わらしべイベント(ゲーム)

登録日:2020/06/28 Sun 03:30:33
更新日:2024/03/18 Mon 20:22:38
所要時間:約 21 分で読めます




ここでは、ゲーム作品における「わらしべイベント」を紹介する。

概要

昔話の「わらしべ長者」に由来する特定のイベントの俗称。
使い道のよくわからないアイテムからスタートし、ひたすら交換を重ねていくことで最終的にここでしか手に入らない激レアアイテムが手に入る……というもの。

大抵はサブイベント扱いであり、攻略は必須ではないが、最終的に手に入るアイテムは終盤まで通用するような強力なものであることが多く、利用価値は高い。
逆に縛りプレイやタイムアタックでは無視されることが大半だが……。

昔話の「わらしべ長者」とは違い、「交換すればするほど価値が上がっていく」というようなこともあまりなかったりする。

ちなみに、ゲームではなくリアルわらしべイベントをやっている人も時々いる。
テレビ番組では「人間観察バラエティモニタリング」で実施されているのが有名。

わらしべイベントの登場する作品

ゼルダの伝説シリーズ

シリーズおなじみのイベントの一つだが、登場しない作品も多い。
最終的には非常に希少なアイテムが手に入ることが多い。

ヨッシー人形 →リボン→ドッグフード→バナナ→ぼうきれ→ハチの巣→パイナップル→ハイビスカス→ヤギの手紙→ホウキ→つりばり→ピンクのブラジャー(ネックレス)→人魚のウロコ→ 見通しレンズ →(ブーメラン)

初登場。そして、シリーズでも珍しく 攻略必須
一応、必須なのは「ぼうきれ」を入手する段階までなのだが、最後の「見通しレンズ」を手に入れておかないとラストダンジョンの攻略方法がわからない。
事前情報で知っていれば特に入手する必要はないのだが……
少しわかりづらいのは、「つりばり」を使う場所だろう。明確なヒントがあまりなく、ステージを隅々まで探さないと気付きづらい。*1
また、「ヤギの手紙」を渡す相手であるライトの家も、あまり赴く場所ではないのでピンとこない人が多いかもしれない。
途中段階の「ピンクのブラジャー」は、なぜか海外版・switch版では「ネックレス」に変更されている。理由は お察しください
しかしswitch版は「人魚のウロコ」をもらう(1枚剥がす)際にボイスやリアクションがついた分余計にエロくなっているとの意見もある。またこれ以外にも本作のリンクは万引きしたりマリンとのデートにチャンスと喜んだりやたらフリーダムである

最後にカッコでくくっている「ブーメラン」は、見通しレンズと直接交換するアイテムではないが、それがないと手に入らないアイテム。
作品によっては最序盤で手に入るようなおなじみのサポートアイテムだが、今作ではほとんどの敵を一撃で倒す最強の攻撃アイテムと化している。*2
まあこのあたりは一連のイベント最後のボーナスアイテムとして意図的に強くされた、といったところだろう。

こども時代と大人時代で別々のイベントがある。

こども時代
キータンのお面 →ドクロのお面→こわそなお面→うさぎずきん→ まことの仮面

こども時代のわらしべイベント。ただし少々特殊で、城下町の「お面屋」からお面を「借りて」それを欲しがっている人に「売って」代金をお面屋に納めることで次のお面が解放される、という仕組み。
最初のキータンのお面を除き、渡す相手は基本ノーヒント*3なので難易度はやや高めか。特にうさぎ頭巾を渡す相手であるマラソンマンを捕まえるのが大変。
マラソンマンの出現条件が「正規・バグ問わず精霊石を3つ揃えること」*4なので初見はなかなか気づけない。
またドクロのお面は値切られるので、他の手段でルピーを補わないとお面屋に叱られる。
ただ、最終報酬であるまことの仮面は「各地のゴシップストーンからヒントを聞ける」「森のステージでデクの実の所持数を増やしてもらえる」*5というだけの効果しかないので、無理に進める理由もあまりない。
むしろ、ウサギずきんをマラソンマンに売った時にサイフがカンストする程もらえるルピーが最終報酬と言えるかもしれない。
同時にゴロン、ゾーラ、ゲルドのお面も解放されるが、こっちは『ムジュラの仮面』と違い一部相手との会話内容が変わるだけの完全なオマケアイテム。
ただ、お面の中にはかぶるとキースやグエーに襲われなくなるドクロのお面や、ハイラル平原のスタルベビーの出現を防ぐウサギずきんなど有用な物もあるので進めておいて損はないだろう。

