デスゲーム(ギャグマンガ日和)

登録日:2019/08/14 (水曜日) 18:39:46
更新日:2023/02/24 Fri 20:46:45
所要時間:約 5 分で読めます






この中から生き残れるのはたった1人

しかし優勝者には何でも望むものが与えられる

ゲームの名は『デス・レース』!



「デスゲーム」とは「ギャグマンガ日和GB」第76幕のエピソードである。



【あらすじ】


主人公が目を覚ますと、そこは見知らぬ部屋で何人もの人達がいた、
近くに女性によると、皆いつの間にかこの部屋にいたという。
そしてモニターに映る謎の男、彼の口から1人しか生き残れない過酷なゲームの開催が告げられた・・・




【内容(以下ネタバレ注意)】


こうして始まったデスゲーム、どんな惨劇が待ち受けているのかというと、
そこはギャグマンガ日和らしく



ルールがグ・ダ・グ・ダ

なのであった。



まず冒頭からして、実は主人公以外の参加者は丸1日待ちぼうけを喰らっていた。
理由は主人公が中々起きなかったから。

じゃあ起こせよと主人公に突っ込まれた。

その後デス・レース開催を告げるが、皆がデスゲームかと口々に騒いでいた為、一々訂正していた。
紛らわしい名前つけるから・・・


その後ルール説明に入り、参加者のポケットに入ったカードを見ろと指示するが、入ってない人もいたしポケットのない者もいた。
一応後で配るとフォローしたが、だったら全員後で配った方が効率的だったのでは?


そしてカードに武器の絵と数字が書かれていることを説明、全員カードを見るが、決して他人に見られてはいけないと後で説明。
皆ノー警戒でカードを広げてしまったため慌てる羽目に。

その後カードのない参加者のためにカードが配られたが、表向きだった。
早速ルール台無しである。主人公は強そうなカードが手に入るとプラス思考だったが。


次に主催者は参加者の中にスパイが紛れ込んでいると告げる。
ぶっちゃけ特に言うタイミングでもなかったのでピンと来なかったが。

そして実はカードはここで配られるカードではなかったので一旦回収するとのこと。
回収後封筒に入れられたカードが配られるも、封筒が足りなくなったので待たされることに。
しかも主人公が貰うタイミングで。

だが全員がカードを貰う前に次の説明に入る主催者。
ちゃんとスタッフと連携とれよ。


それはともかくカードには絵が描かれているアイテムカードであり、それを探さないといけないという。
だがカードには記号やまた武器のカードが入っている者もいた、記号のカードが配られた者はハンターとなるという。
武器のカードは手違いで回収することになった。

そして先程のスタッフが戻ってきてカード配りの続きが始まった、そこで武器のカードを返してアイテムカードを貰う者や、封筒に何も入ってない者がいた為また待たされることに。
だからちゃんと連携を・・・


主催者はアイテムカードを持つ者は逃亡者となるという所まで説明し、封筒がカラの者は後で受け取ること、
更にカードの絵か記号かがわからない者はカードマスターを向かわせるので聞いてくれとのこと。

そしてやってきたスタッフとカードマスター、スタッフは武器カードが配られた者にアイテムカードを渡したが、封筒がカラの者の為にまた取りに行くことに。
一気に持って来いよ。


カードマスターが皆のカードを確認をする中、主催者はルール説明を続ける、逃亡者はアイテムを探し、ハンターはそれを奪うらしい。
一方主人公は自分に配られたカードが絵でも記号でもないため特殊なカードではないかと悩んでいた。
カードマスターに聞くのが一番だが、彼は結構大声で喋るらしく、他の人に知られてしまう恐れがあった。
そこで彼がとった行動は、小さい声で教えてくれるよう頼むというごく普通の方法だった。
結局また手違いで配られたカードだったため交換する羽目に。

そして主催者からゲームスタートが宣言されたが、まだルール説明が不十分(主人公に至ってはカードさえもらってない)ので戸惑う一同。
だが主人公はここである疑念を抱く、ここでカードが渡されたが、封筒が変なのしかなかったので巾着で渡された。

だがまた主催者が現れゲームを中断した、カードに不備(絵と記号のカードはそれぞれ対応しているらしいが、してなかったとのこと)があったのでまた回収するとのこと、
・・・もういい加減にしてくれ。


だがカードが絵か記号かわからなかった主人公には好都合、そしてある疑念が確信へと変わった主人公はある人物に話しかける、
それは最初に話しかけられた眼鏡の女性だった、彼女はここがどこだかわからないうちから「屋敷」と発言していたため、スパイなんだろと問い詰められる。

その頃カードマスターがカードを回収していたが、箱の口が小さくて入らず、ハサミで広げてくると言って去っていった。
ちゃんと確認しとけ。


女性は主人公に自分は前回のデス・レース優勝者だと告げる。主人公は正確なルールを聞いたが、それは彼女にもわからないという。
なぜなら前回も進行がグダグダだったようで、もらったカードも結局使わず、全員ウロウロしていたら彼女が優勝条件を満たしていたという。

その頃カードマスターはハサミがなかったらしく、袋に入れるように指示していた。
最初から袋持ってこいよ。


女性は望むものとして1億円を要求したが、だが主催者は困惑していたようだった。
そんなアバウトな商品にするから・・・
そもそも、「何でも望むもの」とか言っといて一番ありがちな「金」を用意してないってどういうことだよ。


しばらくして主催者は次のゲームにスパイとして紛れ込み、ゲームをスムーズに進行できるよう導ければ1億円用意すると言っていたらしい。
だが今回もルールがグダグダだったため無理だった。

そして再び主催者から説明が入る。
新たなカードを手配しようとしたがお盆だったらしく印刷所が稼働しておらず、
協議の結果全員解散となった。

こうして、デス・レースという名のデスゲームは始まりもせず終わったのだった。



…って言うか、お盆で休むような真っ当な会社に注文してたのか裏社会の人間っぽい主催者。




【登場人物】


  • 主人公

本作の語り部、ギャグマンガ日和ではありがちな外見・性格ともに特に特徴のない少年。
だが特異なトラブルに見舞われたりとちゃんと主人公している。


  • 眼鏡の女性

主人公と最初に話した女性。前述の通り、前回のデス・レース優勝者であるスパイ。
偶然優勝条件を満たしていたせいでまたグダグダゲームに参加させられた不憫な人。
前回の他の参加者の処遇は不明だが、主催者がアレなので全員無事に解放されたものだと思われる。


  • 主催者

デス・レースの主催者、一つ目の描かれたアイマスクをつけた男。
デスゲームやバトルロイヤル主催者にありがちな怪しげな人物だが、ルールに不備がありすぎたり、
スタッフと連携がとれない等ギャグマンガ日和らしく残念な人物。
要するにルールを無駄に凝ろうとして全体の管理がグダグダになってしまったというのが本作の肝なのだろう。


  • スタッフ

執事風の男性、カードを表で配ったり、全員分持ってこない等やっぱりグダグダ。


  • カードマスター

このゲームのカードを管理する仮面をつけた怪しげな人物。だが秘密にすべきカードを大声で喋る等やっぱりグダグダ。


【余談】

近年のギャグマンガ日和でも初期エピソードに匹敵する人気のあるエピソード。

作者自身もお気に入りらしくメモリアルブックで2018年のベストエピソードに選んでいる。
デスゲーム系の話が好きな一方で運営する大変さを想像して思いついたのだとか。
もし自分が運営したら強引なプレイヤーに力任せに突破されるとのこと。


追記、修正はルールをちゃんと決めてからお願いします。

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最終更新:2023年02月24日 20:46