めざせ!!カードマスター

登録日:2020/04/27 (月) 14:58:05
更新日:2022/01/02 Sun 08:12:19
所要時間:約 5 分で読めます






『めざせ!!カードマスター』とは、印照によるポケモンカードゲームを題材とした漫画。
学年誌の「小学五年生」に連載されていた。

学年誌のポケモン漫画という事で何か察した人もいるかもしれないが、
カードゲーム漫画としてはかなりの ガチ な内容となっている。
今でも語り草となっている、(ちょっと古めだが)環境トップメタのデッキを主要キャラがバンバン使ってくるのが良い例。
(1戦目・2戦目のデッキはポケモンカードGBのカードプールでも9割近く、GB2なら翔、バネッサのデッキは完全に再現できる。)
研究が進んでいない最新カードの販促で練度が下がるのはよくあること
1巻分で完結したのが惜しまれるほどには出来が良い。


あくまでカードゲーム競技としての漫画であって、他のゲームにあるような悪の組織との対決やら
謎の特殊能力やらは一切登場しないのが特徴。だからこそ長期連載にはならなかったのだろうが。
ちなみに旧裏面の初期~neo世代までのカードで構成されている。
単行本の巻末には登場人物が用いたデッキのレシピも載っている。


登場人物


・南井健太

主人公の少年。お約束な熱血かつ直情な性格でお調子者。
当初は友人との身内勝負で10連勝するほどの腕ではあったが、遠征で訪れたポケモンセンターのカードジムで翔に惨敗。
それからリベンジすべく本格的にポケモンカードを学んでいく。
ただの単細胞という訳ではなく、本格的にカードを学び始めてからはカードゲーム主人公特有の思考力と発想力を身に着けていく。
例えば翔との一戦目では「メタモンでフーディンに変身→ダメージスワップで瀕死のフシギバナから自分にダメカンを移動
→突風でドードリオを引きずりだす→変身したドードリオのいかりで撃破」」といったプレイングを見せている。
最後のおねーさんの言葉にもあるように、向上心と重ねた努力の量は人一倍ある。

【使用デッキ】
1:リザードンをエースにフシギバナで援護する、旧裏初期でも王道のコンビデッキ。
2:当時も大暴れした水・雷の「ターボカメックス」デッキ。日米交流戦で使用した。
3:「金、銀、新世界へ...」発売に際して組まれた、リザードンとバクフーンをダブルエースとしたデッキ。純平戦で使用。
ファイヤーブースト版バクフーンを活かすため、退化スプレーや見えない壁が投入されている。
サポートとしてバリヤードのニュートラルダメージで炎軸による弱点対策、強カードとして名を馳せた手札調整役のピィも仕込んでいる。
4:ファイヤーリチャージ版バクフーンをエースとした炎デッキ。サブもカツラのウインディやキュウコンと、上記のデッキとは大分構築が異なる。
ワールドチャレンジ春で使用したが、由宇に苦戦したことで上記の3を元にしたデッキに転換した。
5:3のデッキのバクフーンをファイヤーリチャージ版に変更し練度を高めた、通称「ジョン」と呼ばれるデッキ。ワールドチャレンジ夏で使用。
リザードンと相性の良いリサイクルエネルギーの他、突風・ポケモンいれかえ両方の役割を持つことのできるポケモンぎゃくしめいを加えた。

・岡部翔

健太のライバルで、これまたのお約束なクールな少年。夏希がフェードアウトしたせいでツッコミ役にもなった
バトルの腕も確かであまりの強さと容赦のなさにジムにいても挑むものがいなかった程である。
めきめきと成長していく健太に対し、そのノリに呆れつつもライバルとして切磋琢磨していく。

【使用デッキ】
1:超・無ポケモンで構成される、フーディンのダメージスワップを耐久の高いラッキー等で活かすデッキ。
2:揃って殿堂上位に指定された事もある、ニューラのふくろだたきとプクリンのともだちのわを軸にしたガチデッキ。
ベンチ要員にベイビィポケモンや無進化たねポケモンを用いて洗練している。
最終話のワールドチャレンジ夏で使用。

・バネッサ・クロフォード

日米交流戦で登場した金髪タカビーお嬢様。日本語は喋れないのでじいやが通訳している。
ツンケンとして圧が強く挑発的、その勢いは翔どころか健太も引くほど。
しかし実力は確かで、デッキの相性もあったものの翔を下し彼に強いと言わしめた。
また、ただタカビーという訳ではなく地元の子どもたちには面倒見がよく人気がある。

【使用デッキ】
炎・草・無の2(3)色デッキ。当時も恐れられたプクリンのともだちのわが主軸。
ベンチにかがくへんかガスを持つベトベトンを仕込み、特殊能力での打開も封じる。

・南井純平

健太の弟。同じくポケモンカードに熱中している。
健太ほどではないもののバトルの素質はあり、neoを初使用でのバトルでは兄を下している。対人メタイクナイ

【使用デッキ】
カメックスとオーダイルを軸にした「ワニカメ」。
ただし純平は「どっちもかっこいいから」で構築しており、兄弟共々後に流行するこのデッキの真価には気づいていなかった模様。

・岡部由宇

ワールドチャレンジ春で登場。女だからと舐められるといってニット帽を被り性別を隠していた。
バトルの実力も高く純平はボロ負けし、健太とは帽子を脱いで性別を明かし本気のバトルを挑む。
バトル後に翔の妹と判明。兄に似てクールで、かつ年若いせいか兄よりも生意気で子供っぽい。

【使用デッキ】
「金、銀、新世界へ...」の新カード主体だが、やはり当時パワーカードとして名をはせたふくろだたきニューラが目立つデッキ。
こわがらせるゴース・ヤドキングのトレーナーロックやエリカによる強制ドローからのポルターガイストゴーストのサブプランも用意されている。

・柴田夏希

健太の友人の少女。いわゆるヒロイン。
……かと思いきや日米交流戦以降フェードアウトした。
実況役の立場も純平に取られたため再登場すらしていない。

・トレーナーのおねーさん

カードジムに勤務する糸目のお姉さん。全国大会の会場係もやっている。
英語も堪能で日米交流戦にもスタッフとして参加していた。
ジムで健太と翔のバトルを見た事で健太にポケモンカードの基礎を教授するが、
家が近所だった事が判明して押しかけられひたすらデッキの調整に付き合わされてしまう事に……。
それ以降も健太のバトルにおいて実況・解説をしている。兄弟戦以外の全話に登場しているので実質真のヒロイン



追記・修正はポケモンカード旧裏をプレイしてからお願いします。

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最終更新:2022年01月02日 08:12