オルグシード

登録日:2020/02/03(月) 23:47:29
更新日:2023/09/10 Sun 11:38:11
所要時間:約 3 分で読めます





オルグシードよ! 消えゆかんとする邪悪に、再び巨大なる力を……! ハァッ!!

鬼はー内! 福はー外ーっ!!


オルグシードとは、『百獣戦隊ガオレンジャー』に登場する巨大化アイテムである。


【概要】

シード(seed)とあるように種。ツエツエの持つ杖から放たれる。
主にガオレンジャーに倒されたオルグの残骸の泡の塊へと放たれ、泡に付着した種はすぐに発芽、急成長し巨大な蔓となって絡み合い、巨大なオルグの姿に変貌する。
ジャックと豆の木ということなのだろうか。鬼(オーガ)だけに。
意識については生前のが残っている場合と消えている場合がある。
対象が死亡していなくとも経口摂取する事でも巨大化出来る。但し時間制限があり、それを過ぎると等身大に戻ってしまう。
再生された場合時間が経つと等身大に戻るかは不明。

オルグ魔人以外にもデュークオルグにも使用可能。この場合口上が若干異なる。

オルグシードよ! 死せるデュークオルグに、今一度巨大なる力を……! ハァッ!!

オルグシードが出る杖はツエツエの装備ではあるが彼女からは独立しており、ツエツエ以外にも使える他、
仮にツエツエが死んだとしても残り、その後も使用できる。
一度破壊された事があるが、この際はヤバイバが杖を取り込んで口からオルグシードを放った後、復元された状態でツエツエに返された。
これ、どこから出したの?
え、いや訊くなよ……

「発動の条件に怪人の生死を問わない」「設定上幹部格の怪人と一般怪人と共通する巨大化手段」という点においてかなり特異なアイテムと言える。

ウルフシードよ、巨大なる力を!

狼鬼はウルフシードを扱うが、これもオルグシードとほぼ同じ仕様である。


【備考】

モチーフは豆。
節分の豆まきで大豆が使われるのは、穀物には魔除けの力が備わっていると言う信仰、
「魔滅」の語呂合わせで豆を鬼にぶつけて邪気を払うという意味合いがある。
それが邪気の強化のアイテムになるとは凄い皮肉である。
北海道や南九州では落花生が使われる。

オルグシードを使う際の口上である「鬼は内福は外」は一見ふざけているようだが、実際の豆まきでも「鬼は外」は言わない所は結構ある。
浄土真宗ではそもそも豆まきはしない。鬼とは邪気、自身の煩悩の例えであり、
親鸞上人は要約すれば「人間は死ぬまで煩悩を捨てる事は出来ない」と説いている。
結局のところ「鬼は外福は内」というのは自分にとって都合の悪いものを追い払い、
都合の良いものを取り込もうとする欲にかられた浅ましい行為だと捉えられているからである。
というか節分自体仏教は関係無い。

鬼を守り神として崇めている地域や鬼を封じてある伝承のある寺社では「鬼は外」は言われない。鬼が入っている名字の家も同様である。
鬼子母神をはじめ仏に転じた鬼もいる。

結局のところ鬼も福も当人次第なのかも知れない。




消えゆかんとする項目に、再び追記・修正を……!ハァッ!!

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最終更新:2023年09月10日 11:38