大人時代
ポケットタマゴ →てのりコッコ→コジロー→あやしいキノコ→あやしいクスリ→密猟者のノコギリ→折れたゴロン刀→処方せん→メダマガエル→特製本生目薬→ひきかえ券→ ダイゴロン刀

大人時代のわらしべイベント。非常に長い上に、途中制限時間の絡むアイテムもあるので、難易度は高い。その代わり、渡す相手についてはわかりやすいヒントがあるので、その辺りで迷うことはあまりないはず。
最後にもらえるのは、最強の威力を誇る大剣。詳しくはダイゴロン刀を参照。

月の涙 →土地の権利書→沼の権利書→山の権利書→海の権利書→ 200ルピー (ハートのかけら×5)

ムジュラの仮面でも登場。しかし見ての通り、えらく簡素に縮小されてしまった。
渡す相手も、各地のアキンドナッツで固定でありバリエーションに乏しい。
イベントの流れとしては、各地のアキンドナッツが自分のデク花と引き換えに他の土地に引っ越したがっているため、それぞれの欲しがっている権利書を引き渡す……というもの。
最後にもらえるのは単なる現金だが、各権利書を貰う段階でそれぞれのデク花からハートの欠片を獲得できるため、実質これが報酬。
また、最初の「土地の権利書」は最初の3日間ではゲームを進めるために入手必須(これがないとデクナッツリンク状態で時計台の上に上がれない。通常リンクに戻った後なら必要ない)。

それと、「土地の権利書」は一番簡単に用意できる「紙」アイテムなので、紙を欲しがっている某所の人物に渡すアイテムとしては一番適切。ただし、これをやるとその3日間内でイベントを完結させることができなくなるので注意。

大地の章と時空の章、双方にわらしべイベントがあり、最終報酬は剣のレベルアップ。

大地の章
コッコずかん →ブキミドール→鉄のナベ→ヨーガンスープ→ゴロンつぼ→サカナ→メガホン→キノコ→きぼりのハト→キカイあぶら→ちくおんき→ ホワイトソード(マスターソード)

大地の章では、渡す相手にマロン、インゴー、タロンと牧場組が関わっている。
最後の蓄音機でデクナッツから剣のレベルアップ条件を聞くことができる。
それ故に、やり方を知っていればイベントを無視して剣の強化までいけるため、必須イベントではない。
ただし、イベントをこなしていないと、クリア後に合言葉を言ってアイテムなどをもらうイベントが行えないので、その場合はこなす必要がある。

時空の章
ポウのとけい →レターセット→ニオイぶくろ→デリシャスおにく→わんこのおめん→鉄アレイ→げひんヒゲ→大ウケするネタ→おセンチえほん→まほうのオール→海のウクレレ→おれた剣→ ホワイトソード(マスターソード)

時空の章では、渡す相手にポストマン、ママム・ヤン、お面屋とムジュラの仮面出演陣が関わっている。
大地の章と違い、こちらは剣のレベルアップをしたければ最後までこなすことが必須であり、最後の折れた剣をリペアのワナ儀式によって復元するミニゲームをすることになる。
やはり、こちらもクリア後に合言葉を話してアイテムをもらえるキャラがいるため、状況によっては必須となる。
なおレベル6ダンジョン「人魚の洞窟」に入るためにゴロン族内でのミニわらしべイベントがあり、

トク上カルビ岩 →ゴロンつぼ→タフゴロン2001→(ミニゲーム)→ ふるいにんぎょのカギ
と、
ヨーガンドリンク →しょうかいじょう→(ミニゲーム)→ にんぎょのカギ
の二つ。両方ともそれぞれの時代で人魚の洞窟に入るためのアイテムである。

見えない服? →望遠鏡→警備員の手帳→マロン→ 剣士の巻物 (大回転斬り)

