ヌカワールド・レイダーズ

登録日:2020/05/14 (木) 23:38:14
更新日:2023/08/09 Wed 09:02:25
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落ち着け。あのサイコ野郎どもは普通の悪夢が尻尾巻いて逃げ出すほどのものを見てきてる。
そう簡単に萎縮させられない


Fallout4に登場する レイダー の一派。DLC「ヌカ・ワールド」で登場する。

概要

Fallout4の舞台、「連邦」の遥か西部に存在するテーマパーク「ヌカ・ワールド」を拠点とするレイダー集団。
「ディサイプルズ」「パックス」「オペレーターズ」の3つのギャンググループで構成され、トレーダーを支配下に置いてコキ使っている。
連邦のレイダーは「食物連鎖の最底辺」「ゴキブリより珍しくない」「歩く弾薬ボックス」などと称される雑魚だが、ヌカ・ワールドのレイダーは連邦のそれとは一線を画す強さと凶悪さを持つ。

主人公がヌカ・ワールド総支配人となるのと同時に、配下となる。
口を開けば文句しか言わない入植者と違い、満足度を上げるとしっかりと喜び、総支配人として認め讃えてくれる。この辺りはレイダールートの嬉しいところでもあったり。
一方で正義のミニッツメンとしてレイダー殲滅を選ぶことも可能であるが、この場合は本編のラストダンジョンを遥かにしのぐ極悪な敵となる。


来歴

主人公が来訪する1年ほど前に当時の総支配人コルターに率いられ、ヌカ・ワールドに侵入。トレーダー達を支配下に置いた。
それまではバラバラのグループだったが、ポーター・ゲイジがコルターを祭り上げ、3つのグループの同盟を取り付けたらしい。
ゲイジの計画通りヌカタウンUSAを制圧はしたものの、コルター総支配人はそれで満足したのかニート化。
パワーアーマーをひたすらいじって暮らすという引きこもり生活を送ることとなる。

レイダーズの不満が日に日に高まる中、(何しろ自分の首も危ないので)コルターを急かすゲイジ。
だが何を思ったか、コルターはヌカワールド開放ではなく殺人ダンジョン「ガントレット」を建造する。
ようは何も知らずにヌカワールドにやってきたものを惨殺して楽しむショーを行い、レイダーズの機嫌をとろうというものだったのだが、案の定さらに反感を買う。
この時点で既にレイダーズの不満は頂点に達しており、爆発寸前の状況にあったようだ。

と、そこにやってきたのは新たな獲物、主人公こと111パパ(ママ)、ブルー、もしくは将軍。
ヌカワールドの運命は、コルターを倒したこの人物に委ねられることになる。

構成グループ

ディサイプルズ

ヌカワールド・レイダーズの中でもぶっちぎりのサイコパス集団。フィズトップ・マウンテンに拠点を持つ。
「殺人」を好む狂人の集まりであり、特にナイフを用いた1対1の接近戦を好む。
死体を恣意目的ではなくインテリアとして飾り、食人にすら手を出している節もある。Fallout3のレイダーをより強力にしたイメージ。
また接近戦仕様ということか、固有防具の性能がかなり良い。ただし重量は重く、完全な戦闘用といった感じ。
武装はショートハンドメイドライフル、44ピストル。まれにディサイプルズ・ナイフという勢力武器を装備している場合もある。
ディサイプルズ・ナイフは使い勝手の良い近接武器である為、欲しければ仲良くしておこう。
メンバーはなぜか女性が圧倒的に多い。が、声がママ・マーフィー(本編で薬物と引き換えに予言をくれるお婆さん)と同じのためあんまり嬉しくなかったり。

勢力PerkはChosen Disciples。近接武器で敵を倒した際にAPを25%回復。
近接VATSビルドの場合はとても強力だが、汎用性の面では他2グループの勢力Perkにやや劣るか。

