ココス/COCO'S

登録日:2019/11/16 (土) 13:39:22
更新日:2024/01/22 Mon 11:49:43
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おいしくたのしいレストラン



COCO'S(ココス)とは、日本国内で展開しているファミリーレストランチェーン。

【概要】

日本では株式会社ココスジャパンが運営している。

元々のルーツはアメリカであり、ファーウェストサービスインク(現在はココスレストランズインク)がレストランチェーン「COCO'S」を運営していた。
そして、日本では流通事業の株式会社カスミの外食部門として、1978年に茨城県で設立された株式会社ろびんふっどが設立。
このろびんふっどが、1980年にファーウェストサービスインクとライセンス契約を結んだ。

こうして、茨城県に1号店としてココス中貫店がオープンしたことで日本でのココスの歴史は始まりを告げた。
このようにココス始まりの地だなけあって、茨城県限定ではナンバーワンのファミレスと言われる程度には力が強い。
1987年にろびんふっどは商号を株式会社ココスジャパンに変更した。

北陸や一部の地域では平和堂の子会社である株式会社ファイブスター、四国地区では株式会社サニーフーヅがココスを展開している。
これは、ココスジャパンとのライセンス契約によるフランチャイズ方式での運営という形になっている。

2000年、運営会社のカスミが経営再建の為にゼンショーグループにココスジャパンを売却。
センジョーの主力ファミレスとしての経営戦略が練られたこともあって、一気に店舗勢力を拡大した。2017年には全都道府県進出を達成。
2019年のゼンショーのグループ再編の影響によって日本レストランホールディングスの連結子会社に変更。
近年は業績悪化が加速しており、2020年には日本レストランホールディングスの完全子会社化によってココスジャパンも上場廃止となる。

【ファミレスとしての特徴】

創設当初は、完全にアメリカンスタイルの食事を提供しているレストランだった。
しかし、時代を経ていくに連れて日本型ファミリーレストランとしての食事スタイルに変更していった。
カスミ時代とゼンショー時代では、その雰囲気には結構な差があるとも評される。

ホテルの朝食のような朝食バイキングサービスを行っているのが地味に大きな特徴。
バイキング自体は他社のファミレスにない訳でもないが、全国共通で実施しているのはココスのみ。値段もバイキングとしては安い。
ランチメニューに関しては、栄養バランスが整っている事で健康面も多少考えている人には食べやすい。

各ファミレスチェーンの中でも、利用客への誕生日サービスにやたら力を入れているのが有名。
来店時に従業員に誕生日であることを伝えると、デザートを一品プレゼントしてくれる。更には店内放送でお祝い音声を流す。
子供のみ限定で、ドラえもんのぬいぐるみとの記念撮影や関連グッズのプレゼントなども存在していた。
予約などは一切不要の自己申告制であり、一部の店に至っては証明用の書類提示すらない。

看板キャラからドラえもんが降りた2019年以降は誕生日特典は子供のみという変更が行われ、一部ファンから「改悪」として批判が飛び出た。
その子供に向けたサービスも、以前と比べるとサービス面での豪華さが減少されてしまった。

株主優待券などの制度も存在したが、2019年に業績悪化によって休止を宣言。

【主なメニュー】

ファミレスらしくハンバーグが主力だが、デザートなどの方面も幅広い。

  • ココスの包み焼きハンバーグ
ココスの人気看板メニューとして君臨し続けるハンバーグ。野球で例えるならココスの絶対的エースと言うべきか。
熱いホイルにハンバーグが包まれており、ホイルをナイフで切ってハンバーグが見える瞬間が人気。
ビーフシチューや和風など、バリエーションが数多く存在する。

  • ビーフハンバーグステーキ
オーストラリア産の牛肉を100パーセント使用したハンバーグステーキ。ソースの種類も選べる。
テレビ朝日の番組である『お願い!ランキング』において、ココスの料理の中で一番美味いとまで絶賛されたエピソードがある。

  • カリカリポテト
ポテトの評価が高いとココスが地味に言われている原因。カリカリした触感が人気になっている。

  • 濃厚ガトーショコラ
ガトーショコラケーキ。地味に大豆を使ったガトーショコラなのが特徴。
甘さと苦さのバランスがそれなりによく、生クリームも添えられている。

  • タピオカデザート
2019年のタピオカブームに乗っかる形でタピオカフラッペやタピオカミルクティーを販売開始した。
ココスジャパン曰く「タピオカドリンクを飲んでみたいが若い女性の行列に並ぶのをためらう男性」を狙っているらしいが…。
ココスのタピオカメニューの中から好きなメニューを注文・撮影して、InstagramかTwitterにアップするイベントも行っていた。

【アニヲタ的には】

アニメなどのコラボにはかなり積極的な姿勢を見せているので、アニヲタ的にもそこそこ馴染み深い。

代表的なのは『ドラえもん』との関係であり、ゼンショー売却後にドラえもんをイメージキャラクターとして2002年から採用していた。
ドラえもんがココスの包み焼きハンバーグを宣伝するCMを見たファンは非常に多い。
コラボ開始時期の都合上、コラボCMも大山のぶ代と水田わさびの両者が携わっている。
なお、アニメ版のリニューアル時期に被った影響で「水田わさびの声で話す大山ドラ版の絵柄のドラえもん」という貴重な映像を残している。ファン必見。

しかし、ドラえもんとの提携関係は2019年3月をもって契約が終了。多くのファンの嘆きの声が聞かれた。
上述した誕生日特典にも関係していたドラえもんだが、ココスとコラボした『あらいぐまラスカル』が代役として登板する事に。

ラブライブ!』『ガールズ&パンツァー』『Free!』『Fate/Grand Order』など、子供向けではないコンテンツとも数多くコラボをしている。
これらの作品のファンにはココスにお世話になっている層も少なからずいるだろう。






追記・修正はココスで食事をしてからお願いします。

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最終更新:2024年01月22日 11:49