あまり段階は多くないが、本作にも登場。北東→北西→南東→南西と順番に回ればいいのでわかりやすい。
最後まで進めるとおなじみの大回転斬りを習得できる。
また、このイベントの後、最初に訪れた北東の船にもう一度行くと「懸賞ハガキ」がもらえ、これを投函すると以降時々プレゼントが届くようになる。

ロックマンエグゼシリーズ

『4』以外の全作で登場。なぜ4だけないのかはよくわからない。
基本的に、チップを手に入れて交換を繰り返すことで最終的に激レアなチップになる…というパターンだが、 ぶっちゃけ途中段階のチップの方が強い ケースが多々あり、プレイヤーを迷わせる。
また、コードも一致していないとダメなので他の手段で手に入れたチップで代用したい場合注意。

  • ロックマンエグゼ
ダッシュアタックG→パネルリターンH→ブレイクハンマーM →パネルアウト3S →バスターボムD

ダッシュアタックはキオルシンからの入手。最後に手に入るバスターボムはバスターがミニボムになるレアチップ。
途中に手に入るチップにあまりレアなものはないので、素直に最後まで交換していいだろう。

  • ロックマンエグゼ2
インビジブル1*→エスケープN→ブレイクハンマーZ→シルバーフィストV→ビッグボム*→おねえさんのフォルダ

最初のインビジブル1はゴースラーの高ランク討伐報酬で、ここから少し難易度が高め。
最後に手に入る「おねえさんのフォルダ」は チップ30枚フルセット という超豪華報酬。
しかし、その前段階の「ビッグボム*」も、非常にレアな*コード持ちなので利用価値は何気に高い。
二者択一の悩ましい選択を迫られることになる。
エグゼ2の仕様を利用すればいくらでも量産できるのは内緒。具体的には最初の交換をクリア直前まで我慢すること。

  • ロックマンエグゼ3
バブルショットC→ワイドソードC→リカバリー120S→ダイナウェーブV→スチールパニシュK→ゼウスハンマーZ

最初のバブルショットはエビロンから普通に手に入るのでさほど面倒ではない。
ゼウスハンマーは、敵味方問わず大ダメージという使いにくい効果で、使い勝手は良くない。ただ、前段階のスチールパニシュもレアではあるが、上位互換のスチールリベンジがあり交換を躊躇うほどの希少価値はないので、交換していいだろう。

  • ロックマンエグゼ5
ヘビーゲージ*→スーパーキタカゼ*→スチールリベンジF→ワラニンギョウT→カワリミ*→ダークインビジI

最初のヘビーゲージはエンドエリアの戦闘中ミステリーデータからの入手。
歴代わらしべでも特に報酬が物騒で、なんと ダークチップのダークインビジ が手に入る。
ぶっちゃけ、ダークチップは通常の攻略ではデメリットの大きさから手を出しにくく、そもそもダークインビジはコード*をナンバートレーダーで入手できるため、直前のカワリミ*の方が無難に使いやすいこともあってここで止めておくプレイヤーもちらほら。
というか、ダークインビジそのものが「ロックマンが無敵になるが、暴走して勝手にチップを使いだす」という使いにくい効果でダークチップとしても正直……な部分がある。
ただし、通信対戦では話は別 。詳しくは究極攻略シリーズ参照。

  • ロックマンエグゼ6
エナジーボムK→ダブルシュートC→ハイブーメランV→スチールリベンジI→ビッグボムO→ジャスティスワンJ

エナジーボムは学校1-1の電脳で手に入れる。
最後に手に入る「ジャスティスワン」は、4のラスボス「デューオ」の拳を飛ばして攻撃するメガクラスチップ。
「スチールリベンジ」や「ビッグボム」など以前のシリーズのわらしべで登場したチップがいくつか混ざっているのが印象的。

マリオストーリー

わらしべ、というか単に手紙を連続で配達していくだけなのだが。
ステージ2で「パレッタ」を仲間にする際、一緒に拾った3通の手紙の中に「クリパパへの手紙」があり、これをクリパパに渡すとイベントスタート。
手紙を渡す度に次の人、次の人と連続で手紙が渡されていくので、あて先まで届けていく。
と言っても、特に制限時間のようなものはない。というか、ステージ7まで進めないと完結しないので特に急ぐ必要はない。
全部で13通もの手紙を介するかなり長いイベントだが、渡す相手のヒントはちゃんともらえるので、ストーリーの進行に合わせて進めればさほど苦労はしないはず。
最後にはクリパパのところに戻って来て「ケッコウラッキー」のバッジがもらえる。一定確率で敵の攻撃をかわす激レアバッジである。