ニシャ

ディサイプルズのリーダー。女性。
冷静で冷酷な性格。頭も回るらしく、先述のコルターを始末する件にも一枚かんでいたとのこと。
作中最大のサイコパス集団を率いるだけあり、ゲイジからも一定の評価を下されている。
装備しているのは何故かハンドメイドライフルではなくプラズマガン。ハンドメイドライフルの強さを期待していると拍子抜けだが、これはこれで普通に強いので喧嘩を売る際は注意されたし。

サヴォイ

男性。空気。
心底戦いにしか興味がないらしく、総支配人となった主人公のあいさつ回りの際にもそっけない態度をとっている。
彼の持っているディサイプルズ・ナイフは確定でカトラスブレードがついているのでスリとってやるのも一興。

ディキシー

一応ブレインというか頭を使う仕事担当のような立ち位置。
かわいい声と明るい性格をしているが、高いコミュ力でヌカワールドにカモを引きずり込んだり会話中にナイフでぶっ刺したりする言い逃れのできないレベルにやべーやつ。
なぜそんなことが分かるかというとその様子をホロテープに記録しているから。
連邦侵攻の際は「フュリー・グレネード」という敵を混乱させるアイテムを作ってくれたりもする。

パックス

「動物の群れ」を模したレイダー。ブラッドバートン野外劇場に拠点を持つ。
メンバーは動物を象った派手なアーマーに身を包んでおり、ひときわ異質な外見をしている。これは「いつ死ぬかも分からない毎日だから、毎日をパーティーだと思って自由に、派手に生きよう」という組織の方針によるもの。
本人たちのほかにモングレルやグールリラも戦力として飼いならし、闘犬させて遊んでいる。
内部抗争にメンバー同士の暴力は許されず、恥辱をもって上下関係を決めるというレイダーらしからぬ規律を持っている。
具体的にはボロ布一枚だけでおっそろしいミュータント動物と真っ向勝負させられたり。やっぱりレイダーじゃないか!
故にメンバー一人一人に高い自主性が求められ、いちいち人に伺いを立てなきゃ何も出来ない指示待ち人間は奴隷として雑用をさせられるが、これも他2勢力と比べればまだ奴隷の扱いが緩いと言えるのがヌカワールドの怖い所。
その為他2勢力と比べて割とアットホームな雰囲気。拠点に初来訪した時も他の所では門番から嫌味を言われるが、ここの門番だけは「新支配人!ようこそ!我々のねぐらへ!」と歓迎してくれるので、その点でも人気が高い。
武装はオートマチックハンドメイドライフル、及びスレッジハンマーなどの近接武器。
フルオート化されたハンドメイドライフルの火力は高いのだが、近接武器を使う確率も高いため、総合的にはそこそこといったところ。

勢力Perkは「Packs Alpha」。意味はそのまんま「群れのボス」。
ダメージを25%軽減、近接武器および素手の攻撃力を25%強化。汎用性の高い強Perkである。

メイソン

パックスのリーダーにして唯一の名ありNPC。
服の上からでもわかるほどのガチムチの大男で、たった一人でパックスを纏め上げる辣腕。
パックスは強力な実力主義社会らしく、前のボスを追い落としてボスになったとのこと。
前述のとおり他の幹部もいないので、連邦侵攻の際にはメイソン自身が「プレデター・グレネード」をくれる。
本人曰く「見た目ほど野蛮じゃないんだぜ」。
挨拶回りの際に威圧し続けてリーダーとしての威厳を見せつけることで、ぶっ壊れ武器「The Problem Solver」をくれる。
ちなみにこいつもハンドメイドライフルではなく、コンバットショットガンを装備している。

率直な物言いや気前の良さ、そしてパックス全体の強さも相まって、なかなか人気のあるキャラクター。

オペレーターズ

「金」を追求するレイダー。パーラーを拠点とする。
殺人よりもいかに効率よく、かつ沢山のキャップを巻き上げるかということを信条としており、マフィア的な側面が強い。
ディサイプルズとパックスを「着飾るだけの素人集団」と見下している。
だがパックス曰く、「インテリぶってるが、本質は俺達と変わらない」とのこと。
実際奴隷や敵対レイダーの人員を人体実験の被験体にしたり、情報を引き出す為に苛烈な拷問を加えた挙げ句用済みとなれば約束を反故にして始末するなど、腹黒さではヌカワールドレイダー中トップと言えるドス黒ぶり。
メンバーはスーツと金属片を組み合わせたようなアーマーを纏っており、なかなかオシャレ。
武器はスナイパー化したハンドメイドライフル。前述のアーマーの性能も高く、無策でかかれば嬲り殺しにされるだろう。

