エンチャンター(千年戦争アイギス)

登録日:2019/08/10 Sat 23:25:45
更新日:2023/06/25 Sun 11:16:53
所要時間:約 8 分で読めます




DMMのブラウザゲーム千年戦争アイギスに登場するクラスの一つ。

エンチャンター→(第一覚醒)ハイエンチャンター→(第二覚醒)ゴーレムマスターorグランドエンチャンター

クラスの特徴

2015年9月に実装されたクラス。遠距離ユニットで、魔法攻撃をする。
ファンタジー作品でたびたび登場する、物質に魔法の力を付与することを専門とする魔術師。
「付与魔術師」という呼称もあり、こちらは各ユニットの肩書きに用いられている。
武器への付与のほか、鉱物等へ付与してゴーレムを使役することを得意とする。
システム的には「炎の魔法を付与」「氷の魔法を付与」といった差異は無く、全員単に「魔法を付与」で統一されている。

クラス特性として明記はされていないが、スキルが「射程内の味方の攻撃に防御力無視を付与」であるのが共通する特徴。
防御力無視とは魔法のことであるため、味方を魔法攻撃化することにほぼ等しい。
魔法は物理の上位の概念というわけではなくそれぞれ参照する耐性や計算式が異なるだけであるため、相手を見ず闇雲に魔法化していいものではなく、魔法耐性の高い敵にはむしろダメージが下がることもある。
エンチャンターの枠を他の攻撃役やバフ役に差し替えた方がダメージが伸びる場合もありうるうえ、元から防御力を無視する魔法攻撃や貫通攻撃に対しては効果が無い。
そのためかなりテクニカルなスキルであると言える。

クラス特性の一つは「スキル発動時にゴーレム系の敵を停止」。
対ゴーレム専用でかなりピンポイントだが、停止時間は長めで必要な場面では助けになる。
複数のエンチャンターでスキルリレーして延々と止め続けるという荒業も可能ではある。

もう一つのクラス特性は「スキル中に全味方の魔法ダメージ増加」。初期で1.1倍、覚醒後は1.2倍。
いまいち活躍の機会が少なかったエンチャンターのテコ入れとして2019年3月に追加された特性で、魔法ユニットと相性がいいほか、自身のスキルで物理ユニットも魔法化できるためコンボ的な運用も可能。
またバフとしては同種の効果が(今のところは)少なく競合しづらいため無駄になりにくい点もうれしい。
明確に魔法と指定されており、貫通ダメージには適用されないことに注意。

覚醒するとさらに「ガーディアンゴーレムトークンを使役」が追加される。
ストックは1体のみでコストも35もかかるが、敵からの攻撃をたまに無効化し、Lv1でもHP4000、攻撃力1800、防御力1000、魔法耐性20という超ステータスである。
ただゴーレムらしく攻撃は遅いので、3ブロックの高耐久という点の方が大きいか。
もちろん主人となるエンチャンターで魔法攻撃化してみるのも面白い。

第二覚醒はゴーレムマスターとグランドエンチャンター。
前者は防御力を中心に伸び、射程微増、魔法ダメージ増加特性が1.25倍に強化される。
またゴーレムから攻撃無効化が消える代わりに、非ブロック時に遠距離範囲攻撃(ロケットパンチ)をするようになる。
後者は攻撃力を中心に伸び、射程増、射程内同時3体攻撃。
大まかに言ってそれぞれゴーレム強化中心と本人強化中心という方向性になっている。

ユニット一覧

シルバー

  • 帝国付与魔術師ヒース
2016年12月に実装された帝国所属かつ男性のエンチャンター。
ごく普通の帝国軍所属研究者で、マッドでも悪辣でもない、堅苦しくはあるが穏当な人。
ただ、帝国との軍事演習によく参加し、彼によって帝国の黒弓ゴブリンなどの魔物が魔法攻撃化して登場してくる(そして王子軍が壊滅する)ので、そういう意味で王子たちから恐れられ恨まれていたりもする。

スキルは『マジックウェポン』。射程内を魔法攻撃化し、自身は攻撃しなくなる。
エンチャンターの基本と言っていい効果。回転があまり良くはないので使いどころは見極めていきたい。
Lv55追加アビリティ『出撃コスト減少』を得るとコストが-2され、かなり出しやすくなる。
レアリティの都合で覚醒できない、つまりゴーレムトークン使役が無い点には注意。