ちなみに、没データに「テンバーへのてがみ(2通)」「ゆきぐにへのてがみ」という謎の手紙があり、並び順からしてこの一連のイベント関連の手紙と思われるのだが、詳細は不明。
特に「テンバー」は作中に名前すら登場しないので、謎の人物になっている。

スーパーペーパーマリオ

しきし→サイン入りのしきし→れいのもの*6トレーニングマシン→水晶玉→どこかの家のカギ→ぴっキョローン

しきしを貰う前にも何度か頼まれ事をこなしに行ったら別の事を頼まれるというお使いイベントの連鎖。というか序盤からこの面倒なお使いイベントなどと言われるし中盤にはマリオたちも「またか」という顔をしている。

トレーニングマシンの形状がどう見てもアレだがどこをトレーニングするのかというとどう考えても脳トレです本当にありがとうございました

報酬のぴっキョローンは特定のブロックを消せたり呪いを解いたりできるが結構使いどころが限られる。あとオマケ要素だがジャンプ時の効果音が変わったりもする。ところで他人の家に不法侵入してフェアリンを連れ出しているのはそれでいいのか勇者

ペーパーマリオ オリガミキング

ストロー → 手裏剣 → (シュリケン道場および景品の解禁) → サインボール → 骨 → (忍者屋敷KARAKURIへのルート解禁) → 屋敷内でルイージ救出、OEDOランドのマスターキー入手

OEDOランドで発生するイベント。
行方不明になったOEDOランドのマスターキーを探しているうちに、ひょんなことからストローを貰い、それを場内で困っている人たちと次々に物々交換をした末にマスターキーまでたどり着く、というのが顛末。
OEDOランド内で完結するわらしべイベントであり、フィールドが狭く、最後の忍者屋敷以外は戦闘が発生しにくいことから、イベント自体は比較的安全にこなせる。それより、途中で挟まるミニゲームを体験させるのがメインと言えるだろう。
ところで、この肝心の鍵が紛失した理由が ルイージが勘違いで鍵を持ち出してしまったから なので、ルイージがそれさえ起こさなければ最初から鍵を入手で済む話だったのだが……。

ちなみに、ストローは本来は麦の藁のこと、すなわち「偶然入手したストロー(わら)が出発点」というのは、まさしくわらしべ長者そのもの。
おまけに終着点が「屋敷」であるという点も、元祖となる「わらしべ長者」と一致している*7

マリオ&ルイージRPG4

ネムルーゴのぬいぐるみ→めずらしいフルーツ→ヨッシーのたまご→ピーチ姫の写真→いせきブック→マメラ女王のブロマイド→ひろったカメラ→マクラノリング→1UPキノコ、ハートマメDX、マケンキウェア、ゲンナリハンマー

報酬は微妙だが、 全て序盤の街であるメザメタウン内で完結する のがありがたい。
この段階では、武器防具共にそれなりに優秀だし、1UPキノコやドーピングアイテムであるハートマメも普通に嬉しい。
ただ、ヒントを頼りに自力で探す必要はあるので、少し考える部分はある。まぁ街内で完結するので最悪しらみつぶしでもなんとかなるが……。
必須イベントではないが、ぬいぐるみと一緒にアタックピースも同時に貰える為、コンプリートを目指す場合は話しかけるだけでもしておいた方がいい。

ロボットポンコッツ

ギャルル →トリペル→プリースト→ドクロイド→オヤカタ→スタンド→ボイラース→ウーマンボ→オネダリ→ヘビータ→バーナー→ストーン→ドライバル→コンボイル→マッドソン→ カスタムロボポン