勢力Perkは「Ace Operator」。
サイレンサー武器の威力25%上昇、影の中にいるときのステルスを90%向上。
見てわかる通り、ステルスビルドの場合はとてつもなく強力なPerk。半面、正面からドンパチやるスタイルではない。
暗殺が身上ということなのだろう。

マグス・ブラック

オペレーターズのリーダーその1。とても美人と評判。
もともとはダイアモンドシティのアッパースタンド出身で、弟のウィリアム、友人のリジーとともに悪名を馳せていた。
上記のリーダー2人と違い、こいつはちゃんとハンドメイドライフルを装備している。
かわいい。

ウィリアム・ブラック

マグスの実弟にして、オペレーターズのもう一人のリーダー。
仕事についての腕は確かで、面倒見もよいらしい。
姉同様、ハンドメイドライフルを装備。

なぜか顔がモー・クローニンのクエストで入手する「サイン入りベースボールカード」に描かれた野球選手と酷似している。

リジー・ウィアス

オペレーターズのブレイン担当。
連邦侵攻の際、説得が有利になるグレネードをくれる。

その他の関係者

コルター総支配人

ヌカ・ワールドの元総支配人。
前述のとおり、ヌカタウンUSAの制圧で満足してしまったため、ゲイジとニシャの謀略により111の手によって絶命。
ゲイジの入れ知恵があったとはいえ、ヌカタウンUSA制圧までは本当に有能なレイダーだったらしい。
彼の使っていたフィズトップ・グリルは総支配人となった111に受け継がれる。
ヌカワレイダーの標準装備ではなくコンバットライフルを装備しているが、こいつに限ってはむしろハンドメイドライフルなんか装備してたら手が付けられなかったかもしれない。

ポーター・ゲイジ

レイダー。ある意味すべての黒幕。コルターをそそのかし、3つのレイダーを同盟させた人物。
本人曰く自分はリーダーの器ではなく、参謀ポジションのほうが力を発揮できるとのこと。
コルターが引きこもり始めたあたりから自分の首も危なかったので、そういう意味では111に助けられたともいえる。
111のコンパニオンとしても雇用可能。フルオートのハンドメイドライフルを無限にばらまくため強い。

シャンク

ヌカ・ワールドのレイダーでありながら、3つのグループとは独立しているレイダー。
主人公が連邦に進出する際のクエストを発注してくれる。
居住地への攻撃、脅迫先の指定、満足度管理などの複雑極まる前線基地の問題を選択肢で見事に管理してくれる隠れた有能キャラ。
ダスターコート、カウボーイハット、そして居住地クエストの発注者と、プレストン・ガービーのダークサイドともいえる。

シエラ・ペトロビタ

「Fallout3」にも登場したヌカ・コーラマニアの女性。
ヌカ・コーラのオリジナルレシピを入手すべく、キャピタル・ウェイストランド(ワシントンDC)からヌカ・ワールド(マサチューセッツ州西部?)へとはるばるやってきた。
なぜか極悪レイダーまみれのヌカ・ワールドを自由に闊歩しており、ディサイプルズに気さくに話しかけてすらいる。

プレストン・ガービー

民兵組織ミニッツメンの最後の生き残り。
111が総支配人となり、連邦に侵攻した時点で強制的に絶縁となり、以後はレイダーを殲滅しない限り復縁できない。
ミニッツメンは他の勢力と違い、永久敵対もせず殲滅もできない仕様になっているが、ヌカ・ワールドの総支配人として連邦に進出した場合は例外的に絶縁されてしまう。
詰み防止のためにかミニッツメン自体は壊滅しないが、場合によってはレイダーズを殲滅して手を切らないとメインクエストを進められなくなってしまうので注意。