ゴールド

  • 付与魔術師リルケ
2016年2月に実装された2人目のエンチャンター。
ゴーレム使役に重点が置かれている。

スキルは『マジックウェポン』。射程内を魔法攻撃化し、自身は攻撃しなくなる。
ヒースと同じスキルで、レアリティの関係で初回使用までの時間が短い。
覚醒スキル『スペアゴーレム』になると回転が悪化するが、使用時にトークン所持数+1。
回転悪化とはいえ効果時間も少し増えるので悪いことばかりではない。
ゴーレムトークンは同時配置上限数が1なので所持数が増えても並べることはできないが、使い捨て感覚で使う際に後続がいるのはありがたい。

覚醒アビリティは『スクランブルゴーレム』。配置中、ゴーレムトークンのコスト-5。
元のコストが大きいので-5も劇的というわけではないが、覚醒スキルにより複数回配置する機会もあるため噛み合っている。

第二覚醒はもちろんゴーレムマスター。
このレアリティで使役できるトークンとしては破格の性能であるため、ゴールド以下限定ステージのためにも是非とも育てておきたい。

  • ちびアンリ

プラチナ

  • 付与魔術師エルシャ
最初に実装されたエンチャンター。
魔法都市でゴーレムの守人をしていたが、都市が魔物に襲われ敗走することとなった。
ベース召喚SPの画面で中央に描かれていた時期もあるので、持っていなくともその姿を目にした人は多いはず。
簡単に引き当てられるとは言っていない。
最初だけあってベーシックな性能で、スキル活用に重点を置いている。

スキルは『マジックウェポン』。射程内を魔法攻撃化し、自身は攻撃しなくなる。
ヒース、リルケと同じで、プラチナなので初回使用までの時間がさらに短い。
覚醒スキル『マジックエンチャント』になると射程上昇が付き、攻撃しない効果が消える。
待ち時間が少し増えるだけで性能はかなり向上するためスキル覚醒推奨。

覚醒アビリティは『付与範囲拡大』。射程が増える代わりに攻撃速度やや低下。
より広い範囲を魔法攻撃化できるのは強みとなる。

第二覚醒はゴーレムマスター。


  • 付与魔術師メレディス
イベント「付与魔術師と妖魔の女王」の報酬。
魔法都市在住の研究者でありゴブリンが攻めてきたため逃げ出してきたのだが、残してきた資料からゴブリンが付与魔術の知識を得ることを危険視し、王子たちに助けを求める。
そして付与魔術の触媒となる魔導書の奪還に成功し、最悪の事態は避けられた。
ちなみにその魔導書は彼女の直筆で、字が汚かったためゴブリンクイーンも読解に時間を要していた。
その際にゴブリンから「ジガキタナイ」と言われたことから、一部の王子から「ジガキタナイさん」などの愛称で呼ばれている。

スキルは『エクスエンチャント』。射程内を魔法攻撃化。
マジックウェポンより効果時間が長めで自身の攻撃停止も無いが、初回使用・再使用までの時間が2倍近くになっており、より使いどころを選ぶようになっている。
よほどの長丁場でない限り、複数回使うことは考えない方がいいかもしれない。
覚醒スキル『ハイエンチャント』になるとさらに自身の攻撃力が上がる。
待ち時間はさらに悪化するが、数秒程度で元の長さから見れば誤差レベル。
使うのならばスキル覚醒してしまっていいだろう。

覚醒アビリティは『ゴーレムキラー』。ゴーレム系に対して攻撃力上昇。
元々自身の攻撃性能がそこまで高くないクラスなので小型ゴーレムの殲滅に役立つ程度だろうか。

第二覚醒はグランドエンチャンター。

  • 付与魔術師ハーニィ
砂漠の国から来たプラチナエンチャンター。
ハーニィ先生を自称し、王子は彼女の生徒第一号となる。

スキル「スピードエンチャント」は名前の通り範囲内の近接型ユニットの攻撃間隔を縮める*1
また魔法攻撃化しないというエンチャンターとしては非常に珍しいスキル。物理攻撃を50%の確率で回避する効果も付与する。
注意点すべきは、「グラディエーターのクラス特性」や「時の調停者トワのスキル*2」のような同種の効果が発動している場合は効果が弱い方が優先されるということ。
攻撃後の待ち時間が長いユニットほど効果があるため、ガーディアンゴーレムトークンを加速させてもいいだろう。

覚醒スキル「アサルとアサルトエンチャント」は段階スキルで、範囲内の味方の攻撃を魔法化させつつ敵全体の魔法耐性を減少させる。
……だけではなく。
二段階目で自身が二連射、最終段階となる三段階目では自身が三連射攻撃を行うようになる。
まさかのアタッカー型スキルであり、第二覚醒後なら覚醒スキル中は「敵三体に三連射」となり単体DPSはエンチャンターの中でトップを誇る。