「ガールズ8」という8人組の女の子とロボポンを交換していく。最初のギャルルは自力でゲットする必要があるが、あとは順番に渡していけばOK。ちなみに同じ相手で二周する(ウーマンボの後、最初の一人に戻る。最後のメンバーは二周目にしかいない)。
なお、途中のロボポンは他の手段で入手したものでも大丈夫だが、 直前の相手のイベントを終えていないと受け取ってくれない ので注意。

ストーリーさえ進めれば難易度はあまり高くないが、最後に手に入る「カスタムロボポン」が 完全にチートクラス の能力を持つことで地味に有名。
カスタマイズができない「ブート族」に分類されているのが欠点だが、そんな欠点をものともしない超性能のパーツとソフトを装備しており、ステータスの成長度も非常に優秀。
ソフトの関係上、一部の相手に苦戦することを除けばほぼ「コイツ一人でいいんじゃないかな」状態である。

ポポロクロイス はじまりの冒険

ハンカチ →えんぴつ→アメ玉→手ぬぐい→サンドウィッチ→腕輪?→カナリシア大砲の模型→オカリナ→古ぼけた鍵→ 竜王の牙

最初に手に入る「ハンカチ」はお城のナルシアから貰える。
最後の「竜王の牙」は全ステータス向上に加えて、敵出現率が低下する優秀なアクセサリーだが、このイベント、非常に悪質なことに 全ての進行段階が期間限定
しかも、「シナリオを進めないと達成できない段階」もあるので、「もうこの段階ではこれ以上進められないだろう」とシナリオを進めて見落としてしまう可能性が結構高い。
一段階でも飛ばしてしまうと、そのデータでは二度とコンプリートができなくなる、というサブイベントとしては致命的な問題点がある。
一応、「敵出現率低下」以外は「英雄証明書」の下位互換なので、戦力的にはそこまで響かないのが救いだが……でもこのゲーム敵出現時のローディングがやたら長いから快適性には大きな差が出る
どうでもいいがこのゲーム、メインシナリオ以外のまともなサブイベントはこれぐらいしかなかったりする……。

ファイアーエムブレム 風花雪月



カトリーヌシャミアの依頼から始まる、「白と黒の砥石」を巡るわらしべイベント。
最初はそのへんに落ちている「紋章学の謎の書」を拾い、他のキャラと物々交換を繰り返していくことで砥石を入手し、
彼女たちのどちらかへ渡すことになる。

報酬として手に入るのは銀の剣/弓のどちらかと、玉鋼2個、刃物用の砥石1個、名声200Pt。
この時点では貴重な銀の武器が目玉だが、前データから引き継いでプレイしていれば既に店で買えるようになっていると思われ、
他に貰えるアイテムもそう貴重なものではないため、周回プレイ時に面倒ならばスルーしてしまっても可。

ちなみに、それぞれのアイテム名は歴代シリーズのタイトルがモチーフとなっている。
そして、最後には選択によって結末が変わるのも元ネタ通り。
そちらと比較すればほんの些細な変化だが。

がんばれゴエモン3 獅子重禄兵衛のからくり卍固め


(江戸時代編)真っ赤な鼻緒→謎の豆→畑 /(未来編)風邪薬→デリシャス・ドッグフード→いかしたお守り→レモン→きゅうりの種→バイオきゅうり→暗号プレート×3

そのものズバリ「わらしべイベント」と銘うたれているイベント。
江戸時代編と未来編で2つあり、未来編のほうは攻略に必須。
江戸編で手に入れた畑が、未来編でバイオきゅうりを入手するのに役立つというタイムスリップを活かしたギミックがある。
ただし畑を手に入れていなくてもお金を払えばレンタルできるのでハマる心配はない。なのでレンタル料が惜しくなければ江戸編は無視しても構わない。

該当キャラは大抵「○○が欲しい」と何かを欲しがるセリフを言うのですぐわかるが、
「そのアイテムをどこで入手してくればいいのか」や「代わりに受け取ったアイテムを次はどこへ持っていけばいいのか」に関してのヒントは無いので若干難しい。
まあもともと「わらしべ長者」はそういう話なのである意味正しいのだが。
とはいえ渡す相手は基本街の住民で、街をくまなく探索していれば自ずと進められるようになっている。