シートー

ヌカワールドの一角、サファリアドベンチャーでグールリラ(グール化したゴリラ)に育てられていた、言わば原住民。
見るからに野生児といった風貌で、言葉遣いもたどたどしい。
ゲータークローに悩まされており、家族のグールリラを守るために主人公に討伐を依頼してくる。
ギャングの一員ではないが、選択次第ではサファリアドベンチャーに割り当てられたギャングと共存することとなる。
特にパックスとは性質上仲良くやっている様子。

関連装備

オーバーボス・パワーアーマー

コルターの使うパワーアーマー。見た目はレイダーパワーに近いが、胴体のバリケードで顔がほとんど隠れてしまっている。
コルターの腕は確かだったらしく、コーラカー・アリーナの決戦では外部電力によってヌカランチャーすら無効化する無敵能力を持つ。
プレイヤーが入手すると無敵能力は消えるが、T-51相当の性能とレイダーパワー並みの修理コストを両立し、更に胴体部分にはは特殊効果として自分の至近距離に電流を流し、敵に持続的にダメージを与えるという能力があり*1、中々の高コスパパワーアーマーとして使える。
ジェットパックが装備不可なのはご愛嬌。出来てしまったら強過ぎるし

ハンドメイドライフル

ヌカ・ワールドのレイダーが使うライフル。AKに酷似している。
かなり重めではあるが、高いDPSと広い改造幅を持ち、さらには反動も小さいという優れもの。
ヌカワールドレイダーの強さを支えている大きな要因。ヌカワールドレイダーの大半がこれを装備しているので、すさまじい火力を集団で叩き込んでくる。
パックスの持つこれはフルオートレシーバー、オペレーターズの場合はスナイパーバレルが取り付けられている。
ディサイプルズの場合はショートバレル化されており、性能的には劣るが射程が短いのでガンガン距離を詰める挙動をとってくれる。

自分で使っても勿論強力であり、並み居る敵を紙のように撃ち抜いていくことができる。
ただし、弾薬である7.62口径弾はヌカタウンUSAかレイダーの前哨基地でしか買えない。このため、常用へのハードルは高い。
連邦でも運がよければ伝説付きの個体が手に入ることはあるが、弾薬を入手するには一度はヌカ・ワールドに足を運ぶ必要がある。
敵としても味方としてもレイダー専用の武器ということだろう。
ヌカワールド入りさえしてしまえば、各種商人が潤沢に弾薬を売っているので確保には困らなくなる。

スプラッターキャノン

The Problem Solver

上記のハンドメイドライフルのユニーク品。どちらもレジェンダリは「猛烈な」(同じ敵を攻撃するごとに攻撃力上昇)。
スプラッターキャノンはヌカタウンUSAのマーケットで、The Problem Solverは上記のとおりメイソンとのスピーチチャレンジでそれぞれ獲得できる。
「猛烈な」は本来近接武器にしかつかないレジェンダリだが、ヒット毎の攻撃力上昇が銃火器のレートで発生するため、異常な火力をたたき出す。
Fallout4全体でみてもぶっちぎりの壊れ武器であり、なんと強敵と名高いマイアラーククイーンですら易々と沈める。
もちろん1発目には補正が乗らないが、そもそもハンドメイドライフル自体がかなり高性能なので集団戦にも対応可能。
Fallout4で最強の武器は?という議論になると必ず話題に上るほど。

ディサイプルズ・ナイフ

ディサイプルズの扱うナイフ。
高い攻撃力を持ちながら、攻撃速度が「FAST」とスイッチブレード並みの速さを持つ。
ルート次第では「扇動」レジェのついたこの武器をもらうこともでき、ビルドにもよるがVATSで敵をズタズタにしていける。
マーケットでは「痛打」つきの「スロートスライサー」も購入でき、こちらはこちらで汎用性が高く強い。

末路結末



ところでボス。新たな項目が追記・修正を求めている。

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最終更新:2023年08月09日 09:02

*1 PA胴体部分の正規オプションにも全く同じ能力を持つものがあるがそれとは別個であり、併用も可能