覚醒アビリティは「ディスペルゴーレム」。編成するだけでゴーレムの魔法耐性を-30する。
ゴーレムは意外と魔法耐性も高い難敵であるため嬉しい効果。
また、一定確率で攻撃後に待ち時間なしで次の攻撃を行う効果も併せ持つ。
覚醒スキルと相まって非常に攻撃的。

第二覚醒はグランドエンチャンター。アタッカー型のハーニィには合っている。

ブラック

  • 付与魔術師アンリ
2017年12月に実装された。ロリ体系のボクっ子でドジっ子。
祖父は高名な付与魔術師であり、アンリは彼から知識と才能、そして意志を持つかのような魔導書を受け継いでいる。
ブラックだけあってエンチャンターとしては万能型。
実装当初はお世辞にも強いとは言えずむしろ使いづらい部類であったため低評価が続いていたものの、度重なるクラスと個人の上方修正により強化されていき、魔法ダメージ増加特性の追加と第二覚醒の実装を機に一気に上位の評価を得るようになった。

スキルは『フルエンチャント』。永続で射程内を魔法攻撃化するが、射程がやや下がりHPが徐々に減る。
永続のためクラス特性のスキル中魔法ダメージ増加と非常に相性が良い。
射程が減り魔法攻撃化を活かすのが少々難しいので、単なるダメージバフとして後方で魔法攻撃化の部分を無視して使うという手もある。
ちなみにこのスキル、スキルレベルを上げても再使用までの時間しか変化しない。
永続スキル故に再使用することになる機会はまず無く、覚醒スキルを考えないのならばスキルレベルを上げる必要性が薄いのも良い点である。

覚醒スキルは『オーバーエンチャント』。攻撃力と射程を上げ、射程内を魔法攻撃化。
永続は消えるが、効果時間も待ち時間も同クラスと比較して非常に優秀でほとんど困らない。
通常スキルと比べて射程が段違いとなるため、より広範囲に付与が可能となり、HPが減っていくデメリットも消えているため回復に気を遣う必要性も減る。
こちらもこちらで魅力的なので、余裕があればスキル覚醒して選べるようにしておくといいだろう。

アビリティは『プロトゴーレム』。性能が劣るガーディアンゴーレムを使役。
これにより覚醒せずともゴーレムを使役でき、戦力を確保できる。
覚醒アビリティは『ゴーレムブースト』。トークン所持数+3、配置中ゴーレムトークンの防御力2倍。
クラス特性で通常のゴーレムを使役するようになるため効果が別物になっている。
ゴーレムをより固くでき、壁役としての仕事を強化できる。

第二覚醒はブラックなので選択式。万能型なのでどちらの分岐でも特徴は延ばせる。
ゴーレムマスターは強力なゴーレムが印象的だが、魔法ダメージ1.25倍も大きい。
通常スキルによる永続ダメージバフ役としての運用と相性が良い。
グランドエンチャンターは射程と攻撃性能の大きな強化で自身も戦力として数えられるのが強み。
こちらは攻撃力と射程が強化される覚醒スキルとの相性が特に良い。

  • 頭脳派の体育祭アンリ
2020年の学園イベントは体育祭。というわけで体操服にブルマなアンリである。
なおA版ではブルマが大きくなっており露出が減っているが、よりリアルだという意見も……。

スキル「応援の付与魔法」は範囲内の味方の攻撃を魔法化させるという基本効果に加え、敵全体の魔法耐性を半減させることができる。
そのため魔法耐性が高い敵が混ざっているような場面でも扱いやすい。
覚醒スキル「頭脳派の秘策」は自動発動スキルで、発動すると自身の攻撃力を1.5倍、更に同時攻撃数+2という強化スキル。
一度発動すると通常スキルに戻るため、純粋なエンチャンターと言うよりもアタッカーを兼ねた性能となる。

覚醒前からアビリティ「射程アップI」を持ち、射程が+15されている。
覚醒すると「付与範囲展開」となり+15から+20に強化、更にスキル中は射程1.3倍となり312まで伸びる。

第二覚醒は選択制だが、覚醒スキルによる準アタッカー性能を鑑みてグランドエンチャンターが人気。
射程が伸びる他、覚醒スキル発動後は常時同時攻撃数5という対雑魚性能が魅力。
攻撃間隔は長いのであまりタフな相手は倒し切れないが、軽めのコストである程度のラッシュをさばくことができ、そもそも本業はエンチャンターである。
壁となる近接ユニットを魔法攻撃化させ、更に火力支援を行うという仕事ができる。

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最終更新:2023年06月25日 11:16

*1 攻撃後の待ち時間を短縮。攻撃速度アップではないことに注意

*2 編成効果には干渉しない。