一番快活で明るく人懐っこい性格。
五つ子の中では一番子供っぽく、嘘をつくのも下手。
姉妹の中では唯一最初から風太郎に対して協力的な姿勢を見せており、授業にも最初から参加していた。

一方で姉妹の中で一番バカであることを自他共に認めており、授業を最初から受けていたにもかかわらず成績も一番悪い。
曰く「やる気もあって頼りになるが一番の悩みの種」。
実は中野姉妹が前の学校から今の学校に転入する最大のきっかけは四葉が1人だけ落第してしまったことであり、それ故に表面上は決して見せないが内心では他の姉妹に対しては強い負い目と罪悪感を抱いている。

姉妹の中では一番運動ができ、運動部の助っ人としてしばしば駆り出される。
また、人の役に立つことを好む一方、頼まれると断れないお人好しがすぎる性格で、そういった面が災いして勉強に集中して取り組めないことが成績悪化の一因にもなっている。

後に風太郎に対して上記の姉妹への負い目を吐露したが、その会話の中で「姉妹で教え合うことでより習熟度が高められる」と気がついた彼に「お前にも他の姉妹のためにできることがある」と諭され、学年末試験で全科目で赤点を回避した際には「初めて報われた気がします」と涙を流した。

中野 五月

声 - 水瀬いのり
中野家五女。
特徴はウェーブのかかった長い髪とアホ毛、星型の髪飾り。
得意科目は理科。
五つ子の中では最初に風太郎に会った。また、二年時では五つ子の中で唯一風太郎と同じクラスだった。

姉妹の中では一番真面目な常識人であり、姉妹も含めて誰に対しても敬語で話す。
一方で姉妹の中でもとりわけ頑固で意地っ張りな性格でもある。
勉強することに対しても姉妹の中では最も積極的だが、まだ家庭教師の話が出る前、風太郎と最初に出会った際の非常にささいな出来事と彼のデリカシーの無い発言がきっかけで喧嘩したことを根に持ち、互いに意地を張り合ったこともあって、風太郎が姉妹のために努力してくれていることは認めつつも、風太郎が謝罪するまでは授業には参加しなかった。
真面目な一方で姉妹の中で特に不器用で要領が悪い*4

幽霊やお化けの類が大の苦手。
姉妹の中では一番食い意地が張っていて、スイーツの有名レビュアー「M・A・Y」としての顔を持つ。

実父の蒸発を気にしており、恋愛に対しては潔癖な考えを持っている。その考えもあってか恋愛には鈍感なようで、最もわかりやすかったであろう三玖の風太郎への好意も三玖から告げられるまで気付いていなかった。
また、亡き母に対しては姉妹の中でも特に強い想いを抱いており、月命日にも墓参りに行っている。
母親が教師だったこともあり、当初から教師になることを考えていた。
母親の教え子の下田からは「母親になりたいだけなんじゃないか」と諭されるが、姉妹で勉強を教え合ったことで「教えた相手にお礼を言われた時に感じた気持ちを大切にしたい」という自分なりの目指す理由を見出し、改めて教師を目指すことを決めた。

◆写真の少女

声 - 京花優希
本作のキーパーソン。
風太郎が小学校の修学旅行の時に出会った少女で風太郎にとっては初恋の相手であり、今も彼女とのツーショット写真を持ち歩いていた。
自信を喪失して思い悩んでいた風太郎の前に上記の写真と同じ格好で突然現れ、彼に対して励ましの言葉を送った。
その時に自分を「中野零奈」と名乗った。が、これは五つ子の亡き母親の名前である
その正体は五つ子の中の誰か。
こちらもアニメでは声優の違いから特定されるのを防ぐため幼少時と現在の姿は京花優希が担当している。


◇主要人物の関係者

◆上杉らいは

声 - 高森奈津美
風太郎の妹。小学生。
兄とは対照的に明るく社交的でしっかり者。一方、やや毒舌で兄に対して「クズ」などと言ったりする。
上杉家の家事全般を担当している。
一方で体があまり丈夫ではなく、しばしば体調を崩す。
家族から溺愛されており、兄が家庭教師を始めたきっかけもらいはに少しでも楽をさせたいがため。
また、五つ子達からも気に入られており、可愛がられている。

◆上杉 勇也

声 - 日野聡
風太郎とらいはの父親。金髪。
早くに妻を亡くし、以来男手一つで子供2人を育ててきた。
かなりガサツな性格だが、子供2人のことはとても大切にしている。
中野姉妹の父親とは学生時代からの腐れ縁であり、その縁から風太郎の家庭教師のクチを見つけてきた。

◆中野マルオ

声 - 黒田崇矢
五つ子の父親で大病院を経営する医者であり、資産家。
五つ子の母の再婚相手(継父)なので娘たちと血のつながりはない。

仕事が忙しいのかほとんど家には帰ってこない。
冷静沈着を通り越してやや冷酷とも取れるような性格。
彼からほとんどコミュニケーションを取ろうとせず、その性格もあって五つ子達からは恐れられている。
‥が、成績不振を危惧し、腐れ縁である勇也を通して風太郎に家庭教師を依頼したり、落第後の編入先や
風太郎に変わる家庭教師の手配、更に言えば二乃の料理スキルのきっかけも作っており、ちゃんと気には掛けている。
家庭教師としての腕前や成果は認めているものの、一度風太郎に「父親ならもっとちゃんとしろ」と啖呵を切られたことを根に持っており、「彼が嫌いだ」と言うなどやや大人気ないところがある。
風太郎のことは娘の相手とは認めておらず、結婚式にすらなかなか参加しようとはしなかった。