最終アイテムは重要なイベントアイテム「暗号プレート」の最後の3枚。
ゲーム全編を通したイベントに相応しい報酬ではあるが、敵拠点を攻略して1枚1枚集めてた重要なアイテムが
急に3枚まとめて集まるという尻すぼみ感は本作の問題点の一つでもある。
しかしそれにはゴエモンらしくとんちの効いた理由付けがされており、地道な苦労が思わぬ決め手に結びつく展開はなかなか小気味良い。*8

スーパーロボット大戦Z


シルバーアクセ→化粧道具→花束→鋼の魂
トカゲのくんせい→納豆→大トカゲのくんせい→勇者の印
ray=out創刊号→サイン入りディスク→レアなウィール→ハロ
ホンコン土産のビデオ→エマーン土産のペナント→チラム製のバイク→堕天翅の翅

様々な時空が混ざり合う多元世界らしいわらしべイベント。
多数の作品がクロスオーバーした果てに強力な強化パーツが手に入るのが特徴。
ただし、全て男主人公限定であり、かつルート限定のものも多い。

巨影都市

巨大エメラルド(6000万円)→第2すきま荘(1億円)→ヒヤシンスソフト(5億円)→宮都シネマ(10億円)→レストランテ・ミヤト(15億円)→エビネ出版ビル(20億円)→ビーチリゾート(60億円)

ゲーム本編とは全く関係のない不動産のわらしべイベント。宝石店で火事場泥棒をしている女性に優しくすると譲ってもらえる巨大エメラルドからスタート。
本作のわらしべイベントは該当物件を所持しているだけでは意味が無く、ゲーム内のあちこちにいる買い取り屋に売却して現金に換え、その金で次の物件を購入するという形になる。()内が売却金額かつ次の物件の購入金額。
この仕様のためにイベントを完遂しようと思ったら折角の大金を迂闊に使うことができず、また完遂したところで このゲームにそんな大金は必要ない *9という完全なネタイベントである。

物件を購入する際、売り主との会話で適切な回答をしないと売却金額が下がってしまい、イベントが打ち止めになる。

龍が如く2/極2

ヒップホップCD→高級万年筆→ハイブリッド長靴→ダンスシューズ→イタリア製リング(2)
マイケル直哉の自主制作CD→シックな万年筆→女性向け高級ブーツ→ピンクのマフラー→スイス製高級時計(極2)

サブストーリー『わらしべ伝説1~4』にて。
2では全身の毛穴が嫌悪感から痛烈な悲鳴を上げそうなほど下手なヒップホップ歌手のCDを引退時に受け取るところからスタート。
神室町を舞台にした小説を書こうとしている小説家の万年筆と交換し、建築作業員のハイブリッド長靴と交換、
そして酔っ払った女性ダンサーが間違えて渡してしまった大事なダンスシューズとハイブリッド長靴と交換して取り戻して終了。
お礼にイタリア製リングを受け取ることができる。

極2では万年筆までは同じだが、コスプレイヤーのブーツと交換。
そして、亜天使で飲んでいる女性が酔っ払って渡してしまった大事なマフラーと(コスプレイヤーが何回か履いていたので)暖かくて女の香りがするブーツをホームレスと交換して取り戻す流れになっている。
最後には亜天使で飲んでいる女性が元彼から貰ったスイス製高級時計を譲り受けることができる。情念で祟られそう。
あと、本当にどうでもいい部分だがマイケル直哉が「養蜂場のインストラクターを目指す」から、「ぶどう農園を継ぐ」と変わっている。

神室町のあちこちを駆け回ることになるが最終的に全身の毛穴が嫌悪感から痛烈な悲鳴を上げそうなほど下手なヒップホップ歌手のCDが高級アイテムに変わるところは共通。

極2でなぜ内容が変わったのかは謎だが、
『建築作業員にそのまま万年筆を渡してしまう』『いくら酔っ払っていたからといって自分の履いている靴を渡すか』
という点が疑問視されたためだろうか。

龍が如く4 伝説を継ぐもの


タバコ→腹痛用の薬→(おしゃれなボールペン→腹痛用の薬→)コンサートのペアチケット→名刺→高級そうな時計

秋山のサブストーリー『リトライ』にて。
4では秋山がかっての弟子・塩原と再会するところからスタート。
失敗続きで落ち込んでいたが、秋山の計らいで再度スカイファイナンスのテストを受けることになる。
テストの内容は「タバコ1本を1時間の間にどれだけ高価なものに変えられるか(質屋で判定する)」
まずはヤクザが持っていた腹痛用の薬と交換。
続いて漏らしかけている落ち着いた中年に渡して、会社が企画したコンサートのペアチケットを貰う。
今度は「銀嶺会」のセレブに渡して危機を救い、名刺を受け取る。
実は名士中の名士の社交クラブだった「銀嶺会」の名刺を名士になりたがっている男に渡し、高級そうな時計と交換して終了。

秋山が交換してきた高級時計はよく使用されていたものだったので質屋の鑑定額は98万円。
塩原が交換してきたものも偶然にも超高級時計だったが、同鑑定額は90万円であり、惜しくも負けてしまう。
良い勝負だったが負けは負けと語り、気力を取り戻したのかどこか晴れやかな表情で神室町を去ろうとする塩原。
だが、秋山は街のニーズを探り、答え続けた形になる塩原の商才を評価し、「以前に500万円を返した際に強引に渡してきた1000万のお釣り」として500万を投げ渡すのだった。
「自分の弟子が本来ありえないはずのスカイファイナンスの二回目の客第一号なんて、みっともないじゃない」と語る秋山に塩原は「頑張ります!」と答え、天下一通りのアーチを境に二人は別れ、サブストーリーは完結する。


実は漏らしかけている落ち着いた中年以外にも悶える青年にも腹痛用の薬を渡すことができる。
その場合は実は人気モデルだった青年がデザインしたボールペンと自称・音楽家の男が持っていた腹痛用の薬を交換することになる。ふりだしに戻る。建築作業員といい神室町ではペンを貸すと持っていかれてしまうのが定番なのだろうか。
そして、落ち着いた中年に戻ることになるが時間経過については謎。(正規ルートでも意外と余裕があったのかもしれないが)

こちらはアイテムは手に入らず経験値入手のみだが、秋山の人を見る目の確かさの証明と気持ちが良い結末が待つ爽やかなサブストーリーになっている。
やたらと漏らしそうな人が居て、過程があんまり爽やかじゃないのは気にするな。

ザ・スクリーマー

大昔のダンジョンRPGではあるが、わらしべイベントがある。
最初、あるスクリーマー(同業者)からあるカードをもらい、それを他のスクリーマーと交換していくと、最後に伝説のスクリーマー『サムライ』から最強の武器をもらえる。

ぞくぞくヒーローズ

もくぎょ→ブライトシール→月のいし→プラチナ→ダイヤ
ヒーロー「ダイヤモール」に変身するために必要なダイヤはデパートで買うこともできるが、99990円とリアルで気の遠くなるお値段。
だがこの交換を経れば木魚代の1000円で手に入る。
取り逃し要素の多い本作だが、これは月の少年に勝ってさえいれば第四章(ギャラジャック編)からいつでも可能。

追記・修正は交換を重ねてお願いします。

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最終更新:2024年03月18日 20:22

*1 もっとも、「神々のトライフォース」で、わらしべイベントではないが似たような場所でアイテムが入手できたので、その経験者なら気づける可能性は十分にあっただろう。

*2 Switch版では弱体化している

*3 お面をかぶって町人に話すとヒントを言うNPCはいる

*4 3DS版含む多くの攻略本では「時のオカリナを入手後」とあるが間違い。精霊石を揃える時期的に巨人のサイフが取れるタイミングなので、サイフの恩恵を受けやすくするための条件だと思われる。

*5 3DS版以外のバージョンでは下記の大人時代のわらしべイベントで密猟者のノコギリを入手すると増やせないバグがあるので注意。

*6 見た目はどう見てもCD。

*7 元祖のわらしべ長者は、最終的に屋敷を手に入れて終わる

*8 最終的に8枚集めた暗号プレートで「なきっつらにはち」ということわざを完成させるのだが、バイオきゅうりを欲しがっているカッパの「キハチ」から交換でもらえる暗号プレートはキハチが表札として使っていた【き】と【は】と【ち】のプレートになっている。

*9 普通にクリアするだけなら最初の6000万ですら多すぎる。