◆五つ子のおじいちゃん

声 - 仲野裕
虎岩温泉の旅館を経営しており、五つ子の祖父でもある。
声が小さいため近くで聞かないとボソボソ何を言ってるかわからないが、孫の五つ子を愛してるため彼女達に近づく風太郎に物騒な発言をした事も。
また、「愛があれば見分けられる」とのことで五つ子を顔だけで誰かわかるため彼の五つ子の見分け方法は娘でもある五つ子の母や孫達にも継承されている。
マルオ曰く残された時間は少なかったらしく風太郎が花嫁と結婚する2年ほど前にこの世を去ってしまうが、成長した五つ子と一緒に撮った写真では満面の笑みを浮かべている。

◆江端

声 - 三瓶雄樹
マルオの秘書を担当しており、東大出身で過去に教師を経験している。
五つ子の送迎も努めており、彼女達が風太郎のためにアパート契約したのは彼の尽力もあったようで五つ子が幼い時から見守っていたため彼女達の成長に感慨深くなっていた。
なお、上記の経緯で見るからにチャラい姿に変わるが気に入ったのか以降もチャラい姿で登場している。


◇その他の登場人物

◆前田

声 - 伊東隼人
五つ子や風太郎の同級生。二年時は一花と同じクラスだった。
一花に気があり、彼女(に変装した三玖)を林間学校後のキャンプファイヤー*5に誘うが、三玖のフォローに回った風太郎に邪魔されてしまう。
以来、何かと突っかかってくるようになるがいつの間にか風太郎とも仲良くなり、修学旅行では同じ班を組む。
数年後、同級生の松井と結婚して風太郎の結婚式にも参加している。
なお、作中で五つ子を見分ける重要なキーワード「愛があれば」を一花だけ、無意識下とは言え実践している。

◆松井

声 - 内田彩
林間学校の肝試しで前田とペアになった女子生徒。
吊り橋効果に期待していたのにお化けがいない事にイラ立つ前田を見てセルフ吊り橋効果で彼を意識するようになる。
それからキャンプファイヤーで前田と手を握った影響からか数年後に彼と結婚して子宝も授かったようだ。
なお、担当声優の内田彩はアニメ第1期のEDを担当している。

◆武田 祐輔

声 - 斉藤壮馬
五つ子や風太郎の同級生。
学園理事長の息子。将来の夢は宇宙飛行士。
試験ではいつも風太郎に次ぐ2位で、彼も全国区レベルの秀才。
ややナルシスト気味ではあるが、不正を嫌う正々堂々とした性格。
風太郎を一方的にライバル視しており、全国統一模試の順位を争う。*6
結果、ギリギリの差で敗れたものの風太郎と親交を持つに至り、修学旅行では同じ班を組む。あと、風太郎とは何かと連れションしたがる。
アニメでは彼の周りで常にキラキラのエフェクトが漂っている。

◆ハゲネズミ

声 - 高橋伸也
風太郎達が通う高校の歴史の科目を担当している教師。
歴女の三玖が豊臣秀吉の本当のあだ名が何か風太郎に出題した際に彼が記憶を頼りに答えを導くきっかけになった。
アニメでは登場するたびに役名が変わり四葉の担任→ハゲネズミ先生→ハゲネズミとだんだん失礼になっている。

◆椿

声 - 佐伯伊織
風太郎と五つ子が3年生に進級してから同じクラスになったサイドテールの女子生徒。
放送部に所属しており、学園祭のインタビューをしていた。

◆葵

声 - 咲々木瞳
風太郎と五つ子が3年生に進級してから同じクラスになったぱっつんの前髪の女子生徒。
椿と仲良しで一緒にいる事が多い。



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最終更新:2024年03月21日 19:22

*1 髪色や声が違うじゃんと突っ込まれそうだが声優の違いもあり二次元ではよくある読者及び視聴者には見分けやすくしてるだけであり、あの世界ではあくまでも同じ髪色と声である。

*2 アニメでは変装シーンがダメ絶対音感の視聴者には声ですぐに気づいた人も多かった。

*3 ただし、これは風太郎の妹・らいはのこと

*4 成績の悪さも勉強効率の悪さや、1つの問題にこだわりすぎて試験時間を浪費するなど、そうした性格に起因するところが大きい。

*5 この時に手を握った相手と結ばれるという伝説がある。風太郎自身は現在気づいていないが、姉妹全員と同時に握っている。曰く、「伝説は確かにあった」とのことだが、ハーレムルートがない場合は伝説が成就しない人間が4人出来てしまうことになる。

*6 ただし、風太郎には同じクラスになるまで認識されていなかった。